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     「解像度」を履き違えるべからず
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投稿者 スレッド
管理人K
投稿日時: 2012/3/9 22:36
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
「解像度」を履き違えるべからず
皆さん、こんばんは。

今回は「解像度」とういう言葉について考えてみたいと思います。

解像度、オーディオでもよく使われる言葉ですよね。

本来、解像度とは映像でいえば画素数のことを示します。
つまり、「解像度が高い」=「画素数が多い」ことになります。
ハイビジョン=解像度が高いということですね。

皆さんご存知の通り、画素数が多い画像は見た目に滑らかでシルキー、且つ立体的に観えるものです。

ところが

こと、オーディオにおいての「解像度」は全く逆の意味で表現されていることが余りに多いのに驚かされます。

特に高域が歪んでしゃくれ上がったり、チャラチャラ、シャリシャリした付帯音を伴った音を持ってして、「解像度が高い」と表現されることが多いのです。
これはオーディオマニアに限ったことではなく、評論家の中にもこのように表現する方は多いですね。

私からすれば、高域が歪んでしゃくれ上がったり、チャラチャラシャリシャリした付帯音を伴った音は画素数の少ない粗く汚れた映像と同じに思えます。

このような高域の製品は、「立ち上がりが早い」とか「エッジが立っている」と表現されることもオーディオの世界では非常に多いですね。
私からすれば、このような音は「エッジがささくれ立った肌触りの悪い音」にしか聴こえません。

このような歪んでしゃくれ上がり、付帯音まみれの高域は一聴、派手に聴こえるのも事実です。
しかし、歪みや付帯音は刺激成分でしかありませんので、やがて必ず疲労感と成り果てます。

高域の歪みや付帯音などの刺激成分は食べ物で言えば、スパイスに近いものを感じますね。
オーディオにおいて刺激成分を好む方は、味見もせずにラーメンに胡椒をぶっかける人やなんでもかんでもタバスコを大量にぶっかけてしまう人と共通のものを感じます。

一番怖いのは、オーディオにおいてこのような刺激成分に慣れ親しんでしまうと、本当の解像度が判らなくなってしまうことです。
刺激成分が除去されると、全てが物足りなくなり、やれエネルギー感が無くなった、躍動感がなくなった、終いには音楽がつまならなくなったなどと言い出すこととなります。
歪みと付帯音にまみれた刺激的な音で周りは大迷惑、満足しているのは自分だけということにもなり兼ねません。

音楽の躍動感や抑揚表現などは、歪みやノイズ、付帯音など余計なものを取り除いた先の、本当の解像度とDレンジが確保された時に初めて出てくるものです。
歪みやノイズ、付帯音満載の音が音楽的などと表す方は、音圧を上げただけで本来のDレンジが消え失せたラウドネスウォーを良しとするのと同じですね。

弊社製品は全て真の解像度を有しています。
一聴した派手さはありませんが、歪みやノイズ、付帯音など余計なものだけを取り除くという全て同じ方向性でクオリティを改善し、最終的にはエネルギーと躍動感に溢れた抑揚豊かな音楽再生を必ず実現します。
立ち上がりが早いのに滑らか、広大な音場なのに高密度で厚い音像など、相反する要素を全て両立させます。

真の解像度は一聴、むしろ大人しく静かに聴こえるものです。
ここで刺激を求めて元に戻したら、理想郷には辿り着く事は永遠に不可能です。
真の解像度とは何かを検証しながら、焦らずじっくりオーディオは取り組んで欲しいものです。

この「解像度」に関して、皆さんの意見をぜひ頂戴出来れば幸いです。
宜しくお願い致します。
Plain
投稿日時: 2012/3/9 23:25
長老
登録日: 2008/11/7
居住地:
投稿: 156
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
管理人さん 会員の皆様こんばんは。

私の考える解像度は
・細部の音まで表現できているか?
・ffなどの部分で歪みやイヤな音はないか?
・上の結果として躍動感含めてリアリティが向上したか?
などと考えています。

今回改めて解像度について考えましたが、私はあまり意識的に聴いてこなかった気がします。
他の音に意識が行っている気がします。

管理人さんが述べられたように
高域が出てる=解像度が高い
と思っているオーディオファンは多いと思います。

映像は理解しやすいのに音になると目に見えないからか誰にでもわかるもので無くなってしまいますね。
zappa1993
投稿日時: 2012/3/10 0:29
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
管理人さん
会員の皆さん

こんばんは
zappa1993です。
興味深い話題の提供ありがとうございます。

確かに解像度という言葉はよく使われ、皆さんがそれぞれにイメージをお持ちだと思います。
画像でいえば、画素数が多くにじみのないきめ細やかなというニュアンスで解釈しています。
オーディオにおいて私のイメージは、にじみがなく見通しの良い音で、静寂の空間が感じ取れる分離の良さがあり、付帯音がなく透明感のある音像といったものです。

管理人さんが仰るように、どちらかといえば高域側にシフトしたような煌びやかな音を解像度が高いと表現する傾向はあるようですね。
これは、高域は立ち上がりが早い波形で構成され、余韻も短めであることから、明瞭で明るさがあり綺麗な音に感じられるためだと思います。
ぱっと聴いただけでは、こうした音は綺麗で見通しが良く、画像で言うきめ細かな感じに取られるのでしょう。

最近何度か書かせていただいておりますが、ネットワークオーディオのリッピングデータの保存先をSSDからHDに変更してから、高域に独特のしゃくれた癖が出るようになりました。
HDのほうがメリハリの利いた音で、好印象に思える部分もありましたが、実はこのしゃくれた高域が全体をそうした方向に惑わしていただけであったようです。
楽曲や声質によっては実に耳障りな歪が起こり、苦痛を感じる瞬間もありました。

本当に解像度が高く、付帯音がない状態であれば、こうした耳障りな音はなくなりますし、まず静かな空間がぱっと開ける感覚があるように思います。
その上で、付帯音のせいで何か縮こまっていた様な音が、解放されたかのように自然の躍動感を発揮し、聴く者を虜にさせます。
迫力や躍動感はアンプのボリュームを上げて得るものではなく、付帯音などの余計な成分を除いて、音を自然に解放してやることだと思います。
アコリバ製品を導入してノイズや付帯音を除いていくと、この感覚がとてもよくわかるようになりました。
何より音が自然なのです。
ボリュームを上げるという行為が、音を大きくして音圧を稼いでいるというよりも、音が解放されるのを後押しする力を加えているような感覚なのです。
だから音が壁のようになったりしないのです。
この辺りは私の感覚だけなので、ちょっと表現が分かりづらくて済みません。

>立ち上がりが早いのに滑らか

尖った高域でアタック感を出すのではなく、音の開放をスムーズにすることで立ち上がりを良くしている為に滑らかさを失わない。

>広大な音場なのに高密度で厚い音像など、相反する要素を全て両立させます。

付帯音が付いて膨らんだ状態を分厚い音と勘違いするのではなく、付帯音がない状態のぎゅっと引き締まった音こそ密度の高い音だと理解すること。
必要な情報はすべてこの中に含まれているから、研ぎ澄まされた密度の高い音が足かせなくスムーズに広がることで厚く大きな音場が得られる。

と考えてよろしいでしょうか?


言葉にしてしまいますと、何やら難しい話になってしまいますが、アコリバ製品を愛用しておられる方々は、皆さん自然にこのような特徴を体で理解しておられるのでしょうね

管理人K
投稿日時: 2012/3/10 1:51
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
Plainさん、ご投稿ありがとうございます。

>>・ffなどの部分で歪みやイヤな音はないか?

これは非常に重要な要素ですね。
弊社製品の中でも特に「単線ケーブル」を使用した際に顕著に出る特徴です。
一般的な「撚り線」を使用した場合、オーケストラのff時やピアノの最強打時には必ず歪みによる混濁が発生し音が潰れてしまいます。
つまり、解像度が保たれないのです。
「単線」はffでも混濁せず音が潰れずに明瞭に聴き取れます。
これこそ真の解像度です。
単線の優位性を聴感で判断する場合に最も判り易い要素ですね。
興味を持って頂いた方はぜひ一度、オーケストラのffやピアノの最強打を単線ケーブルと撚り線ケーブルで聴き比べてみて下さい。

>高域が出てる=解像度が高い
>と思っているオーディオファンは多いと思います。

評論家がそう言ってしまうのですから仕方ないですね。
正しい言葉で表現して欲しいものです。

Plainさんが仰るように、映像は本当に綺麗なのか解像度が高いのかは観れば誰でも判りますが、こと実態のない音の世界は間違った表現が多くて困りものですね。
管理人K
投稿日時: 2012/3/10 2:12
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
zappa1993さん、ご投稿ありがとうございます。

>高域側にシフトしたような煌びやかな音を解像度が高いと表現する傾向はあるようですね。

間違いなくありますね。
ハイ上がりの製品は雑誌上ではほぼ100%解像度が高いと表現されています(苦笑)

>こうした音は綺麗で見通しが良く、画像で言うきめ細かな感じに取られるのでしょう

本当にきめ細かい解像度の高い高域は、むしろ大人しく控えめに聴こえるものです。
歪みなくスムーズに超高域に延びるので、高域のインパクトが弱く感じられるためです。
これは癖の強いツィーターと超高域方向に延びているのに癖を感じない低歪みのツィーターとの差にも似ています。

zappa1993さんの仰る、空間が開ける、縮こまらずに開放感が出るという感覚は良く解ります。
歪みやノイズがなくなる事で位相特性も整いますから、自然と広がりや奥行きは拡張して、スピーカーからの音離れなども向上してくるからです。

>>広大な音場なのに高密度で厚い音像など、相反する要素を全て両立させます。

はおおよそzappa1993さんが仰る通りです。

よく音場が広がると音像が薄くなるとか、音像が遠くなるという方がおられますが、これは実は音場が広がったのではなく、位相特性が狂ったことにより奥行き感が出たり広がったように感じているだけです。
位相が回っているため、音像も引っ込んでしまったり薄くなったりしてしまうのです。

正確な位相特性では広大で深い音場に対して、実在感のある密度の高い音像が立体的に浮き上がります。
つまり下がるべきものは下がり、前に出るべきものは出るということです。

弊社製品はこの正しい位相特性も実現しますし、その上で真の解像度や広大な周波数レンジとダイナミックレンジも実現します。
せっかくオーディオを趣味としているならば、その快感をぜひとも体験して頂きたいと切に願います。
Mocha
投稿日時: 2012/3/10 16:40
長老
登録日: 2009/7/2
居住地: 福井県
投稿: 566
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
Kさま

お世話になっております。
MIXの解像度は各楽器が全部見えるかだと思います。
ある特定周波数だけあがっててもピ−キ−に聴こえる
だけですし ハイシェルビングEQであげたり
アナログ機器で歪ませて倍音足す。。。歪んでるだけ
ですがそういうMASTREINGされてる作品も
多々です。ラウドネスウォ−で既にピ−クメ−タ−は
ゼロで張り付き RMSも-7dbで張り付いてる
J-popですので後は高域成分ふやして
でかく聴こえさすしかないというのも現実です。
高域強調すれば歪みや潰れはめだちいますし
既に限界越えてますので3次4次倍音も付加され
変調も起しかねません。
クリアな音とは程遠い感じになっていきます。

MASTERINGだけでなくMIXでも
アナログのEQなりコンプのシュミレ−トプラグインも
多々あります。実機と全く同じGUIだったりしますが
サチュレ−タ−といって過言で無いと思います。
プラグさしてほら太くなった 倍音増えたといって
皆さん使ってますが単Chの音色作りならできても
それが数10Tr合わさった時の単Ch時では
聴こえてかった歪みやノイズフロアのコントロ−ル
は考えてない、気付いていないエンジニアも多々ですね。。

私も歪みもノイズも嫌なのであまり高域は出していませんでしたが
こもってるとやはり仕事は無く、派手な音が望まれます。
クリアに潰れず歪まず、かつ硬くなりすぎず適度にウエットで
望む要素は相反するものばかりですので
試行錯誤してましたがようやく出口が見えてきました^^
結局はバランスです。



制作現場で既にそうですのでそういう音源を
癖のある再生機で聴いたらわけわかんなく
なりそうですね。。。
zappa1993
投稿日時: 2012/3/10 23:01
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
管理人さん

こんばんは
zappa1993です。

詳しいご解説ありがとうございます。
今回自分の考えを文章にさせていただいたことで、音についての理解を言葉で表すことの難しさを実感しました。
また、自分自身それほど深く考えずに、感覚的にとらえているだけの部分もあり、文章にするにあたり、自分の考える音に対するイメージというものを客観的に見ることができました。

結果、解像度という言葉についてのより深い理解が得られました。
ありがとうございました。

管理人K
投稿日時: 2012/3/11 2:48
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
Mochaさんご投稿ありがとうございます。

エンジニアとしてのご意見、凄く参考になりました。

現在のJ-POPの音は悲惨なものばかりですね。
ケーブルなどに拘るエンジニアも多いのですが、やはり解像度を履き違えて、かえって歪みを増やしているだけのエンジニアリングも多々見受けられます。

そういった解像度を履き違えたエンジニアが歪ませた音を解像度を履き違えた歪んだ再生環境で聴いたら・・・考えただけで鳥肌が立ちそうです。

Mochaさんが目指す解像度はいつもご提供頂いている音源を聴かせて頂けば一聴瞭然で解りますね。

管理人K
投稿日時: 2012/3/11 2:55
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
zappa1993さん、こんばんは。

本来、オーディオを楽しむにも音楽を楽しむにも言葉はいらないんですけどね。

気持ち良く音楽を堪能出来ればいいんです。

ただ、オーディオに関しての表現法において余りに不可解な表現が多く、純粋に良い音で音楽を聴きたいという人に誤解を与えたくないので、あえて問題提起させて頂いた次第です。

解像度を履き違えた音は間違いなく不快で、長く音楽を聴いてられなくなりますからね。
PAKA
投稿日時: 2012/3/11 20:21
長老
登録日: 2008/2/22
居住地: 兵庫県
投稿: 764
Re: 「解像度」を履き違えるべからず
管理人Kさん
皆さん

こんばんは、PAKAです。

今回の管理人Kさんのご投稿内容は、私にとってもタイムリーな話題で、お恥ずかしながらオーディオを20年近く続けてきて、最近になってやっと「本当の解像度」という物を理解できるようになったと感じているからです。
私個人の特に追求している音質傾向が、「鮮度感の高い、立体的で元気な音」で、それは以前のルームアコースティック環境の悪さが影響してか、ボン付く篭ったような音の解消に力を入れていたからかもしれません。
その中で、私も「解像度」という項目は少なからず、ある種の強調感や刺激感を伴った音を勘違いしていたところがありました。
高域の刺激成分によって、ある特定の帯域が強調されることにより、演奏の暗騒音部分が際立って今まで聞き取れていなかった細かい音が聞こえてきたりした時には、「解像度が上がった」と感じたものです。
しかし結局それは部分的なもので、音楽全体では刺激成分や特定の帯域が強調されることにより、マスキングされて聴き取りづらい帯域ができてしまうことになり、全体の見通しはかえって悪くなって「本当の解像度」は下がったと言っていいと思います。
そのことに気付いたのは、色々な方の音を聴かせていただいたり、少しずつ我が家の音が進化したことによるもので、「本当の解像度」というものは、音量を上げても破綻しない滑らかでシルキーな質感の高域表現であることだと感じることができるようになりました。
やはり生の音を聴いたり、本当に音の良いオーディオ再生を体験したりして、自分の中での正しい判断基準を養うことが大切ですね。

「本当の解像度」が判り易いCDでは、この掲示板では愛聴盤にしている方も多いと思われる、寺井尚子さんの「ライムライト」などはバイオリンのシルキーで滑らかな質感や、膨らみ具合によるマスキングなどで一聴してそのシステムの解像度が露になり、個人的にはもちろん演奏を楽しみながら、システムの解像度チェックに重宝させていただいています。
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