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   [00-06]アナログレコード
     EQカーブは難しい
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投稿者 スレッド
Harry
投稿日時: 2025/1/31 22:22
長老
登録日: 2012/8/6
居住地:
投稿: 158
EQカーブは難しい
皆様こんにちは。Harryです。

レコードは奥が深いですね。自分のお小遣いの範囲で初期盤ものも集めていまして、最近、クレンペラーのベートーヴェン交響曲全集(フィルハーモニア)のBOX米国ステレオ初出盤(1961年)を安価に手に入れました。
英国ステレオ初期盤(ブルー/シルバー)をバラで全部揃えると30万円は軽く超える金額になるので諦めました。

レーベルはANGELで、製造は米国、リーフレットを見るとマスタリングはCapitol Recordsになっています。
しばらく、RIAAで聴いていたのですが、悪くはないのですが何となく大人しい演奏で少し違和感を感じておりました。

そこで、EQカーブをANGELにしてみたり、Capitolにしてみたりと色々試しましたが、なんかやっぱりしっくりくるものがなく、米国初出盤ではありますが、英国初期盤ではないので、こんなものなのかなと諦めていました。

でもなかなか諦めきれず、ネットで色々調べていたところ、WikipediaのCapitol Recordsに

1955年後半頃 英EMIによる買収が完了し、同原盤のレコードの発売を開始する。米の商標登録の関係で、クラシックのHMV、英コロムビア原盤は全てエンジェル・レーベルにて発売される。この措置は日本も同様。

という記載を見つけました。

そこで、もともとクレンペラーのベートーヴェン交響曲の英原盤は英Columbiaなので、もしかしたらと思い、EQカーブをColumbiaにしてみました。

すると音の鮮度や厚み、響き、艶など段違いでEQカーブはColumbiaが正しいことが判明しました。

EQカーブは探し当てるのが難しいですね。
色々試して、自分の耳で確かめていくしかないという出来事でした。

(追伸)
英バラ初出盤は1958〜1962年で、BOXの米初出盤は1961年なので、数年しか変わらないので、幸いにBOXの米初出盤の音の鮮度はとても高かったです。
(なぜかBOXの英初出盤は1970年でした。BOXは米国の方が10年ほど早くリリースされていることが分かりました)
管理人K
投稿日時: 2025/2/20 0:49
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1932
Re: EQカーブは難しい
Harryさん、こんばんは。

アナログレコードのEQカーブを探し当てるのは至難の業ですね。

何しろRIAA提唱後に発売されたRIAA以外のEQカーブでカッティングされたレコードには正確なEQカーブの記載されたものが存在しませんし、記録も残っていないのですから。

ただ、Harryさんがそうだったように正しいEQカーブに当たると「そうだよ!これだよね!」という音になりますからすぐに判りますよね。

EQカーブが異なる場合、帯域バランスの偏りはもちろんのこと、位相が激しくうねります。
逆にEQカーブがマッチングした場合は帯域はフラットバランスになり位相特性も整いますから、音楽的演奏的な違和感が一気になくなります。

どのEQカーブでカッティングされたかを判断するにはHarryさんのようにレコード会社の歴史を調べるのが近道になると思います。

オリジナル盤レコードは正しいEQカーブで聴かないと宝の持ち腐れもいいところです。

私は最近、米Repriseや米Fantasy、米Elektraのオリジナル盤がAESカーブであったことを突き止めました。
ジョニ・ミッチェルやニール・ヤング、CCR、ドアーズのオリジナル盤が見違えるような音に変貌し感動しました。

正しいEQカーブマッチングでオリジナル盤の真価を堪能して頂きたいですね。
Harry
投稿日時: 2025/2/22 15:57
長老
登録日: 2012/8/6
居住地:
投稿: 158
Re: EQカーブは難しい
管理人さん お返事下さり誠にありがとうございます!

>何しろRIAA提唱後に発売されたRIAA以外のEQカーブでカッティングされたレコードには正確なEQカーブの記載されたものが存在しませんし、記録も残っていないのですから。

おっしゃる通りで、私はクラシックがメインですが、私もEQカーブが書かれたものをほとんど見たことがありません。
(稀に英DECCAがアメリカでLONDONレーベルで売られたレコードのジャケット裏にRIAAと書かれていたり、マトリックスナンバーの最後にRが刻印されたものは見たことがあるのですが)
1960年代でも聴くとRIAAじゃないのが聴感的に違和感があるので何となくわかるのですが、じゃ本当のEQカーブは何?となると見当がつきません。

可変EQカーブのフォノイコやフォノアンプメーカー(例えば、SOULNOTEやGOLDNOTE、ZANDEN社など)が出している各レーベル毎のEQカーブ表がネットで見れるものがあるのですが、同じレーベルでも各社違ったり、ないレーベルもあり、どれが正しいか試して自分の耳で確かめるしかない方法がない感じです。
特に表にないレーベルは途方に暮れます。

また、今回のように原盤は英コロンビアですが、アメリカ発出盤でメイドインUSA、Capitol製造、レーベルはANGELとか、えっ、どれなの?って感じで途方に暮れました。
(アメリカはRIAAという先入観があり、コロンビアには全く意識が行きませんでした)

>逆にEQカーブがマッチングした場合は帯域はフラットバランスになり位相特性も整いますから、音楽的演奏的な違和感が一気になくなります。

全く同意致します。EQカーブが合致すると、音の鮮度や力強さ、艶や響きなど段違いです。
おっしゃるとおり、「そうだよ!これだよね!」という音になります。

>どのEQカーブでカッティングされたかを判断するにはHarryさんのようにレコード会社の歴史を調べるのが近道になると思います。

ありがとうございます!
情報がなく、藁をも掴む思いでレコード会社の歴史を調べたのが役に立ちました。

>オリジナル盤レコードは正しいEQカーブで聴かないと宝の持ち腐れもいいところです。
正しいEQカーブマッチングでオリジナル盤の真価を堪能して頂きたいですね。

EQカーブが合致した時の劇的な変化を皆さまにも是非体験してほしいと思います。
可変EQカーブのフォノイコも比較的に安価なものもあり、RIAAのままで高価なシステム導入より、大きな効果が得られるのではないかと思います。

また、EQカーブが合致した時の変化を劇的に痛烈に体験するには、電源周りやケーブル類はアコリバ化が必須です。

電源周りやケーブル類のアコリバ化による劇的な音質向上の楽しみに加えて、大変ですが正しいEQカーブを探し当てる楽しみも加わり、楽しいオーディオライフを送っています。
オリジナル盤集めも少しずつ進めていきます。

EQカーブマッチングの楽しみも是非皆様にもご体験いただけましたら幸甚です。
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