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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2020/5/2 13:36
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん
  こんにちは。

“記憶に留めておきたい“  (12) インフィニティー 〜 IRS –OMEGA 〜

1998年ピュアーオーディオ華やかしい頃、また時代もよかったこともあり、オーディオショップでは数多くの
高級スピーカー及び機器を展示していて、希望するスピーカーがあると、担当者に一声かければ好みのアンプで試聴
することが可能だったのです。
この頃、仕事は忙しくとも、休日にはオーディオ好きな当方は、よくオーディオショップに足を運び、好みのスピーカー、
及び機器(アンプ)で試聴するのが何よりの楽しみでもあったのです。

当時、ジョウシン電気(京都いちばん館)では、各社の試聴会が土・日ともなればよく開催されていたのです。
この日試聴したのは、アメリカのメーカーInfinity社のブランドで、日本での発売元は「デノンラボ」です。
Infinity社では、インフィニティー7の最高峰を意味するIRSシリーズは“EPSILON”“SIGMA” があり、そして
スーパデジタルの時代に送りだす新製品“OMEGA” が存在していたのです。
その中でもIRS –OMEGAは30cmのウーファーに対して、フロントバッフルをギリギリのサイズにして、後ろ側を
すぼめた台形のエンクロージャーが、何ともスタイリッシューに感じたのです。
これは単にデザイン面だけでなく、エンクロージャーの強度を高める役割も果たしているのだとも思ったのです。
メーカーの担当者に伺うと「Omegaのエンクロージャーは不要振動をできる限り取り除くよう設計されているという
ことと、端面反射の影響による音の濁りをも軽減するよう設計されています」ということでした。
IRS-OMEGAは、インフィニティ社の技術集大成として広い周波数をカバーし、ハイアウトプットを低歪、広範囲に
わたるパワーレスポンスとダイナミックレンジなど、ライヴコンサートレベルで楽しむ上で大事な、これらの要素を
余すことなく再現して聴かせてくれるということでした。

試聴して分かったのは、この曲面が自然と音の広がりも生み出していると、気づいたのです。
アンプにとっても楽な性質の負荷なっていて、これでより繊細なピアニシモからフルテシモまで、その輪郭の密度も
損なうことなく、小出力にも大出力素早く応答するのです。音質バランスは比類ないほどのスムーズさと、温かさ、
緻密さ、透明さを保ち、全てのニュアンスを現実のものとして再現させてくれるのです。

試聴したジャズ・ヴォーカル(ダイアナクラール/ラヴ・シーンズ)では、低音が実にリッチでしっかりとした良質な
響きを聴かせてくれていて、ジャズのベースではジャズらしく、生々しく鮮明な低音が聴けたのですが、少々タイトで
軽さが感じられたのは、担当者の説明ではこのアルバムの録音状況の結果とも言っておられたことから、その微妙な
録音状態をも炙り出すOMEGAの精度の綿密さにも驚くのです。
一方、オーケストラのコントラバスでは、バランスを維持したまま複数のコントラバスによる低音のアタックの力強さ
と、その響きの豊かさが明るく乾いた軽やかさは、いかにも健康的なアメリカ的な明るさを持った音が印象的で、どんな
部屋にもマッチするという印象でした。

これなら十分に満足できるサウンドパフォーマンスで、さまざまなジャンルの魅力ある音楽を、適切に引き出してくれる
のが頼もしい限りでした。



RANZAN
投稿日時: 2020/6/1 11:59
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん
  こんにちは。

”記憶に留めておきたい” (13) Mclntosh MC1,25KW

MC1,2KWは1シャーシのモノラル・パワーアンプで、その名の通り1,200Wの出力を持つのです。
モノラルアンプの強みは、完全なチャンネル・セパレーションを確実に得られる点がが大きいのです。
俊敏で圧倒的な余裕を感じさせる音は見事なもので、マッキントッシュ伝統を踏襲する弩級パワーアンプです。
1200ワット(2Ω、4Ω、8Ω)の定格出力。ワイドレンジ出力オートフォーマーは、2、4、8Ωいずれの負荷においても、
理想的なインピーダンスマッチングを実現し、10Hz~100kHzという驚愕の広帯域特性を犠牲にすることなく、
各負荷に同等の出力を供給します。また2~8Ω負荷において、微小レベルから最大出力まで、周波数帯域の全域に
わたって最大で0.005%以下というほぼ測定限界レベル以下の超低歪み(全高調波歪率)を達成、極めて高い音の
実現をしているのです。

トランスレスのソリッドステート・アンプが主流時代に、未だ出力トランスを搭載するアンプを造り続ける、伝統の
電源トランスとオートフォーマーは、単に老舗の頑固さというだけで片づけられるものではないようです。
その新出力トランスケースは、ロの字型アルミ押し出し材とプレートがボルトで強固に組み合わされています。その結果
密閉度と強度が飛躍的に向上し、振動抑制とメカニカル・ノイズを大幅に抑制しているのです。
そのことで、低域のエネルギーが塊りとなって集まったような、パワー感を持つ低音が弾き出される瞬間の魅力は他では
味わえないものです。
ここで聴いたトランペットは、華やかになり過ぎることなく適度な柔らかさと響きをを持ち、センターにシャープに定位
するのです。
リズム・セクションはハイスピードなアンプらしく、切れ味の良さをも持っているが、ベースやドラムスの低音の質感は実に
生々しいのです。
バス・トロンボーンやバリトン・サックスの存在感を明確に聴かせ、このビッグ・バンドの骨太さが直に伝わってくるのです。
広角LEDのフロントパネル照明:フロントパネルのイルミネーションは、照明を均一にするため、最新のカスタムデザインの
LEDを使用していて、伝統のマッキン独特の幻想的な美しい青い表示メーターは健在です。

また、上級機種にはMC-2KW(2000W)も存在するというから凄いです。



RANZAN
投稿日時: 2020/6/26 14:40
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん
  こんにちは。

”記憶に留めておきたい”  (14) Accuphase M-6000&C-2820

パワーアンプ及びプリアンプで記憶に留めておきたいのは、現在愛用しているAccuphase M-6000&C-2820の組み合わせが
絶妙なバランスを発揮しており、よりオーディオライフを楽しく魅力のあるものへと誘ってくれているのです。

まさに、ジャズのキックドラムスの反応のよい再現は、M-6000の実力の高さを感じさせてくれるもので、トランペットの繊細さ
と美しさには、これまたC-2820が寄与してくれていると、その質感表現の確かさを実感させてくれるのでした。
何時もM-6000のウォーミングUPに約1時間ほどかけた後、リファレンス盤の1枚としている「ラティーノ・バップ/マン
ハッタン・ジャズ・クインテット」の引き締まった躍動感がある音が飛び出した低音では、802(N)が勢いよく反応して、
ベースの「ドーン!」唸る振動がより強調性を伴って地を這うように、存在感ある低音を再生してくれる嬉しい瞬間でした。
なお且つトランペットの高音部の切れ味が鋭く、凄くシャープな反応に思わずのけぞるほどの圧力で弾き出され、まさにM-6000&
C-2820の絶妙なバランスとコンビネーション、驚異の実力を味わった瞬間でもあったのです。

トランペットの高音部の鋭い切れ味もシャープな反応に思わずのけぞるようで、ドラムスのシンバルも明瞭で、そして痛快、
キレのいいサウンドにはAAVA方式ボリュームコントロールが、好影響していると思われるのです。
フラッグシップ機C-3800の技術が多数導入され、独自の音量調整機能「AAVA」は、C-2820のために新たに改良が加えられた、
完全モノ・コントラクションなど、最新技術が凝縮されているのです。

それは経験上、今までC-2810も愛用していたことから、C-2820の完成度の高い音は聴いた瞬間、解像度の違いが明確であり、
中低域から下の部分で確かにC-2820は一日の長があるという好感触を抱いたのです。
今まで聞き逃していたと思われる部分を聴いた瞬間、ピアノのタッチも低音部の底まで明快で滲みがなく、透明でより弾みが
いいのです。痛快、明瞭、キレのいいサウンドで、繊細な表現力は他の追随を許さない、どこまでも伸び伸びととした快感を
味わえる一番の彩りあるサウンドにも、より気分が乗るのです。

低音部の力強い再現や高音部に至る繊細さは爽快そのもので、この信頼感、安心感を持ったモノラル・パワーアンプM-6000、
プリアンプC-2820の名コンビには、今もって何の不満も感じさせない見事な再現性には満足な日々です。



RANZAN
投稿日時: 2020/8/5 13:36
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん 
  こんにちは。

“ 記憶に留めておきたい “ (15) B&W 802 Nautilus

10年以上愛聴し続ける802 Nautilusですが、非常に解像度の高い音で 磨きがかかり、聴く者の心にジワッと
染み込んでくるようで、各ジャンルの音を魅力的に聴かせてくれる力強さと瞬発力があるのです。
演奏会場の空気感や臨場感も万全で見事なもので、ハーモニーの密度の高い表現力もあり、そのことで、更に自身が
求める音にも近づいてきたように感じられるのです。
Matrix Seriesの四角い箱型の慣れ親しんだ形から、この斬新な曲線の未来型デザインを見た時、機能的にも造形的にも
新鮮で実にユニークなデザインと、スコーカーの頭の部分が球根のようで流線形のような曲線に魅了されたのです。
同様にウーファー後方に回り込むエンクロージャーも、丸みをおびた洒落たデザインになっているのです。
これは音質的にもその向上に貢献していると想像させるのです。

この802 Nautilusは20cmの小型ウーファー小口径でありながら、強力なウーファーを2本縦に並べることで、
大口径ウーファーで発生しやすい歪を減少させるようです。このことで低音のスピード感やその反応良さを
狙ったものといえるのです。
ウーファーは小さいが、スピーカーの中では異様なくらいボイスコイル径が大きく、強力な磁器回路を持って
いることが判断できるのです。
B&Wが長年培ってきたノウハウを継承してきたクオリティの高いその音は、実に滑らかでノイズ感の減少した
高音質を細部まで緻密に再現してくれるのです。
勢いよく飛び出す音は力強く活気があり、ピアノは艶やかな中にも弾力があり、一音一音の密度が高く、柔らかな
タッチも共感を呼ぶもので、その響きの重厚感も実によく表現されていることに驚くのです。
スピーカーユニットごとにエンクロージャーを独立させて、それぞれ影響を受けないようにしているところも、
さすがといっていいでしょう。

重量が70kgを超えることから、がっしりしたフローティングボードが必要になるのです。サイズ的にいっても最新
クオーツアンダボードRST-38Hではサイズが小さすぎることから、ここはサイズ的な面から相性もピッタリで、
圧倒的に濁りのない当時の高級アンダーボードYST-64を選択したのです。
本来天板はバーチ合板だったものを、音質に優れたヒッコリーボード(特注)に交換、また充填剤においても
ポリプロピレン材だったものを、より高品質な天然鉱石ブレンドに変更したのです。そのことで床への振動移動を
より強力に抑制してくれることから、ベース音は濃くて肉質的で躍動感あふれた質感の高い音場と、立体的な音像定位へと
激変させてくれたのです。
また、足元のパフォーマンスを最高に引き出すには、付属のポール・キャスターから換装し、オプションの高精度、
高剛性のスパイク・キットの採用によって、スパイク・ヘッドとソフト・ヘッドを入れ替えて、好みのサウンドが
選択できるのもマニアには嬉しいところです。

そのことで、温かみのあるサウンドは解像度が高く、各音楽の音を聴いてもクリアで魅力的、勢いよく飛び出す音は
力強く活気があり、ピアノは艶やかな中にも大変弾力があって、タッチの力強さと瞬発力があり、実にきれいな余韻を
聴かせてくれるのです。
女性ヴォーカルではサ行が実にスムーズで、あたかも目の前に歌い手がいるような生っぽさを聴かせてくれるのです。
シンバルやブラスセクションの輝きも素晴らしく、それでいてピアノの音が痩せることがなく、分厚い演奏のスリリング
さを密度の高いサウンドで伝えてくれるのです。
交響曲においてもステージの奥行きを見事に再現してくれ、命というべきメロディラインの重なりが鮮明で、ハーモニーの
高い密度の表現が素晴らしいもので重心は低く力があるのです。
ピアノの一音一音の粒たちがよく、低音の沈み込みが深く低重心の安定したサウンドの締り切れ込みが良好で、実に心地
よく空気感が伝わる本物のサウンドでもあると断言できるものです。ジャズ、クラシック等、ジャンルを選ばないという
魅力にも気づかされるのです。

こうなると、それなりの部屋が欲しくなるのも当然であり、現在においても802 Nautilusを愛用し続けていることから、
今ではリスニングルームの高い天井が、定在波の減少にも多大に貢献していることも確かなようです。

最近、そろそろ新しい800 Series Diamondでの802 D3を視野に検討しているところですが、しかし、ここは冷静に考え
心を落ち着かせ、わがジャズ愛好家であるなら、少々荒々しさを感じさせてくれる802 Nautilusの音が断然魅力であると
思えるもので、これからも良き伴侶であり続け、大切に愛聴していきたいと心するところです。

802 D3が手に入るまでは、802 Nautilusの音はこれからも我がオーディオファイルに夢を与え続けてくれるでしょう。



RANZAN
投稿日時: 2020/9/10 16:28
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん
  こんにちは。

“ 記憶に留めていきたい ”  (16) ソナス・ファベール Grand Piano Home

天然で自然の素材を組み合わせて温かくやわらかな響きをもたらすGrand Piano Homeは、そこから
繰り出されるサウンドは、バッフル前面に張られた天然革から作られた優しい質感は柔らかく、エンクロジャーの
鳴き止めにも貢献しているのです。
それは工芸品の美しさをも漂わせてくれるようで、インテリアとしても上級クラスの品格があるのです。

前機種から「Home」の単語が加わっただけですが、ホームシアターユースを強く意識しており、改良点は
以外に多いと担当者から説明を受けたのです。
旧モデルは2ウェイ+パッシブルジエターだったが、新モデルのGrand Piano Homeは中低域に共通ユニット
を用いて、クロスオーバーを変えた3ウェイ使用に変更されているのです。
本機「ソナス・ファベール Grand Piano Home」を試聴して感じたのは、やはりソナス・ファベールのことだけはあり、
ジャズ系より断然クラシック音楽には最適だと思うところで、ヴァイオリンの繊細感が際立ち,奥ゆかしく漂う
音色には官能的であり、惚れ惚れとさせられるのでした。
管弦楽のダイナミックなアンサンブルがそこに絡み合うと、えも言われぬ激情感が溢れ出してくるのです。

低域にはまだ硬調さは残っているようですが、ポップスやジャズはベースの響きがスマートに聴こえるのです。
ヴォーカルは温もりが感じ取れるようで、さすがピアノの音はみずみずしく紡ぎ出されます。

ベースに装備されたスパイクが設置安定度を高め、4支点の専用台は、アジャスターの調整がしやすく、大きな
ツマミで絶妙の試聴ポイントを捉えることで、確実にパフォーマンスを発揮してくれるのです。



RANZAN
投稿日時: 2020/9/16 16:21
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん
  こんにちは。

〜 記憶が蘇る限り 〜

古くからオーディオ担当者とは知り合いで、日頃から数々の多くのスピーカー及びハイエンド機器が取り揃っている、
大阪(日本橋)にあるハイエンドオーディオショップ(K無線)には、よく足を運び好みのCDを持参しては試聴させてもらって
いたのです。(その多くはスピーカーが主です)
その担当者とはオーディオが華々しかった97年頃、京都ジョウシン1番館内にハイエンドショップ(K無線)を展開していた頃
からの知り合いです。まだ、その頃は経済的に時代も良かったことからK無線ジョウシン店では、多くのハイエンドな大小多くの
スピーカー、機器が展示してあり、また独立した試聴ルームも設けてあり、各メーカーの新製品の試聴会も毎週のように開催されることから、我がマニアにとっては、非常にありがたく楽しく試聴することができたのです。
その後オーディオ人気にも陰りが見え始めた頃、ジョウシン1番館の売り場縮小に伴い、ハイエンドオーディオコーナーは撤退せざる得なくなったのです。

これからも記憶が蘇る限り、書き綴っていきたいと考えています。



RANZAN
投稿日時: 2020/10/5 14:01
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん
  こんにちは。

“ 記憶に留めておきたい  (17) ウェストレイクオーディオ  BBSM-4F

ウェストレイクオーディオは スタジオモニターの製作で有名なメーカーであり、デビュー作のTM-1は
38cmダブルウーハー搭載での、その分厚く濃厚なエネルギー感を有し、日本の有名なスタジオにも導入し、
大型ダブルウーハーモニターの傑作でもあったのです。

その血統を継ぐ横型ダブルウーハでの再現性は、まさに正統派の響きでもあるのです。
今回試聴したBBSM-4Fはニァフィールドモニターとして開発された小型スピーカなのです。
スタジオのミキシングコンソールの上においても、スタジオの演奏者が見えるように、背の低い横型
フォルムで作り上げられているのが特徴です。
TM-1と同様ダブルウーハーのシンプルな2ウェイで大型モニターをそのまま小さくしたようなデザインで
ありながら、見た感じは堂々と頼もしく映るのです。

当時、ジャズを試聴しての感想は、エネルギーバランス的に中域を厚く仕上げた音調は、最近のスピーカーに見られ
ない珍しいタイプだと感じたのです。
その中域のまとまりのよさと安定感が非常に正統派の音色が魅力だと感じたのです。
音場感よりも音像をしっかり描くことを心掛けているところが、特にヴォーカルを聴くと判断でき、声の再現性の
質感に独特の強みが感じられたのです。
例えば、大排気量エンジンの車で悠々とクルージングしているようで、ケイコ・リーが伸びやかに歌う低域から
中域にかけての厚みを、的確に再現しヴォーカルの濃い声が聴けてしっかりとサポートしていくのです。

小型ウーハーながら、これはダブル使いによる中低音域の厚みが断然魅力で、安定したエネルギーバランスで音楽の
バランスがスムーズなところは、さすがウエストレイクといったところです。
ジャズだけでなく、ここはロックやポップスにも最適な刺激を与えてくれそうです。



RANZAN
投稿日時: 2020/10/25 13:09
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: オーディオは魂を揺さぶる !

皆さん
  こんにちは。

“ 記憶に留めておきたい ” (18) YAMAHA NS-300

このNS-300は、当初シアタ用として使ってみたいと候補に挙げていたスピーカーでもあったのです。
全ての面でバランスが取れて、かなりコストパフォーマンスの高いヤマハ久々の本格的なスピーカーだと感じていたのです。
眺めていても微妙にオレンジ色がかかった明るいエンクロジャーがウッディな味わいを見せてくれるのです。
シアタであれば、現代のリビングルーム、インテリア、家具の雰囲気に合わせても違和感がないところは、さすが潜在能力の
高いスピーカーだといっていいでしょう。
そのエンクロジャーの細かな仕上げも、かなり配慮が行き届いていると感じさせてくれるのでした。

音の方もモダンな味わいで、従来のヤマハの音といえば、モニタースピーカーのNS-10Mが頭に浮かぶように、
ハッキリとオーディオ&ビジュアルユースを打ち出してきていて、ワイドレンジで描写力もしっかりと弾き出されてくる、
その鳴りっぷりのよさと元気で細かい音の再現性のしっかりしているのです。
実際に聴いても音場再現もきれいで、そのポテンシャルは高いと感じたのです。ヴォーカルもギター及びサックスにしても、
ソロの音に温もりが感じられ、対等なバランスは安定し奥行き感もあったのです。
ジャズでもピアノの音がみずみずしく奏でられ、ベースもどっしりとして、ドラムスの切れも抜群に優れたもので、この3者の
繰り出すパワフルでストレートなサウンドこそが、もぎたてのように新鮮でフレッシュなサウンドは、何物にも替えがたい大きな
魅力でもあったのです。

もちろんシアターでの音質は文句なしで、耳を澄ませじっくり聴いていけば、雨、風、虫の声と効果音の広がりが立体的で、音楽は重厚且つ緻密であり、ウェットなセリフの質感も秀逸だと感じるものでした。



RANZAN
投稿日時: 2020/11/16 13:10
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
記憶に留めておきたい!
皆さん
  こんにちは。

“ 記憶に留めておきたい ! (19) DALI Helicon 400 MK2

経済が好調だった約14年程前までは、地元ジョウシン京都いちばん館において、各メーカーの試聴会が毎週の
ようによく開催されていたのです。
この日もデノンの試聴会が開催され、DALI/ダリのHelicon 400 MK2(ピアノブラック)を試聴する機会を
得たのです。
デノン担当者の説明によると、ダリはデノンラボが輸入代理業務を担当しているということです。

ダリスピーカーはリボン・ユニットを多用するシステム開発を進めているのです。
Helicon 400 MK2は上級の800MK2のダウンサイジング型であり、ユニット構成は16,5cm口径
ウーファーを2個採用し、帯域を700Hzで分割して31,5Hzから3KHzまでを受け持たせているという
のです。
それは何といっても使用ユニットの最大ポイントはハイブリッド・ツイーター・モジュールである
ことです。これはダリのオリジナル性が高いもので、現在のダリの核ともいうべき優れた性能を持って
いるのです。
これらユニットによってHelicon 400 MK2は4ウェイが構成されているのです。ネットワークは
ハードワイヤリングで、プリント基板を用いずに何と手作業で組み立てられているという説明でした。
また、その説明の中でキャビネットは多層MDF材で構成され、厚手な天然木突き板仕上げということで、
見た目の美しさは抜群といえるもので、美しいチェリーカラーが高級感を感じさせるのでした。
見ていくと両サイドは曲面で背後へ向かって絞り込まれているのです。本体は独立した台座でサポート
されているのです。入力はバイワイヤリング接続対応の4端子採用です。

試聴したのは「ダイアナ・クラール」で、用いられていた機器はCDプレーヤーはデノンDCD-SA1、
プリメインアンプもデノンPMA-SA1のライナップでした。
彼女のヴォーカルやピアノは実に生々しく、一音一音がS/N感が高く独特の艶のある中音が魅力であり、
また定位が明確で決して沈み込むことが無くスムーズで濃密なサウンドは色彩感豊かに聴かせてくれるのです。
弦楽器やヴォーカルのみずみずしさは逸品なところで、さらに潤いのある磨きあがられた音を聴かせてくれて
おいて、クリアーに再現されていくのですが、低音においてはカタログ仕様データーのような低域感が今一つ
といった感が否めないのです。

一層低域広大な音を狙うとなると、上級のHelicon 800 MK2になるでしょう。



RANZAN
投稿日時: 2020/12/7 15:05
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3265
Re: 記憶に留めておきたい!

皆さん
  こんにちは。

“ 記憶に留めておきたい ” (20)  PMC FB 1

91年にイギリスで設立された新進気鋭のスピーカーメーカーで、近年ではハリウッド映画の音響デザインにも用いられ、
本格派のモニタースピーカー作りを得意としているということです。
元々プロ用スピーカーを作っていたことから、民生の感覚はあまりなくPMCの外観はいたって地味な感は否めないところ
です。

最初見た時はただ何となく、そのデコレートの素っ気なさに上部の円形コーンに目が集中するのでした。
だが、ここは一度音を聴いてしまうと、何故かいとおしくなってくるからこのスピーカーは不思議です。
そのユニットを見ても、音の良さは感じられなく、またサイズも(W200×H1000×D300mm 重量22kg)と小さめです。

先に述べたとおりFB1は派手さがないところが、逆に美点となって長く愛用されるというオーディオ通だけが判断できる
デザインと要素を合わせ持っているともいえそうです。
実際に聴いてみるとサイズを超えたモリモリした低音は、このサイズとは思えない凄いものです。またとんでもない音圧と、
低音はよく引き締まり何とも力強いのです。
ジャズも余裕綽々のサウンド表現は、ピアノの指の動きすら見えてくるようで、シンバルの音ではスティックの当たり方で
響きが絶妙に違ってくることが確認できるのでした。ベース音は深く伸びやかで、しかも美しく弾き出されるのです。
クラシックでは、ヴァイオリンの微かなヴィブラートの表現が豊かに引き出され、スピード感は申し分ないものです。

オプションの安定化ベースも装着されていたのですが、これは設置安定感が高まると感じるので、どのようなジャンルの
ソフトに対してもコストパフォーマンス、音色も美しい万能型スピーカだと好感を抱くのでした。



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