Harryです。こんにちは。

フォノアンプをRIAA専用のM2TECH Nashから、EQカーブを変更できるJoplin Mk3にバージョンアップして9ヶ月程経ちました。
レコードに合わせてEQカーブを適正化すると、音質が激変するので、Joplin Mk3を愛用しています。

ただ、Joplin Mk3の電源にはとても不満で、付属の電源ケーブルからアコリバの電源ケーブルにはリケーブルできない構造になっています。

Nashには、Van der Graaf Mk2 JP EditionというDC電源ユニットが別売で用意されており、DCケーブルに4ピンのXLRケーブルを使用する特殊な作りなのですが、4ピンのXLRケーブルをTripleC/EXでKさんに制作いただいて、これを使用して、NashとVan der Graaf Mk2 JP Editionを繋ぎ、Nashの音質の劇的な向上を達成しました。

Joplin Mk3もVan der Graaf Mk2 JP Editionに繋げられるとアコリバ電源リケーブル化ができるのですが、しかしながら、Van der Graaf Mk2 JP Editionは4ピンのXLRケーブルを使用するタイプなのでJoplinには使用できないのです。

諦めきれず、Kさんに相談したところ、4ピンのXLRケーブルのピン配列（どのピンが、+15V/-15V/+5V/GNDか）と、Joplin Mk3のDCプラグの内径と外径の極性が分かれば、Van der Graaf Mk2 JP EditionとJoplin Mk3を接続するDCケーブルが製作できるかもしれないとのことでした。

そこで、M2TECHサポートに粘り強く交渉して、本国にも確認をとって頂き、時間はかなりかかりましたが、幸いにも回答を頂けて、Kさんに専用のDCケーブルをTripleC/EXで製作していただきました。

そのケーブルをVan der Graaf Mk2 JP EditionとJoplin Mk3に繋げて、Joplin Mk3が正常に起動してきた時はガッツポーズをとりました。

Joplin Mk3の電源のVan der Graaf Mk2 JP Edition＋アコリバ電源リケーブル化により、音質は激変しました。
S/N比が劇的に向上しました。
それにより、今まで聴こえなかった音を認識できるようになり、音数が増え、空間性や音の定位、艶や響き、無音時の静寂性が大きく向上しました。

このようなカスタマイズに応えてケーブルを製作して下さるメーカーをアコリバの他には知りません。
Kさんには感謝の言葉も見つからない程です。

Joplinを愛用されている方も多いと思いますので、是非、Van der Graaf Mk2 JP Edition＋アコリバ電源リケーブル化を試して見てはいかがでしょうか？

きっと満足頂けると思います。

Harryさん、こんばんは！

可変フォノイコが素晴らしい躍進を遂げられたようですね！
紆余曲折と熱心なお気持ちが功を奏して良かったです。
おめでとうございます！

僕も管理人Kさん宅でRIAAカーブでは再生に適していないアルバムを数枚聴かせていただき、EQカーブの非統一を実感した者です。

僕もアナログ聴取はやるにはやりますが、MMとアンプ内蔵フォノイコで満足してしまっていて、EQカーブはおろかMCに移行も出来ていません。
2M Black LVB250でMM最高峰を決め込んでいますが、この先の探求はまだまだ先です。

それより欲しいアコリバ製品をたっくさんあるからです笑

さて、イタリアのM2TECHなるメーカーも初耳でしたし、ADCでEQカーブを変える技術というのも初めて知りました。
しかも、これほどの機能にかかわらず そんな高額なフォノイコではないことも興味深いです。

これは何かMC移行後の楽しみが増えてきました。
電源ケーブルについても管理人Kさんがいらっしゃる限り大丈夫ですし。

貴重な情報をいただき、ありがとうございます！

あじなめろうさん

返信下さり、誠にありがとうございます。

>これほどの機能にかかわらず そんな高額なフォノイコではないことも興味深いです。

そうなんですよね。可変EQカーブのフォノアンプは高額なものが多く、私も何とか手が出せたのがJoplin Mk3になります。
Joplin Mk3はEQカーブをアナログ回路でのカーブ近似値ではなく、デジタルによるEQカーブに完全合致させてくれるので、画期的なアイデアですよね。
クラシックをメインに聴いているので、TELDECカーブがないのはとても残念ですが、コストパフォーマンスはとてもいいと思います。
（いつの間にかM2TECHのHPでは生産完了製品になっているようなので、流通在庫のみみたいです。もしご興味おありでしたら、お早めに）

Joplin Mk3を導入するにあたり、気がかりとしては、ADCになるので、折角のアナログを途中でデジタル化してしまうので、アナログの良さが減退してしまうのではないかと一抹の不安はありました。

しかしそれは杞憂でした。SACD/CDも聴きますので、良質なDACがあれば、DACでアナログとデジタルが1本化でき、自分が追い求めてきた同じ音質の傾向の延長線上で、アナログとデジタルの両方の良さが具現化できたので、私としては大変満足しています。

Joplin Mk3って、RCAフォノ入力兼アナログ入力になっていて、MMもMCもライン入力も同じRCAで受ける形になっているのですが、Gainと負荷抵抗は設定できるのですが、負荷容量を設定するメーターとかDIPスイッチとかがないんですよね。
製品HPにも低ノイズの謳い文句がなかったり、フォノアンプの高音質な回路をアピールしてなかったりで、フォノアンプというより、ADCに重きが置かれている製品のようにも感じて、フォノアンプとしての品質ってどうなんだろう？と思っていました。

以前ハムノイズに悩まされて、原因はフォノケーブルが電源タップの真上を通っていたこととアースの取り方が不十分だったことだったのですが（幸い対策したら今はハムノイズは全くなくなりました）、その時にKさんに相談したら、JoplinのオペアンプはS/N比が悪いところが欠点とおっしゃっていました。

同じRIAAのレコードをNashと比較試聴すると、確かにJoplinがS/N比が劣ることが分かりました。
オペアンプじゃ対策できないなあと諦めていたのですが、でも今回、Van der Graaf Mk2 JP Edition＋アコリバ電源リケーブル化したら、S/N比が大きく改善したので、電源周りもノイズ面で大きく悪さしてたんじゃないかと思いました。

>それより欲しいアコリバ製品をたっくさんあるからです笑

おっしゃる通りですね、優先順位ありますもんね。私もアナログをメインに聴くのでアナログ環境のケーブルのTripleC/EX線材交換バージョンアップを最優先にしていました。

タイミングが来たら、是非MCカートリッジや可変EQカーブのフォノアンプにもチャレンジしていただけると、また違う景色が見えてくることと思います。

>貴重な情報をいただき、ありがとうございます！

とんでもないです。こちらこそ、あじなめろうさんの投稿いつも参考にさせて頂いています。
こちらこそ引き続き、どうぞよろしくお願い致します。

Harryさん、こんばんは！
お返事いただき、ありがとうございます！

>Joplin Mk3はEQカーブをアナログ回路でのカーブ近似値ではなく、デジタルによるEQカーブに完全合致させてくれるので、画期的なアイデアですよね。

そう！そこですね！
若い時からフォノイコの合致って（ハードもソフトも両方で）個体差があって、正確なイコライジングが成されないこともあるのではないだろうか？という素朴な疑問があったのです。

>フォノアンプというより、ADCに重きが置かれている製品のようにも感じて、フォノアンプとしての品質ってどうなんだろう？と思っていました。

この価格ではおそらく厳しいのでしょうね。
オーディオのコストってデジタル回路よりアナログ部のS/N向上に掛かる部分はウン10倍〜100倍あろうかと思います。
そうなると、販売価格にもう50万円プラスしないと無理なのでしょうね。

>でも今回、Van der Graaf Mk2 JP Edition＋アコリバ電源リケーブル化したら、S/N比が大きく改善したので、電源周りもノイズ面で大きく悪さしてたんじゃないかと思いました。

ボクの日頃の投稿でも申していますが、電源ってオーディオシステムの中において完全に「支配的」です。
プロの料理人の基本が水や火加減であることと同様で、オーディオにとっては電源の質です。
しかし、管理人Kさんの手にかかれば、フォノ信号とデジタルクロックが同居しているJoplin Mk3のような難関も難なく解決してしまいます。

>私もアナログをメインに聴くのでアナログ環境のケーブルのTripleC/EX線材交換バージョンアップを最優先にしていました。

ボクが「今すぐMC化」のモチベーションがなかなか出てこないのが、MMが2m Black LVB250であることプラス、PC-TripleC/EX製シェルリード線absolute LEAD WIREを装着していただいたことで「超絶 一点豪華主義」になってしまったことです。

もちろん、MC化や可変EQカーブはボクの確たる指標の一つ。
いずれ必ず実現したいです！

>（いつの間にかM2TECHのHPでは生産完了製品になっているようなので、流通在庫のみみたいです。もしご興味おありでしたら、お早めに）

本当ですね！
M2TECH社のトップウイングさん取扱品がインテグレーテッドアンプだけになってしまっていますね！
これは困りましたね。中古ですぐ出回るような製品ではありませんし。

あじなめろうさん、こんばんは。
返信下さり、誠にありがとうございます！

>ボクの日頃の投稿でも申していますが、電源ってオーディオ
>システムの中において完全に「支配的」です。
>しかし、管理人Kさんの手にかかればフォノ信号とデジタル
>クロックが同居しているJoplin Mk3のような難関も難なく
>解決してしまいます。

おっしゃる通りですね。全く同意です。
機器の上流の電源対策の重要性と劇的な効果を痛感しています。

Kさんに相談すると、一見実現不可能に見えることに解決策を示して下さり、アコリバリケーブルを実現できるので、更なる音質向上を実現でき、私も望外の喜びをいつも頂いています。

>MMが2m Black LVB250であることプラス、PC-TripleC/EX
>製シェルリード線absolute LEAD WIREを装着していただい
>たことで「超絶一点豪華主義」になってしまったことです。

やや何と、absolute LEAD WIREを導入されているのですね。
私のトーンアームはストレート型でヘッドシェルを取り付けることができないので、absolute LEAD WIREは導入不可なのです。
リード線がTripleC/EXって、ほんと羨ましいです。
どれだけ凄い音質になるか想像できません！

Harryさん、お返事ありがとうございます。

>リード線がTripleC/EXって、ほんと羨ましいです。
どれだけ凄い音質になるか想像できません！

スレ違いになって恐縮でもあるのですが、
ボクが今年5月に投稿したこのYoutubeの結果が全てです。
シェルリード線で話題になっている工房、KS Remastaさんとの比較です。

https://youtu.be/Pn_Yb6KHDXg

あいにく課題曲は2曲ともJAZZですが、この違いをお分りいただけると思います。


>Kさんに相談すると、一見実現不可能に見えることに解決策を示して下さり、アコリバリケーブルを実現できるので、更なる音質向上を実現でき、私も望外の喜びをいつも頂いています。

リケーブルや他のアコリバチューンで、あらゆる帯域のノイズ対策、静電気対策、共振制御は「何をどうすれば解決するか」を管理人Kさんは瞬時に的確に判断されるようです。
それを僕も間近で幾度か拝見しました。