メイン [00-04]PC&ネットワークオーディオ リッピングファイルを如何に高音質で作成するか | 投稿するにはまず登録を |
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zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/19 1:55 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 お返事ありがとうございます。 >ただ、置き台の質感が想像できる(置き台の固有振動数がその後のDACを通ったアナログ信号に乗る)ような形でデジタルデータを変質させる事の不思議さは理解しがたい現象だと思うわけです。 振動がデジタルデータの劣化につながることについては、今では周知の事実となっていますが、置台の材質等による変化についてまで言及されることは稀ですね。 この部分は良く調べてから今後追求していきたいと思います。 Yoさんが仰るアナログをデジタルデータ化する件は少し勘違いしていたようです。 アナログレコードをデジタル音源で保存する目的ではなかったのですね。 確かに保存状態が悪い古いアナログテープは破損が多く、マスター音源として相応しくないものもあります。 しかし近年オリジナルマスターテープからのリマスタリングやリミックスを謳う再発が多く、私も気に入った作品は買いなおしていますが、音の違いは感じられるものの果たして良くなったかと言われると首をかしげるようなものも少なくありません。 (テープが悪い分デジタル処理で加工されている部分が多いのだと思います) 場合によっては初期のプレスCDの方がオリジナルテープに近いという事もあるかもしれません。 Yoさんが考えておられるアナログレコードからのデジタル音源化は、その良さが実証されれば大きく注目されそうです。 私はデジタルを崇拝しているわけではないのですが、結果的にデジタルオンリーになってしまっています。 アナログの良さを見聞きしても、ナローなレンジが心地いいだけじゃないのかなと高をくくっていましたが、昨年Yoさん宅で久しぶりにアナログを聴いて余りの音の良さにびっくりしました。 音楽から受ける何かがCDとは全然違うと思い知らされました。 これは想像ですが、自然な波形のアナログの音と不自然な波形のデジタルの音を体が自然に聴き分けており、昔に聴き馴染んだアナログの音を心地よく感じたのだと思います。 アナログとデジタルは別物ですから優劣を語るだけでは何も生まれません。 デジタルも工夫次第では、同じ音源(CD)ですら見違えるほど良い音で鳴らせるのであればまだまだ可能性はありますし、私にとっては今はそれを追求していくことが楽しい時期です。 ハイレゾ音源ももてはやされていますが、それらはCDフォーマットに対してのハイレゾリューションであるだけであり、アナログ波形のような連続性はありません。 どの様なデジタル音源が理想的かもこれから探っていくつもりです。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/17 18:30 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
ご返事有難うございます。 >何か取り留めのない文章で申し訳ございませんでした。 振動がアナログ回路に与える影響についてはYoさんの方がよくご存じですので、私が改めて書くこともなかったのですが、デジタルデータも送信時や記録再生時は電気信号として処理されているという事なので、振動により発生した電気がデジタルデータに影響を与えることは十分考えられると思いました。 実際には、デジタルデータはエラー補正が働きますので、ノイズの影響等で多少データが壊れても元に戻りますが、エラー補正という余分な処理が必要になることと、その過程でジッターが生まれることを考えると、デジタルデータの音質劣化の説明がつくような気がします。 デジタルデータも静止した状態(正しい表現方法が分かりません)ではデジタルですが、移動中は(同上)アナログと同じ電気信号なので、当然同じようにノイズの影響を受けると理解していますがこれは正しいでしょうか? これは仰るとおりだと思います。読み取ったデジタルデータが振動でエラー補正が働くのか、回路を動作させている電源系にノイズが入ってそれが何らかの形でジッターとなって音質劣化となるのか・・・影響があるのは当然だと思います。 ただ、置き台の質感が想像できる(置き台の固有振動数がその後のDACを通ったアナログ信号に乗る)ような形でデジタルデータを変質させる事の不思議さは理解しがたい現象だと思うわけです。 >手間はかかりますがアナログディスクの再生音をパソコンに取り込んでファイル音源化するやり方についてはネット上に多くの情報があります。 貴重なオリジナルレコードの音を音源化することは大変意味のあることですが、実際の再生音はどれ程オリジナルに近いのでしょうね。 想像ですが、私がCDの情報を出来るだけ忠実にファイル化したいと考えるのと同じ苦労があるような気がします これも仰るとおりで、「やって見なければ分からない」のが実際です。そしてアナログディスクを聴く為だったらこんな事をする必要も無いのです(決してアナログディスク保護の為にデジタル化して保存しようとしているわけではありません)。正直言ってCDというメディアには多少の疑問も持っていますが、デジタル録音(デジタル化)は嫌いではないのです。 アナログ録音(テープ)の鮮度は1週間という説もあるくらいで古いアナログ録音の鮮度を残しているのはマスターテープよりアナログ盤の方が上だと思っているのです。ですからやり方によっては近年デジタル化して市販されたCDよりはディスクからデジタル化したものの方が(それもCD化せずにデータからの再生するもののほうが)音が良いはず・・・ということに挑戦してみたいのです(笑)。zappa1993さんのようなデジタルオンリーの方を少し啓蒙もしてみたいし・・・(笑)。 可能性としては、以前それほどオーディオに凝ってない友人が安いCDライター機でレコードをCDにしたものを聴きましたがそれなりに良かった事、AD→DA変換するグライコが評価高い事(個人的には借りて聴きましたがアナロググライコの方が好きな面もあります:今はどちらも使っていません)などからそれなりのものは作れるような気がしています。 それと同時にCDをより良く聴く方法(リッピングやDD変換など)を模索したいなと思うわけです。 いろいろよろしくご経験教えてください。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/15 22:52 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 >返信が遅くなってすみません。 いえいえ。 お互いに負担にならないよう、今後もお付き合いいただけますと幸いです。 >問題はアナログ回路であればその振動数に応じた交流波が音に乗るのは自明の理なのですがデジタル回路でそのデジタル信号にその周波数に応じた音が乗る事が不思議です。何かがADCの働きでもしているかのような不思議さです。 何か取り留めのない文章で申し訳ございませんでした。 振動がアナログ回路に与える影響についてはYoさんの方がよくご存じですので、私が改めて書くこともなかったのですが、デジタルデータも送信時や記録再生時は電気信号として処理されているという事なので、振動により発生した電気がデジタルデータに影響を与えることは十分考えられると思いました。 実際には、デジタルデータはエラー補正が働きますので、ノイズの影響等で多少データが壊れても元に戻りますが、エラー補正という余分な処理が必要になることと、その過程でジッターが生まれることを考えると、デジタルデータの音質劣化の説明がつくような気がします。 デジタルデータも静止した状態(正しい表現方法が分かりません)ではデジタルですが、移動中は(同上)アナログと同じ電気信号なので、当然同じようにノイズの影響を受けると理解していますがこれは正しいでしょうか? >「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・この質問をさせていただいた理由は2つありまして、一つはリッピング用のソフトやディスクドライブを使わずとも何らかの形で(お気に入りのトランスポートを使ってでも:オリジナルのCDからのエラーコレクトを使わず再読み込みで精度の良いファイルを作れずとも)WAVファイルを作れればHDや固体メモリーから再生が可能かな?と思えることと、もう一つはアナログディスク(音の良いオリジナルレコード)からADCを使ってWAVファイルを作りCDを焼かずに再生する事にも興味があるからなのです。これに関しては本来のシステムで良い音聴くのを目指すのとは少し違いますが、アナログ時代の録音のマスターテープが劣化する前にディスクに加工されたレコードは、劣化したテープを使ってはいくら加工技術が発達した現代でも良い音のCDは作れない・・・と思うからです。 Yoさんのお考えよく分かります。 私のソースはデジタルだけになってしまいましたが、アナログディスクを持っていれば同じことを考えたと思います。 USB接続が可能なアナログプレーヤーがあり、これでレコードを再生することで簡単にコンピューターに取り込むことは出来るようです。 ただし、現物を見たことがないので何とも言えませんが、音質を追求したものではないと思います。 手間はかかりますがアナログディスクの再生音をパソコンに取り込んでファイル音源化するやり方についてはネット上に多くの情報があります。 貴重なオリジナルレコードの音を音源化することは大変意味のあることですが、実際の再生音はどれ程オリジナルに近いのでしょうね。 想像ですが、私がCDの情報を出来るだけ忠実にファイル化したいと考えるのと同じ苦労があるような気がします |
Yo | 投稿日時: 2012/5/14 19:06 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
返信が遅くなってすみません。 >昨日ちょっと考えていたのですが、最新の技術で振動発電というものがあるらしいのです。 これは言葉通り、振動発電デバイスというものを使い振動から電力を得る技術です。 「振動により電気が発生する」これはコンデンサーとコイルの組み合わせで発生する電気振動と逆の働きのように思います。 専用デバイスがないため発電までは出来ませんが、振動が電気信号に変わるのであれば、オーディオ機器内で発生する電気振動や電磁波の生成に何らかの影響を与えることは十分考えられます。 音力発電というのまであるようです。 これは何を指して仰っているか分かりませんが、導体が磁界の中で振動すればその振動周波数に応じた交流が発生するのは簡単な理屈で、オーディオ機器の中では電気が流れているコイル状の回路はいろいろあるので磁界は存在しますので(微弱ながら地磁気も)、置き台の材質の固有振動数に応じてアナログ機器であれば音にその特徴的な音が乗るのは当然のことと思われます。硬質な単一木材で固有振動数が単音に近い(叩けばカーンと特徴的な音のするもの:例えば桜や樫)は明らかにその音が乗ります。では響きの悪いものが良いかと言うとそうでもなく鉛や硬質ゴムなどはその響きの悪さが音に出ます。良いのは硬いけれど響きが単一周波数に片寄らずある程度幅のあるものが良いですね。アコリバのヒッコリーもその類と思います。 振動発電素子としてはピエゾなどの圧電素子が代表されるもので楽器のコンタクトピックアップにも使われます。 問題はアナログ回路であればその振動数に応じた交流波が音に乗るのは自明の理なのですがデジタル回路でそのデジタル信号にその周波数に応じた音が乗る事が不思議です。何かがADCの働きでもしているかのような不思議さです。 「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・この質問をさせていただいた理由は2つありまして、一つはリッピング用のソフトやディスクドライブを使わずとも何らかの形で(お気に入りのトランスポートを使ってでも:オリジナルのCDからのエラーコレクトを使わず再読み込みで精度の良いファイルを作れずとも)WAVファイルを作れればHDや固体メモリーから再生が可能かな?と思えることと、もう一つはアナログディスク(音の良いオリジナルレコード)からADCを使ってWAVファイルを作りCDを焼かずに再生する事にも興味があるからなのです。これに関しては本来のシステムで良い音聴くのを目指すのとは少し違いますが、アナログ時代の録音のマスターテープが劣化する前にディスクに加工されたレコードは、劣化したテープを使ってはいくら加工技術が発達した現代でも良い音のCDは作れない・・・と思うからです。 こんな質問は自分でやればすぐにわかる事なのでzappa1993さんにご迷惑をかけて申し訳なく思います。デジタルに関してはいろんなことをやってみたくて、またそれがCDを聴く上でも好結果をもたらす方法の出発方法を模索しているので、ご迷惑でしょうがよろしくおねがいします。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/12 1:03 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 PC・ネットワークオーディオも広く浸透し月刊誌まで出るようになりましたが、まだまだ初心者向けの記事と新製品紹介の繰り返しで、その先の使いこなしについては全然情報がありません。 どの雑誌も表面をなぞったような記事ばかりで、本当に知りたい情報は皆無です。 だからと言って専門的な書籍があるかといえばこれも否で、2,3冊良い本があるくらいで「理論上はそうでも現実はこうなんだよ」という解説は無いですね。 >置き台の材質の音が乗る件ですが、トランスポートと言うデジタル機種でも電源部や駆動部はアナログの部分が有ると思うので、その部分の振動が何らかの形で信号に影響していると思うのですが、私のトランスポートは電源部は別筐体なんです。となると基盤の振動か駆動部の振動しか考えられませんね。 昨日ちょっと考えていたのですが、最新の技術で振動発電というものがあるらしいのです。 これは言葉通り、振動発電デバイスというものを使い振動から電力を得る技術です。 「振動により電気が発生する」これはコンデンサーとコイルの組み合わせで発生する電気振動と逆の働きのように思います。 専用デバイスがないため発電までは出来ませんが、振動が電気信号に変わるのであれば、オーディオ機器内で発生する電気振動や電磁波の生成に何らかの影響を与えることは十分考えられます。 音力発電というのまであるようです。 物を叩けば音がします。 これはその音の周波数を返してきているという事です。 叩く物や叩く強さで音(周波数)は変化します。 このことはそれぞれの物に固有の周波数特性があることを示しており、この周波数特性(振動の癖)がオーディオにおける材質による性質の違いを生み出しているのだと思います。 材質によって振動により発生する電気信号の性質や量が違うという事でしょうか。 >・・・やはりそうですか?そうでしょうね!? 只少し期待したのはアナログ音声をADCでWAV信号にしてCDを作れるのだから、CDPからのアナログ出力から再AD化する事もできるならその途中の(DA→AD)をトランスポートからならショートカットで出来ないか?なんて素人考えでした(笑)。 まだ淡い期待としてDDCとかインターフェースを使ってデジタル信号を打ち変えたら可能なのかな?なんてまだ思っていますが・・・。 この辺はトランスポートとDACを使ったことがないので、私には難し過ぎてよく分かりません 技術的にはトランスポートのアナログ出力からデジタルデータに変換することは可能だと思いますが、この場合は通常と同じCDの同時再生による出力になるのではないでしょうか。 ただ、これとは直接関係ありませんがDACとの間にDDCを挟むと音が良くなると聞いたことがあります。 これは精度の狂った信号のクロックを再度DDCの正確なクロックに合わすことで、ジッターの軽減になるということでしょうか? >zappa1993さんが「解像度」のスレッドで「原音」と言う言葉を使われる理由がなんとなく分かってきました。それはたぶんデジタルをオーディオの中心にされているから、CDに刻まれた信号を余すところ無く正しく「音」に変換することにこだわってこられたからではないかと思います。デジタルと言えど何をやっても音が変る・・・正しい音(信号)は一つなのに・・・という思いがあるからではないかと思いました。 Yoさんが仰る通りです。 CDに入っている有りのままを取り出したいという思いと、取り出したデータを歪めることなく再生したいという意味で書いたと思います。 リッピングがCDからデジタルデータを取り出す作業であるならば、出来るだけ忠実に取り出すことが使命に思えたのです。 またこの部分で音が変わることが分かってからは、リッピングデータが今後私にとってのマスター音源になるために妥協することが出来なかったのです。 しかしよく考えてみれば、リッピングの仕方によって音が変化するなら(悪くなることがあると考えるならば)スタート時点で既にCDより音が悪いことになってしまいますね。 それでもCDPよりも音が良いと言われるのであれば、音源をファイル化することが、リッピング時の多少の音質劣化よりも大きなアドバンテージがあり、同時再生よりもジッターの影響を受けにくい再生方法なので音が良いという事なのでしょう。 >また、ド素人質問で恐縮ですが「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・すみません。 リッピングとはCD等のメディアよりPCにデジタルデータを取り込む作業を指す言葉で、CDコピーの際にWAVファイルで取り込んだものは、オーディオで言うリッピングファイルと同じです。 オーディオ用に用いられているリッピングソフトは、より高機能になりエラー補正をせず再読み込みという方法を使うなど高音質でリッピングできるようになっているだけです。 CDコピーにイメージファイル(CDの内容を1つのファイルにしたもの)を用いる場合は、イメージファイルのままではPC・ネットワークオーディオでは再生できません。 ディスクドライブを仮想化する再生方法もありますが、高音質での再生を目指す方向とは用途が違います。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/10 19:51 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん
お返事有難うございます。 勉強するつもりで本を一冊買いましたが専門過ぎてなかなか難しい(笑)。 まだ項目を眺めただけですが(笑)ジッターにもいろいろあること、その影響もいろいろのようでもう少し読んでみます。でも我々が知りたい「感覚と理論の橋渡し」的なところはなかなか専門書には出てこないようですね。 置き台の材質の音が乗る件ですが、トランスポートと言うデジタル機種でも電源部や駆動部はアナログの部分が有ると思うので、その部分の振動が何らかの形で信号に影響していると思うのですが、私のトランスポートは電源部は別筐体なんです。となると基盤の振動か駆動部の振動しか考えられませんね。 >これは私の知る限りでは、オーディオ機器としてのトランスポートをPCに繋いでリッピングする方法は無いようです。 PCのディスクドライブは電源・信号ラインの他にPCの命令を伝えるラインがあります。 PCのソフトウェアからの命令で動作する仕組み(PCの互換規格)を持っていないオーディオ機器ではリッピングは出来ないと思います。 ・・・やはりそうですか?そうでしょうね!? 只少し期待したのはアナログ音声をADCでWAV信号にしてCDを作れるのだから、CDPからのアナログ出力から再AD化する事もできるならその途中の(DA→AD)をトランスポートからならショートカットで出来ないか?なんて素人考えでした(笑)。 まだ淡い期待としてDDCとかインターフェースを使ってデジタル信号を打ち変えたら可能なのかな?なんてまだ思っていますが・・・。 zappa1993さんが「解像度」のスレッドで「原音」と言う言葉を使われる理由がなんとなく分かってきました。それはたぶんデジタルをオーディオの中心にされているから、CDに刻まれた信号を余すところ無く正しく「音」に変換することにこだわってこられたからではないかと思います。デジタルと言えど何をやっても音が変る・・・正しい音(信号)は一つなのに・・・という思いがあるからではないかと思いました。 それに比べてアナログを中心にやってきた私は、レコードの溝に刻まれた音の信号はカッティングマシンが刻んだ溝であって、そこから針で読み取って音にする工程はリスナーの裁量に任されているので正しい音など無く、如何に感動できる音に仕上げるかに一所懸命になっている・・・ということなのです。その考えから言うとリッピングと言う操作も本当に音が良いならCDPからのアナログ出力を再デジタル化したデータでも良いのです。 また、ド素人質問で恐縮ですが「CDコピーの為にPCに一時保存したデータとリッピングデータとは違うものなのでしょうか?」・・・すみません。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/8 23:32 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
こんばんは zappa1993です。 返信が遅くなりまして申し訳ございません。 私もYoさんのご意見に賛成で、もう少し勉強してから続きの議論が出来ればと考えています。 考えがまとまっていない段階で書くと、矛盾や見落としが生じる可能性がありますので、理解を深めてからまた思いついたことを書かせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。 >この上は私も少しはデジタルのことを勉強してからと思います。そして今回のzappa1993さんのお返事の中で最も心に残った一文があります。それはトランスポートの置台の材質に関して「経験豊かな方ならその素材を言い当てることすらできると思います。」の文章です。確かに自分で問題提起しておきながらそこまで思い至らなかったのですが、確かに択一問題としてなら材質を言い当てることは可能かなと思える変化は自身でも経験しています。要するに材質の固有振動数がデジタルデータに乗ってくる(変調?)させる可能性とその理屈、またはデジタルグライコの方法論(特定の周波数を増減させること)とデータとしてのバイナリー一致の問題・・・これが分かれば少しはこの問題の理解に近づけるのでは?と思います。如何でしょうか? 素材を言い当てるとは少しオーバーな表現でした。 ここはYoさんが仰るような択一問題なら言い当てることが可能とした方が賛同も得やすいですね。 材質の個性は、アナログだけではなくデジタル機器にも影響を与えるのは経験上間違いありませんが、これはデジタル機器といえどアナログ回路もあるためなのかもしれません。 しかしデジタルデータそのものが変調を来しているとしか思えないような事もありますので、「バイナリ一致は本当に同じデータであることの証明となるのか」「材質の違いが何故デジタル機器に影響を与えるのか」「デジタルデータは本当に0と1だけの情報しか持っていないのか」等を引き続き考えていきたいと思います。 >一つだけド素人質問で恐縮ですが、「気に入っているトランスポートでリッピングデータを読み込みできる方法やソフトはあるのでしょうか?」・・・すみません。 これは私の知る限りでは、オーディオ機器としてのトランスポートをPCに繋いでリッピングする方法は無いようです。 PCのディスクドライブは電源・信号ラインの他にPCの命令を伝えるラインがあります。 PCのソフトウェアからの命令で動作する仕組み(PCの互換規格)を持っていないオーディオ機器ではリッピングは出来ないと思います。 しかし、PC・ネットワークオーディオの盛り上がりを見ると、近い将来拡張ボードや外部接続端子でPCと接続可能なトランスポートが出てくる可能性はあると思います。 そうなるとリッピングドライブによりリッピングデータの音が変わるのがごく当たり前の考えになりそうです。 オーディオ機器並に高額なリッピングマシーン(ディスクドライブ・記憶媒体が内蔵され専用ソフトで動作する機器)もありますが、PC・ネットワークオーディオのインフレを招くような代物です。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/5 17:56 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん、お返事ありがとうございます。
そしてデジタル素人の私の意見に付きあわせて申し訳なく思います。 特に、アナログ回路を持つCDPならともかくデジタル信号送り出し機器でアナログ機器のような音質劣化(変化)をもたらす信号を送り出すことに関してはパルス信号の周波数の揺らぎ(ジッター)の事だけでは納得は難しく、zappa1993さんにご迷惑をかけていることと存じます。 この上は私も少しはデジタルのことを勉強してからと思います。そして今回のzappa1993さんのお返事の中で最も心に残った一文があります。それはトランスポートの置台の材質に関して「経験豊かな方ならその素材を言い当てることすらできると思います。」の文章です。確かに自分で問題提起しておきながらそこまで思い至らなかったのですが、確かに択一問題としてなら材質を言い当てることは可能かなと思える変化は自身でも経験しています。要するに材質の固有振動数がデジタルデータに乗ってくる(変調?)させる可能性とその理屈、またはデジタルグライコの方法論(特定の周波数を増減させること)とデータとしてのバイナリー一致の問題・・・これが分かれば少しはこの問題の理解に近づけるのでは?と思います。如何でしょうか? それはそうと、ここまでお話を伺っているとリッピングの難しさが身に染みてまいました。やはり第一段階のディスク読み取りのところで変化し、音のグレードだけでなく音質、音の傾向にもかかわるとなればその一歩が踏み出しにくくなりますね。 一つだけド素人質問で恐縮ですが、「気に入っているトランスポートでリッピングデータを読み込みできる方法やソフトはあるのでしょうか?」・・・すみません。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2012/5/5 9:32 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか Yoさん
おはようございます zappa1993です。 早速のお返事ありがとうございます。 私も素人の様なものですから一緒にお考えいただき感謝しています。 仰るように、理屈だけでは片付けられないことや、一部の知識だけで全てを判断できないことも多く、理解することが難しいですね。 >・・・私もこの文章を書いた後で「こんな簡単ではないぞ!」と薄々わかってきておりましたが、zappa1993さんのお返事を楽しみに書き直しをしませんでした。・・・すみません(笑)。でもお答えで「バイナリー一致」の難しさがおぼろげながらわかった気がします。後述のデジタル出力機器のアナログ機器的音質変化を含めて「エラーコレクト」「ジッター」の2つの大問題以外にも第3、第4の問題点が今後発掘されるような気がしてなりません。 私もそのように思います。 ジッターに関してはCDが出た時から言われていましたし、今ではデジタル機器が必ずこれの影響を受けているのは周知の事実です。 次は、どこでジッターが発生し、そのジッターがデジタルデータのどの段階にまで影響を及ぼすかという事がわかると、この問題に関しては対策の出口が見えてくる気がします。 >・・・へぇ〜、ここまでするのか?という驚きと同時にここまでしても「バイナリー一致」に至らない(D/A変換後の音に違いが出る)ことに驚きます。やはり「真の一致」を見極める何かが足りないとしか思えないですね。 そうですね。 デジタルデータ的にはCDとネットのデータベース共にバイナリ一致しながら、再生音が違うデータはいくらでも作れます。 例えばリッピングするパソコンの電源ケーブルを変えるだけでも作成されたリッピングデータの音は変わりますし、USBケーブル、コンセント等の物理的変化だけではなく、時間帯による変化もあります。もちろんすべて同じバイナリ一致のデータです。 次に再生時の変化をみますと、同じリッピングデータを再生するのに、上記と同じような物理的、非物理的な違いによる再生音の違いを感じ取ることが出来ます。 (これが存在するから各メーカーがオーディオ用のケーブル等を販売しているわけですが) 繰り返しになりますが、バイナリ一致とは単なるデータの並びをチェックサムで照合できたというだけで、それは一つの側面でしかないという事です。 これは例え話で屁理屈だという方もおられると思いますが、例えばデータに色があったとすると、全て黒色のデータと全て赤色のデータでデータの配列が同じと言うだけで同じデータと言えるか。 或いは、全く同じ黒のデータであったとしても、一方は真っ直ぐ並んでいるのに対し、もう一方はジグザグに並んでいる。一方は丸い容器に入っているのにもう一方は四角い容器に入っている等々 書き出すと切がありません。 実際にはデジタルデータは1次元の世界ですので、この様な違いは起こり得ませんがバイナリ一致以外の相違点があるかもしれないと考えを巡らす必要はあると思います。 >トランスポートの音の違いについてはやはりジッターだけでは説明が難しいですね。セッティングや使い方の違いがアナログ機器的音の変化をもたらすことの説明はデジタル信号の変化にどうつながるのか疑問は深まるばかりです。 例えば私はオラクルのCD2000というオープントップで完全開放系でCDをプレイできる数少ないトランスポートですが、メカ部の蓋としてアルミ削り出しの重量のあるものが付属しています。この蓋をするときとしないときの音の差がその重量のこともあって蓋をすると若干重くなることと解放感がなくなるのです。そしてエソテリックP-70のVRDSというCDを上下挟み込んでクランプした状態で読み取るトランスポートでは(私の好みではありますが)解放感が薄れ、剛直化したガチガチの音に聞こえます。これはアナログプレーヤーでも同じことでレコードにインシュレーターを載せたり、クランプすると解放感が薄れて聴こえますし、ターンテーブルにバキュームで吸い付ける方式のプレーヤーはVRDS同様剛直化した音に聞こえます。(好きな方にはすみません。私の好みです) そしてCD2000にはオラクル独特のフローティングサスペンションが付いていますが、それでも置台やその材質で音が変わり、ガラスや大理石のような硬いものだと音も硬くなり、木質の柔らかいものだと音もやわらかくなります。これなどジッターでは絶対に説明のつかないことだと思えてなりません。 「蓋をすると開放感がなくなる」「硬い素材だと硬い音になり、柔らかい素材だと柔らかい音になる」これらは、人間のイメージ通りであることが分かります。 それならば単なる思い込みや錯覚かと言われれば、決してそうではないことはオーディオファンならお分かりいただける筈です。 これらの違いは目隠しをしても聴き取れますし、経験豊かな方ならその素材を言い当てることすらできると思います。 振動によるジッターは存在しますので、ジッターが多い → 時間軸のズレが多く不明瞭な音になる ジッターが少ない → 時間軸のズレが少ないので輪郭がはっきりした音になる と言った違いは出てくると思われます。 これが素材や形状、重量その他様々な要因によって発生するジッターの量に影響を与え、音の変化につながっているという考えも成り立ちますが、実際のところはどうなのでしょうか。 認識されていないジッターがあるという事も考えられますし、Yoさんが仰るようにジッター以外に別の要因が存在するとも考えられます。 |
Yo | 投稿日時: 2012/5/3 10:09 |
一人前 登録日: 2012/3/21 居住地: 投稿: 120 |
Re: リッピングファイルを如何に高音質で作成するか zappa1993さん、早速のお返事ありがとうございます。
今回のやり取りで分かったことは、いかに私がデジタル素人かということとzappa1993さんが真剣にデジタルに取り組んでおられる中で理屈と現実の狭間を埋め合わせるのにいかにご苦労されているかということです。勉強すればするほど一筋縄ではいかないことを説明することの難しさ・・・良くわかります。でもまあ素人に説明するときの苦労から意外と新しいアイデアが浮かんだりすることもありますので、そのお役にたてば・・・なんて聞く側が言ってはいけないかもです(笑) 「なるほど、ジッターが最も大きな原因なんですね!?そうですよね、データの読み取りエラーがあるとなるとデジタルデータというものの信頼性が揺らぎますからね。 要するに、データはきちんと読み込んでいて一般のデータでは全く問題の無い事が、時系列を取り扱う音楽データでは読み込んだパルスの周波数の不安定さ(ジッター)がその後のD/A変換に影響するという事なのですね?そしてそのジッターは同時再生の時だけの問題ではなくデータ保存する場合にも引き継がれるということなのですね!? 実は私はこれまでこのジッターというものはCDから読み出した時には問題としてあるけれどデータ保存すれば引き継がれないものと思い込んでおりました。・・・目からうろこです(笑)」 ・・・私もこの文章を書いた後で「こんな簡単ではないぞ!」と薄々わかってきておりましたが、zappa1993さんのお返事を楽しみに書き直しをしませんでした。・・・すみません(笑)。でもお答えで「バイナリー一致」の難しさがおぼろげながらわかった気がします。後述のデジタル出力機器のアナログ機器的音質変化を含めて「エラーコレクト」「ジッター」の2つの大問題以外にも第3、第4の問題点が今後発掘されるような気がしてなりません。 >当初、私もリッピングとはエラー補正を含んだ作業で、正確に補正できないような部分があったときのみ再読み込みという方法をとるものだと思っていました。 しかし、色々と調べるうちに基本的にエラー補正は行わず、再読み込みで対応していると理解するようになりました。(これはリッピングソフトにもよります) それでも読み込みが出来ない場合はエラーとなります。 私が使っているリッピングソフトでは、リッピングしたデータをインターネット上にある同じCDのデータと照合して正確にリッピングできたかどうか調べるようになっています。 有名なアルバムは殆どこの照合が可能です。 ・・・へぇ〜、ここまでするのか?という驚きと同時にここまでしても「バイナリー一致」に至らない(D/A変換後の音に違いが出る)ことに驚きます。やはり「真の一致」を見極める何かが足りないとしか思えないですね。 >トランスポートとDACを光や同軸ケーブルで接続した場合は、送り出しのクロック・D/A変換のクロック共に正確さが求められ、両者にズレがないことが好ましいようです。 つまり送り出す際にもジッターの影響を受けることになります。 これに対し、PC・ネットワークオーディオでNAS等の記憶媒体からLANケーブルでデータを送り出した場合は、クロックに同期されませんのでジッターの影響を受けません。 これは、LANでは一定の転送速度が約束されておらず同時再生に無理があるため、DAC側のバッファメモリに一旦データを溜めてからD/A変換する方法をとっているためです。 実際にネットワークプレーヤーでデータを再生中にLANケーブルを抜いても直ぐに音は途切れず、数秒間は音楽が再生されます。 USB接続した場合はクロック同期が行われますので、送り出しにジッターの影響を受けます。 ・・・良くわかりました。というか勉強になります。こういうことはきちんと知っているかどうかで対処法やグレードアップ方法が変わりますから大事なことですね。ありがとうございます。 トランスポートの音の違いについてはやはりジッターだけでは説明が難しいですね。セッティングや使い方の違いがアナログ機器的音の変化をもたらすことの説明はデジタル信号の変化にどうつながるのか疑問は深まるばかりです。 例えば私はオラクルのCD2000というオープントップで完全開放系でCDをプレイできる数少ないトランスポートですが、メカ部の蓋としてアルミ削り出しの重量のあるものが付属しています。この蓋をするときとしないときの音の差がその重量のこともあって蓋をすると若干重くなることと解放感がなくなるのです。そしてエソテリックP-70のVRDSというCDを上下挟み込んでクランプした状態で読み取るトランスポートでは(私の好みではありますが)解放感が薄れ、剛直化したガチガチの音に聞こえます。これはアナログプレーヤーでも同じことでレコードにインシュレーターを載せたり、クランプすると解放感が薄れて聴こえますし、ターンテーブルにバキュームで吸い付ける方式のプレーヤーはVRDS同様剛直化した音に聞こえます。(好きな方にはすみません。私の好みです) そしてCD2000にはオラクル独特のフローティングサスペンションが付いていますが、それでも置台やその材質で音が変わり、ガラスや大理石のような硬いものだと音も硬くなり、木質の柔らかいものだと音もやわらかくなります。これなどジッターでは絶対に説明のつかないことだと思えてなりません。 >前回は、矛盾や誤りを含んだ文章でYoさんを混乱させてしまいすみませんでした。 文章に纏めることは難しいですね。 ・・・とんでもありません。逆にzappa1993さんの一所懸命に説明しようとするところと難しさを感じておられるところが伝わりましたし、私の素人質問にもつながりましたので感謝しています。 |
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