面白い実験。ACOUSTIC REVIVEのルームチューニング材 Acoustic Resolution Exciter RHR-21（レンコン）を4つ使うとどうなる？
皆さん興味深々だと思います。

先週（12/8）行ったヴァイオリニストで当掲示板お仲間のKoike Stringsさん宅でのオフ会。
もう色んなディープなテーマが てんこ盛りでしたが、その内の一つとしてウチのレンコン2本を持参して合計4本で行いました。
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もう口述するのは億劫ですし 上手く皆さんに伝わりにくいので、図に表しました↓ どうぞご覧ください。
PLAN1、PLAN2、PLAN3と実に面白い結果が出ました！
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僕個人としてはPLAN3が素晴らしい結果で、これ真面目な話、前方頭上に1本追加設置は「アリ！」です。
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しかしKoike Stringsさん宅はスピーカー位置が元々高いこともありますが、ヴォーカルでもピアノでも定位位置が上方に十数cm上になってしまう違和感が気になってしまうとの弁。

「いやあ これですよ」「違うって違うって」と僕たち二人意見が真っ二つ。
話は平行線のまま。でもそれがいいんです。違う意見をお互い認め合うことが良い関係なので。

レンコンの効果やっぱスゴいです！
「多けりゃいいってもんじゃない」「定在波は全部吸えば良いわけじゃない」という良くない結果だって公表出来るくらい、明らかに誰でも判る効果（あるいは今回のような逆効果）があるのです。
ジェラルミン+黄銅という材質、25種の穴径と深さも緻密な計算と正確な切削によるもの。
正しい使い方で“大化け”する革命的な製品です。

>>> アンチの方ご覧になってますか？（アンチだけど偵察には来られている皆さん笑）

借りもしない、聴きもしないで「あんなもの」扱いする方々、僕はそれは本当にお気の毒だと思います。出来たらこっちに来てほしいなあ。当然モノの見方 捉え方が変わりますよ。
まだ「ジャックダニエルの大瓶だって出来るんだ」と言う方、そうですか、どうぞ大瓶50本集めて床に敷き詰めて、容積減るたびに毎日水を注ぎ足して、吸音はおろか盛大なガラスの共鳴音でも聴いててください。

この経験するとしないとでは、音響に対する感覚の鋭敏さも変わってきます。
経験すなわち訓練を積むことです。

あじなめろうさん、皆さん、おはようございます。

とても興味深い実験レポート、ありがとうございます。

ちょうど私も、スピーカー中央の天井近くに RHR-21 をぶら下げたらどうなるだろう？

RHR-21の効果は劇的なので、効きすぎてしまうだろうか？

……なんて考えていたところでした。

そこには今、他社製の拡散材を設置しているのですが、
効果としては、音が上方の空間へスッと伸びていき、
どこか現実離れした、天国的なサウンドになるんですよね(笑)。

お二人のご意見の違いも、なんとなく理解できるような気がします。

marronさん、おはようございます！
REPLYありがとうございます！

>どこか現実離れした、天国的なサウンドになる

そこまで言うと大袈裟なんですが、やや低めのKoike Stringsさん部屋の天井高（おそらく2m20cmくらい）が3m以上（一般的な大規模店舗くらい）には高くなった感じです。

この差の解放感ってなかなかのものでして、綺麗な完全球体の音場が形成されるイメージです。

Koike Stringsさんとの意見のぶつけ合いはホント楽しいし何より勉強になります。
プロの演奏家と音楽愛好家の両方の実体験から来るお言葉ばかりですから。

たまに「考えてみたら今オレ超ベテランミュージシャンと話してんだよなスゲー」なんて気づくくらい気さくな方ですが笑

あじなめろうさん、おはようございます。

スピーカー中央上方の天井付近への音響対策のお話ですが……

たしかに「天国的」と表現したのは、少し大袈裟でしたね(笑)。
ただ、そう感じたなりの理由もありまして。

私の場合は、他社製の拡散材の使用でしたから、条件は異なるのですが……
それでも、その場所だけは、他とは違った印象を受けました。

あえて言えば、「綺麗になりすぎる」という感覚です。

もしかすると、Koike Strings さんとの受け止め方の違いは、
スピーカー下の RIQ-5010 と QSB-3810 の二段重ねに対する評価の違いと、
どこか通じるものがあるのかもしれない――
そんなふうにも感じました。

marronさん、おはようございます！

>もしかすると、Koike Strings さんとの受け止め方の違いは、
>スピーカー下の RIQ-5010 と QSB-3810 の二段重ねに対する評価の違いと、
>どこか通じるものがあるのかもしれない――
>そんなふうにも感じました。

Koike StringsさんがNGを出される場合は「こういう定位は現場でもホールでも あり得ない」ということ、「音色が不自然」ということ、この2点が多いです。

やはり毎日 生楽器の音を聴かれることと一般の我々の「聴く」は大きな物理的修練の差があります。

「だって天井が高くなったじゃないですか！」
「違うの こんなピアノが十数cm上に行くのありえないじゃん」
「そこ譲っても この解放感のほうを取りたくないです？」
「いやあ楽器の位置のが大事だってばあ」

・・・ってな感じです。

我々一般リスナーは どこか「超現実」を許している部分が確かにありますね。

あじなめろうさん

「超現実」……その言葉がもっとも的確ですね。

たしかに、許してしまいます。
だって、そもそも楽器の位置を見ているのは、
コンサートにいくときだけですから(笑)。

marronさん、

>だって、そもそも楽器の位置を見ているのは、
>コンサートにいくときだけですから(笑)。

そこですよ。
つまりは我々は外に行くことをしない（現実 日々の仕事や雑務に忙殺されている）わけです。

僕は少々無理があっても月に2回は生音LIVEを聴きに行くことにしています。
昨晩も近所のホールでの無料のフルオーケストラに行ってました。

月に1度、レンタルスタジオで1時間みっちりドラムスの練習をします。指に豆が出来るくらいはプレイします。
家では数分間 音叉や鈴の音を目を閉じて聴きます。
もう人に譲ってしまいましたが、数年前までZILDJIANのシンバル1枚（とシンバルスタンド）と ろくに弾けないのにMartinのギターがあって家で生音を出す習慣がありました。

プロの生音を聴く。上手くなくても自分で楽器に触れる。
「普通こうだよね」という音色や響き方を覚えておく。
かなり物理的時間では難しくても、それを「主」とすること。オーディオを「従」とすること。

それがオーディオに真剣に対峙するための基礎トレーニングになるんです。

あじなめろうさん

生音に触れることを大切にされている姿勢、本当に素晴らしいと思います。
実際、ホールで聴く体験は、やはり特別なものですよね。

ただ、これを読んだ方が

「月2回ライブ？ ドラム？ 音叉？
……え、Hi-Fiオーディオって入門試験があるんだっけ？」

と、少し身構えてしまわないか、ちょっとだけ心配になりました（笑）。

個人的には、
まずは家で気軽に音楽を楽しんでいるうちに、
いつの間にか「もうちょっといい音で聴きたいな」と思って、
Hi-Fiオーディオへの興味が深まっていく──
そんな感じでもいいのかな、と思っています。

入口は広く、奥行きは深く。
そんな雰囲気の中で、
アコリバ・ファンの仲間が、少しずつ増えていったら嬉しいですね。

marronさん、こんにちは！

> 少し身構えてしまわないか、ちょっとだけ心配になりました（笑）。

み、み！み！身構えてほしい！！！笑

いやいや こんな「修行だ！」みたいなこと言うの僕ぐらいじゃないですか。
こういうの一人くらいいたほうがいいんですよ笑

日本ってそれだけ生演奏のほうの音響に触れる機会が圧倒的に少ないんです。
カラオケとかは市民権を得ていますが。

なんか外国で敗北感を味わったのは 他でもないmarronさんもご存知の通り、ウチの家内の持ち家があるイタリアのペルージャで↓です。
https://youtu.be/mwKmtE9DxhY

これ観光案内用途のYoutubeだからじゃなく、日中に市街地広場行くとプロやセミプロがこんな風に平日でも生演奏してるんです。
チップ目当ての「流し」なんてランチ食べてたら入れ替わり立ち替わりやって来ます。

その上ペルージャは毎夏行われる欧州最大のJAZZフェス「ウンブリアJAZZ」の開催地です。1973年からウンブリア州が州都ペルージャで総力上げてやっています。
今年の夏のメインアクトはリー・リトナー。5万人くらいがタダでリー・リトナー聴くわけです。
古くはマイルス、ミンガス、サラ・ヴォーン、ロリンズ、エヴァンス、ピーターソン、近年はダイアナ・クラール、日本から上原ひろみ、山中千尋など。
なんと山中千尋ちゃんの時はウチの家内が彼女の現地通訳したくらい笑
そんな風に市民レベルまでボランティア参加してるわけです。

僕も現地で思いましたね。
「こりゃオーディオやらなくても良い音楽が街中に溢れてる」と。
・・・すごい敗北感でした。

で。家が広くて堅牢だから どこのお家もデフォルトでオーディオシステムがあるわけです。ハイエンドじゃないにせよ。
しかも電源環境が最高に良い（220V〜240V）。高周波ノイズは高電圧に弾き飛ばされちゃって混入すら出来ない笑

だから僕のオーディオは修行っぽくなっちゃうんです。
イタリアにボロ負けしてるから。

この日本の国土に住む限りACOUSTIC REVIVEに頼るしか道が無いんです！！笑

・・・なのですよ！marronさん！！！号泣

あじなめろうさん、こんばんは。

素敵なレスポンス、ありがとうございます（笑）。

〉み、み！み！身構えてほしい！！！笑

ここまで振り切って言っていただけると……
今度は逆に、スカッとします（笑）。

ペルージャの動画、何度みても本当に素敵ですね。
街の中に生演奏が溢れていて、音楽が「特別なイベント」ではなく、「日常の空気」として存在している──
これはもう、オーディオ好きとしては敗北感を覚えて当然だと思います。

〉だから僕のオーディオは修行っぽくなっちゃうんです。

このお言葉、すごく腑に落ちました。
「修行」というより、
日本の環境で、本物の音楽に少しでも近づこうとする
“誠実なあがき”なのかもしれませんね。

私が少しだけ気にしていたのは、
その「修行の尊さ」が、
これからオーディオを楽しもうとする人にとって
少しハードルを上げてしまわないかな、という点でした。

でも、あじなめろうさんのお話を伺って、
それは決して「上から」ではなく、
音楽への誠実さから来ている言葉なのだと、
あらためて理解できました。

〉この日本の国土に住む限りACOUSTIC REVIVEに頼るしか道が無いんです！！笑

その叫び、痛いほど共感します（笑）。

またぜひ、こういうお話を聞かせてください。
今回は、とても良い刺激をいただきました。