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   [00-06]アナログレコード
     誰も言わないアッパーフォースの事
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投稿者 スレッド
Yo
投稿日時: 2013/2/7 16:55
一人前
登録日: 2012/3/21
居住地:
投稿: 120
Re: 誰も言わないアッパーフォースの事
zappa1993さん

ご返事有難うございます。
zappa1993さんもだんだんと「アナログの必要悪のバランス」に気が付いて、その魅力(魔力?)に惹かれてこられたかなと想像しています(笑)。

スイングアームと言う定番のアームの方式で針が円弧を描くという最大の問題点をトラッキングエラーを最小にするためにオフセット角を考えた人は素晴らしいと思います。しかしそのオフセット角の最大の副作用であるインサイドフォースと、それでもトラッキングエラーが最大でも3度程度残るという問題点を解消する為にリニアアームが出てくることはある意味必然だった事と思います。しかしそこにも新たな問題点が存在する・・・という堂々巡りがアナログの魅力でもありますね。

>アーム自体の長さも短いようですし、駆動部分の振動が及ぼす影響も無視できなかったのではないでしょうか。
(アームが短い分、アッパーフォースに弱い?)

そうですね。アームが短いのは可動部分(アーム全体)の軽量化の問題と思います。自走式はそれが命ですからね。その問題点としてはアッパーフォースのこともあるでしょうがレコード盤が反ったり波打ったものの場合の影響がアームの長いものよりは大きいと思いますね。

>自走式のタイプは駆動部分が必要ない代わりに、僅かな力でアームを平行移動させなくてはならず、支点をリジッドにしにくいのが問題ということですね。

駆動タイプもある意味同じことで、センサーからの情報ですばやく溝に追従させるにはそれほどリジッドには出来ないはずです。

>それならばアームを固定してターンテーブル自体を平行に移動させれば?と思いましたが、考えることは皆同じで、これも実際に製品化されたことがあるようです。

えぇ〜?そうですか?そんなプレーヤーがあるのですか?勉強不足ですみません。想像ではアイデアを売りにしたコンシュマーユースか設備級の大型のどちらかで、純オーディオ級では無かったかと思います。それはこのスレッドではアームの支点のリジッドさを問題にしましたが、針と溝との位置関係をリジッドにする為には下図のようにAのアーム支点だけではなく、Bのターンテーブルの回転軸、そして最も大事なのがCの台座のリジッドさなのです。ターンテーブルを動かすと言う事はこの台座を切り離さないといけない事とターンテーブルと言う重量物を軽快に動かすにはアームを水平移動させるよりもっと大変な問題があると思うからです。もしその情報が有るなら教えてください。

>ターレスのアームは雑誌で見ましたが、その精巧な組み立てや動作原理・構造が美しく、つい見とれてしまいました。

仰るとおりで、眺めるだけでその精度的な美しさを感じますね。そしてオフセット角というスイングアームの必要悪は継承していますがトラッキングエラーゼロというリニアアームに通じる良さを持っていることは魅力的です。もう一点アッパーフォースという問題点にも考慮してくれたなら高くても欲しいです。
zappa1993
投稿日時: 2013/2/8 1:43
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: 誰も言わないアッパーフォースの事
Yoさん

こんばんは

>zappa1993さんもだんだんと「アナログの必要悪のバランス」に気が付いて、その魅力(魔力?)に惹かれてこられたかなと想像しています(笑)。

そうですね
リニアトラッキングアームの考え方も面白いですが、やはりスイングアームを使い、そこに必然的に生まれる諸問題を解決するアイデアの方により惹かれます。

前回の投稿で、アームは固定しターンテーブル自体を水平移動する製品があると書きましたが、製品化と言うのは誤りで、そういうアイデアはあったようですが実際に製品化されたものは無いようです。
混乱させてしまい申し訳ありませんでした。

このアイデアは実際にアメリカでは特許も取られているようで、下記のサイトで見ることが出来ます。
(Straight line tracking turntable)

http://www.google.com/patents/US4429381

日本ではマランツなどが同じアイデアを持っていたようですが、こちらは探し当てることが出来ませんでした。
何れにせよ、Yoさんが仰るように重たいターンテーブルを移動さすというのは実際には難しいようで、負の要素の方が大きかったのだと想像します。


Yo
投稿日時: 2013/2/10 13:12
一人前
登録日: 2012/3/21
居住地:
投稿: 120
Re: 誰も言わないアッパーフォースの事
zappa1993さん

ご返事ありがとうございます。
特許見させて頂きました(読ませて頂きましたと言えないところがつらい:笑)。
なんと1981年出願の特許ですからもうCD時代(1982年にCD生産開始)に入ろうかとしていた時のものです。今でこそアナログの再評価で新製品も多く出ていますが当時の流れの中ではこの特許を具現化(製品化)するのは難しかったのではと想像します。前文で申しましたように純粋に音のことを考えるとターンテーブルを動かすことの大変さもあったのではないかと思います。

>日本ではマランツなどが同じアイデアを持っていたようですが、こちらは探し当てることが出来ませんでした。

これに関して私も良くわかりません。米国マランツ(マランツ カンパニー)を日本のスタンダード工業が買収して日本マランツを設立したのが1975年でその後はフィリップス、ソニーと共にCDの方向に進みましたので日本マランツがアナログをやったという記憶はありません。
マランツがリニアトラッキングプレーヤーを出したのは1962年米国マランツの時代で、SLT-12という機種で下の写真のようなものです。一般のリニアアームが平行移動するというタイプに対して、カートリッジが付いた棒が出てくるというユニークなもので、構造は良くわかりませんが駆動式ではなく自走式(「走」とは言えないですが:笑)で針につられてアームが付きだしてくる仕組みのようです。調べたら今でも中古機が取引されているなかなかの名機のようです。
管理人K
投稿日時: 2013/2/10 23:29
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: 誰も言わないアッパーフォースの事
Yoさん、zapppa1993さん、こんばんは。

いつもながらYoさんの深い見識には敬服させられます。

アナログの音質の決定要素はこのアッパーフォースの他に、アームや軸受の素材やカートリッジの特性や個性なども大きなものがあるとは思いますが、それでもアームの傾き具合による音質傾向がYoさんのこの支点位置の検証結果と近いものがあったりして、非常に納得させられました。

この検証結果は全てのアームメーカー、アナログ機器メーカーに見て欲しいものですね。

今後も宜しくお願い致します。
Yo
投稿日時: 2013/2/13 18:38
一人前
登録日: 2012/3/21
居住地:
投稿: 120
Re: 誰も言わないアッパーフォースの事
Kさん

私の提言に対してご理解有難うございます。
基本的にジャズを中心に聴いてきた私として中低域の多少ゴリッとした押し出し感(かつてのジャズ喫茶のゴリゴリした音は苦手ですし、クラシックを聴いても量感としてもプラスになる程度の押し出し感です。)は絶対に必要なポイントでした。クラフトのワンポイントアームを使ってみてクラシック向きと言う評判に納得した以上に「これは違う」と思ったところがこの検証に進んだスタート地点でした。

オイルダンプの音に違和感の無い人は問題ないのでしょうが、私は全くダメで、別途使っているSME Series?にもオイルダンプ機能がありまして、これはアームの上下動の制動の為ではなくスイング方向(横方向)に制動をかけて音質をコントロールする機能で、オイルバスにネジの足を浸ける量で調整できるのですが、オイル液面にネジ足が触るだけでもうダメなんです(笑)。・・・どれくらいオイルダンプ拒否症かはご想像下さい。

そんな私ですから、支点の高いアームには必ずオイルダンプがセットになっている事、逆に言うとオイルダンプをなにやら高級機能のように宣伝して自分達の工夫の無さを誤魔化しているアームメーカーの姿勢に腹が立つのです。たぶんトム・フレッチャーとは気が(音の好みも)合うのだと思います(笑)。

言ってしまいましたね。実はここまで言うつもりが無かったのはグラハムの事があったからです。クラフトのアームを昇華させるに当たってなぜこの部分に手をつけなかったか?・・・真意は分かりませんがオイルダンプも上手に使う事で目的の音作りが出来ると考えたのかもしれません。私にはKさんを含めて3人のグラハム使いの友人がいます。ジャズ好きの友人はKさんと同じTAITANを、クラシック好きの友人はMySonicをつけて聴いていますが、それぞれの音を聞かせて頂いて、私の望むワンポイントアームの音とは少し違いますがそれぞれ納得させられる音を出しておられるからです。

Kさん、皆さん、失礼が有ったらお許し下さい。
今後ともよろしくお願いいたします。
管理人K
投稿日時: 2013/2/13 20:47
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: 誰も言わないアッパーフォースの事
Yoさん、こんばんは。

オイルダンプ拒否症ですか(笑)
ケーブルにもオイルでダンプするものがありましたね。
このケーブルも確かにオイルっぽい音がしてましたが、Yoさんはああいったものも拒絶反応が出ますかね?

最新のアームでもオイルダンプを採用しているものはありますが、おそらく、それまで評価されてきたアームの良いとこ取り(悪いとこ取り?)のようなもので、Yoさんのように突き詰めて考えているメーカーはないのではないでしょうか?

拙宅のTAITANはボディの素材を変えた特注品で、グラハムのモデル2.2とファントムですが、オイルダンプは殆どかけていませんね。
その辺がYoさんの耳と感性に適ったポイントかもしれませんね(笑)
ちなみに微妙な音質調整や気になる部分の音質調整はオイルダンプではなくクォーツレゾネーターで行っています。

クラフトのアームですが、実はそのクラフトのアームのイメージを払拭するような凄まじい音を昨日聴きました。
その件はまた別のスレッドにてご報告致しますので、Yoさんのご意見、印象などをお聞かせ下さい。


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