悠々人生です。
　今回、無料貸出制度を利用し、RAF-48Hをお借りしました。ラックは、MDFにチェリーの突板を張った板を19ｍｍの4本のアルミのポールで支える構造のラックです。この棚板の上にRAF-48Hを置き、その上にCDプレーヤーを置いて、試聴しました。
　試聴に当たって用いたソースは、ヨーゼフ・カイルベルトがバイロイト祝祭管弦楽団を指揮したワーグナーのワルキューレ第3幕です。大管弦楽と多数の人物が登場するソフトで、私のオーディオシステムではなかなか満足できる再生ができないソフトです。
　RAF-48Hを使用する以前に比べると、使用後は、全体に音の重心が低くなり、音に厚みと滑らかさが増し、全体に大分聞き易くなりました。使用以前は、音の重心が高く、中高域が薄い上に固く、やや刺激的な音色でしたが、これが大分解消されました。音色も使用以前は単調でしたが、使用後は多様な音色が再生できたほか、低域の再生能力が向上し、コントラバスの動きが鮮明になりました。
　違いは大きく、第3幕全部を聞きましたが、判断そのものは、30秒も聞けば十分という感じでした。期待はしていたのですが、期待以上の改善で、購入を決意した次第です。