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   [10-09. Acoustic Resolution Exciter]RHR-21
     実験!レンコンRHR-21を4本で使ってみると
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投稿者 スレッド
Koike Strings
投稿日時: 2025/12/24 16:03
常連
登録日: 2015/10/26
居住地:
投稿: 43
Re: 実験!レンコンRHR-21を4本で使ってみると
あじなめろうさん、皆様 こんにちは、

誤解を避けるため、ここに弁明させていただきます。
私とあじなめろうさんとの間で意見の食い違いがあったことについて、
「ヴォーカルでもピアノでも、定位位置が上方に十数センチ上がってしまう違和感が気になる」
というご指摘がありましたが、この件に関しては、違和感にとどまらず、音像の位置が明確でなくなることが問題であると考えています。

例えるならば、昔のカーステレオ(まだカーオーディオと呼ばれていなかった時代)は、幼少の私にはただただ違和感を覚えるものでした。

なぜ音が後ろから聞こえてくるのか、と。

音は本来、前方から聞こえるべきであると、私は常々感じていたものです。
私が初めて自分の車を所有し、カーオーディオに夢中になっていた頃、そのカーオーディオの担当者が「もちろん前面定位が望ましいですね?」と尋ねたので、私は「もちろんです」と答えました。
そのとき、ようやく車内でのオーディオが正常な状態になったと強く実感したのです。

カーステレオの操作性が運転の妨げになるという理由もありましたが、まずはメーカー純正のラジオが設置されていたのが始まりだったと思います。
しかし、前面スピーカーの設置には技術的な困難さやコスト面での制約があったため、後方にスピーカーを配置せざるを得なかったと記憶しています。
当時、純正品といえば、TenやClarionが主流だったと思います。
やがてカセットテープが主流になり、1970年代中期からは、ヘッドユニットと呼ばれる操作性重視の専用オーディオ機器が各社から発売され、ようやく前方定位が定着してきました。

つまり、後方からの音は現在で言う定在波によって聞こえており、狭い車内で包み込まれるような感覚が心地よいと感じた方も多いのではないかと思いますが、私にとってはそれが異質そのものでした。

オーディオにおいて、実際の生演奏が行われる場所では絶対に存在しないような「包み込まれるような音」を求める方が少なくないことは理解しています。
音量が小さくても、音量を上げることで音が聞こえる、あるいは「世界に浸りたい」と
イヤフォンで音楽を聴いている方々には、私の意見が理解されにくいかもしれません。

先日、京都大学の山中教授とタモリのNHKの番組でもその話が話されていましたが、
「人間は耳だけで音楽を聴いているのではない。まだ科学的には解明されていないが、身体の至る所で高周波の音を感じているのだ。」と。
私もまさにその意見に賛成なのです。
なぜスピーカーとイヤフォンでは同じ音源、同じスペックで聴いているはずなのに違うものと感じてしまうのはなぜだろうか?と半世紀以上考えていました。

あじなめろうさんがRHR-21を高い位置に設置することについては、定在波に関する問題だけでなく、定位位置がばらばらになり、音像がぼやけてしまうという点が懸念です。
身体全体で音を浴びるような感覚が心地良いと感じるのは心情的には理解できますが、私にとってはそのような配置は受け入れがたいものです。

ただし、それが「良い」「悪い」といった問題ではなく、個々の感じ方に依存するものですので、私はその点を否定するつもりはありません。
しかし、私は上に設置することが良いとは思っておらず、私自身が上に置いた場合、全体的な音質が台無しになると感じているからこその意見なのです。
あじなめろう
投稿日時: 2025/12/24 16:59
長老
登録日: 2022/7/4
居住地:
投稿: 1006
Re: 実験!レンコンRHR-21を4本で使ってみると
Koike Stringsさん、REPLYありがとうございます!

皆さん、これは論争ではなく前回のオフ会の続きですのでご安心ください。
いつもオフ会もこんな感じだし、意見を交わすことが何より面白いので、ご安心の上で傍観されてください。
(あ、横入りも大歓迎です!)

Koike Stringsさんの仰る通り、(今回の場合「天井高が1m高くなった」ということがそれに当たります)僕ら演奏家ではない者というのは、「超現実」「過剰演出」ということに新鮮さを覚えがちです。
更には より大きな刺激を求めてしまう。縦横無尽に飛び交うサラウンドや、等音量以上の爆音再生・・・それは激辛カレーや絶叫コースターや過度なアルコール摂取、はたまた異常性欲と同じであって、より強い刺激を求めてしまいます。

「演奏家の世界にそれはないよ」という基準は当然至極にKoike Stringsさんの中には厳格なものであって、RHR-21の置き方一つでもシビアである(ある意味僕以上にシビアで慎重である)わけです。

そこにいささかでも現実を超えた何かが少しでも垣間見えたらダメなのだと思います。
(「現実を越えるのもオーディオの楽しみ」と仰る方を否定はしませんが。)

この検証はRHR-21の3個以上の使い方の途上段階での議論、激論です。
それだけRHR-21の可能性を探求する余地は幾らでも残っています。

管理人KさんもSNSで「Koike Stringsさんのお部屋ならRHR-21を横置きにして据付棚の奥のほうに忍ばせることも有効だと思います」とアドバイスをいただきました。

次回、Koike Stringsさんにはまたお付き合いいただこうと思っております!
よろしくお願いします!!
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