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   [03-07. AC電源関連]電源コンディショナーRPC-1 / RPC-1K / RPC-1KM
     RPC−1で大変身!
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投稿者 スレッド
dsphile
投稿日時: 2017/1/17 19:46
常連
登録日: 2013/9/2
居住地:
投稿: 46
RPC−1で大変身!
皆さん今晩は。
dsphileです。

暫くご無沙汰しました。昨年秋に某国内真空管アンプメーカーの300B仕様の三極管シングルアンプから同じく300B仕様の旗艦アンプに乗り換えました。300B独特の芯がありながらも柔らかく、倍音豊かな音を毎日楽しんでいます。

このほど遅まきながら電源コンディショナー「RPC−1」に興味を持ち、貸し出しをお願しました。到着してすぐに試聴開始。音が出るなりこれまでとのあまりの違いに驚き、即刻導入を決めました。ここ数年、数々のアコリバ製品を導入するたびに著しい変化を経験して来ましたが、今回も期待に違わぬ激変ぶりで、よくぞこのような機器を開発されたものだと感心しています。

RPC−1の評価については皆さんが委曲を尽くしてこもごも述べられていますので、私は聴いた数曲について気軽に感想を記します。

バッハ 「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番」(エンリコ・オノフリVn)
無音状態から弓が弦に触れる直前の予備動作、息使いのなんとリ アルで生々しいことか。これまでこれほどヴィヴィッドな再生は できていませんでした。オノフリの新たな解釈とバロック・ヴァ イオリン独特の音色に有無を言わさず引き込まれます。

ラモー 「クラヴサン曲集第1巻 プレリュード」(ジャン・ロンドーCemb)
 ずしりとした低音と煌めくばかりの高音、肉厚の中域の音のシャ ワーに何だこれはと思わず声が出てしまいます。奏者のタッチが あたかも目の前で行き来している錯覚にとらわれ、ここでも以前 と様変わりの展開にRPC−1の実力に脱帽。

モーツアルト 「ピアノ協奏曲第12番」(ペーター・レーゼルP ヘルムート・ブラニー指揮ドレスデン国立歌劇場室内管弦楽団)
 モーツアルト独特の幸福感と軽やかさがあますところなく美音に 乗って身を包む。一音一音をしっかりと響かせながら疾走すレー ゼルのタッチにうっとり。

デイヴ・ブルーベック・カルテット 「Take Five」
 何度も聴いていささか手垢にまみれたこの曲がRPC−1で見事 に変身。出だしのジョー・モレロのシンバルの繊細な明るさとバ スドラの沈み込みに身を乗り出す。続くポール・デスモンドのア ルトの柔らかく流麗なフレージングもこれまでと一変し、変拍子 の魅力が一挙に倍増。

角田健一Big Band “Big Band Stage”から「タキシード・ジャンクション」
 
 言わずと知れた超優秀録音盤。バスドラの強烈なキックとシンル のあまりの生々しさは「快感」の一語。これにサックスの強力な 咆哮とうねりが加わりビッグバンド・ジャズの醍醐味がこれでも かと押し寄せる。RPC−1、よくぞ頑張ってくれて有難う。

ケミ
投稿日時: 2017/1/27 17:45
長老
登録日: 2008/2/17
居住地:
投稿: 851
Re: RPC−1で大変身!
dsphileさん,こんにちは。

アンプのグレードアップならびにRPC-1導入により,ますます音楽を楽しまれている様子が伝わってきました。私も同様です。

特にRPC-1導入はクラシック音楽を楽しむためには必須なように思います。背景が静かになるのに芯のある音が出て,倍音がいつまでも感じられます。その中に次の音が重なり,ホールの特等席で生演奏を聴くかのように感じられます。

その結果,本当に気持ちよくなってしまい,何度も意識を失います。

一方,ジャズにおいてはおとなしくなってしまったとか,ゴリッとしなくなったとか言われてしまいそうですが,私はそうではないと思います。

音の出方がスムースで,中央音像に厚みが増すのに上下左右に音場が限りなく広がります。上下左右だけでなく,前後にも大きく展開しますので,演奏がリスナーを突き抜けて後方に流れます。

dsphileさんがおっしゃるように,ビッグバンド・ジャズでは醍醐味が増しますし,あらためて演奏のすばらしさを実感できると思います。

dsphile
投稿日時: 2017/1/28 19:28
常連
登録日: 2013/9/2
居住地:
投稿: 46
Re: RPC−1で大変身!
ケミさん 今晩は。
dsphileです。

RPC−1については皆さんが詳細にコメントを述べられており、私も全面的にその通りと思いますので、あえて重複を避け情緒的な感想を記しました。これに対して暖かい共感の言葉を頂き嬉しい限りです。有難うございます。

RPC−1の導入によりS/N比が圧倒的に向上し、仰るようにクラシックの再生では倍音成分が顕著に増大するとともに、解像度が高まり、立体的な音場感が大きく変化しました。特に小編成の室内楽では、奏者が目前でプレイしているような生々しさが立ち現れ、何とも言えません。

私はクラシックもジャズも専らDSDの5.6MHzフォーマットで楽しんでいますが、よくジャズではPCMに比べてエネルギー感が弱まり、ゴリッとした感じがなくなると言われますが、ケミさん同様私もそうは思いません。確かにDSDの場合音圧が下がりますが、ヴォリュームをあげればいいだけの話で、むしろアナログに近い芳醇な生々しい空気感はジャズの場合でも特筆すべきものがあると感じています。

しかし、100人いれば100通りの音があるわけで、個人の好みをあれこれ言うのは差し控えるべきかもしれませんね。でも自分の好みの方向に音が格段に変化するのは何とも嬉しいことで、RPC-1がこれに大きく寄与していることは間違いありません。


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