メイン [02-01. シングルコアケーブルシリーズ]シングルコアケーブルシリーズ PC-tripleC
究極のスピーカー・ケーブル | 投稿するにはまず登録を |
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| 投稿者 | スレッド |
|---|---|
| marron | 投稿日時: 2025/12/11 11:07 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 1145 |
究極のスピーカー・ケーブル 皆さん、こんにちは。marronと申します。
かつてハイエンド・ケーブルには懐疑的だった私ですが、 アコリバ製品の真価に気づいてから、少しずつ交換を進めてきました。 今回、スピーカー・ケーブルについて管理人Kさんに率直に相談したところ、 「生涯お使いいただける、後悔のない、 あらゆる面で“究極”といえるスピーカーケーブルにされてはいかがでしょうか」 とのご提案をいただきました。 その結果、バイワイヤリング仕様で、以下の構成となりました。(※BWA-4 の採用はありません) ・高域側:SPC-TripleC(1.8×1.4 楕円) 2m・1組/Yラグ → Yラグ ・低域側:SPC-TripleC(2.8×2.4 楕円) 2m・1組/バナナプラグ → バナナプラグ そして昨日、管理人Kさんにご来訪いただき、 あじなめろうさんにもセッティングをお手伝いいただきました。 ◾ ダムの放流により、川は奔流と化した 決して大袈裟ではなく、もっと端的に言うと、 音が「ドバッと出てきた」 という感じです(笑)。 しかも、ただ勢いが増しただけではありません。 エージングはまだこれからですが、あらゆる要素が、格段に向上した印象です。 ◾ まさにケーブルレスのコンセプト通り あえて言葉にすると、 ・低域は深く沈み込み、高域はどこまでも美しく伸びる ・音が極めてストレートで、ピアニシモの表情まで自然 ・全帯域がクリアになり、音はより濃密に ・音場が格段に広がり、定位は一層明確に まさに、 音の電送を阻害していた要因がすべて取り払われた かのようで、 ACOUSTIC REVIVE ブランドが掲げる 「ケーブルレス」のコンセプトを、 身をもって実感することができました。 |
| あじなめろう | 投稿日時: 2025/12/12 0:13 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2022/7/4 居住地: 投稿: 1007 |
Re: 究極のスピーカー・ケーブル marronさん、皆さん、こんばんは!
昨年の今頃に行った第1弾に引き続き、管理人Kさん、TK女史さんによる今回のmarronさん邸テコ入れ作戦第2弾には僕あじなめろうも光栄にもお手伝いとして参加させていただきました。 Kさん、TKさん、本当にお疲れ様でございました。 marronさん、marronさんの奥様、昨日は本当にありがとうございました! marronさんモノパワーアンプとイオン発生機 RIO-5IIの内部配線 貴陽石等のテコ入れについてはここでは割愛するとして、スピーカーケーブル交換のみについて皆さんにご報告します。 とは言え、僕はmarronさんのように美しくビジュアライズされた比喩表現は不得手なので、ただただ正直に起きたことを客観的に生々しく時系列に感じたままに 時に辛辣に 歯に衣着せぬ書き方で書いていきます。 その点marronさんもどうかご了承ください。 ここ数年、ACOUSTIC REVIVEでの諸対策が進むにつれ、marronさんがこれまでお手持ちのプロ用ケーブルには徐々に限界をお感じなられて、ずっとずっと悩んで、ようやく導入決意されたスピーカーケーブルが完成しました! marronさんはインターコネクトケーブルと同時にともお考えでしたが、インターコネクトケーブル長がmarronさん部屋では長尺になる分 価格も大きく変わるので予算的に厳しく、ある日の喫茶店で「それなら とっととスピーカーケーブルに早く行くべきです!」と大プッシュ(焚き付けた笑)したのはKoike Stringsさんと僕でした笑 さて いよいよ実現です。管理人Kさん特製ハイエンドスピーカーケーブル登場。出来立てホヤホヤ。 . ![]() (バイワイヤ高域側)SPC-TripleC(1.8×1.4mm楕円)Yラグ→ Yラグ (バイワイヤ低域側)SPC-TripleC(2.8×2.4mm楕円)バナナ→ バナナ バイワイヤアダプタBWA-4を使わない完全なシングルワイヤ2セット使いですから、セパレーションが最も理想的、逆起電力も起きない、径を変えてあるのも 低域側は低インピーダンスの中でアンプの制動力をしっかり伝え、高域側は信号の応答速度や位相特性が重要になるからです。 本当の理想の形 [完全分離]バイワイヤリング接続です。 . ![]() . ![]() . 接続は僕が担当です。単線は硬いですが自由な曲げ角度に出来るので、クロストークしないようになるべく離して配線しました。 この無半田ネジ留め式 バナナプラグRBN-1 / Yラグ RYG-1 はA2017S 航空レベルアルミ合金製キャップと異種金属の組み合わせによる制振構造がされていますから、重さが適度にあり持った感触に堅牢さを感じる とても頼り甲斐のあるプラグ。 我が家で僕も触る度にそれを実感しています。 . ![]() なによりバナナプラグの径のアジャスト機能はしっかり増し締めも出来ます。 鏡面仕上げのロジウムメッキも究極の導通性能。接触面積が大きく取れるダブルネジ留め方式です。 このYラグとバナナがあると無いとでは大違いです。 「裸線が絶対に良い?」誰がそう決めつけているのでしょう。高価なプラグにはそれ相応の理由があります。装着させる価値があります。 スピーカーケーブル装着完了、アンプの火入れをしてまず聴いてみましょう! 今回の試聴曲はずっとダイアナ・クラールの「Live in Paris」2曲目の「Let's Fall in Love」でした。 あらゆる帯域が直線的に伸びやかに、そしてアンビエントの立体感とダイアナのボーカル定位は 実に生々しくなりました。 marronさんには失礼ながらも前のスピーカーケーブルはトランジェントが遅く 減衰も早く立体感は2D的でした。 「これはやった」と思った次の瞬間、ジョン・クレイトンのベースが入った途端に正直申すと大変な低域過多でKさんも神妙な顔で部屋を出てこられました。 僕もTKさんも慌てて部屋の中に。 「この状態はすぐ直せるのか」・・・特性の変化が起きたので、レンコンRHR-21の配置は根本からは完全に見直しです。 どうしてこう言う状況になったか、 ACOUSTIC REVIVEのスピーカーケーブルの目指すところは「ケーブルレス」と同等の状態にあることです。 つまり「伝送ロスや伝送変質が無い完全なスピーカーケーブル」です。 言葉を変えれば、音源の全てや機器の素性をそのまま描き切る、と同時に“粗”もよりはっきりとした“粗”となって表れる諸刃の剣でもあります。 marronさん仰るところの「川は奔流と化した」は実際は「川の氾濫警報発令中」となったのです。 今まで隠れていた低域が全て出来った状態になると、ルームチューンで使っている拡散材の微妙な向きや電源ケーブルの振動が全てブーミーな低域を助長しているところに気づきます。 早速Kさんのテコ入れが始まります。 手には現在販売停止品のピュアシルクアブソーバー PSA-100を一掴みされています。天然クオーツレゾネーターも数個お持ちです。 Kさん1度目のテコ入れ・・・かなりの改善になりました。「このような低域を増強したい向きの方は普通にいるな」というレベルにはなりました。さすがにダイアナの声には影響はありませんが、バックのストリングスやミュートトランペットは 聞き耳を立てないと聴こえません。スピーカー背後から側面壁にこもる定在波が まだまだ逃げ場を失っているようで、それらが小さくも美味しい音を打ち消しているのです。 Kさん2度めのテコ入れ・・・スピーカー横の拡散材の向きを少しだけ変えただけとのことです。さすがKさん「犯人コイツ」とピンポイントで低域を太らせていた要因を見つけました。 このKさんの2回のテコ入れは本当に魔法でした。 ものの10〜15分の出来事だったのです。 経験値と動物的感でおかしい元凶を瞬時にピンポイントで見つける正確さは まさに我々にとっては“主治医”です。 その後全員で聴きました。 演者たちの位置関係、ダイアナのブレス、タイトに変わったベース、混濁しないストリングス、ラッセル・マローンのギターもご機嫌に変化しました。 Live in Parisの会場オリンピア劇場の空間も位相再現できるようになりました。 おそらく主観没入タイプだったmarronさん部屋で初めて実現された客観的なリスニング状態となりました。 昨晩の進捗は100点中70点 残り30点もやるべきことは決まっています。 現在の高級拡散材の撤去、ACOUSTIC REVIVEルームチューンの追加セッティング、特注スピーカースタンド交換、インターコネクトケーブル交換・・・以上が残す懸案事項です。 粗のあったところを一つ一つ粒さに確実に潰していくデリケートだけど楽しいテコ入れが待っていると思います。 それらが済んだら本当に正確な位相情報が音場の中に浮かぶでしょう。微細でデリケートなアンビエントや強い音に隠れがちな音も粒さに聴こえることになるでしょう。 . ![]() . まずはmarronさん、ACOUSTIC REVIVE方式音源忠実HiFi探求の道に大きく前進しましたね! アレから24時間以上経過してスピーカーケーブルのburn-inもかなり進んだことでしょう。 資金化も実行しつつ第3弾に向けての計画も立てていきましょう! |
| marron | 投稿日時: 2025/12/12 1:04 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 1145 |
Re: 究極のスピーカー・ケーブル あじなめろうさん、皆さん、こんばんは。marronです。
あじなめろうさん、昨日は大変お世話になりました。 その上、私の課題まで白日の下にさらしてくださるとは…ありがとうございます(笑)。 ◾高域側がYラグ、低域側がバナナプラグ 高域側のケーブルの両端はYラグ、低域側の両端がバナナプラグであることに疑問に思われた方もいらっしゃるかもしれません。 これは、私のパワーアンプの出力がたまたま1系統だけなので、この組み合わせになっています。 ◾24時間経過後 〉24時間以上経過してスピーカーケーブルのburn-inもかなり進んだことでしょう。 はい、低域がぐっと締まってきて、リズムが軽やかに弾む印象です。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 |
| あじなめろう | 投稿日時: 2025/12/12 1:39 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2022/7/4 居住地: 投稿: 1007 |
Re: 究極のスピーカー・ケーブル marronさん、皆さん、こんばんは!
>私の課題まで白日の下にさらしてくださるとは…ありがとうございます(笑)。 あえてそうさせていただきました。ごめんなさい。 こういう導入事例のお話はACOUSTIC REVIVE対策を経験した方、経験途中の方、今後に計画されている方にリアルな現場で オーナーがどう言う問題に直面し、そしてACOUSTIC REVIVEによってどう克服していったか・・・それに共鳴したり、参考としたり、一歩前進する勇気を持っていただくためには、現場のリアルを詳らかに紹介することが“情報発信者”としてのある意味役目だと思います。 また管理人Kさんの対応能力の正確さもACOUSTIC REVIVEの信頼の証しです。管理人Kさんがどう動いて問題解決していったかも皆さん興味津々でしょう。 良い結果が生まれたと同様に一方で何が問題だったか? これが皆さんにとっての指標になると思っています。 僕のオーディオも失敗と成功の繰り返し、失敗のあとの成功にこそ共感や感動が生まれます。 |
| marron | 投稿日時: 2025/12/12 12:07 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 1145 |
Re: 究極のスピーカー・ケーブル あじなめろうさん、皆さん、こんにちは。marronです。
〉あえてそうさせていただきました。ごめんなさい。 いえいえ、まったく気にしておりませんので、ご安心ください。 多くの方の参考になって、一人でもお仲間が増えればいいなと思っております。 ◾小音量の音質向上 ところで、私はこれまで、オーディオはある程度まで音量を上げないと本領を発揮しないと思っていたのですが、昨晩、小音量でボーカルを再生してみて驚きました。 小音量なのに、ボーカルの背後でベースが深く沈んで、しなやかに弾むんです! この理由を私なりに推測してみると── スピーカー・ケーブルの交換によって、電送を妨げていた要因が大きく減ったのだと思います。 特に、小音量での低域が改善されたのは、スピーカー・ケーブルには“音量に比例しない部分で効いてしまうロス”のようなものがあり、その影響が小さくなったのではないか…と感じています。 これまでは、こうしたロスよりも“ウーファーの重量”の影響が主因だと考えていたのですが、どうやら私の理解が違っていたようです。 この推論、いかがでしょうか? |
| あじなめろう | 投稿日時: 2025/12/13 5:02 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2022/7/4 居住地: 投稿: 1007 |
Re: 究極のスピーカー・ケーブル marronさん、皆さん、おはようございます!
> 多くの方の参考になって、一人でもお仲間が増えればいいなと思っております。 ですです! ソフトでスマートなmarronさん、 泥臭く馬鹿正直の あじなめろう ・・・これからも このキャラ設定でいきましょう! このデコ入れ結果で、よりmarronさんの音楽への客観性や音の評価の具体性が見えてきて、投稿の雰囲気も変わってくるのではないか? ・・・その辺りのことも注目しています。 > 小音量での低域が改善されたのは、スピーカー・ケーブルには“音量に比例しない部分で効いてしまうロス”のようなものがあり、その影響が小さくなったのではないか…と感じています。 そのご推察 その通りだと思います。 音量を上げていても低域への駆動力はスピーカーケーブルのインピーダンスによって ノロく甘く丸く敏捷性に欠けることになりがちです。 それが小音量時になったら もうほとんど鳴らなくなっているのは自明の理ですよね。 まず、そのための優先順位は、 1に電源、2にスピーカーケーブル、34がルームチューニング、5にラインケーブル ・・・だと思ってます。ウチもそうでした。(取っ掛かりのEMCの電源工事でポカしましたが笑) 厳密には ここの1.5で機器設定ってのが入っても良いくらい。 ほら! marronさんちもそうなっていったでしょう! 僕とKoike Stringsさんが「You スピーカーケーブルいっちゃいなよ」笑と急かしていたのも まさにそこです。 ラインケーブルは最後のお楽しみで良いのです。 (もう訳分からないヘンテコなメーカーのハイエンドケーブル使ってたら話は変わりますが、幸いmarronさんは標準的なプロ用途ケーブルなので。) で、もっと言うと 0で掲げた自分の目標が 6で達成されるのですが、6には実はもう一つ裏目標があって、 それが まさしく「小音量での帯域バランス保持」なんです。 それだけ小音量時再生って一番大変なことです。 可変ボリュームの抵抗負荷に負けない信号の直線性と衰えない駆動力。 ここで言う1と2がその基礎固めをするんですね。 |
| marron | 投稿日時: 2025/12/13 11:57 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 1145 |
【スピーカー・ケーブルの優先順位】 Re: 究極のスピーカー・ケーブル あじなめろうさん、皆さん、こんにちは。marronです。
参りました!(笑) 〉1に電源 〉2にスピーカーケーブル 〉3・4がルームチューニング 〉5にラインケーブル 〉ほら! 〉marronさんちもそうなっていったでしょう! 〉僕とKoike Stringsさんが 〉「You スピーカーケーブルいっちゃいなよ」笑 〉と急かしていたのも まさにそこです。 率直に、理解が足りていませんでした。 スピーカーケーブルの交換によって帯域バランスが大きく変わることは経験済みでしたから、 どうしても「最後の微調整」だと捉えていたのです。 つまり、音を太くしたい時には太めのケーブル、 音を引き締めたい時には細めのケーブル、 ──そんなふうに考えていました。 いま振り返ると、これは例えるなら、 蛇口の開け閉めを調整するのと同じですね。 ケーブル・レスとは、まったく逆の発想です。 もっと言えば、 「低音を抑えたいから、電源のランクを下げよう」 と考えるのと、同じことだったのですね。 あじなめろうさん、 そして Koike Strings さん、 あらためて、ありがとうございます。 |
| marron | 投稿日時: 2025/12/17 20:00 |
長老 ![]() ![]() 登録日: 2023/4/26 居住地: 投稿: 1145 |
【交換から一週間を経て】 Re: 究極のスピーカー・ケーブル 皆さん、こんばんは。marronです。
スピーカーケーブルを交換してから一週間が経ちました。 初日の鮮烈な印象が落ち着いた今、あらためて音楽に耳を傾け、その変化を静かに味わっています。 エージングが進んだことで、まず感じるのは、音楽がごく自然に流れていくことです。 ひとつひとつの音が自己主張するのではなく、メロディやハーモニーの中で溶け合い、ひとつの音楽として美しく響いている──そんな印象です。 低域は、しっかりと芯があり、深く沈み込みます。 ベースラインは輪郭がとてもクリアで、リズムの土台として静かに、音楽全体を支えてくれます。 ──その結果、揺るぎない安定感が生まれました。 中域、とりわけボーカルや弦の表情は、肩の力が抜け、ゆったりとした呼吸を取り戻したように感じられます。 格段に広がったサウンド・ステージの中で、ボーカルは前に出ることも後退することもなく、ただ演奏の中に自然に溶け込み、こころに染み入ってきます。 一週間を経たいま、強く感じるのは、 「音が良くなった」というよりも、 「音楽に心酔できるようになった」という進歩です。 |
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