LPからCDに代って残念なことの１つに、ジャケットを見る楽しみがなくなったことです。私が特に思い入れのあるジャケットのbest3をあげたいと思います。
第3位：GENESISのLIVE
ガブリエル在籍時のLIVE ALBUMです。
内容は決して出来のいいものではないのですが、ジャケットは鮮明に記憶に残っています。私が高校生の時に近所に輸入版専門店ができ、そこでこのイギリス盤ジャケットを見ました。背景の色が青と黒のステージ写真なのですが、その青が見ていて吸い込まれるような感じで、ホント幻想的な雰囲気がありました。その後日本盤ジャケットを見たのですが、色のあまりのキタナサに唖然としたのを覚えています。とても同じジャケットとは思えませんでした。GENESISの作品で１番思い入れのある作品です。
第2位：HOELDERLINのHOELDERLIN'S TRAUM
ちょっとエロティックな感じもある童話の1場面のような絵です。見開きジャケットで内側は色の配色を変えたさらに幻想的な雰囲気の絵です。豊富な色彩が目にしみる感じです。内容はトラッドフォークの影響の強い、ほの暗い感じのアコースティックなロックです。そういった感じの作品が好きな人にはお薦めできます。
第1位：EDGAR FROESEのEPSILON IN MALAYSIAN PALE
TANGERINE DREAMのリーダーのソロです。
内容はAMBIENT MUSICのような感じです。
当時TDのファンであった私もあまり好きな作品ではありませんでした。ジャケットは見開きで内側は背景が緑一色の部屋にヌードの幼児が写っているものです。この色が実に鮮烈でした。目に焼きつくような感じです。シンプルな写真なのですが、子供の無垢な表情と強烈な色に圧倒されました。写真を撮ったのは奥さんのMONIQUE FROESEです。TANGERINE DREAMの作品はたいてMONIQUE FROESEの写真を使用していましたが、どれも素晴らしいものでした。
2000年亡くなったそうですが、作品集がないか調べてみたのですが見つかりません。ホント残念です。

皆さんの思い入れのあるジャケットには、何がありますか？