メイン [07-01. CD DVD アナログレコードケア製品]消磁器 RD-3 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! | 投稿するにはまず登録を |
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zappa1993 | 投稿日時: 2013/10/14 11:38 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! 皆さん
おはようございます。 私とAcoustic Reviveの一番最初の出会いは、初代の消磁器RD-1です。 もう何年前のことなのか忘れましたが、CDを消磁することで音が良くなるという摩訶不思議なアイデアとその理屈に魅了され購入したのを覚えています。 それから後は、私の興味は専ら音楽を聴くことが中心になり、オーディオ雑誌等とも無縁の生活が長らく続きましたので、その後のAcoustic Reviveの活躍は全く知らず、ネットワークオーディオを始めるにあたって購入したUSBケーブルとUSBアイソレーターのメーカー名を見て「あの消磁器の会社か」と思ったほどです。 その時もUSBの電源と信号ラインを分けるというアイデアや、USBケーブル内のノイズを除去するという高音質化の探求心に感心し、この製品しかないという思いで導入しました。 長らくRD-1を愛用してきましたが、基本的な動作は同じものの、その後に改良されたRD-3を使ってみたいと言う思いもあり、先月RD-3を導入いたしました。 折角ですのでRD-1との効果の違いなどをレポートするつもりでしたが、最近少し文章力が落ちてきまして、上手くまとめられそうにありませんので、その時に書き取った印象的な部分のみを簡単に書かせていただきます。 尚、私のRD-3は少し手を加えてありますので、その効果も含めた感想となります。 テスト方法はいつもと同じで、環境の違い毎に数種類先にリッピングし、それを後で何度か聴き比べるという方法です。 最初は単純に、「消磁なし」「RD-1使用」「RD-3使用」を新品のCD2枚と、聴き慣れたCD2枚に対して行いました。 作業は、 1. 消磁なし 2. RD-1で消磁 3. RD-3で消磁 4. 再度RD-1で消磁 5. 再度RD-3で消磁 の順に行いましたので、例えば5番目のテストをする前のCDは2~4番の手順を踏んだ後という事になります。 何故4,5番目の作業を行ったかと言いますと、「消磁に使った消磁器の音になる?」という話を伺ったからです。 つまり、RD-1で消磁したCDをRD-3で消磁するとRD-3の音になり、それを再度RD-1で消磁するとRD-1の音になると言うものです。 ここで「~の音になる」としたのは、適当な表現が見つからないからであり、決して消磁器の音が乗ると言うことではなく、使う消磁器による音の違いが確かに現れるという意味だとお考えください。 感想です。 1番は音の分離が悪く、高域が伸びず低域も分解能に欠ける感じがします。(消磁後の音を聴いた後では、尚更そのように感じます) 2番は音の分離が改善され、高域もすっと伸びる感じがあり、低域も引き締まり明瞭になりました。 そして3番ですが、2番の効果が更に高まった感じで、研ぎ澄まされたような透明感が感じられ、音がスムーズに伸びて余韻もきれいに広がり、またベースやドラムの質感はさらにリアルになりメリハリも強く感じられます。 すべての音が自己主張し過ぎて不自然にならず、それでいて分離がよく明瞭に耳に届くような感じで、音がきれいに整理されたような印象を持ちました。 次に、違う消磁器で消磁をするとその音になるかについてですが、3番の後に再度RD-1を使ってリッピングした4番の音源は、2番と同じ傾向になり、4番の後に再度RD-3を使ってリッピングした5番の音源も3番に近い傾向になる事が分かりました。 グループで分けると 1番 2番、4番 3番、5番 の3グループに分けられます。 なぜこのような事になるのかその理由は分からず、実に不可思議なことですが、簡単なテストながら以上のことにより、使う消磁器の効果が音に現れ、消磁器による音の違いと言うものが確かにあると考えてもよいと思います。 ただ、2番と4番は全く同じでは無く、3番でRD-3で消磁した影響が少し残っているのか幾分4番の方が良く感じられました。 同様に3番と5番も僅かに(気のせいと言える程度の差ですが)5番の方が良く、5通りの音源の中では5番が一番雑味がない印象です。 (2種類の消磁器で計4回消磁したせいでしょうか) 結果、5>3>4>2>1の順に良く感じました。 次に、日を空けてRD-1とRD-3の違いの他に、CDの消磁後RD-3の電源を入れたままリッピングした方が良いのか、切った方が良いのか。 RD-3を繋ぐ電源ケーブルの極性による音の違いも確認しました。 1. RD-3で消磁(電源は外付けCDドライブと同じRTP-2ultimateACに繋ぐ)(消磁後は電源OFF) 2. RD-3で消磁(同上)(消磁後も電源ONのまま) 3. RD-3で消磁(電源はリッピング用PCと同じRTP-2ultimateACに繋ぐ)(消磁後も電源ONのまま) 4. RD-3で消磁(電源は別のノイズフィルター付きの電源タップ)(消磁後は電源OFF) 5. RD-3で消磁(1番と同じ方法で電源の極性を逆にする) ※2台のRTP-2ultimateACは別の壁コンセントに繋がっています。 感想です。 1番は5通りの中では一番音の分離がよく、RD-3の効果が一番高く感じられました。 この音を標準として、以下はその違いを簡単に述べさせていただきます。 2番は音がやや不明瞭になり、分離も悪く感じられます。低域を持ち上げたような感じも少しあり、これが曲によっては力強い感じに映る事もあります。 3番は2番よりはマシです。ややブースト気味に感じられますが、これが良いメリハリを生んでいますし、ボトムはしっかりしています。ただ若干抜けが悪いかなという印象はありますがこれも曲によっては悪くありません。 4番は最初から音に芯が無く、平坦に感じられます。悪くは無いのですが、繊細さに欠け音に深みが足りない感じです。 5番はやや余韻がつよい様な感じで、その分ふくよかな広がりがあるように聴こえますが、躍動感が足りず、低域も膨らんで聴こえます。 私が良いと思った順は1>3>2>4>5です。 以上のことから、私なりの結論は、オーディオを聴く間は消磁器の電源はOFFにしておいた方が良い。 消磁器に供給する電源の品質も非常に大切である。 電源の極性によっても効果が大きく変わるので、きちんと極性管理をした方が良い。 といったものになります。 申し遅れましたが、RD-1、RD-3ともにPAKAさんからお借りしたアコリバのPOWER STANDARD MG(メガネプラグ)を使用しました。 コンセント側のプラグは3Pですが、機器側のメガネプラグに向きはありませんので極性に関しては案外無頓着になりがちですが、ここは最初にきちんと音を聴いて確認された方が良いと思います。 以上は私の環境及び音の好みに基づいたもので、必ずしも皆さんが同じ感想を持たれるかどうかは分かりませんので参考程度にお考えいただくのが良いかと思います。 ただ、RD-3の使い方一つにおいてもこれだけ多くの考慮すべき要素があり、またその音の違いの大きさから考えると、自分にとって正しいと思われる使い方を模索する事の大切さを改めて感じた次第です。 私の場合は、CDのリッピングという言わば録音作業に近いことを行っているために、出来るだけ高音質で保存するという部分への拘りが強くややナーバスになっている所がありますが、今回のテストのような事は一度自分なりの方法論を確立してしまえば、以後それを変更する必要性にかられることはあまりないと思いますので、何事もまず最初にきっちりと確認しておくのが良いのではないかと思います。 今回の実験に際し、ご協力いただきました方々に改めてお礼申し上げます。 |
PAKA | 投稿日時: 2013/10/17 8:30 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! zappa1993さん
おはようございます、PAKAです。 zappa1993さんもRD-1からRD-3にグレードアップされたのですね。 私もRD-1からRD-3に変更した経験があり、RD-3はRD-1の明瞭でスッキリした改善効果に、更にしなやかで肉厚感のある自然な音質傾向への改善は当時驚いたものでした。 多くの比較試聴実験のご紹介ありがとうございます。 RD-3の効果がリッピングした音源にまで影響を及ぼすというのは本当に不思議ですが、これまでのzappa1993さんの時期ごとのリッピング音源を聴かせていただいている経験から、十分にありえることだと思いました。 また、電源ケーブルなどの給電環境も影響してくるのは私も体験していますが本当に不思議ですね。 |
グリュミ | 投稿日時: 2013/10/17 12:14 |
常連 登録日: 2012/6/13 居住地: 投稿: 68 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! zappaさん
PAKAさん こんちにわ グリュミです。 最後の消磁が支配的ということですね。 非常に興味深い結果で、いろいろと考えさせられます。 私もRD−3を使用してリッピングをしていますが、音の抜けが良くなり好ましくなります。 また、CDだけでなくIPOD、ケーブル、イヤホン、SDカード等を消磁しても同様の効果があります。 (壊れても自己責任で) RD−3は、使い方次第でまだまだ可能性がありそうです。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2013/10/17 23:53 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! PAKAさん
こんばんは 先日お聴きいただいた音源はRD-3を使用したもので、この消磁効果も加わった音質という事になります。 オーディオと言うものは本当に積み重ねだなとつくづく感じますし、また組み合わせ方によってもベスト思われるものが変わりますので、固定観念も時として仇となる事もあります。 また色々と情報交換させてください。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2013/10/18 0:04 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! グリュミさん
お久しぶりです。 投稿ご覧いただきましてありがとうございます。 そう言えばグリュミさんもリッピング音源でしたね。 その後順調に行っていますか? >最後の消磁が支配的ということですね。 私が試した限りでは、消磁器による音の違いがあるように思います。 RD-3とRIO-5?の両方をお使いになっている方も多いと思いますが、これらを使う順番によっても処理後のCDの音は違います。 (一般的にはRD-3 → RIO-5?の順の様です) またRR-777の上に数秒CDを乗せてから聴かれる方も居られ、これら3種の処理の順番により微妙に音が変わるという不思議な現象が起こります。 (この件は以前投稿させていただいたことがありますが、非常に大変な作業でした。今は気力がありません ) >RD−3は、使い方次第でまだまだ可能性がありそうです。 仰る通りですね。 使い方は消磁に限られますが、何を消磁するかという件に関してはまだまだ面白いアイデアがありそうです。 |
グリュミ | 投稿日時: 2013/10/18 17:30 |
常連 登録日: 2012/6/13 居住地: 投稿: 68 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! zappa1993さん
こんばんは ようやく涼しくなってきてオーディオにいい季節になりましたね。 私は、この秋は可能な限りコンサートにいくつもりです。 >そう言えばグリュミさんもリッピング音源でしたね。 その後順調に行っていますか? なかなか難しいですね。音が変わる要素があまりにもありすぎます。何度もリッピングし直している私ですが、半年前に方法を固定しました。そうでもしなければ、きりがありませんので、壁に再リッピングはしないと誓いをはりつけております。 このあたりは、zappa1993さんも御苦労されていると想像します。 |
PAKA | 投稿日時: 2013/10/21 1:28 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! グリュミさん
こんばんは、PAKAです。 グリュミさんもzappa1993さんと同様、PCを使ったリッピング音源を作成しておられるのですね。 私はPCオーディオはしていませんが、zappa1993さんの音を何度も聴かせていただいて、全くPCを使ったオーディオと感じさせないアナログライクな自然な音に、とても大きな可能性を秘めた方式であると感じています。 データファイルにも関わらず、色々な部分が音質に影響してきて不思議で大変かと思いますが、グリュミさんがより良い音源を作成できるよう応援しております。 |
グリュミ | 投稿日時: 2013/10/23 17:36 |
常連 登録日: 2012/6/13 居住地: 投稿: 68 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! PAKAさん
こんばんは 応援有難うございます。 ところで別の所で書かれていたパナソニックのノイズフィルターが気になります。近所の大手電気屋さんでは、品切れのため入手できていませんが、近々試したいと思っています。 情報、有難うございました。 |
zappa1993 | 投稿日時: 2013/10/25 1:01 |
長老 登録日: 2011/3/17 居住地: 投稿: 1916 |
Re: 消磁器の使いこなしの考察。やはりRD-3は素晴らしい! グリュミさん
お返事ありがとうございます。 >なかなか難しいですね。音が変わる要素があまりにもありすぎます。何度もリッピングし直している私ですが、半年前に方法を固定しました。そうでもしなければ、きりがありませんので、壁に再リッピングはしないと誓いをはりつけております。 壁に誓いを貼り付けるとは凄いことをなさっていますね でも、そうでもしない限り本当に先に進まない所があります。 リッピングに関する調整での音の変化も大切ですが、再生側でも音の調整は幾らでも出来ますし、リッピング時の僅かな違いを帳消しにしてしまうほどの大きな変化もあります。 リッピング音源の十分なクオリティを達成できたなら、次はその音源を生かす再生側の調整に移るのも良いのではないかと最近ようやく思い始めました。 再生側の機器変更や調整を経た後に、昔に録った何世代か前のリッピング音源を聴き直しても、以前より遥かに良く感じることがあり、これはリッピング環境の整備だけでは成し得ない部分ではないかと思います。 そうは言いながらも、「あともう少し」という思いがいつまでも抜けきらず、未だに本リッピングに踏み切れないが故に、このRD-3の導入を最後にとの思いだったのですが、見事にその思いにこたえてくれた印象です。 |
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