メイン [00-02]オーディオ全般 「解像度」を履き違えるべからず | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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ハマダ | 投稿日時: 2012/4/10 1:05 |
長老 登録日: 2010/3/5 居住地: 群馬県 投稿: 773 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず 皆様こんばんわ!
Yo様 本当に有難うございます!! 物凄い分かりやすく教えて頂き有難うございます!! コピーして 何度も 文を読み直ししてます(^^ゞ >「ちょっとうるさいことを言う変な奴」・・ 全然OKかと思われますよ〜 ありのままで御願いします!(^^)/ >最大公約数的 これぞ 名言だと思いました! これからも 質問ばかりになるかと思いますが(汗) 宜しく御願いします!! この御説明文を何度も何度も読み直し内容を自分自身が心底から理解できるように勉強します!! m(__)m |
管理人K | 投稿日時: 2012/4/10 1:09 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず Yoさん、こんばんは。
返信遅れまして大変申し訳ございません。 Yoさんの仰りたい事はよく解っております。 解像度を追っかけるべきではないというのも、後にYoさんが説明されている「エッジを立てるような方法で見かけの解像度」の事ですよね? 私が言いたいのもこの「エッジを立てるような方法で見かけの解像度」を真の解像度と一緒にしないで欲しいという事です。 フォーカスという点では、Yoさんの音は正に「最高のソフトフォーカス」と感じました。 これは御世辞ではなく本音ですね。 >只アクセサリーはシステムと組み合わせるとベクトルが生まれます。変化の方向>とその量です。それがある程度煮詰めたシステムの場合向かいたい方向とちょっ>と外れる事もあるということでしょう ちょっと外れるどころか、大いに外れる場合もありますね。 特に独自の感性と感覚で追い込まれたシステムの場合には、弊社製品といえども簡単に馴染んでくれない場合もありますね。 また、ことさら「エッジを立てるような方法で見かけの解像度」を強調した製品がシステム内にあると、その製品の粗を引き出してしまう面も弊社製品にはあるかと思います。 |
管理人K | 投稿日時: 2012/4/10 1:20 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず Yoさん、皆様、こんばんは。
詳しいご説明ありがとうございます。 おおよそ同意致しますが、誤解を恐れずに申し上げれば、私はROCKやPOPSでも素晴らしい演奏内容であったり、素晴らしいアレンジが施された楽曲であれば、オーディオ再生のリファレンスになり得ると思っております。 ROCKやPOPSでも多彩な楽器を駆使したアレンジが施されたもので調整した結果、JAZZもクラシックも良くなってたという事はありました。 もちろん最近の打ち込み系で調整する事はあり得ませんが。 と言いながらも製品開発の際の調整にはクラシック、JAZZ、ROCK、POPS、ワールドミュージック、殆どの全てのリファレンスソースを使ってやってますね。 どれか一つだけ良く鳴ればいいという事はありませんね。 全部良く鳴らなければいけないというご意見には同意致します。 |
Yo | 投稿日時: 2012/4/10 17:24 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず K さん
ご返事有難うございます。 >Yoさんの仰りたい事はよく解っております。 解像度を追っかけるべきではないというのも、後にYoさんが説明されている「エッジを立てるような方法で見かけの解像度」の事ですよね? 私が言いたいのもこの「エッジを立てるような方法で見かけの解像度」を真の解像度と一緒にしないで欲しいという事です。 そうです。解像度を追いかけると見かけの解像度や癖のあるアクセサリーの罠にかかりやすい・・・だから追いかけてはダメと・・・クソくらえくらいの気持ちでちょうど良いと・・・(笑)。 >おおよそ同意致しますが、誤解を恐れずに申し上げれば、私はROCKやPOPSでも素晴らしい演奏内容であったり、素晴らしいアレンジが施された楽曲であれば、オーディオ再生のリファレンスになり得ると思っております。 ROCKやPOPSでも多彩な楽器を駆使したアレンジが施されたもので調整した結果、JAZZもクラシックも良くなってたという事はありました。 もっと反論して頂いて良いのですよ(笑) 私とKさんの最終的な音の好み(目指す山頂)はあまり変らないと思いますが登山口が違うかも知れません。Kさんは全体を眺めるタイプ、私はどちらかと言うと部分にこだわるタイプかも?只調整の目的は「全ての楽音を生きた音にして、余計な音、余計な響きを排除する」と言う事は同じだと思います。これさえ分かっていれば調整のジャンルは何だって良いのです。ジャズとクラシックを最適と申したのはどちらもアコースティック楽器が基本だと言う事と相反する面があるので両立に悩む人が多いからです。また「より魅力的に鳴らこと」と「陥りやすい罠」の部分もジャンルによって違う事もこの2つが分かりやすいと思うわけです。ポップスを否定的に言ったのは音作りとして加工臭を感じるものが多い(ある意味BlueNoteのVangelder録音も)からです。そして私のレコード友達で拙宅に来てポップスと歌謡曲を連続で何枚もかけてくれといわれて閉口した事があるので・・・トラウマです(笑) Plainさん、 はじめまして。分かりやすいと思って頂けたら幸いです。 ハマダさん、 読み流して頂ければ良いのです。何かの時に「そういえばこんな事を言ったやつがいたな」と実感して頂く時があれば幸いです。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/4/11 0:05 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず Yoさん
こんばんは zappa1993です。 力の入ったご解説ありがとうございます。 何度も繰り返し拝見させていただきました。 音楽を大きくジャズとクラシックに分けて考えると、仰るようにそれぞれに相反する要素が存在しますね。 それらをどちらも犠牲にすることなく、バランスよくまとめることで、トータルバランスに優れた理想の音になるという事でしょうか。 私は主にROCKを聴きますが、オーディオの調整にはシンプルなジャズもよく聴きます。 ROCKやPOPS系はオーバープロデュースであることが多く、楽器の質感や生身の声を調整することが困難なからです。 しかし、ジャズやクラシックが心地よく鳴るように調整すると、ROCKもとても良くなるため、これらを組み合わせながらセッティングをしています。 勿論ROCKにも優れた盤はいくらでもあります。 同じリズム音楽であるジャズと同様に、アコースティックな録音のものはとてもリアルな質感を味わうことができます。 また空間を駆け巡ったり、人工的な左右の空間軸の表現の正確な再現の確認にも一役買っています。 Yoさんが仰るように、ジャズ(ROCK)を再生するにはアタック音が大切です。 微妙なリズムのズレや、シンコペーションによって表現されるノリやグルーヴを感じ取るためには、正確な位相や立ち上がりのスピード感とアタック音のリアルさが伴わないといけません。 これらが正確に表現できるようになると、クラシックもスピード感や強弱の表現が豊かになり、よりダイナミックな演奏になると思います。 ピーク、ディップの原因が原音ではないのに、原音をフラットにすることの弊害は成る程と思いました。 現在、私のオーディオルームはルームチューニングが殆どできていません。 今聞こえている音の良し悪しが、オーディオに起因するものなのか、ルームアコースティックに起因するものなのか、正しい見極めができないと誤った対策で必要なものを失う可能性がありますね。 >クラシックのソフトには予めホールトーンや残響音は入っていますので再生システムでは時間軸は揃えるべきですし、その調整でジャズも良くなると思います。 これは私も同感です。 ちょっと例えが違いますが、前に古いオーディオ雑誌を読み返していて、ホール設計者の記事に目が留まりました。 詳しくは忘れましたが、「ホールで音楽を聴く場合は、演奏者の直接音とホールの反響音をミックスして聴いている。(実際に音源(演奏者)は直接音しか発していない) CD等の音源には、クラシック音楽であればホールの反響音、ポピュラー音楽であれば、人工的に作った空間エフェクトが一緒に入っている。(直接音+反響音)だからこれらの音源を再生する際には、できるだけ反響音のない状態で聴くのが好ましい(オリジナルに正確)」といった内容でした。 ホールでは反響音の加算を計算して耳に届く音を調整するのに対し、再生音楽では反響音の加算をしてはいけないという意味のようです。 とても当たり前の事なのですが、このときは成る程と妙に納得しました。 確かにそうなのです。 ホールの残響音まで入ったクラシックの演奏を更に反響さす必要はありませんし、反響音のない音楽に聴かれ方を想定して計算された反響音を加えたものを、更に反響さすのも製作者の意図とは異なってしまいます。 全く反響音のない部屋で再生音楽を聴いたことはありませんが、果たしてどんなふうに聴こえるのでしょうか? デッドな部屋は音楽がつまらないと聞きますし、実際にはある程度の反響音は必要だと思いますが、ルームアコースティックの考え方としては、上記の考えに基づいてなるべく余計な反響音を加えないように調整するのが正しいのかもしれませんね。 |
Yo | 投稿日時: 2012/4/11 18:02 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず zappa1993さん、ご返事有難うございます。
>それらをどちらも犠牲にすることなく、バランスよくまとめることで、トータルバランスに優れた理想の音になるという事でしょうか。 そう思います。お互いに必要なものが違うところにあって、それを補ってやることはそれぞれの邪魔になることは無く両方きちんと聴けるようになる…と言いたかったのです。 >CD等の音源には、クラシック音楽であればホールの反響音、ポピュラー音楽であれば、人工的に作った空間エフェクトが一緒に入っている。(直接音+反響音)だからこれらの音源を再生する際には、できるだけ反響音のない状態で聴くのが好ましい(オリジナルに正確)」といった内容でした。 ホールでは反響音の加算を計算して耳に届く音を調整するのに対し、再生音楽では反響音の加算をしてはいけないという意味のようです。 とても当たり前の事なのですが、このときは成る程と妙に納得しました。 確かにそうなのです。 ホールの残響音まで入ったクラシックの演奏を更に反響さす必要はありませんし、反響音のない音楽に聴かれ方を想定して計算された反響音を加えたものを、更に反響さすのも製作者の意図とは異なってしまいます。 ホールトーンの残響特性はリスニングルームの残響特性とは全く違います。クラシックの大ホールの残響はエコーに近いものです。ジャズのライブ会場もクラシックに比べると小さい場合が多いですがリスニングルームのそれとは違うものと考えるべきで、リスニングルームをデッドにする事とは全く違うと考えるべきでしょう。またクラシックの場合ですがホールで聴く時に席の位置に好みがあります。残響少なく前方の席で聴きたい人から残響多く聴くために後方の席や2階席の方が好きな人がいます。CDに入っている残響は比較的少なく前方の席を基準にしたものだと思います。ですからホールの残響を多く聴くこと(ホールにいる雰囲気を味わうこと)を好む人はデジタルディレーを使ってホールトーンを合成して別スピーカーから流す方法があります。多くのユニットを使って位相を混濁させる方法よりはメインスピーカーはきちんと調整して残響音だけ別に出す・・・これは個人の趣味として間違った事では無いと思います。私も一度試しましたがなかなか良いものです。只CDしか出来ません。アナログレコードでやるとプチパチノイズにエコーがかかって気持ちの悪いものとなります(笑)。 >全く反響音のない部屋で再生音楽を聴いたことはありませんが、果たしてどんなふうに聴こえるのでしょうか? 擬似的に聴くなら屋外(反射の無い丘などへラジカセでも持って行って:笑)で聴けば良いと思います。ご想像通りつまらない音になると思います。本当の無響室で聴いた人の話ではつまらないを通り越して気持ち悪いとの事です。 >デッドな部屋は音楽がつまらないと聞きますし、実際にはある程度の反響音は必要だと思いますが、ルームアコースティックの考え方としては、上記の考えに基づいてなるべく余計な反響音を加えないように調整するのが正しいのかもしれませんね。 基本的にはある程度ライブな部屋で聴く事が良いと思います。CD製作者がモニターするモニタールームもことさらデッドに作っているわけでは無いと思いますし、心ある製作者なら自宅やきちんとしたオーディオでどのように聴こえるかチェックしているはずです。ルームアコースティックに関しては何が正しいというよりはオーディオの調整の一環として自分が気持ち良いと思える音を目指してリスニングルームと折り合いをつけていけば良いと思います。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/4/11 19:52 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず Yoさん
こんばんは zappa1993です。 早速のご解説ありがとうございます。 >ホールトーンの残響特性はリスニングルームの残響特性とは全く違います。クラシックの大ホールの残響はエコーに近いものです。ジャズのライブ会場もクラシックに比べると小さい場合が多いですがリスニングルームのそれとは違うものと考えるべきで、リスニングルームをデッドにする事とは全く違うと考えるべきでしょう。 なるほど、よく考えますと仰る通りですね。 私は、残響音を含んだ音源を反響さすことで、更に残響音が増えると勘違いしましたが、ホールの残響音は音源化された時点で演奏と一体化したものになり、ルームアコースティックはこの一体化された一つの音源を心地よく楽しむために必要であるということですね。 書籍に書かれていたことの理解が足りなかったか、誤って覚えていたのかもしれません。 別スピーカーでディレイ音を加える方法面白そうです。 ディレイタイムとフィードバックの調整次第では得も言われぬ空気感が得られそうです。 オーディオの楽しみには色んな方法があり、とても奥が深いですね。 >擬似的に聴くなら屋外(反射の無い丘などへラジカセでも持って行って:笑)で聴けば良いと思います。 分かりやすい例えありがとうございます。 やはり、部屋の反響音というものは音楽を心地よく楽しむには必要ですね。 オーディオシステムでは原音再生を心がけ、ルームチューニングで音の伝わり方調整し、直接音との干渉やピーク、ディップに気を付けて好みの音響を目指したいと思います。 |
管理人K | 投稿日時: 2012/4/13 20:40 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず Yoさん、皆様こんばんは。
>解像度を追いかけると見かけの解像度や癖のあるアクセサリーの罠にかかりやすい・・・ その罠にかかってしまった方がどれだけ多いことか・・・。 今もその罠から逃れられないでいる方も沢山います。自身が罠にかかっている事実自体も認識出来ずに。 一方、罠をかけているケーブルアクセサリーメーカーにしても、意識して罠をかけているのか?もしくはメーカー自体が罠という認識がなく解像度を履き違えているだけなのか? おそらく殆どは後者だと思います。 >Kさんは全体を眺めるタイプ、私はどちらかと言うと部分にこだわるタイプかも? どうなんでしょう? 私は全体像を重視はしますが、細部に拘らない訳でもありません。 Yoさんも部分的な音の追求は凄いものを感じますが、その結果出てくる全体像は素晴らしいものがあります。 決して木を見て森を見ず的なものではありません。 やはり道程が少々違うだけで、目指すゴールは同じなのだと思います。 一つだけ言えるのは、弊社の場合、「使用、即効果」を実現しなければならないということです。 例えば、自宅クリニックなどに伺った場合は数時間という限られた時間内にお客様が満足する最善の結果を出さなければいけませんし、弊社製品を購入されたお客様の場合も、使った瞬間に最善の効果を発揮しなければなりません。 しかも、どのようなシステムや使用環境であってもです。 ですので弊社製品には「普遍性」や「汎用性」を重視して開発販売しなければなりませんし、時間的な猶予はないに等しいのです。 逆にYoさんの場合は、多くの時間を要して追い込むことが可能です。 どこかに粗や欠点がある素材や製品にしても、可能性を感じたならば使いこなしによってシステムの一部としてしまう研ぎ澄まされた感覚には本当に頭が下がる思いです。 この辺は弊社製品を使えば万事がOKとされてしまう方にも見習って欲しい部分です。 しかし、弊社製品の場合、普遍性や汎用性、時間的猶予の無さから出来る限り「粗」や「欠点」はないものを開発販売しなければなりません。 「より魅力的に鳴らこと」と「陥りやすい罠」の関係についても理解しております。 時には粗や欠点が効果的に作用して「より魅力的に鳴らすこと」に繋がることもあります。 しかし、全てのシステムや音楽に万遍なくデメリットなしに対応するには粗や欠点は無い方向での開発が求められますし、実際弊社はそのようなポリシーで製品開発を行なっております。 zappa1993さんからのリスニングルームの反射や吸音、残響特性などにつきましては、このスレッドの「解像度を履き違えるべからず」という話題から少々ずれてきてしまいますので、また別のスレッドを立てて議論出来れば幸いです。 今後も宜しくお願い致します。 |
PAKA | 投稿日時: 2012/4/18 7:43 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず Yoさん
おはようございます、PAKAと申します。 こちらでは、はじめましてとなりますが、実は私、管理人Kさんのご紹介でYoさん宅には2度お邪魔させていただいたことがあり、素晴らしい音楽鑑賞をさせていただいたことがある兵庫県在住のFでです。 今回、Yoさんのご投稿を拝見し、「もしや」とは思いましたが、違っていたら失礼ですので管理人Kさんにご確認したところ、やはり私の知っているYoさんとのことで、返信させていただきました。 Yoさんの解像度に関するご投稿は、Yoさん宅の音を体験した私にとっては大変説得力があり、よく理解できます。 Yoさん宅の音は、1度目に聴かせていただいた時には、何もかもがこれまでの私の知っているオーディオの概念から突出していて、ただただ圧倒されっぱなしで、その音楽に没頭していました。 あの心地よさと実在感は、高級オーディオショップやどんなハイエンド展示会でも体験することは不可能な次元で、オーディオを昇華させていくと、こんなにも素晴らしい音で鳴らすことができるのだというオーディオの可能性を体験させていただいたことは、その後から現在までの私のオーディオに大きな影響をいただいています。 2度目に聴かせていただいた時は、1度目以降の我が家の音の進化と管理人Kさんをはじめ、多くのアコリバ会員の方々の素晴らしい音を聴かせていただいた経験から、以前よりはオーディオ的にも冷静に聴くことができました。 その中で、今回の解像度というテーマにおいては、前回の後半に聴かせていただいた合唱曲を思い出しました。 あのたくさんの高い声が重なり合う部分での分離感とハーモニーを追求すると、真の解像度を有していないとヒリヒリとしたキツイ音となってしまうのでしょうね。 体験した私にしかわからない内容で、ご覧になっている方々には本当に恐縮ですが、全体では心地よい雰囲気に包まれながらも、上記の点で、しっかりとした分離感とハーモニーという相反する要素を体験した時に、オーディオでの真の解像度というものを感じました。 その時の体験をもとに、「心地よさと解像度の両立」を目指してルームチューンをはじめ、色々な施策をしてみた結果、また大きく我が家の音も進化することができました。 その節は、貴重な体験をさせていただきありがとうございました。 |
Yo | 投稿日時: 2012/4/18 19:43 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: 「解像度」を履き違えるべからず PAKAさん、その節は有難うございました。そしてご投稿有難うございます。
私の音を聴いて頂いてどこがどうお役に立ったか分かりませんがPAKAさんのシステム調整に教師、反面教師を含めてお役に立てたなら光栄です。Zappa1993さんへの返事でも書きましたが人の音の好みは本当にそれぞれなので好きなところ、嫌いなところは忌憚なく言ってください。 せっかくですから人の音の好みについて書かせていただきます。大きく分けて音の好みとして「高音聴き」と「低音聴き」の人が有ると思っています。高音聴きの人は繊細さ、楽器や声の質感、透明感を重要視し、低音聴きの人はエネルギー感、楽器や声の実在感、量感などを重要視します。私は低音聴きのタイプです。中低音の充実と低音の量感が不足した音は嫌いです。そして何より等身大+αのエネルギー感が無いとダメです。普遍性の点ではソフトによって腰高の音源よりは低音過多気味のほうが許容出来ますので調整もそうしています。高音聴きの人と好みが合わないのはこの辺の場合が多いかもしれません。ちなみに低音-中音-高音の分類ですが、一般的に周波数特性のグラフで言うと指数表示(100,1000,10000Hz)となっていますので1000Hzが中心と考える方が多いですが、音楽としては高すぎです。やはり音楽の基準音440Hz(Aの音:五線譜の中央)を中心に±2オクターブ(110〜1760Hz:丸めて100〜2000Hz)が音楽帯域(中域)と考えるべきと思います。ですから私のいう低音は100Hz以下、中低域は100〜200Hzです。(余談でした。) 私がお聴かせした合唱ですが、何でしたか?記憶ではカンターテドミノかバーンスタインのモーツァルト=レクイエムのどちらかだったと思います。合唱の再生の難しさは同じ音程でも位相の違う音声の集合音だからです。録音にもよりますが鳴らし方が悪いと荒れた感じやざわつき、そしてとげとげしくなる場合もあります。これは主にユニット間の位相の問題やクロスオーバー周辺の質感の問題です。弦の合奏も同じ事が言えますが問題発生の帯域がもっと高域になりますので比較的目立ちにくいです。合唱の場合もスピーカーの種類で違います。コーンとソフトドームの組み合わせが最も出にくく、ホーン型の場合が最も厳しいです。バーンスタインのレクイエムは大好きでCD,レコード合わせて4種類持っていますがいくら調整してもあるところでざわつきが完全に消えません。実は以前Kさん宅にお邪魔した時CDを持って言ってアヴァロンで聴かせて頂きました。結果やはり出ました。あのアヴァロンで出たとなると録音の問題でしょう、内心嬉しくて・・・(笑)Kさん、何の説明もせずに嬉しそうな顔をしていたかも知れません・・・すみません。 という事で合唱の再生の問題は確かにきちんとした解像度(位相や質感を合わせること)が大事ですが「見かけの解像度を上げる」という問題とは帯域が少し違うと思います。弦のほうがエッジを立てるという帯域と関係してくると思います。 |
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