ヴァイオリンのレコーディングをする際にサウンドチェックをしていたら、楽器の音に対して部屋が小さい事もあり、高音の響きにキツい固さが出てしまいました。
もう少しナチュラルなサウンドにならないかと思い、ルームチューニングの初代ヴァージョン『RWL-1』を演奏者の背後を囲う様に3枚立ててみました。
演奏者は立って弾くので、楽器の高さに合わせて『RWL-1』はイスの上に乗せて高さを稼いで設置しました。

すると高音の艶やかさはきちんと残ったまま、キンキンとした嫌な固さがとれて、とても心地良い自然なサウンドに変化しました。
演奏者も『RWL-1』を立てたら「音が柔らかくなったね」と言って喜んでくれました。

生音でも変化しましたが、マイクを通った音をヘッドフォンで聴いてみると、固くただ大きいだけのサウンドだった物が、倍音が自然に響き、立体感のあるサウンドに変化していました。
楽器本来の瑞々しさを取り戻したようなサウンドが好印象でした。

migmigさん、こんにちは

レポート、有難う御座います。

今回のバイオリンの録音は、楽器と壁の距離はだいぶ近く壁の影響も大きいので、今回RWL-1を使用して効果的だったというのがよく分かります。

RWL-1に到達した音波はRWL-1によって拡散され楽器本来の音がきちんとマイクに伝わるので、migmigさんの仰る倍音が自然に響いて、音が立体的になったのではないかと思います。

私も昔、バイオリンやビオラなどを録音したことがあるのですが、その際にいつも感じていたのが、弦楽器は録音されると、どうしても中高域が固い音になる傾向があったのですが、その辺もRWL-1を使うと改善される感じでしょうか？私はその都度、イコライザーで3〜4KHz辺りを少々カットしていたのですが、RWL-1を使用すれば、そのような処理も不要になり、楽器本来の音をそのまま収録出来そうですね。

こんにちは。
返信ありがとうございます！

弦楽器の録音は、管理人Ａさんの仰るように中高音が固くなってしまう事が環境によってはありますよね。
ちょうど3〜4KHz辺り、というのが良くわかります。
しかし今回はRWL-1を立てる事により、その辺の固い部分がほぐれ、EQ等を使用する事無く音を収録する事が出来ました。
固い部分が柔らかくなると言うと、高音が減っているような表現と似ているかも知れませんがそんな事は全くなく、艶やかな倍音成分は無くなるどこか深みを増している所が嬉しい所です。
また壁の反射音がうまく拡散され、少し壁が遠くなったような、広くなったような質感になったとも感じました。

今回は部屋が狭い環境で試しましたが、大きいスタジオやホール等であってもこの効果は発揮される事と思います！

migmigさん、こんばんは

このバイオリンの録音では、壁からの反射音が楽器に乗ってしまい、中高域の固さに繋がってしまったと思います。弊社の拡散パネルは拡散効果は勿論ですが、表面材が天然のシルクから出来ている為、演奏者の方が「音が柔らかくなった」と仰ったのだと思います。

中高域の固さが取れたので、勢いよく演奏しても耳には痛くないエネルギー感溢れる演奏が収録が出来るのではないでしょうか？また機会がありましたら、その録音を聴かせて下さい 宜しくお願い致します。