寺井尚子の「LIMELIGHT」、改めて良い録音だと感心します。

バイオリンの艶やかさ、抜けの良いベース、ピンと張りつめた空気感など、あたかもライブハウスで音楽に浸るような気持ち良さがあります。

このCD、確かに演奏のすばらしさはありますが、我々をこうした気分にさせてくれるのは、録音の良さに負うところが大きいのです。
録音とマスタリングを担当した鈴木智雄さんの仕事が素晴らしいのでしょうね。

私が寺井尚子を知ったのは’06年頃だと思います。彼女があるテレビ番組で紹介されたのを見たからです。
その後、彼女が職場近くにあるライブハウスに出演しているのを知り、ぜひ聴きたいと思いながら、果たすことなく時が過ぎてしまいました。
しばらくして山野楽器の新譜コーナーで、彼女の「Petite Fleur〜Amapola」を発見。じっくり聴く事ができました。
このCDは今でも愛聴盤の一枚になっていますが、録音の良さが一役買っているのです。

「LIMELIGHT」はそれ以来の寺井尚子でした。
二枚のCD、選曲が大きく違う事もあってどちらも好きですが、録音の良さは圧倒的に「LIMELIGHT」が良いのです。
改めて二枚のCDを聴いていて、面白い事に気がつきました。
「Petite Fleur〜Amapola」のProduction Creditに目を通しているときに偶然管理人K氏の名前を発見。その時も機材協力していたんですね。
録音も鈴木智雄さんでした。



同じプレーヤで同じスタッフ、そして同じスタジオでなぜこんなに録音が違うのか。
誤解の無いように言いますが、決して「Petite Fleur〜Amapola」の録音が悪いわけではないのです。「LIMELIGHT」が抜きん出て良いのです。
ちょっと気になることがありました。
ご覧のように、両者に使用したアコースティックリバイブ製品の充実度が今日とはだいぶ違うようです。
果たしてこれが音の違いになっているのでしょうか？
それにしても鈴木智雄さんの次の作品が楽しみです。

パラジーさん、こんにちは。

寺井尚子さんの「LIMELIGHT」を管理人Ｋ邸で聴かせていただきました。

パラジーさんや皆さんがおっしゃるようにすばらしい録音で私も鳥肌が立ちました。と同時にCD制作サイドもここまでこだわって我々に音楽のすばらしさを伝えてほしい、伝えるべきではないかという思いを抱きました。すばらしい作品に仕上げることがさまざまな流れにプラスに働くものとも思います。

ここまでの作品までに仕上げるには寺井さんや鈴木さんをはじめとするスタッフの皆さんの思いはもちろんですが、アコリバ製品が大きな要素となっていることは間違いないと思います。そして、アコリバ製品が鈴木さんに認められ、このようなすばらしい作品にまで高められたということは、アコリバ製品に魅せられた私たちの感性も正しかったという証左だと思います。

鈴木さんの次の作品がますます楽しみになりました。

ケミさん、こんにちは。

お返事ありがとうございました。
「LIMELIGHT」をKさんのお宅で聴かせていただいたのですか。
うらやましいですね。素晴らしかったと思います。
私も機会がありましたらぜひリクエストしたいと思っています。

Kさんの協力を得て我が家のシステムも一段落しました。我が侭なオーダーだったので相当迷惑をかけてしまったのではないかと恐縮しています。

気持ちよく音楽に浸れるようになると、新たなソースが欲しくなるのですが、演奏が良くて録音の良いソースとなると、出会う確立は本当に少ないですね。
CDほどはずれの多い商品は見当たりません。良い作品は生涯の宝物になるのですから、業界はもっと真剣に取り組んでほしいものです。
そういった意味でも鈴木さんの次の作品を期待しています。

また、ケミさんにお会いして楽しいお話ができる日を楽しみにしています。
ぜひ拙宅にもお立ち寄りください。

パラジーさん、こんにちは。

先日ご持参くださった寺井尚子さんの「LIMELIGHT」も改めて我がシステムで聴きなおしてみました。

バイオリンカルテットなのにオーケストラのような存在感がありました。一曲目を聴き終えて思わず拍手したくなりました。ここまでくると生演奏を超えてしまっているのではと思いたくなるような仕上がりです。演奏・録音・内容とも申し分なく、ヘビーローテンション盤が増えました。

私は最近アナログ一辺倒でしたが、デジタルファイルでもこのようなすばらしい作品であればそのフォーマットは関係ありません。2台あるDSIXの電源を強化することに多少の戸惑いもありましたが、CDにおいてもすばらしい作品が存在し、それをさらに高い次元で享受できるようバッテリーリファレンス電源「RBR-1」2台の追加を決めました(現在使用している電源はRR-77用に転用)。

パラジーさん、ケミさん、こんばんわ。

寺井さんのこの2枚の違い、「LIMELIGHT」の音質が飛躍的に良くなった要因は、録音エンジニアの鈴木智雄さんが新兵器のNEUMANN KM56用マイクケーブルやファイヤーワイヤーケーブルを採用して頂いた事が大きいと思います。

詳しくは鈴木組のBBSをご参照下さい。
http://www.zukizuki.net/zukizuki_bbs.cgi?book=zuki_bbs

寺井さん始め、鈴木智雄さんが手がけるアーチストの作品は鈴木さんの情熱と誠意により毎年進化しています。
今回の寺井さんの作品もその一例です。

堕落して切ってしまった日本の音楽業界において、これほどまでに誠意を込めて作品作りをしている人達がいる事をもっと多くの音楽ファン、オーディオファイルに知って欲しいですね。