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メリメロ | 投稿日時: 2024/12/26 10:10 |
常連 ![]() ![]() 登録日: 2019/5/14 居住地: 投稿: 57 |
長年の懸案だったSPケーブル交換作業(SPC-REFERENCE-Triple Cなどを利用)を終えて メリメロです。
この秋、パワーアンプを入れ替えました。オーバーホールをしながら長いこと酷使してきましたが、最近は途中でチャンネル片方の音が急に出なくなったりと老化は否めませんでした。入れ替えといっても、おなじウエスギのものなので音調を引き継ぎ、今度はモノラル2台ということもあって、奥行き感が加わり、弱音の表現や静寂感も印象的です。でも心なしか弦の高音が以前よりもきつく感じられる印象もあり、かくなる上は、と一念発起して、長年の懸案だったSPケーブル交換に挑戦しました。コスト面からも、SPC-REFERENCE-Triple Cに狙いを定めていました。 交換以前のものは業務用(たぶんそうだと思いますが)を使ったバイワイヤリング、二十年前にホームシアターをつくったときに、施工者がおまけとしてやってくれた仕事です、ケーブルじたいはかなり太い捻り線で、これに独自の端末処理がほどこされ、さらにSPケーブルを目立たないように床に通すやり方もほぼ完璧、ということは、完璧がゆえに絶望的に交換困難ということでもありました。交換作業は、ふだんから懇意にしているアナログ・オーディオ専門店(奇特で貴重なお店)の店主の全面的協力をえることができましたが、それがなければ無理だったと思います。 これまではSP背後から左右あわせて8本の太いケーブルが垂れ下がってましたが、いまは左右一本ずつと拍子抜けするほどスッキリしました。スピーカーへの接続はBWA-4を介し、その先はおなじくSPC-REFERENCE-TripleCを足してつないでいます。ちなみにスピーカー側はRYG、アンプ側はRBNで端末処理。端末処理も懇意の店主にお願いしました。やはりプロの仕事はちがうものです。交換前に貸出品をつかって音を確認していましたが、全部同じ材料を使っていても、音出しの瞬間から自分でやったときよりよい音がしました。 SPケーブル交換から一月ほど過ぎたいま、想像していた以上の充実感を味わっています。ときどき感じられた弦の高音のチリチリ感がうすれたとか、ピアノの和音の中身が空疎に感じられる(水分の足りない果物のように)のがなくなったとか、細かな変化をあげるとキリがありませんが、要は、血管内の不要廃棄物が溶かされ、肩に力のはいった強張りが消えたということなのでしょう、とにかく気持ちが良い日々を送っています。数ヶ月前にプリアンプとプレイヤーの電源ケーブルをPower Reference Triple Cに変えて、これ以上の変化はもうないだろう、と思ってましたが、わからないものです。あれはまだ道半ば、あとの半分がSPケーブル交換によってもたらされました。 ふと考え直すと、SPケーブル交換をもって、コンセントから電源ボックスへ、そして各機器へ、そして各機器間の接続をへて最終的にSPへと、すべての結線がPC-Triple C(大部分が単線)になったわけです。そのことによって一気呵成に大きな変化につながったということなのかもしれません。あと付随効果として、機器はもとより各種ヒッコリーボードの支えとして何を用いるか(機器インレット部分の安定も重要なポイントのようです)によって、これまで以上に音の変化が感じられるようになりました。 一年半前に聴きはじめた古典四重奏団による ベートーヴェン四重奏曲の全曲録音も、最初はあまりにも平面的に聞こえ、ショックに近い違和感がありましたが、いまはおなじ録音が嘘のようにダイナミックに響きます。一週間ほど前、後期の2曲を聞かせてくれる試演会に行ってきましたが、わが家のリビングとリハーサル室におなじ空気が流れているようで、心にゆとりができたせいか、第一ヴァイオリンの川原さんがいつも以上に長い時間をかけて音をたしかめているのも贅沢な時間のながれに感じられました。大晦日に文化会館小ホールで毎年おこなわれるコンサート、それに先立ってなされる試演会、そしてわが家のリビングで聴く録音、そのどれもが自分にとってはおなじくらい貴重です。 最近になって、古典四重奏団によるベートーヴェン全曲演奏の録音は、作品132の第三楽章が白眉−あえていうと、誰も足を踏み入れたことのない前人未到の地−ではないか、と思うようになりました。数メートル前に演奏者がいるという感覚がなくなり、まるで宇宙船に乗って漆黒の闇をゆっくり移動するなかで、どこか遠くのほうから宇宙の音楽、あるいは人間的次元を超えた宇宙のきしみそのものが聞こえてくるようです。やはりこれはノンヴィブラート奏法の徹底ばかりでなく、残響の少ない近接マイクによる録音効果(おそらく)なども加わることで生まれる録音独自の世界なのでしょう。 最近飲み会で友人演奏家から頂戴したCDのライナーノートの一節に「あるとき楽譜を見ていたら、急に音符がモコモコと平面から浮き上がり3D的に見えてきた」(このCDがどこかに紛れてしまって見つからないので、うろおぼえの引用)という言葉を見つけました。3D的というとAppleの空間オーディオなどをすぐに連想する昨今ですが、畏友の表現には、空間的認識とは違った含みが感じられます。たしかに、いきなり生じるダイナミクスやヴォリュームの変化、そして音色(じつに曖昧な表現ですが)の変化などにはすでに3D的と言いたくなる種類のものがあります。いずれにしても畏友の言葉は今回のSP交換によってもたらされた変化を期せずして言い当てているのではないかと思いました。 |
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メリメロ | 2024/12/26 10:10 |
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