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   [09-01. 電磁波処理 アース処理]グラウンディング・コンディショナー RGC-24 TripleC-FM/RGC-24K
     WifiルーターにRGC-24Kを接続してみると……
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投稿者 スレッド
メリメロ
投稿日時: 2024/6/3 9:07
常連
登録日: 2019/5/14
居住地:
投稿: 48
WifiルーターにRGC-24Kを接続してみると……
メリメロです。

LAN-QUADRANT-TripleC一本の導入を出発点としてネット(=Wifi)環境改善に取り組み始めて一年半が経過、手探り状態で、ときおり思い出したように対策の作業にとりかかるという悠長なペースでしたが、最近になって暗い森をようやく抜け出た感じになってきました。

わが家はONU(光端末装置)はNTTからの貸与、Wifiルーターは光BBユニット、ソフトバンク光とのネット契約という環境です。テレビ信号もONUを経由しているので、ここが大事だろうと思い、一台目のRGC-24Kを接続しました。ほぼ一年前のことです。確かな効果の実感がありました。

Wifi環境改善についてはlagrimaさんが数々の投稿をされていて、たいへん参考になります(物量的にはとても追いつけませんが)。ONUにRGC-24Kを接続するにはYラグ部分を加工してLAN端子接続をしなければなりませんが、lagrimaさんの詳細な説明をもとにその工作をやりました。

その後RGC-24K二台目を中古で入手し、プリアンプやプレイヤー(ストリーマーも含む)などを相手にいろいろ試していましたが、前々からWifiルーターに使用するとどんな結果が出るのかに興味がありました。RGC-24Kアースケーブルのバナナプラグの噛み合わせが悪く、交換の必要があったので、今回それとあわせてアースケーブルをLAN端子仕様にする工作を管理人Kさんにお願いしました。面倒なことを引き受けてくださり、また仕上がりも本格的なものになって好ましい結果につながりました。たいへん感謝しております。

戻ってきたRGC-24KをWifiルーターに接続してみると、やはり効果はかなりのものだと思いました。あくまでも冒頭に述べたようなわが家のWifi環境では、という留保はつきますが、プレイヤーに用いる以上に効果ありと感じました。ONUとかWifiルーターなど、オーディオ装置でないのにどうしてそんなことになるのか、原理的なことはわかりませんが、出音の骨格がしっかりし、肌艶がよくなり、背筋が伸び、発音・発声位置も高くなって上方に音がひろがってゆきます。ワンランクあるいはそれ以上の音質向上と感じました。

同時に、感度がよくなったせいなのか、これまで気づかずにいた歪みを感じてセッティングをやりなおすということもありました。Wifi中継器も鬼門でした。コンセント直差しの安価なものを使ってますが、テーブルタップへの差し込みの安定、空きLAN端子へのターミナル(RLT-1K)さしこみによってかなり音が変わります。

細かなセッティングの見直しについての話はきりがありませんが、アンプとプレイヤーに分けている電源ボックスをたがいに入れ替え、これまでアンプ用にしていたRTP-2をプレイヤー(CDプレイヤーおよびストリーマー)用にしたのも、全体としてはプラスになったようです。

そんな作業がひとまず落ち着いた5月末日、平崎真弓+ロレンツォ・ギエルミの演奏会を聴きに出かけました。会場の王子ホールに入ったときはまだ二台のハープシコードの調律をやっている最中、両者の音色の違いなども含めて、これくらいは家でも同じように聞こえるのではないかと思いましたが、いざ演奏がはじまり、曲ごとに弓を変えるだけで(もちろん曲のテクスチャーのちがいもありますが)響きが微妙に変化するあたりや、プログラム最後のヴェラチーニのソナタ(バッハの「フーガの技法」や「音楽への捧げ物」を思わせる半音階的推移にみちたおどろくべき曲、そして演奏でした)での発音・発声・音色の自由自在な変化(へんげ)は、ストリーミングやCDでは体感できないだろうなと思ったりもしました。あくまでも個人的な感覚なのですが、弦楽器の場合、鼓膜を通じた音の伝導だけではなく、鼻腔から入り込んだ響きがじかに脳細胞に触れる感じになった瞬間にたとえようのない快感となるようです。

当日の演奏曲目には入ってませんでしたが、平崎さんにはビーバーのロザリオ・ソナタのアルバムがあります。こちらがネット環境改善に取り組みはじめた2022年秋にリリースされたもので、Amazon Music Unlimitedで繰り返し聴いてましたが、遅まきながらCDも入手しました。わが家の使い古しの中級プレイヤー(電源ケーブルをPower Reference TripleCに交換するなどそれなりに強化をはかってますが)でこれを聴いてみると、ストリーミングと大差ありません。

管理人Kさんからは「ストリーミングはむずかしく考えずに気楽に楽しめばよいのでは」、というアドバイスをもらったことがあります。それと相前後してDACを使うのもやめにして、NODEを真空管プリにRCAケーブルで直接つなぐというシンプル化に踏み切りました。PCで音楽を聴くのも完全にやめにしました。

「むずかしく考えずに気楽に楽しむ」というのは、案外とムズカシイことなのですが、今回RGC-24KをWifiルーターに接続することで、どうやら「気楽に楽しむ」境地に入りはじめました。平崎さんによるロザリオ・ソナタの録音をストリーミングで聴いても、実際の演奏の記憶との落差を感じてさびしい思いになったりはせず、それにまた同じ曲をレイチェル・ポッジャーやリナ・トゥール・ボネの演奏で聴いて、肌合いの違いをダイレクトに味わう贅沢な体験(ボネには奔放で濃厚なグラマラスな魅惑がありますが、平崎さんの深く沈み込んでゆく表現力には凄みがあり群を抜いています)もできます。WifiとNODEによるごく単純なストリーミングでも、暗騒音が聞こえてきたり、気配感もあり、演奏の現場にいる気分に浸れます。

Wifi環境の改善に話を戻すと、表はシンプルでも、舞台裏の話はそれなりに込み入っています。ある段階で家庭用2Pコンセントを3Pコンセントに取り替えましたが、そのときも管理Kさんのお世話になりました(貴陽石処理やQR-8の貼り付け)。そのほかは定石通り、ONUとWifiルーターへの給電を見直し(ifi AudioのPower Eliteを使用し、電源ケーブルはPower Standardの切り売りですが、プラグ・インレットを徐々にFurutechのNCFのものに交換しました)、それからONUやWifiルーター背面のLANおよびUSB空き端子にもターミネターを差し込んでいます(電話線の空き端子にはRJ45変換プラグを利用してLANターミネターを差し込んでいます)。RGC-24K二台をここに投入した上に、電磁波対策としてREM-8二台を使っているので、それなりの出費もあり、フトコロ事情も関係して時間がかかっています。気楽にWifiといってもこれが果たしてシンプルといえるのかどうか疑問ですが、LAN-QUADRANT-TripleCから始めた以上、このイモヅル式流れはやむを得なかったと考えることにします。

NODEを使い始めた最初の頃は外部DACへの出力でしたが、分解能はあがっても、必ずしも楽器の質感表現にはつながらない印象がありました。その後プリアンプの電源ケーブルをPower Reference Triple-Cに交換して風景が一変しました。プリアンプの重要性を再認識するとともに、楽器(とくに独奏や四重奏などの弦楽器)の質感表現に関しては電源ケーブルも単線が有利ではないかと思うようになりまりました。

NODEの電源ケーブルはいろいろ試したあげく、PC-TripleC単線(SPC-Reference)を利用したDIY(プラグとインレットはFurutechのNCF)に落ち着きました。これだとメガネ型インレットを接続する際の工作も楽だし、ケーブルが太く重くないので軽量級機器の安定の面でも好都合です。クリアな音の響きという点でも単線の利点を感じることができます。仕上げにカーボンファイバーチューブをかぶせ(しっとり感が若干加わります)、我流の貴陽石処理をほどこしました(基本的にはlagrimaさんに教わったやり方ですが、コーヒーのペーパーフィルターの代わりに、いまは「心地よい睡眠シート」なるものを適当な大きさに切って使っています。和紙にトルマリン、ゼオライト、竹炭を染み込ませたという能書を目にして思わずAmazonでポチりました。

話が飛び飛びでしたが、最後はひいきにしているハンソン四重奏団の新譜の話題です。シューマンの四重奏曲などを集めた2枚組アルバムが出て、ディアパゾン誌の五つ星評価をもらったことを知りました。レーベルはHarmonia Mundiです。さっそくAmazon Musicで聴いてみましたが、とにかくスピード感のある演奏で、録音もこんなにクリアな四重奏の録音があるのかと思われるほどクリア、音の柱がしっかりと立って上下に伸びます。一曲目の最終楽章にこの四重奏団の特質がよくあらわれていると感じました(アスリート的という点でエベーヌ四重奏団とは叔父と甥の関係にあると勝手に思っています)。「プレスト」の指示がある楽章ですが、テンポという意味での速さというよりも、四人が一体化する集中力、音のヴォリューム、音色、強弱の瞬間的変化にあらわれるパフォーマンスのスピード感が特徴です。少しでも油断すると振り落とされてしまうような緊張感があります。メトロノーム的な速度の問題というよりも、多様な変化を瞬時のうちに可能にするという意味でのスピード感覚ということであるなら、これはTripleC単線電源ケーブルの特性とどこかで通じるように思うのですが、どうなのでしょうか。




lagrima
投稿日時: 2024/6/4 11:16
一人前
登録日: 2020/1/14
居住地:
投稿: 110
RGC-24KとREM-8の同時設置は最強コンビ!
メリメロさん こんにちは。

lagrimaです。

私も各機材へREM-8の設置から始まり、次にRGC-24Kへ変更して、
最終形態として、RGC-24KとREM-8の同時設置は最強コンビだと思います!

ただ、機器によっては片方を設置したりと試し試しの最中です。
中古で購入したパッシブアッテネーター プリアンプ Phasemation CM-3は、
自作にて内部へQR-8と貴陽石チューンUPと脚をRIQ-5010へ変更したくらいで
RGC-24KとREM-8の設置はしていません。
Phasemation CM-3は電源部が無い製品なので、電気(電流)からのノイズ混入が発生ないためか?
RGC-24Kを設置してみましたが効果が感じられなく取り外しました。
REM-8の設置は考えてもみませんでした。今、気づきました。
外部からの電磁波対策としてREM-8は効果あるかもですね!
早速、試したいと思います。
まだまだ見落としている箇所がありそうです。

RPC-1K・CS-3K・RR-777へのRGC-24KとREM-8の同時設置は重要必須箇所です。
アコリバ製品へと思われますが、電気コンセントと電源プラグ等(AD/DC)で接触している製品には
全て電気(電流)よりノイズが混入してようです。
と、外部からも電磁波等のノイズが混入。
あと、今現在、共振(定在波等)対策としてルームチューニングのRHR-21を無料レンタルしているのですが、
定在波の共振(振動)が共振+共振ノイズとなりRPC-1K・CS-3K・RR-777を含め全ての機器へ悪影響を与えているのか?

RHR-21をホームシアタールームに2本設置したら、共振(定在波等)が無くなり音質の大幅な向上はもとより
映像の画質までもが良くなったような・・・錯覚かな・・・置いたり外したり・・・
設置すると、やはり映像が良くなるんですよ。映像にも効果が有るのかな???

※ネットワーク周り画像のモデム用電源プラグの横のCS-3K(RGC-24K+REM-8)の配置で、モデム・ルーター・NAS等電源BOX全体にCS-3Kの相乗効果が半端ないと思われます。
 現在、主観ではネットワークのノイズが98%取り除かれていると思います。

※アコリバからアース線が発売されて・・・先月に思い立ち、手持ちのRGC-24Kのアース1814単線を手持ち2824単線へすべて自分での交換で、更なるノイズ低減効果が有りました。

※RPC-1K・CS-3K・RR-777へのRGC-24K設置は電源部への設置のため自己責任でお願いします。





メリメロ
投稿日時: 2024/6/6 16:18
常連
登録日: 2019/5/14
居住地:
投稿: 48
Re: RGC-24KとREM-8の同時設置は最強コンビ!
メリメロです。
Lagrimaさん、さっそくフォローいただきありがとうございました。
そういうことなのか、こちらも期せずして最強コンビの設置をやっていたわけですね。
ほかにも今後の課題となりそうなヒントが満載でした。

つねづね写真を拝見しながら、なぜか伊勢神社を連想したりしてました。おそらく白い紙(あるいは布)の清楚なたたずまいのせいでしょう。また数々の機器の配置や工作の精度が感じられる点もそんな連想につながっています。最後の写真にみられるRR-777の傾斜具合など、神明造の屋根を思わせなくもなく、これもまた独自の試行錯誤の結果ではないかと想像しました。

Wifiルーターに仮想アース(またはアース)をプラスする効果についてはネットを検索してもさしたる報告例は見当たらず、その点でもlagrimaさんの挑戦は貴重です。

その効果についてですが、quality upしてよかった、これでおしまい、というよりも、精度があがったせいなのでしょうが、新たな気づきをもたらしてくれるようです。数日前に投稿してからは、気づきの連続でした。

すでに書いたように、この機会にRTP-2をNODE用の電源ボックスにまわしました。以前からRTPはその下に敷いたTB-38Hとの接触ぐあいが気になってました。RKI-5005などを挟んでみましたが、決定打とは思えませんでした。今回、Amazonで見つけた例の「心地よい睡眠シート」を2枚かさねて貴陽石パウダーをサンドイッチしたものを用意し、これをRTPとTB-38Hのあいだに滑り込ませました(TB−38Hとおなじで、ある程度時間がたつと安定します)。いかにも胡散臭いものなので、プラシボ効果だろうと言われそうですが、これだけでスタインウェイの打鍵がピーンと伸びるように感じました。あるいはlagrimaさんが言及されている定在波の悪影響がここにも及んでいたのかもしれません。このシートはトルマリンや竹炭を染み込ませた和紙という点が好ましく思われたのですが、ただし白ではなくウグイス色なので、lagrimaさんの趣味にはあわないかもしれません。

新たな気づきという点ではこれまでうまく再生できてないという印象がある音源の存在も貴重です。そのひとつがレア・ゼアンドレ(ソプラノ)とトーマス・ダンフォード(テオルボ)が共演したフランス歌曲のアルバムIdylleです(WARNER ERATO 2013)。どう工夫してみても声にヴィヴラートが過剰にまとわりついて霞んだ状態になるので、CDを入手してほんとうにこんな録音なのか確かめようと思ったこともありました。Wifiルーターへの仮想アース設置の結果、モヤモヤ感はある程度解消しましたが、ドラマチックな変化にはいたりませんでした。昨日はふと思い立って黒檀の三角形木片チップを用いてNODEからの出力RCAケーブル固定を試みたところ、効果はかなり大きく、あと一息のところまで一挙にゆきました。仮想アース導入以前にはここまでの変化は出なかったと思います。

ONUおよびWifiオーディオ用の電源ボックス(昔メインで使っていたYTP)にはCS-2Qを差し込んでいます。仮想アース導入後はこれもかなりの効果だとわかりました。そのうちCS-3Kに交換してみます。

これまでLPやCDやSACDに比べてストリーミングは便利だけど音楽体験としてはサブの位置付けでした。その比重が逆転し始めました。ストリーミングだと、うまくいったときはオーディオ装置の重力の魔を逃れて音楽が空中に解き放たれた感じになります(少しばかり大袈裟に言っています)。スピーカーもプレイヤーもアンプもケーブルも全部消え去って、残るのは演奏者と演奏に聴き入る自分だけ。場合によってはコンサートホールで味わう最上の音楽体験に匹敵する雰囲気に浸ることができます。

驚きです。なにしろ本来の意味でのオーディオ装置といえるのかどうか疑問の比較的安価なストリーマー、そしてペラペラのプラスチック機器からなるありきたりのWifi環境から成り立っている世界(アンプとスピーカーを別にすれば)なのですから。少し気が早いかもしれませんが、ディスク・プレイヤー用と思って導入したPower Referenceの方もパワーアンプの方に移動させました。これでストリーミングのときの電源ケーブル3本は太さなどは違いますがストリーマー→プリ→パワーとPC-Triple単線で揃いました。

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