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RANZAN | 投稿日時: 2021/6/21 12:45 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
深みに嵌っていく! 皆さん こんにちは。 以前この「リスニングルーム」欄では、“ジャズ&オーディオリスナーならスピーカーの王道はJBLでしょう”と、幾度と なく述べてきました。 事実、自身は図太いジャズサウンドを聴くという、その熱い思いからJBLモニター43シリーズを長年継承し愛用してき たのです。 ズゥズゥしたテナー・サックス・サウンドが、JBLホーンから放たれる乾いた音の空気感は憧れでもあり好みでもあった からです。が、しかしなぜかJBLにおいて、当初から少し不満を抱いていたのは、前へ前へ飛び出す音は快適で気持ちが いいのですが、常に気がかりだったのは43シリーズ全体にいえることですが、唯一低音の膨らみが気になることでした。 JBL 4348を愛聴していた当時、ある試聴会でNautilus 802を聴く機会があり、その音を聴いたことが発端となり、 Nautilus 802のサウンドの魅力に強く引きつけられたのです。それはあの低域の脹らみのあるJBLの表現とは違い、実に キリッと引き締まって、それに厚みのある低域感に魅了されてしまい、たちまち引き込まれていったのです。 実際、そのサウンドは各自好みもあるので最終的には、その音質は実際に聴いてみないと分らないものだと判断したのです。 そのことから、当リスニングルームでのスピーカーシステムは、思い切った勇断でJBLからB&Wへと切り替えて以来、 Nautilus802を愛用し続けて、早くも10年余りが経過するのです。 それはジャズを愛するリスナーにとって、Nautilus 802の音の虜となったことから、これまたB&Wでも革新的な最新の 802 D3も一度聴いてみたいと羨望していたのです。 しかし、なんといってもこのNautilus 802の骨太で荒々しくダイナミックなサウンドは、好みのジャズにもピタリと合って いるところが今も好みでもあり、ここは良質で馬力のあるアンプで鳴らすと、なかなかどうして、そのエキサイティングな ジャズ・サウンドを奏でてくれることから、なかなか手放せないでいるのです。 そこで今回、B&Wファンであるなら、新しいオーディオの時代を告げる革新的モデルで、最も進化したといわれ、憧れでも あった”800シリーズDiamond ” 802D3のサウンドを聴く機会を得たのです。 試聴については、このご時世のこと地場京都でのハイエンドオーディオ店は、現在1店舗も存在しないことが非常に淋しく 残念なところです。 ならば、ここは大阪日本橋にあるハイエンドオーディオショップK無線(3つのリスニングルームを有す)にDiamond ” 802D3が設置してあるという情報を得たことから、“3F ハィフィデリティ試聴室”へ「試聴予約」の連絡を取り、約1時間 余りかけて試聴に出向いたのです。 試聴室で用意されていたリファレンス・アンプは、「エソテリック Grandioso C1&Grandioso S1+K-01X」と「アキュフェーズ C3850&A200+DP-720」が設置してあったのです。アキュフェーズについては機番は違っても、アキュフェーズアンプは 現在所有していることもあり、その音の特徴は少しは熟知していると思っているのです。 そこで、ここでの試聴機器はエソテリックGrandioso C1&Grandioso S1+K-01Xのハイエンドな、威風堂々とした機器群を 希望したのです。 まず、試聴用に持参した最新ジャズHMCD盤「スイングしなけりゃ意味ないね/マンハッタン・ジャズ・クインテット」から 聴いたのです。 試聴に先立ちショップ担当者からの説明では「エソテリックの音はどちらかといえば、全体的に辛口で音は硬い!」という ことでしたが、実際聴いてみるとやはり噂通り、硬いというよりはかなり引き締まった表現力や、ソリテリック的なところは 豊潤といっていいくらいダイレクトに伝わってくるのでした。逆に膨らんだ音よりこの音の方が、やはり好みの音にピタリと 合っているようでもあると確信を持ったのです。 その802D3とエソテリックGrandiosoの組み合わせの音は、あまりにも弩級なパワフル・スイングの良さが発揮されて、 分解力に優れたドラムスの立体感、トランペット、2管の勢いある厚いエネルギーが実にリアルに力強く伝わってくるのです。 まさにそのサウンドを聴くと「まさに何をいわんや!」であり、各奏者との圧倒的なスピード感が完璧に合致した、その素晴ら しいバランスの良さには驚きを隠せないものでした。 圧倒的ドライブ能力と際立つ高域レスポンスは、音像と音場のバランスがよく取れており、楽器数の多い躍動感みなぎる演奏が 見事なまでに、緩みがちなベースも程よく締まっていて、テナー、ドラムのスネアやタム類の配置でのドライヴ能力を、 いやがおうにも盛り上げてくれるようで、デリケートな音色の変化を実によく描いてくれるのでした。 ここは折角なので、女性ヴォーカ・アルバムも持参していたので聴かせてもらったのです。「きょうの私/ダイアナ・バントン」 では、ノイズのない肉厚でニュアンス豊かに明確な音像が現れ、フレシュな雰囲気がとても心地よく、リアルな感触でセンチメ ンタルな質感とジャズのリズムにピッタリで、情緒あるリズムを軽快に歌っているところも、クリアな音源で細かなディテール まで綺麗に聴かせてくれるところはさすがでした。 また、ここはジャズだけでなく、クラシック盤も持参していたので聴かせてもらったのです。 試聴したのはエソテリック限定SACD盤「春の祭典」ピエール・ブーレーズ指揮、クリーヴランド管弦楽団でした。 音楽の場面が変わると、しっかり雰囲気も変わって聴こえるのです。非常に力強くて、且つ温かさを失わないこの曲の激しさ の表現と、臨場感あふれる空間的広がりと厚みもあって、ずば抜けた聴感上のS/N感と立体感での音像がリアルに浮かび上がり、 余韻が消えるまで一切緊張を失わず、息を飲むような静寂感に浸るような心地よさでした。 豊かで華やかにそのダイレクトな鳴りのよさは、気持ちの良さも持ち合わせ、この比類なき音のディテール、ニュートラルさ での豊かな響きが試聴室一杯に鳴り渡るその充実感ぶりは、まるで万華鏡のようにカラフルに表現してくれるようでした。 恐ろしく視覚的な音で多くのオーケストラ奏者がずらりと並ぶさまは、それがまるで見えてくるようで、こうして聴いていくと まさに魅了されっぱなしといった感覚で聴いていたのです。 外観について”800シリーズDiamond ” 802D3を見た目の印象は、旧802Diamondoよりもキャビネットなど一段とその造りの よさに磨きがかかり、非常に馴染みのよい音でレベルが大変に高いと感じさせてくれるもので、これを聴くと今所有する Nautilus 802とは次元の違う音であり、まさにここは年月の差を感じると同時に、恐ろしいほどの情報量や微細な音色表現に、 驚きというより非常に馴染みのよい音に感じられ、レベルが格段に高いスピーカーシステムであると感じたのです。 音楽の奥行きとニュアンスやディテールは極めてシャープに再生され、隅々まで表現して見せるそのガッシリした重量感ある スタイルからは、音のバランスの良さはかってないほどに、アンプの違いを引き出す圧倒的な性能の高さが光るのです。 また、B&Wにおいては代名詞のように長く馴染んでいた黄色のケヴラコーン(振動板)から、シルバーとなっていることから 渋みが増し、かなり高級感も演出されていて、その落ち着いた雰囲気は見た目のインパクトもあり、802D3&エソテリックとの 相性も良好であることから、ここでも突出した存在感と認識したのです。 最後に「いやぁ〜 このサウンドを絶対に我がリスニングルームに持ち込みたい!」という羨望を抱きつつ、試聴を終えた後 心地よい余韻を残しながら、強く背中を押された感触を抱きつつK無線を後にしたのです。 ”800シリーズDiamond ” 802D3 、今後、どのアンプで鳴らしても、その優れたポテンシャルを見せてくれることは間違いないで しょう。鳴らすアンプによってどんな違いが出るか、予想がつかないところがまた楽しみでもあるのです。 ここはアンプによって音は随分と変わるということなので、時間が許せば次回はアキュフェーズC3850&A200+DP-720の組み 合わせでも、試聴してみたいと期待感が膨らむのです。 こうしてオーディオの夢をいつまでも追い続けていきたいと念願する一方、その深みにますます嵌っていくのが怖いようでもある のです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/9/1 12:50 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
熱き 魂の響き! 皆さん こんにちは。 リスニングルームでのオーディオシステムの音質改善への求心は、音の表情が変わると、その意欲は衰える どころか、ますます倍増するのです。 リスニングルーム内はステンド・グラス等での、ガラス窓が多面に使用されているため、その音響での 反射を和らげるにも、リスニングポジション背後にシルク素材カーテン等を用いて音質向上に努めています。 より高音質で好みのサウンドに一歩でも近づくための音楽の豊かな表現力を目指して、一つ一つ試聴の繰り返しに おいて動力を惜しまないのです。 ここは、さまざまなアコリバ電源関係、ケーブル、アクセサリーアイテムにおいて、どんな些細なことまでも コツコツと積み重ねている状況です。 例えばクォーツ・レゾネーター(RQ-8)を各機器、ガラス面や壁などに貼り、固有の共振を抑えて音質改善に 取り組んだのです。そのRQ-8はスピーカーやプラグ、各機器にも試みて感じたのは、共振、反射のバランスが うまく打ち出され、臨場感、躍動感が増し、まさにこれはさすが「コストパフォーマンスの優秀さを示すものだ!」 と強く感じるのです。 鮮やかに突き抜けていく音像と、明快な定位感についても、その優秀性にこれは一つ一つ試行錯誤してやって みないと分からないことが多いため、ここがまたオーディオ的魅力でもあり、その音楽はミュージシャンの熱い 魂が心に響く瞬間でもあるのです。 アコリバ独自の旺盛な技術と開発力は、希少価値の高い天然クォーツ・レゾネーターRIQ-5010は、立ち上がりや 切れ味が向上することが克明に判断できるということは、プリアンプ、CDプレーヤーの脚下及び天板上に設置 すれば、パワフルで生々しい音色へとその音が一段とSN比が高まり、静寂感を保ち音楽がしなやかであり、 且つダイナミックにリズムを刻んでいくことです。 時間の経過とともに、その音はシステムに馴染んできた感触を抱かせるもので、それは低域と中・高域の エネルギー感、クオリティの高い質感と抜群の制動力で躍動するジャズの楽しさが生み出され、より満足させる 再現性を発揮してくれたのです。 例えば、ジャズ・カルテット、ビッグバンドでのサックスの力強く太い響きと、心もちスピード感を高めた リズム感の乗りの良さ、透明感が増しリアルな表現力は魅力的であり、各楽器から奏でられる一音一音は 明確にして粒立ちもよく、骨太でありながらその音はよく引き締まりを効かせ、重低音へ押し出す豊かな スケール感、これならどの音楽分野にも通用するものだと感じとれるのが魅力です。 ドラムスの鮮度もスネアの音がグゥーンとリアリティ感が増してくるようで、シンバルもSN感がよく繊細で 透明感あふれる生々しいところが抜群に冴え渡るのです。 ヴォーカルはハスキーで力強く、まるで眼前に浮かび上がってくるように、サ行の発音が実にリアルで、 その息使いまでもがハッキリと聴き取れる雰囲気には、一瞬ドキッとさせられるのです。 リスニングルームに繰り広げられる音場感は、広めながら明確な音像と、その躍動する音の立ち上がりが速く、 骨格のある力強い迫力は実に生き生きとしているのです。 各楽器の骨格が整ってガッシリした再現性において、ヴォーカルのガッツ溢れんばかりの透明感がこれほどま でに素晴しいものかと、改めて感じさせられるのです。。 演奏家のエネルギーや精神、息づかい、ホールの臨場感までもが豊かに表現され、より自然でいっそう繊細な 音で感動との出会いは、その音色の豊かで解像力に優れ、スピード感溢れる明るい高音、そしてハイレベルな までの忠実度と驚異的な立体感、大音量でのバランスを崩すことなく、リスニングルームの中央に浮かび上がる のです。 この素晴らしいシステム環境のリスニングルームで、心地よい音楽を長時間聴いていても「聴き疲れしない!」と いうことが、リスナーにとって一番大切なことで、再び心に刻まれた感動を呼び覚ましてくれるのです。 そのことでリスニングルームに冴えわたるサウンドには「やっとここまで来たか!」そう感動させてくれるようで、 高次元で究極な音の完成となったと、感激する瞬間でもあるのです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2021/11/4 12:14 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
美しい音はいつ聴いても! 皆さん こんにちは。 前月10月30日「ACOUSTIC REVIVE全般」欄において、モリア1さんの投稿でこのフェイズイコライジングプラグ交換での効果が 掲載されていました。それを見て全く意見が合致するものでした。 しかし下記のレポートは約半年程前に既に書き留めていたものです。 それはリスニングルーム一杯に豊かな響きが鳴り渡る充実感、オーディオは“いつ聴いても美しい音を”を合言葉に常に音質向上に 努めてきたのです。 サウンドの進化向上については、各アイテムの使用方法によって激変することが唯一楽しみなところです。 特にスピーカーにおいて激変したと感じたのは、愛聴しているスピーカーB&W Nautilus 802のフェイズイコライジングプラグの交換でした。 Nautilus 802の純正ノーマル・イコライジングプラグは黒色のプラスチック製で、見た目も軽そうでこのクラスのスピーカーと してはあまりにもお粗末と思えるプラグが装備されていると感じていたのです。 そのこともあって、Nautilus 800シリーズが登場したころは、各アクセサリーメーカからは積極的にNautilus 800シリーズ用に 見合った高性能なフェイズイコライジングプラグが、各社から次々と発売されたのです。 製品の素材については、ステンレス製、銅製、高級なものは”真鍮・銅製”(中心に真鍮・真ん中に銅・外側に真鍮)を 混合させて、かなり拘りのあるハイブリット製品も登場したのです。 これはNautilus 800シリーズユーザーを狙った、まさにマニアの好奇心をくすぐる戦略でもあったようです。 自身もNautilus 802を使用していることから、某メーカーの「ステンレス製」「銅製」「真鍮・銅製」(ハイブリッド)と3種の 試聴貸し出しを受けて、自分の好みに合った音はどのプラグか! 約1週間余り借用して試聴を重ねたのです。 また、各社の製品素材にはステンレス製が多いようでした。同じステンレス製でもメーカーの製品によっては、音質は多分 異なるであろうという思いからも、ここは大変興味があったのです。 そこで、某メーカーの3種「ステンレス製」「銅製」「真鍮・銅製」(ハイブリッド)を順番に試聴してみたのです。 まず、「ステンレス製」から聴くと、ピアノ音のキーンとする、カン高い微音がいやに耳障りでもあったのです。 肝要のピアノにおいてはS/Nがよく、録音スタジオの背景にノイズが全く感じられなくなり、輪郭もハッキリして鮮やかな タッチが描きだされるのです。骨格が少し細い聴感上ですが、S/Nが極めて気持ちよくリアル感を醸し出してくれるところにも 好感を持ったのです。 次の「銅製」ではニュートラルを基調として、実に伸びやかで反応は良かったのですが、少しゆったりとして膨らんだように、 切れ味が少し鈍い感じを受けたのです。 最後は「真鍮・銅製(ハイブリッド)」ですが、今までの2種に比べてドッシリと重厚な感覚で音のスピード感は速く、各楽器の 力強い音は美しく明快で、輪郭が鮮明になり音の粒立ちと定位が見事で繊細に再現されるのです。 クラシックではオーケストラの音楽ならではの多彩な音色感、そして各楽器それぞれがもつ味わいの豊かな響き、それらのブレンド感といったものが絶妙に再現されるのです。 ジャズでは強力なウッドベースの低域感はより力強く聴かせる弾力感には、伸びやかさが抜群であり、ジャズをジャズらしく、 躍動感を保持しながら生々しく鮮明に奏でられるのです。微音なタムタムがまさに明るく健康的なアタック音の力強さと、響きの 豊かさと伸びやかさが断然魅力でした。 「フェーズイコライジングプラグで、ここまで音質が変化するのか!」 まさにオーディオでのアクセサリーひとつひとつの選択 は大切であり、その音質を左右させてくれるものと実感したのです。 そして、好みの音として最終的に決定したのは、何回もプレイバックを繰り返しを試みて、個人的に気に入ったフェイズイコライジングプラグは2種に絞り込み「ステンレス製」と「真鍮・銅製」(ハイブリッド)を導入したのです。 しかし、現在使用しているのは「真鍮・銅製」(ハイブリッド)で聴くのが殆どで、その繊細で躍動感たっぷりなハーモニーの余韻が豊かで、ヴォーカルにいたっては、リアリティ感が増して声の質感がしっとりとした響きに包まれ、目の前に音像が浮かび上がるその素晴らしさに魅了されていることから、ステンレス製は残念ながら現在はその使用を中断しているのです。 また、最後に悔やまれたのは、その頃アコリバからもフェイズプラグが発売されたという記憶が脳裏にあったのです。 Nautilus 802を導入した時点で、管理人Kさんに「在庫があるかどうか?」伺ったところ、残念ながら「時既に遅し!」の返答 だったのです。製造は終了し在庫を探して頂いたのですが、残っていないということでした。 やはり、ここでもアコリバの優れた高い技術力及び感性と質感が高いであろう!と想像され、そのフェイズイコライジングプラグは多分(ステンレス製)だと想像していたのですが、前述していますモリア1さんのレポートでは「ジュラルミン×黄銅」の ハイブリッドということでした。 いずれにせよ我がリスニングルームで試せなかったのが何より残念であり、いまだ悔やまれるところです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2022/1/3 15:56 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
新年に この1曲を! 皆さん 新年明けましておめでとうございます。 今年もリスニングルームに、この素晴らしい輝きを放つ1曲が、我が目を覚ましてくれるのです。 1961年頃(今から61年前)にはこんなにも音質の優れたLP盤が完成していたことに驚くのです。 現在ではオリジナル音源からSACDハイブリッドに変換されています。 新しい年を迎えるにあたり、最初に放たれる男性合唱団の「ファイ・・ファイ・・」の掛け声がホールに 響き、オーディオ的にもいきなり魅了されてしまうのです。 それはいつまでも色褪せないサウンドにより、聴く者に勇気と自信を与えてくれるこの曲を必ず 聴きます。(心身共にシャキッとし気合が入るのです) それはファリャ曲 バレエ音楽「三角帽子」”恋は魔術師”です。 演奏はスイス・ロマンド管弦楽団、指揮は名匠エルネスト・アンセルメで、その緻密さの深い味わ いには、最初から色彩的で官能的な響きは、情熱なスペイン情緒たっぷりな鮮烈で、鋭いリズム感を 引き出していくのです。 大きなスケール感を伴ったその豪華な演奏と響きの素晴らしさは、今もって他では体感できないもの だと思うのです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2022/3/1 13:22 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
システム音質改善! (1) 皆さん こんにちは。 年末年始リスニングルームのシステム音質改善計画で、現在も現役で活躍しているスピーカーの設置位置とRWL-3等での 音場環境を補正し、また、今回パワーアンプでの設置はラックはあえて使わず、床直置することで振動をより抑制するため、 ヒッコリーボード等、その設置ボード枚数を増やすことで補強での改善が著しく向上してくれたのです。(パワーアンプは モノラルなのでボード枚数はステレオアンプの2倍必要となります)そのことでモノラル・パワーアンプ(M-6000)能力の 底力を再認識させられたのです。 モノラル大出力パワーアンプとして、特に高い評価を得てきたフラグシップ機M-8000の後継機となるモデルが、このM-6000 でした。電流電圧を拡大し、ダンピングファクター500以上を実現させたのです。パワーアンプ部の安定度を維持したゲイン コントロールを可能にしたのも特徴でした。さまざまなスピーカーにも柔軟に対応したのです。なお本機を2台使用した ブリッジ接続も可能で、2400W/2Ω 1200W/4Ω 600W/8Ωの大出力アンプとして、さらにシステムを発展構築させることも できるのです。 結果、その再現性はさすが想像をこえるもので、高峰に切り立つかのように凛としたサウンド再現性は新鮮そのものであり、 理想のドライブ能力を実現してくれたのです。 そのことで、ますます勇気と希望を与えてくれており、以後ますますオーディオへの向上心を煽り立ててくれるのです。 リスニングルーム一杯に広大なスケールと高分解能、高透明度なる究極な素晴らしいサウンドを放出してくれたのは、まぎれ もなくさすがAB級ならではの懐の深さを備えた、モノラルパワーアンプ驚異の実力であることが判断できるのです。 M-6000はパワーMOS FETの搭載で超弩級モノフォニック・パワーアンプであり、インスツルメンテーション・アンプの ダブル構成により増幅部をフルバランス伝送化し、さらに『Double MOS+回路』とカレント・フィードバック増幅器を 搭載して、SN比、歪率など諸特性を大幅に改善し高音質を実現、出力段は「パワーMOS FET」を搭載し合計16パラレル・ プッシュプル構成で、スピーカーを定電圧駆動し、1Ωの超低インピーダンス負荷で1200W(音楽信号)をたたき出すのです。 あらゆるスピーカーの個性を正確に表現し、より高音質な実現に貢献してくれているのです。 このM-6000ではパワーアンプユニットの並列駆動を実現してくれたフラッグシップモデルであり、これは当時大型ヒート シンクをボディの両サイドに装備して、豪華でハイエンドらしい外観とその音質に魅せら続けているのです。 この豪快な大型アンプでありながら、それには一人でもセッティング可能な形状と、その重量は38,5kg という移動させる 動力にも苦にならないもので、この点に関してもメーカーはかなりユーザーに配慮していることが読み取れるのです。 肝要のサウンドにおいて、ストラヴィンスキー、バレイ音楽「春の祭典」「火の鳥」を最初に聴いたのですが、それはいかに 現代の表現として意味をもつものかは、演奏者の実在感、臨場感を鮮明にして、しかも弱音の再現性が非常に高いことがよく 理解できるものでした。続いてリムスキー・コルサコフ交響組曲「シェエラード」ボロディン「だったん人の踊り」も合わせ て聴いてみたのです。 耳の良さで定評のある指揮者アンセルメならではの見事なバランスはオーケストラ全体として輝やかしく、音楽のうねり感の 素晴らしい臨場感がよく分かるようです。ブラス・セッションの見事な音色もこれ以上ない距離感を味わせてくれたのです。 ここでもA,B級らしい力強いサウンドを発揮、重厚でダイナミックな響きには、聴く者を圧巻する凄みがあり、ガツン〜とくる フォルテの充実感が圧倒的で、それを知るピーク値のホールドが可能なアナログ式パワーメーターも、どこか誇らしげでもある ようでした。ことに打楽器の音の強さと、その響きがリスニングルーム全体に鳴り渡るサウンドに、思わず聴き惚れてしまうの です。 ジャズではビッグバンドやピアノ・トリオを聴いたのですが、明るく華やかに広がるトランペットやテナーサックス及びウッド ベース、それにパンチの効いたドラムスはパワフル、かつ色彩感豊かに描き出す瞬間の音色が実に好ましく感じるのです。 中域から低域に駆けての重厚でダイナミックなその響きには、聴く者を圧倒するような凄味すら感じられるもので、音も分厚く 圧倒的な空間の広がりと、低音には瞬発力が漲り、スケールの豊かな臨場感たっぷりな演奏に、まぁ〜 よくぞここまで音の 切れ味、躍動感、エネルギー感、スピード感、パワー感を重視、ニュアンスのキメ細かさと緻密さなどが、オーディオで必要と する、全ての条件を満たしてくれるM-6000の驚異の底力を知った瞬間でもあったのです。 (つづく) |
RANZAN | 投稿日時: 2022/4/1 14:32 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: システム音質改善! (2) 皆さん こんにちは。 リスニングルームの中央にデ〜ンと居座る、アキューフェーズの超弩級モノラルパワーアンプM-6000及びプリアンプC-2820 での重要なゲイン・コントロールも考え尽くされた、その能力の高さを改めて知るのです。 繰り出される明るく美しい音色において、キックドラムの反応のよい再現は、ドーンと唸る振動が強調感を伴って再生される ことを感じさせ、ベースの低域ももの凄い低音成分を聴かせてくれるもの驚きで、脅威の定位感を実現してくれるのでした。 また、トランペットの繊細さと美しさは質感表現のリニアリティの高さも特筆できるもので、そのシャープな反応に思わずの けぞるようで、トランペットのマウスピースとスピーカーのホーンと、何だか音の競演をしているような感触を持ったのです。 ドラムスのシンバルにもハッキリと表現され、 痛快、明瞭、切れのいいサウンドを表出させてくれたのです。ここはアキュフェーズならではの並々ならぬ思いれを 伝える驚異の実力を知ったのです。 M-6000はどの音も滑らかでエネルギーに富んでいて、徹底した高音質対策がなされ、鳴らしにくいとされる802(N)を本機で 聴くと、音の生命力の強さに驚かされ、オーディオ的にも出力は十分であり、音場は無限ともいえるほど広大で、これはまさに モノラルアンプの特権でもあると感じるのでした。 ここはA級アンプに迫る豊潤な倍音と、そのニュアンスの緻密さをひときわ向上させるのは、相棒プリアンプC-2820の優れた 能力も手伝って、聴感上のS/N比の高さが抜群でもあるのです。 まさに、ここはまぎれもなくアキュフェーズの音であり、ワイドレンジで聴感上のS/N比が非常に高く、カラーレーションが 極めて少ないのです。 C-2820はボリュームの回転感覚と音量の変化が一致しているのも申し分ないもので、音の生命力を感じさせる、濃厚な再現性 を持つ構成も完成しつくされたプリアンプであり、この回路での音質的な問題点は何もないようで、プリアンプで重要な ゲイン・コントロールも考え尽くされ、パワーアンプを含めてレベルダイア上、最も最適なポジションで信号を送信できる のです。 そのことでどこまでも伸び伸びとした音の快感でもあり、好みのジャズ・トランペットの持つ音の爽快感、ドラムスのシンバル も淀みなくハッキリと表現されるのです。また「キャノンボール・アダレイ」を聴くと、まさにジャズになくてはならない 痛快、明瞭、切れのいいアルトの魅惑的なサウンドは、ディテール描写も極めてクリアーに再現してくれるのです。 パワーアンプ、プリアンプのこの持ち味に荷担されて、ますます気分が乗り、この音を聴けば音楽を最高の雰囲気に 浸れることのできるのが、毎回の試聴で実に素晴らしいと感じさせてくれるのでした。 この驚異の実力を示すゴージャスなM-6000であるからこそ、鳴らすのが難しいとされる802(N)を各種アコリバアイテムの 能力も含めて、より真価を発揮してくれることで、非常に解像度の高い音は各ジャンルの音を魅力的に演奏のスリリングさ を密度の高い音で伝えてくれるのです。 今となってこの双方はリスニングルームには欠かせない存在であり、時代の旗艦オーディオとして恥じない次元の高い音を 聴かせてくれるのです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2022/5/2 13:38 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
夢を追う リスニングルームに ! 皆さん こんにちは。 夢を追う! リスニングルームに JBL Project EVEREST DD66000 を! (1) 2006年JBL創立60周年を記念して発売された、Project EVEREST DD66000を目の当たりにしてきたとき 、 多くの人が感じるのが、その見事なプレゼンスではないでしょうか。それは独特の“機能美の領域”へ ともいうべき、その優れた最高の技術とデザイのセンスは、強烈なインプレッションを与え、それは創立以来受け 継がれてきたスピリットの結集ともいっていいでしょう。存在感、佇まいといった合理的な内部構成もすべて、 これはJBLならではの伝統を継承した、21世紀のモダンデザインの優れた技術がなせる業であり、全て究極なこの音に 結び付くのです。 私たちユーザーをハッとさせる、その優れたデザインと仕上げにおいても、圧倒的なプレゼンスの機能美を併せ持った、 DD66000を見聞していると、思わず我がリスニングルームへ招き入れたくなるような魅力があり、その強烈な インプレッションとオーディオへの飽くなき探求心、そして夢と希望を与えてくれるハイエンドなスピーカーでした。 JBLの凄さはプロフェッショナルな技術をコンシューマ―向けの製品に採りこんでいることです。 キャビネットのデザインや仕上げは機能一辺倒のプロ用途とは確実に一線を画するものといっていいでしょう。 それは秋の恒例「大阪ハイエンドオーディオショウ」が近づくと毎年思い出し、記憶にも留めておきたいと願う ハイエンドスピーカーなのです。 それは、周りの空気を鋭く切り裂いていく音像は想像を絶し、弦のたわみにおける弾力感、そしてキックとベースが これほどまでにすっきりとまとまっていく見通しのよさ、ヴォーカルのリアル感も明確に伝わってくるのでした。 その表現力の素晴しさは「大阪ハイエンドオーディオショウ」が開催される度に何時も我が脳裏に甦るのです。 Project EVEREST DD66000は、JBLがその思想、情熱、感性を目標に掲げ、そのモダンなデザインは、音楽を聴くに ふさわしい品位と風格が備わっていて、一つのオブジェのように感じたのです。 38cm口径ウファー2基を互いにやや外向きに角度を持たせたスタイルは、実に安定感のあるワイドプロポーションでした。 往年の名機D30085“ハーツフィールド”を思い起こさせる美しく独創的なフォルムと卓越した音響性能を備え、音楽再生の 新しい領域を切り拓く、次世代デジタル高音質ソースが揃う現代に相応しく、理想的で未踏の高峰に到達したスピーカー だと、高喜するのです。 最新の音響科学と音楽芸術の比類なき結晶で、最先端のテクノロジーと研ぎ澄まされた感性を融合した、オーディオ再生 芸術の至高の領域を拓くスピーカーということで登場したのです。 発売されたその年の秋「大阪ハイエンドオーディオショウ」の会場で一聴して、その鮮明でダイナミックな音像に驚きを 隠せなかったのです。 今までにない凛として音の芯と輝き、そして圧倒的な大音量再生能力を誇る感動的なスピーカーだ!と、共感を呼ぶもの だったのです。 (つづく) |
RANZAN | 投稿日時: 2022/7/1 12:34 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
Re: 夢を追う リスニングルームに ! 皆さん こんにちは。 夢を追う! リスニングルームに JBL Project EVEREST DD66000 を! (2) 「家庭用スピーカーシステムは美しくなければならない」。DD66000を見た瞬間「ハッ」とさせる機能美、 これはまさに「ハーツフィルド」「パラゴン」「オリンパス」など、古くからのオーディオ・ファンなら忘れ られない、今日にも受け継がれているJBL伝統的コンセプトだと言っていいでしょう。 その伝統を継承した21世紀のモダンデザイン、Project EVEREST DD66000の登場「これ程までに魅せられ たスピーカーは過って存在したであろうか!」音もさることながらデザインにおいても強烈なインプレッシ ョンを与えてくれる、その熱い思いがオーディオ心を一層くすぐるのです。 ハイエンドで優れたスピーカーを試聴すると、何時も脳裏を駆け巡るのは「いつか我がリスニングルームに!」 を合言葉には、心を豊かにしてくれる永遠のテーマであり、まさに我が夢でもあるのです。 このことは、実際Project EVEREST DD66000が発売された2006年、毎年秋季に開催される恒例「大阪オー ディオハイエンドショウ」の2会場において、Project EVEREST DD66000を用いての試聴会が開催されたので、 丸1日満足するまで聴き入ったのです。(正直いって到底一日で全会場を回り切るのは無理でした) その1会場が「Accuphase 試聴室コーナー」でした。自社の 高級ステレオ・アンプP-7100を2台使っての バイアンプ駆動を行っていて、ジャズ・ベースの極めつけである、低音シリーズ・アルバム「WOOD」を試聴 していた時のことです。その音圧の「凄いのなんのって〜!!」躍動感ある厚いベース音のタップリした音圧に 耐いきれなかったのか、頑丈なホテル試聴室の天井点検口の蓋が突然外れてしまったのです。さすが会場の 試聴者全員が天井を見上げ、しばし唖然とするばかりでした。 また、本家JBLを取り扱う「ハーマン試聴室コーナー」では、超高級アンプ(HALCRO dm38/dm10)を用いて 試聴されていて、そのサウンドにも感動させられ続けたのです。 こちらの方の音の出方は、何故か少し硬いように感じたのですが、それはスケール感豊かで品位の高い艶やかな音色、 その超低域から超高域まで極めてフラットなレスポンスで繋がっていて、いかなる音量レベルにおいても真のワイド レンジであり、また全ての音楽の情報を均一な音質で再生する空間表現のリニアリティ性において、それは素晴しい 表現力で迎えてくれたのです。 また、そのどこをとっても全ての英知と技術を結集した弩級スピーカーの理想を実現したというのが、このProject EVERESTDD66000だという素晴らしさを知ったのです。広大なスケールと高分解能、高透明度で文句なしのこの サウンドに感動させられてしまったのです。 それから2年後には、その熱き「Project EVEREST DD66000!」 をリファインした後継機の「DD67000」が登場し、 日々進化するオーディオの最新技術と、新素材を投入して更なる音質向上を図ったとされるのです。 注目のデザインについては、DD66000とほぼ共通ということですが、可能なら新しいバージョン・アップモデル Project EVERESTDD67000をより理想とするところであり、それを駆動するパワーアンプであるなら、これも堂々 ジャズの王道を行く、自然空冷2000Wの圧倒的弩級パワー を誇るMC1,25KW(モノラル)で鳴らしてみたいと考え るのです。 その理想とする大きな野望を胸に抱きつつ、それは「羨望だけで終わりたくない!」という、強い意志とわがオーディオ心 を擽り続ける、飽くなきハイエンドオーディオへのチャレンジ心を忘れず、ジャズの王道をも極めるべく、常に時代の 先端を見据えて追い続けていきたいと、その探求心は衰えをみせないどころか、ますます旺盛に燃え上がるのです。 常に熱いオーディオ心と脳裏を駆け巡るように、リスニングルームにProject EVEREST DD66000&DD67000 ! その構築の夢を諦めぬよう追い求めよう! 今も衰えないどころか、逆に燃え上がるようなこのオーディオにかける情熱は、どこから湧き上がるのでしょうか。 |
RANZAN | 投稿日時: 2022/8/1 13:11 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
システム機器落下・転倒対策 ! 皆さん こんにちは。 あの未曾の「東日本大震災」が発生して以来、その後も各地で未だ地震が頻発している日本列島です。 心配されるのは最近、ここ京都においても震度2〜3程度の地震が頻発していることも、不気味な様相です。 リスニングルームのオーディオシステムを大切にしているマニアにとって、地震での強い揺れが起きた時、 アンプ、CDプレーヤー等の設置は床に直置きしているため,転倒、落下の心配は少ないですが、唯一心配される のは、現在、使用している縦長の大きいB&Wスピーカー802(N) の転倒が最も危惧されるところです。 アンダボード(YST-64)に乗せていることから、強い地震で万が一転倒したときのことを考えると、早く対応策 を施しておきたいところです。 そのことで、いつ地震が発生しても転倒させないために、緊急時に「オーディオ専用チューニングベルト」を活用し、 固定することです。 スピーカー802(N)においては、幸いベースが本体下部に付いていることと、スピーカーの下にアンダボードを敷いて いることから、ベースとボードをこのチューニングベルトで固定することで、より安定感が増すものと考えるのです。 また、音質劣化でのサウンド悪影響も回避できると考えるのです。 今後も緊急地震時に対して、よりしっかりした安全対策を考えておきたいものです。 |
RANZAN | 投稿日時: 2022/10/1 13:01 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3266 |
絶好の気候! 皆さん こんにちは。 待って ました!! 10月に入り気候もようやくここにきて、朝晩がやっと秋らしい乾いた爽やかな空気感に包まれるようになりました。 これでオーディオ&音楽を思い切り楽むことができるようです。 現在、リスニングルームの左右にデ〜ンと居座るのは、そのサウンドが気に入り長年愛用してきた802(Nautilus)です。 ルスニングルーム全体を音が包んでくれるように、音の臨場感が魅力で高域から低域まで素直に奏でてくれるのです。 大きさにおいても最適であり、人気の高い好印象モデルです。 それまでは、ジャズ愛好家ならSPは”JBL”という概念が、オーディオを志した最初の頃から深く浸透していたことから、 使用スピーカーはでかい箱型の4343BWXから始まり4344⇒4344MK2⇒4348とJBLモニター43シリーズばかりでした。 それは15年前のこと、たまたま802(N)を試聴したとき、脳裏に浸透していたJBLの音を一変させてくれたのです。 「がっしりして引き締まるその音が気に入り、好みのジャズを聴くと断然ジャズ音の芯のある低音と、ピアノにもしっとり とした艶が乗って、フュージョン・ギターの震えあるリアルでエッジの乾いた音と、切れ味のある音にたちまち魅了されて しまったのです。 それは「ジャズを軽快に聴かす能力に非常に優れている!」と感じ取ったのです。 クオリティの高い音は滑らかで、ノイズ感のない高音質を細部まで緻密に再現してくれるのです。また、温かみのあるトーンは クリアでありながら、硬さを全く感じさせないところも魅力だったのです。 勢いよく飛び出す音は力強く活気があり、ピアノは艶やかな中にも弾力があり柔らかなタッチにも密度が高く、まるでスタジオ 空間及びステージ・シーンが目の前に出現する、その素晴らしさでした。 その音は4348での箱鳴らしではない実に滑らかさに加え、ノイズ感が減少したパワフルなサウンド再生を細部まで緻密に再現して くれるのでした。(JBLの音で唯一気になっていた膨らんだ低音が、全く感じられないことが一番の魅力だったのです) そこに温かみのあるトーンはクリアでありながら、硬さを全く感じさせないところも断然魅力だと感じるのでした。JBLから B&Wに変更することに長時間迷ったものの、ここは音の好みの問題でもあることから、変更するにも大変勇気のいることでした。 また、802(Nautilus)を導入して設置の際は、背後に理想の拡散と調音を実現してくれる、アコースティック・コンディショナー RWL-3を4台設置したことから、音像定位や音場の広がり及び奥行き、立体化までもが劇的に改善してくれたのです。 その4台のうち左右2台端の設置位置を少し内側に向けたところ、定在波の影響も気になら無くなり、効果がグゥーンと 高まったのには驚きでした。このことでリスナーの使いこなしが微妙に影響することで、それが大事なことであると、改めて 使用する側の大切さを知ることになるのでした。 それは何といってもスタジオ空間及びステージ・シーンが目の前に出現する素晴らしさを体感できる楽しさでした。 前述したように、以前使用していたJBLの38cmウファーの音も、前へ前へと飛び出す迫力も魅力ですが、改めて聴く802(N)の 再現性は、口径は小さいがWウーファーの波及効果は抜群であり、そのことから何んといっても引き締まった新鮮な感触で 聴けるもので、ローエンドの深い響きと安定した揺らぎの無い、ハーモニーの各楽器の配列が直ぐ目の前に浮かんでくるように 聴き取れるのが凄いと感じたのです。 そのホールトーンの響きまでもが断然素晴らしく、音楽をより音楽らしく聴かせるところは、「さすが802(N)だぁ〜!」と、 感動せずにおれないものでした。 スピーカーからの再生音、反射音の理想的な拡散を行い、極めて滑らかな質感を実現してくれるのです。 拡散効果だけでなく、吸音特性まで兼ね備えた自然で滑らかな上質な質感の音色を実現させ、音に邪魔な定在波まで取り除き、 生々しい音色を聴くことができるのです。 将来、ここは贅を尽くし音質向上に拘り抜いた802 Diamond(D3)の導入も視野に入れ、これまで体験した事のない音像定位や より細かい情報量、生々しいサウンドに変身させたいものだと、願望するところです。 |
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