本日注文していたことすら忘れていた惰性で買った1枚のCDが届く。「キングクリムゾン太陽と戦慄」40周年記念盤である。「アースバウンド」と「USA」をのぞけば40周年記念5.1Ｃhリミックスシリーズのトリをつとめたこのアルバム、最近ではそのまま棚に放り込まれてしまう大人買いの1枚なのだが、ＣＤではすでに失われてしまったと思われていた心を揺さぶるキャッチコピーが書かれていた。レコードの帯に書かれたこれらの邦題やキャッチに思いをはせて聴いていた昔が本当に懐かしい。以下に引用する。
「1972年録音、2012年完成。40年の時を越え完結するプログレッシブロック神話。この道に踏み込んだものなら誰もが知っている傑作の誰も知らなかった真の姿がここにある。」
今宵どれだけの家で毒蛇と雲雀の闘いが繰り広げられるのだろう。

BABAさん

こんばんは
zappa1993です。

クリムゾンも再発の多いバンドですね。
マルチチャンネルや、HDCD、HQCD、DVD-Audio、更にはリミックスにリマスター等々一体どれだけのタイトルが出ているのか分かりません。
ようやく太陽と戦慄も40周年記念盤がでましたか。
インプロヴァイゼーションを中心とした高い音楽性は今聴いても新鮮な発見があります。
それにしても素晴らしいメンバーです。
フリップ自らの最新ミックスとのことですから、帯のキャッチコピーは洒落ていますね。

よく見たら投稿のタイトルも洒落ているじゃありませんか

追伸
実際に音を聞いた晩、久しぶりに興奮した。翌日も頭の中で鳴りっぱなし。オリジナルマルチトラックテープからのリミックスとのことで全く別の作品としてとらえるべきものではあるが、シンプルな編成ゆへ音の一つ一つが異様なリアル感で迫ってくる。すぐそこにジェイミー ミューアがいるよう。それでいて物語性も十分。普段こういった企画ものには興味が湧かないけど少し見方が変わった。ラウドネスウォー大好きです。

さらに追伸
翌日マルチルームでサラウンドも聞いてみたが。前からクロス、後ろからフリップが攻めてくる。逃げ場のないリミックスに思わずニヤリとしてしまった。

BABAさん
こんばんは

私も40thMIXを聴いてみたくなりAmazonで物色していましたら、とんでもないLimited Editionがありますね。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00926J3K6/ref=ox_sc_act_title_1?ie=UTF8&smid=AN1VRQENFRJN5
なんとCD13枚組
フリップが音楽業界からの引退を表明している以上、このMIXが本人の手による最後のMIXになるかもしれませんね。

本日「太陽と戦慄」15枚組BOXが届いた。全世界一括ﾌﾟﾚｽで、「宮殿」に比べるとはるかにｽ数が少ないとのこと。買ったのは国内版。なぜ倍近い値がつく国内版をわざわざ買うかというと15種類紙ジャケがついてくるからである。E式、A式はもちろん紙質、色合いにいたるまで時代ごとに再発された特徴を執拗にミニチュア化されている。この偏執的なこだわりは絶対に日本以外ではありえない。というか理解が出来ないのであろう。日本人すべてではないのだろうけど確実にこれらが受け入れられていることを考えると、モノマネを完全に超越したこの文化がまだ息づいていることをうれしく思うし、こういうのに喜んでしまう自分に日本人の血を感じずにはいられない。