メイン [00-03]音楽全般 CDの音質激変!! | 投稿するにはまず登録を |
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RANZAN | 投稿日時: 2008/5/31 12:24 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3269 |
CDの音質激変!! 管理人Kさん、皆さん、こんにちは。
それは10年前の出合からだったのです。 ヴィーナスレコードのジャズCDの音質の良さに魅せられ続けてきました。 既にこの掲示板にも取り上げさせて頂いていますが、オーディオで楽器原寸サイズの音力で聴きたいと願っていたことが、このヴィーナスCDによって実現させてくれたのです。 それは“ハイパー・マグナム・サウンド”のうたい文句のとおり、 これは一聴した途端そのオーディオサウンドは2ランクUPした かのように、晴々とした素晴らしい音質に虜になってしまったのです。 それ以来ヴィーナスCDは私のオーディオ・レファレンスになくては ならない存在となって、その音に元気を貰い続けてきたのです。 これは私個人だけの見解かも知れないですが、どのジャズCDよりもその優れた音質は、長年のオーディオを聴く楽しみを倍増させてくれたのも確かです。 そのヴィーナスCDの音質に変化が現れたと感じたのは、今年の3月発売の新譜CDからでした。 ヴィーナスCDは今年2月までの品番もTKCV-35418「オールウェイズ/ニューヨーク・トリオ」が、その最終品番でした。 3月から品番がVHCD-1001と新しい品番でのスタートとなって変更されたのです。(何故変更されたのかは定かではありません) 丁度この新しい品番で発売された同時に、ヴィーナスCDの音質が激変してしまったように感じるのです。 今まで素晴らしい音質で聴いていただけに、それは聴くことを半減させる再現性だったのです。 音質は骨太になり過ぎているというか、ジャズの音に大切な 低域感があまりにも過剰すぎて、芯がなく締まりが乏しいのです。 音もコモリ気味になっていると直感するものでした。 今までは高域感のSN比も高く感じられるような繊細感が抜群で、ジャズの音質には最適と感じていたのです。 その最新盤はギスギスしたところが強調され、ギターの音に関してはエッジはよく効いているように聴こえるのですが、少々棘があるような音質になっているのです。 これはヴィーナスレコードでのミキシング技術に問題があるのではないかとも考えられるのです。 しかしこの10年間、ヴィーナスCDの音を愛し続けてきただけに、 最近のヴィーナスCDの音質にはガッカリしているところであり、到底この音質には納得がいかないのです。 またそれ以降あまり聴く気になれない状況です。 しかも最新盤は一度聴いただけで後は聴かないことの方が多くなりました。 その3月からの発売された新譜「マイ・フーリッシュ・ハート/レナート・セラーニ・トリオ」VHCD-1001「チャオ・チャオ・バンビーノ/ローマ・トリオ」VHCD-1002「ビーズと腕輪/スティーブ・キューン・トリオ」VHCD-1003「ジプシー・ラメント/ケン・ペポロフスキー・ジャズ・バンド」VHCD-1004「ユアーズ・イズ・マイ・ハート・アローン/ダン・ニマー・トリオ」VHCD-1005「サマー・サンバ/ローラン・アン」VHCD-1006ですが、以上の新譜CD全アルバムが前述したような音質になってしまっているのです。 ヴィーナスレコードCDは以前から他社CDより音圧は高い方でした。より音圧を増すことによって『良き』としたことが、逆に過剰すぎて音質を悪くしているのではないかと懸念されるのです。 また「もしかして我がオーディオシステムに問題点があるのではないか!」とも疑問を持ったりもしています。 管理人さん及び会員の皆様、もし一度このヴィーナスCDを聴かれたならば、どのような感想をお持ちでしょうか? お聞かせくだされば幸いです。 |
管理人K | 投稿日時: 2008/6/9 22:03 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: ヴィーナスCDの音質激変!! RANZANさん、こんばんわ。
以前にもお伝えしましたが、私は近年のヴィーナスの音質にも余り共感出来ませんでした。 私が買ったヴィーナスのCDで音が良いと感じたのはこの1枚だけ アーチー・シェップの「トゥルー・バラード」です。 かなり大きめですが野太くエネルギー感豊かなサックス音像が魅力で、バックのピアノなども艶やかでタッチもきちんと立ってます。 ベースやドラムスはサックスに比べると控えめですが、ディティールは明瞭なものになってます。 この盤、最近は紙ジャケシリーズで再発していますが、私が持っているのは初期盤の通常CDで音質的に同じ傾向かどうかの保証はありません。 ヴィーナスのCDはここ10年以内で10数枚購入しましたが、どれも同じような印象で購入後聴いてないのでアーチストやタイトル名も忘れてしまったものが多く、記憶に残っているもの2枚で音質を説明させて頂きます。 まずはこのピアノトリオから まず、ピアノの音が汚い。 かつてのルディ・ヴァンゲルダーが録音したピアノの曇った音色も余り感心しないのですが、このヴィーナスのピアノの音色よりはマシなような気がします。 ザラザラとした感触で潤いや艶やかさは微塵も感じられず、全体に混濁していてタッチが全く立ちません。 ベースやドラムスも音像の密度がなく薄いくせに妙に膨張していてディティールが殆ど見えません。 このヴィーナスに限らず、M&Iなどにも感じるのですが、ピアノの音色がどのピアニストでも同じような音色になってしまっていて、ピアニストの違いによるタッチやニュアンスなどの違いが出ないのが最も感心しない点です。 次にテナーサックスやクラリネットによるカルテット ケン・ぺプロフスキーとゲストのスコット・ハミルトンのテナーサックスは両者の音色としては違いは辛うじて出てはいますが、かすれてザラザラした質感で、密度がなく薄いのに膨張してディティールが感じられないものです。 クラリネットの音色は更に酷く、汚れて膨張した音はクラリネットとは思えない程です。 バックの演奏も全体に薄くて密度がなくて汚れて膨張していて、アタックやディティールなどは殆ど潰れて悲惨なものになってしまっています。 全体の音圧感だけが特徴で演奏の抑揚とか躍動感などは逆に希薄に感じられてしまいます。 RANZANさんの感じられた最近のヴィーナスの音質劣化が上記と同じものなのかどうかは判りませんが、上記2枚は極最近のものではありません。 RANZANさんが上記の2枚をお持ちであれば、RANZANさんの聴かれた印象をお聞きしたい所です。 以前にもお伝えした通り、最近は「ラウドネス・ウォー」と呼ばれる音圧だけを高めて音楽の抑揚や本来の躍動感が犠牲になってしまったCDが多発され問題視されています。 ラウドネス・ウォーに関してはこちらをご参照下さい。 http://jp.youtube.com/watch?v=3Gmex_4hreQ 以前にもヴィーナスの音はJAZZ版ラウドネスウォーではないかと申し上げた事がありますが、もしもRANZANさんが仰る音質傾向からすると最近のヴィーナスはそのラウドネスウォー的要素が更に高まったのではないかと思います。 汚れても膨張してもディティールやアタック、抑揚や細かいニュアンスが感じられなくても音圧が感じられればいいとするJAZZオーディオマニアがおられるのは仕方ないと思いますが、そのような音質を良しとする事、認める事は私の立場上出来ない事をご了承下さい。 生のJAZZ演奏などに接すれば判る事ですが、本来、楽器の音は汚れず綺麗なものですし、変に膨張させたり音圧を高めずとも、ダイナミックレンジは自然と確保され、躍動感や演奏の熱さは伝わってくるものです。 私がJAZZにおいて良い音としているのは弊社掲示板オーディオ全般コーナーでご紹介させて頂いたディスクです。 https://acousticrevive.jp/xoops/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=146&forum=1 一度、これらの中から1枚でも購入して頂いてヴィーナスの音質と比べてみて下さい。 私が申し上げている意味が少しは解って頂けると思います。 宜しくお願い致します。 |
RANZAN | 投稿日時: 2008/6/26 15:37 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3269 |
Re: ヴィーナスCDの音質激変!! 管理人Kさん こんにちは。
いつも適切なアドバイスに感謝いたします。 ヴィーナスCDを好きになった経緯は、好きなオーディオを長年継続してきて本格的に始めようと思った10年ほど前、そのシステムの音質はまだ貧弱な音質の再現性で、各オーディオアクセサリー類にもまだ力を入れていなかったのです。 その頃たまたまジャケットに魅せられて買ったヴィーナスジャズCDが、好みである骨太でダイナミックな低域感、シンバルの繊細で弾け飛ぶ再現性を聴かせてくれたことから、ヴィーナスCDが好きになっていったのです。 しかし時間が経つにつれシステム機器全体のグレードも急速にUPさせてきたことも貢献して、ましてここ数年間でACOUSTIC REVIVE製品の導入により年々音質が進化してきたのです。 そのことでシステム全体のサウンドバランスの向上は著しいくらいの進歩があったことも確かです。 そうしたことからヴィーナスCDを改めてよく聴いていくと、管理人Kさんも仰っておられるように、ザラザラとして艶がなく濁ったところに音圧の高い音で、あまりボリュームも上げられず、それも最近3ケ月前発売の新譜からは更に輪をかけたように、よりいっそう過大すぎるような音質となって再生されるのです。 そのことから現在のシステムでは、かなり再生能力が進化してきたこともあって、ヴィーナスCDの音質を克明にハッキリ(いいところも悪いところ)と浮き彫りに再現するのであると感じ取ったのです。 また仰るようにM&IカンパニーのCDもヴィーナスほどではないですが、似たようなところがあるのも確かです。いま思うと特に「ヨーロピアン・ジャズ・トリオ」なんかは過大すぎるような低音です。 ありがたいことに管理人Kさんから率直に指摘して頂いたことで、しかもこのようなジャズCDで音質をチューンしていたのだから、ましてこのまま音を追い込んでいくと途轍もなく濁って、それは聴いておれない音質になっていたかと思うと怖いようでもあります。 気づくには少々遅かったようですが、今であれば何とか音質での路線変更ができると考え、これをきっかけにして正しい方向への音質の再現性に向け、更に再チャレンジしていきたいと考えています。 まさに救ってくれたのはニュートラルが基調のACOUSTIC REVIVE製品であると感謝しています。 ありがとうございました。 |
管理人K | 投稿日時: 2008/6/28 2:57 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: ヴィーナスCDの音質激変!! RANZANさん、こんばんわ。
音楽界全体が音圧主義(ラウドネス・ウォー)に偏っていますので一聴のインパクトに惑わされるのは仕方がないと思います。 しかも音楽誌やオーディオ誌も何も疑問を感じず警鐘を発しないばかりか絶賛までしていたのだから無理もないと思います。 大切なのは何が正しくて何が間違っているのか?何が良い音で何が悪い音なのか?それをきちんと発して行く事ですね。 雑誌や評論家が出来ないであれば、正しい判断能力を持たれた一ユーザーから発信して行く事が大切だと思います。 |
RANZAN | 投稿日時: 2008/7/9 16:04 |
長老 登録日: 2008/2/16 居住地: 投稿: 3269 |
Re: ヴィーナスCDの音質激変!! 管理人Kさん こんにちは。
いつも的確なアドバイスとフォローありがとうございます。 あれだけ気に入っていたヴィーナスCDの最近の音の汚さに うんざりしているところです。 今までこれだけ愛したCDにケリをつけた瞬間でもあります。 が、我らユーザーから苦言を呈すのも一案だとは思うわれる ので、メーカーに対しての発信を考えています。 管理人Kさんのアドバイスも参考にさせて頂きます。 |
管理人K | 投稿日時: 2008/7/12 23:54 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: ヴィーナスCDの音質激変!! RANZANさん、こんばんわ。
ユーザー(リスナー)からの意見は必要だと思いますし、メーカーにとってもありがたい事だと思います。 RANZANさんが感じられた事を素直にお伝え頂くのが宜しいかと思います。 ヴィーナスは国内でも良いアーチストを抱えて積極的に新譜をリリースしているレーベルですから、RANZANさんのような愛好家の貴重な意見を本当の意味でクオリティの高いJAZZの真髄を伝えられるような音作りの参考にしてくれると嬉しいですね。 |
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