![]() ![]() ![]() | 投稿するにはまず登録を |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
投稿者 | スレッド |
---|---|
あじなめろう | 投稿日時: 2025/10/1 15:46 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2022/7/4 居住地: 投稿: 848 |
RD-3とRL-30MKIIの消磁とECI-50の導通向上メンテ (以下、[10-01.吸音材端子類切り売りケーブル]導通向上クリーナー EC1-50内のスレッドに投稿したものと同文です。ご了承のほどお願いいたします。)
皆さん、こんにちは! 今日は僕が4ヶ月に一度は必ず行なっているオーディオメンテナンスをご紹介させていただきます。 まとめて申しますと、 ●電源ケーブルと信号ケーブルの接点の導通向上クリーナーECI-50でのクリーニング、RD-3と(現在は生産終了品の)RL-30MKIIによる消磁(アナログカートリッジの消磁は行いません) . ![]() . ●リアリティエンハンサーや天然クオーツインシュレーター等ACOUSTIC REVIVEアクセサリーの同上クリーニングと同上消磁 . ![]() . ![]() . ●真空管の端子の同上クリーニングと同上消磁 . ![]() . ・・・となります。 前回は6月1日前後の2日間に分けて行なったので丁度4ヶ月。 小規模なシステムながらも念入りにやると1日3時間みっちり×2日間=6時間はやっているので、ちょっとした大仕事。 しかし、これをやるとやらないでは大違いです。4ヶ月の間、徐々に再生音が霞みがかって音の粒立ちが曖昧になっていたかがよく判ります。 ECI-50はほぼ1本無くなります。つまり僕は少なくとも年3のペースでECI-50を購入していることになります。ちょっとドキッとしますがこれもオーディオをやる者としての“必要経費”と考えています。 始めに用意するモノを申し上げておきますと、ECI-50、RD-3もしくはRL-30MKIIはもちろんですが、 赤ちゃん綿棒、通常サイズ綿棒、(貴金属類を扱う時に使う)白手袋、ラバー滑り止め加工の軍手 これらも手元に用意しておきます。 . ![]() . ![]() . 綿棒はもちろん端子やインレットのECI-50の塗布や磨きのため。 白手袋はせっかく綺麗に仕上げたケーブル端子やアクセサリーや真空管を皮脂で汚さないため、ラバー軍手は端子の抜き差しや締め付けトルクで固定させることを何回も連続して行うので指先の負担を軽減するためです。 (基本的に僕は機器の背面を触る時は手袋着用です。) 綿棒は画像をご覧いただくと、4ヶ月でもこんなに端子は酸化しています。接続されていても酸化は確実に起こっています。 当然、再生音の鮮度まで徐々に劣化していきます。 . ![]() . しかし、ECI-50はそれでも巷の接点向上クリーナーよりは高寿命で高安定です。 特にスクワランオイルなどは塗布したその瞬間は効果があっても、なんせ自然由来のナマモノですから翌日からガビガビ状態へと変質していきます。有機溶剤系や無水エタノールは接点面の素子を破壊するので論外。ポリマー系導通向上剤は愚の骨頂(導通しない塗膜かぶせてどうすんじゃ笑)。 この世で正真正銘の導通向上クリーナーはECI-50以外には存在しません。 僕がECI-50を少なくとも年3本買っている理由もお分かりいただけることでしょう。(200mℓ入りの「ECI-200」があったら欲しいです。1年間安心して過ごせます笑) . ![]() . リアリティエンハンサーやUSBターミネーターなどのアクセサリー類のクリーニングも同様です。 リアリティエンハンサーなどの接点も4ヶ月経つと結構酸化しています。 . ![]() . RCA-1.0TripleC-FMのようなプラグ外側を取り外せるラインケーブルは内部もECI-50を一拭きしたほうが良いでしょう。 . ![]() . ヘッドシェルの接合部分へのECI-50クリーニングも忘れずに。 電源ケーブルと信号ケーブルの消磁もマストです。(アナログカートリッジの消磁は僕はしていません。) 信号ケーブルはなんとかRD-3の上にも乗せることが出来ます。電源ケーブルはさすがにRD-3には全部を乗せられませんがその場合は電源プラグと電源コネクター部だけでも消磁をしたほうが良いでしょう。 . ![]() . ![]() . RL-30MKIIはアナログ盤の混入金属の帯磁対策目的だけではなく、このような大物でも処理が出来るので本当に重宝しています。(またいつの日か限定でも再発を期待しています。) アクセサリー類の消磁も必須です。アクセサリーも大事なコンポーネントの一つですから。 . ![]() . さて、上記の3項目めにある「真空管の消磁」は今回初めて行いました。 当掲示板でRD-3の効果についてのやり取りをしていたところ、marronさんから「消磁は真空管にも効くのではないでしょうか」とご提案をいただき、今回の4カ月清掃に早速採り入れてみました。 . ![]() . ![]() . いやいや!驚きました! 以前、アンプのヒューズをRD-3で消磁(もちろんECI-50塗布も)を行なったことがあるので、真空管にも効くだろうとは想像はしていましたが、再生音に明らかな違いが出るほどの効果はあまり期待していませんでした。 ・・・すごい(絶句)「あぁ真空管を新調してburn-inが落ち着いた頃の音ってこうだったな」という記憶が蘇りました。 え?え?そんな真空管も帯磁してたってことですか? 直線的な突き抜け感、曖昧さが一切無い分解能、弦を触れた瞬間のタッチやヴォーカルのブレスや時には演者の衣摺れまで微細な音がしっかりと聴き取れます。 これなんでもっと早く気づかなかったのかな?情けない。marronさんのご提案に感謝です! ぜひRD-3をお持ちの真空管ユーザーの方は聴き比べをなさってみてください。これは「おぉぉ」とお感じになるはずです。 (念のためご注意:多くの方はご存知とは思いますが、真空管アンプは主電源をOFFにしても内部コンデンサに数百Vの残留電圧が残っていますので、すぐに真空管を外すと過電流による機器内部の焼損や感電事故になります。←昔僕もやらかしました。絶対に主電源OFF後30分放置してから真空管を抜かれてください。) それと今回特筆すべきもう一つのこと。 . ![]() . ACOUSTIC REVIVEの天然クオーツインシュレーターRKI-5010はスモーキークオーツなので地殻生成される際にアルミニウムなどの他の鉱物も混入していますから、結構消磁が効きます。より有機的で自然に音のハーモニーが形成されます。 これも消磁を試される価値大いにありです。 ちなみに、僕は無色クオーツのRKI-5010Wや天然水晶スパイク受けQSB-3810と一緒に軽く食器用中性洗剤で洗って流水後に天然水ペットボトル2ℓを調理用ボールにドバドバ入れて、クオーツ類をその中に漬けて天日の下に半日くらい晒しておきます。晴天の日に朝出かける前にやっておき、日暮れ頃に帰宅した時には十分に日光浴出来たクオーツ達はなんだか輝きを増しています。 この時点でも再生音に多少ならずとも有機的な効果が出ていますが、乾拭き後に一気にRD-3やRL-30MKIIで消磁、そして仕上げには(生産終了品の)マイナスイオン発生器RIO-5IIに乗せて静電除去をしたら、もう再生される音のリアルで有機的な響きは格別です。 もはや機器から発せれる音ではなく、自然界で鳴っている生音のように感じられます。「再生されている」ではなく「そこに存在している」音になります。 さて・・・ 以上の4ヶ月清掃の後は、(これは毎日行っていることですが)他社製品の除電ブラシ(超極細除電繊維)で機器の前面、背面、ケーブル、電源ボックスまで、静電気とホコリをくまなく取り除きます。(除電ブラシはオーディオアクセサリーメーカー品なら どこのでも良いですが、機器用とアナログ盤等ソフト用は別々に2つ使いされたほうが良いでしょう。) . ![]() . 再生音は見事に力強くかつ繊細かつ有機的かつナチュラルに蘇ります。晴天でも雲がある空よりも雲ひとつ無いカラッと晴れた青空の清々しさ。4ヶ月毎に訪れる感動です。 確かに4ヶ月に1度は大規模システムや複雑なシステムをお持ちの方には大変なことだと思います。 僕はこのメンテナンスが容易に出来ることを前提に小規模シンプルシステムにこだわっているところもあります。(3ヶ月に1度の年もあったくらいですが、さすがに減らしました。) 年3回は無理でも、乾季や雨季の変わり目の年2回はお勧めしたいです。メンテナンス後の感動は格別です。 |
フラット表示 | 前のトピック | 次のトピック |
題名 | 投稿者 | 日時 |
---|---|---|
» ![]() |
あじなめろう | 2025/10/1 15:46 |
投稿するにはまず登録を | |