RCA-1.0TripleC-FMを導入して一週間、システムになじんできました。
大野和士指揮東京都交響楽団のマーラー交響曲第一番を聴きました。
テンポの揺れ、弦楽器はポルタメントを行うなど、指揮者の精密な解釈が素晴らしい演奏です。
全くぶれない最弱音、濁ることのない最強音、一糸乱れぬアンサンブルで指揮者の意図を完全に表現している都響もすごい。

RCA-1.0TripleC-FMのおかげで、指揮者の指示についていく都響のテクニックを存分に味わうことができました。
第二楽章からは、私にしては珍しく、音ではなく音楽そのものを楽しんでいました。
マーラーの一番は、以前かなり聴き込んだ曲です。
しかし今回は、全く新しい演奏として楽しく鑑賞することができました。

オーディオとは、どれだけ良い演奏の録音でも、感動はシステムの再生能力に左右されることを改めて考えさせられました。