スピーカー)AudioVector SR1 Avantgarde Arette
SPケーブル)AcousticHarmony G1Y
ジャンパーケーブル)QED Signature

数年前になりますが、
スピーカーをAudioVector SR1に変えたのと同時に、スピーカーケーブルもAcousticHarmony G1に変えました。スピーカー側はバイワイヤリング対応端子なのですがG1はシングルワイヤーで、金銭的に2ペア用意するわけにもいかないし、スピーカーに付属していた金色ジャンパー板のままで聴く、というのは嫌だったので、試行錯誤の結果、定価3〜4万円のQED Signatureのジャンパーケーブルを繋いでずっと聴いておりました。アコースティックハーモニーとQEDのジャンパーケーブルで繋いだSR1の出音には、解像度的にも音像的にもそれなりに満足しておりましたが、強いて言うならば音場が狭く感じていて、音がスピーカーに貼りついた様な、いわゆる”スピーカーが消えない”再生音がとても気になっておりました。音量を上げればそこまで気にならなくはなるのですが、夜間リスニングの小音量時などには特に高域と低域の分離が悪くて、ボヤッとした濁った音にも日々悩まされておりました。
そこで、このたびアコースティックリバイブ代表の石黒さんに何か良い方策はないでしょうか？とご相談させていただいたところ、今回お借りしたものがBWA-4になります（バイワイヤリング用に高域用・低域用それぞれにアコリバの線材とバナナプラグRBN-1を前もって装着して頂きました）。
比較のために、まずは片側のスピーカーだけにBWA-4を装着して、もう片方は従来のジャンパーケーブルのままにして音出しをしてみました。

するとどうでしょう。
BWA-4を繋いだ方は、低域はキリッと引き締まり打ち込みが綺麗に収束し、高域はどこまでも気持ちよく伸びていきます。音圧もやや高めになりました。ウーファーとツイーターがそれぞれの仕事をしっかりと役割分担してくれている印象で音の分離もいいようです。懸案の小音量時の”音のボヤつき”もほぼ解消しておりました。S/N比が良くなったのだと思います。気を良くして、もう片方のスピーカーにもBWA-4を接続してさらに音出し。。。

、、、いやいや。
今までの音は何だったんだろう？と泣きたくなるくらいに音の輪郭がクッキリと出てきて、ライブ感も自然に、音像や立体感がステレオでしっかりと表現されており、音の広がりも良く出ているではないですか！あたかも部屋が広くなったような錯覚すら覚えます。

バイワイヤー端子付きのスピーカーに対してジャンパーケーブル使用による接続では、低域からの逆起電力が高域に回り込み音を濁らせるという事は昔から見聞きしておりましたが、「そうは言ってもそこまで違いはないだろう」と内心タカを括り軽視していた自分がいました。しかしながら今回BWA-4を使ってみて、低域からの回り込みがまさかここまで悪さをしているとは正直驚きでした。
従来のボヤけて臨場感の無い出音の犯人は、アンプか？、スピーカーセッティングか？、電源か？、と考えていた自分にとって、まさかのスピーカー入口に鬼門があったとはまさに目から鱗、今度は嬉しい涙となったのでありました。

いや、もう、これは取り外すことが困難になってしまいました（汗）夜遅くにボリュームを絞って音楽を聴いていても高S/N比を保っており、音痩せすることがありません。もちろん音量を上げていっても音の分離感や臨場感は少しも損なわれることないので、ついついボリュームをいつもの位置より大きめにしてしまっている自分がいます。

バイワイヤー端子のあるスピーカーをシングルワイヤーでお使いの皆様には、このBWA-4は是非マストでお勧めしたい逸品だと思います。ひと皮もふた皮もスピーカーの実力が剥けて最大限の性能を発揮してくれることと思います。

いやはや、オーディオとは奥の深い世界ですね。まだまだ精進して参りたいと思います。

daichan90さん　　　　
こんにちは。

＞バイワイヤー端子のあるスピーカーをシングルワイヤーでお使いの皆様には、このBWA-4は
是非マストでお勧めしたい逸品だと思います。

daichan90さんも言っておられるおられるように、バイワイヤ対応のSPにジャンパ―ケーブルを使うと
音の劣化が懸念されることから、それを劣化させないためにも、その賢明な選択しとしてここは
バイワイヤーにはバイワイヤーアダプター(BWA-4)を用いることで、SP端子に発生する逆起電力を減少
させることで、ジャンパーケーブルでは実現不可能なガツ〜ンとした低音と、美しい微音でその音質を劣化
させないリアルな再現性は、一段と高音質向上に繋げてくれる優れたアイテムです。

また、端子のプラグにはここはネジ留め式バナナプラグ(RBN-1)又はＹラグプラグ(RYG-1)でスピーカ端子に
強固に固定することができ、音質向上に一段と貢献してくれるのです。