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   [10-02]リアリティエンハンサー 入力端子用:RES-RCA・RES-\XLR 出力端子用: RET-RCA・RET-XLR
     RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
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投稿者 スレッド
あじなめろう
投稿日時: 2025/8/17 15:24
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 713
Re: 【オーディオにとって大敵は?】 Re: RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
marronさん、皆さん、こんにちは!

>リアリティーエンハンサーを導入してからは、もしかしたらノイズ以上に大敵なのは、「位相の急激なズレ」なのではないかと思うようになりました。

marronさんはSACDプレーヤーにリアリティエンハンサーを装着されているので、その効果にさぞ驚かれたと思います。僕もリアリティエンハンサーは装着するたびに驚かされています。

デジタルプレーヤーにおける「位相の急激なズレ」の原因はデジタル信号の時間軸の揺らぎ、これはジッターと呼ばれますが、電源がノイズにまみれていることや水晶発信器の共振によってクロック信号に揺らぎが起きていることが原因です。

marronさんのシステムにおいてはACOUSTIC REVIVEの電源ケーブルでノイズレスに、リアリティエンハンサーでのノイズ混入防止と共振制御、インシュレーターでの共振制御が多角的にバッチリ効いているので、もはや位相のズレから大きく解放されていますよね。

例えば先日のオフ会の時に、テストでPhoneジャックに廉価の6.3mm端子→RCAの変換アダプタを装着した瞬間に音像が引っ込みました。
あのアダプタからノイズが混入したから たちまち起きた現象です。ついでに余計な共振も加わったことでしょう。
たったあれだけのことでも位相がズレたのだと思います。

位相のズレはアンプの入力と出力のコンデンサが不平衡になったり、スピーカーのマルチユニット間の特性の差(耳に届く距離や速度の差)でも生じるので、アナログプレーヤー再生でも起きることですが、お察しの通りアナログプレーヤー自体には位相のズレは起こり得ません。

モノーラル音源の定位がおかしかったり不自然にエコーが掛かった場合も位相のズレが原因ですが、これをミキシング時に逆手に取った音源に「擬似ステレオ」というやつがありますよね。

これはパソコンのDAW(デジタルオーディオワークステーション)での加工で いとも簡単に出来ることですが、とてもHiFiオーディオの価値観とは 程遠いクオリティに成り下がります。
DAWではイコライザーを少し触るだけでも位相にズレを起こします。

プロの現場で使うPro Toolsなどではそのような弊害が無いように出来ているのだと思いますが、しかし実際の流通音源のリマスター盤にはDレンジが平坦で音像が薄く音圧ばかり高い酷い仕事ぶりのモノも結構ありますよね。

>もしかしたらレコード再生では、仕組みが比較的単純なために、「位相の秩序」が自然に保たれやすいのかもしれません。

marronさんのご推察はほぼ当たっていると思います。

僕はオーディオマニア空白期間でも音楽愛好は続けていたので、アナログレコードのデジタルファイル化をよくしてた時期があります。
主にスクラッチノイズの除去目的にDAWを使ってましたが、ついでにゲインを上げたり少し低域をブーストしたりしていました。(なんせその時代は安価なテクニカ製のターンテーブルとカートリッジを使っていたので。)

不思議とアナログレコード音源はDAWでも位相が崩れることはほとんどありません。
marronさんの表現をお借りすれば「位相の秩序」が保たれているのでしょう。
しかしCDからリッピングしたデジタルファイルは少しの加工でもデータの時間軸情報に揺らぎが生じ、その結果 まず奥行き方向の立体感を損ないます。

Youtube音源やストリーミング音源にも同様の現象が見られるのも おそらく「位相の急激なズレ」が起きているからでしょう。

僕がストリーミングでまず回避したいのがジッターです。
その原因となる高周波ノイズはACOUSTIC REVIVEのLANケーブルやLANターミネーター、USBターミネーター、リアリティエンハンサー等のネットワーク周辺対策で大きく改善されましたが、アナログ盤再生やリッピングデータ再生のクオリティ域に達するには もう少し努力が必要です。
marron
投稿日時: 2025/8/17 19:11
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 868
Re: 【オーディオにとって大敵は?】 Re: RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
皆さん、こんばんは。marronです。

あじなめろうさん、本当にお詳しいですね!

繰り返し拝読して、たいへん勉強になりました。
お話をお伺いしていると、デジタル音源で「音が固い」と感じる場合には、位相が原因になっていることが多いのだと理解できました。

リアリティーエンハンサーや RIQ-5010、CS-3K は用途こそ異なりますが、いずれも “位相を整える効果” が非常に大きいのだろうと、改めて感じました。

あじなめろう
投稿日時: 2025/8/17 22:09
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 713
Re: 【オーディオにとって大敵は?】 Re: RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
marronさん、皆さん、こんばんは!

>あじなめろうさん、本当にお詳しいですね!

いえいえ!基盤の回路図もろくに読めぬ者が講釈垂れて恐縮です!

パソコンでDAW(プロ仕様ではありませんが)を触っていると、位相のズレになりがちなエフェクト(リヴァーブやディレイ)の時にドライ音(原音)と比べて位相干渉(位相ズレ)を補正したりするなど、プロの現場で何をしているのか、ママごとながらも勉強になったりします。

特定の帯域だけ強調されたり、打ち消されたり、これは音響も電気も光量も“波の振幅”(周波数)で表されることには共通しています。それこそ津波だってそうですね。
こういうことをDAWではクリック一つで出来ちゃうし、その変化による音の違いもモニター出来ます。

こういうお遊びが時々勉強になるのです。

>デジタル音源で「音が固い」と感じる場合には、位相が原因になっていることが多いのだと理解できました。

CD黎明期に「なぜ同じデジタルで音に優劣が生じるのか」と議論がなされてはDACの精度やクロック精度如何であるみたいに片付けられてたのですが、高周波ノイズによる影響など誰も語らず気づきもされていませんでした。
いまもSNSでは「高周波ノイズって何?」「スイッチング電源さえ気をつけてたら問題無し」「高周波ノイズなんて そもそもオーディオには関係無い」「ハムノイズのこと?」など ほとんど理解されていません。

確かに1990年以前は高周波ノイズなんてインバーター式エアコンか、インバーター式蛍光灯くらいしか発生源が無かったものですから、ご高齢な方ほど理解しにくいのも無理はありません。
ただし今現在は ほとんど全ての家電が高周波ノイズ源になっています。家庭のオーディオ環境は全く変わりました。

あのCD黎明期の音の硬さはジッターそのもの。
ジッターの原因は高周波ノイズと振動。
困ったことに、ジッターを減らすべくクロック精度を高めると水晶発振器から更に高周波ノイズが発生するという無限地獄。

言い方アホっぽいですけど、まとめて言うと「高周波ノイズと振動による ジッターによる 位相のズレによる 不自然な音」ってことです。

高級CDプレーヤーはそうやって いかにクロック精度を高めつつ、ノイズの干渉を無くすかで競い合ってきたんですね。

ACOUSTIC REVIVEは機器を分解せずとも、いかに外部からの混入ノイズを減らすか、機器自らのノイズをどう逃すか、同じくいかに外部振動から守り、内部振動をどう打ち消すか・・・そこで出て来た答えがリアリティエンハンサーであったりするわけですし、電源まで遡れば それがCS-3Kだったりします。

機器の改造派の方から「機器内部を触れる人間にとっては高価なオーディオアクセサリーなど隔靴掻痒で もどかしさしかない」と言われたことがあります。
「多くのオーディオマニアは機器を分解改造せずして対策出来ることを望んでいるんですよ これって逆にスゴいことじゃないですか?」とお返事したら、まぁ渋々ながらも理解はしてくださいましたっけ笑

ACOUSTIC REVIVEの何がスゴいのかを説明するのには この背景に至るまでを全部説明しなきゃいけないので大変です。
(”アコリバもどき”との根本的な違いも素材の物質特性の説明から入るので大変 笑)

RIQ-5010に関しては もう僕の想像や理解度を超えたスゴみ(有機的な生々しさ)に驚愕するしかなく、「共振周波数が人の可聴帯域より遥かに上だから」としか説明出来ない もどかしさがあります。
だってRIQ-5010やRIQ-5010Wで使われている厳選水晶以外の一般的な水晶では まるっきり効果が無いのですから!
marron
投稿日時: 2025/8/17 23:46
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 868
Re: 【オーディオにとって大敵は?】 Re: RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
あじなめろうさん、皆さん

詳しいご説明、ありがとうございます。

私も、高周波ノイズが音質に悪影響を与えることだけは理解していて、昔からデジタル機器とアナログ機器の電源は分けるようにしてきました。

それだけでなく、デジタルの領域においても、高周波ノイズや振動がジッターに影響し、結果として音が固くなる…。
なるほど、そういうことだったのですね!

すると、リアリティーエンハンサーは、デジタルの領域では、ここに直接作用しているように思えます。
もちろん、それ以外のアナログ領域でも、効果を発揮しているに違いありませんが…

たいへん勉強になりました!

あじなめろう
投稿日時: 2025/8/18 8:40
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 713
Re: 【オーディオにとって大敵は?】 Re: RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
marronさん、皆さん、おはようございます。

marronさん、お褒めの言葉、恐縮です。

さて・・・製品そのものの話に戻ります。

リアリティエンハンサーとCS-3Kは他メーカーの「差すだけ」コンセプトを同じくする製品と聴き比べしたことがあります。
リアリティエンハンサーやCS-3Kより高額なモノはレンタルで借りました。

結果的には聴感上でACOUSTIC REVIVEの快勝です。

ノイズを吸収、熱変換、ノイズを逆相信号で打ち消す、制振性を高める・・・その方法は各社様々ですが、お題目を聞いてる分には どれも効きそうです。

しかし、実際の再生音ではどうなるか?
他メーカーの製品は 改善されている部分はあるにはあるのですが、それよりも音が詰まる、引っ込む、躍動が失せるなど、負の部分に気を取られてしまいました。
(実は、その中には機器の故障を誘引したモノもありました。)

ACOUSTIC REVIVEの何が他に比べ秀でているのか?
まず一目で判るのは、2017S航空グレードアルミ合金や真鍮、天然クオーツレゾネーターなどの筐体素材が徹底吟味されていること。
手に持った感触、その重厚で素材の響きを持たない堅牢さがあります。
これに比べると他メーカーは明らかにチープな質感で いかにも固有の響きを持っていそうでした。

内部構造は各社アプローチが違うので純粋比較出来ませんが、結果的に再生音を聴けば明らかな“効果”があるのは唯一ACOUSTIC REVIVE。

僕が比較した他メーカーに限って言えば、果たして その効果を検証し確信を持った上で流通させているのか、そこに疑問しか持てませんでした。

管理人Kさんは工場から上がってきたパーツを自身で組み立てていらっしゃいます。ハンドメイドに依る部分が大きいようです。完成後もご自身で検証されています。

まとめて言うと、
企画→設計→サンプルテスト→工場部品発注→部品検品→組立→最終テスト・・・これら首尾一貫して管理人Kさんが行うわけです。

他メーカーの生産体制は果たしてどうなのでしょう?
実際に音を聴けば それも推測出来ます。
marron
投稿日時: 2025/8/18 18:06
長老
登録日: 2023/4/26
居住地:
投稿: 868
Re: 【オーディオにとって大敵は?】 Re: RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
あじなめろうさん、皆さん、こんばんは。marronです。

やはり、ご自身で経験された方のお話は説得力がありますね。
私も昔、他社製のコンセントに刺すアイテムで懲りたことがあるのですが…
思い切って CS-3K を導入して、本当に良かったと感じています。

それから、リアリティーエンハンサーに類似品があることは知りませんでした。
お話を伺っていると、その効果はまるで…
“リアリティーリデューサー”ですね(笑)。

あじなめろう
投稿日時: 2025/8/18 18:22
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 713
Re: 【オーディオにとって大敵は?】 Re: RES-RCA & RET-RCA:仮想アースやUSBターミネーターの効果とどう違う?
marronさん、皆さん、こんばんは!

> お話を伺っていると、その効果はまるで…
“リアリティーリデューサー”ですね(笑)。

ここで一つ すべらない話を。

何年か前の某オーディオ展示会の某メーカーさんのブースで”CS-3Kもどき”を見てました。(厳密には時期的にCS-2時代のお話です。)

そこの営業マンさんが僕に近づき、

「こちらコンセントに挿すだけで電源のクオリティが高まります」
「あぁはい。購入させていただきました」
「おぉそれはそれは!ありがとうございます!」
「いえいえ」
「ところで あのぉぉ」
「はい?」
「これ本当に効きますか?」
「正直申していいですか?」
「ええ!どうぞ!どうぞ!」
「あまり効きませんし、音引っ込む傾向です」
「で、ですよねえ!やっぱりそっかぁ!」

・・・呆れますよね。
口が裂けても展示イベントでユーザーに対して営業マンたる者が本音を漏らすなよと笑

つまり、時流に乗っておこうとヤッツケで製品化しているに過ぎない。少なくとも営業マンが自社製品に自信を持つことが出来ない。そう思わざるを得ないエピソードでした。
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