どうも、トオルです。

今回は、管理人のKさんにO社のユニバーサルプレイヤー103DJPのチューンナップをお願いしたレポートをお届けします。

103DJPは、多機能さこそ素晴らしいものの、アナログ音声出力の音が元々使っていたP社のネットワークプレイヤーに比べて大きくクオリティーダウンしていました。
音像がぼやけて変なリバーブでも掛かっているのかと疑いたくなるほど、ひどい音質でした。

ヒッコリーアンダーボードを導入したことでかなり改善したのですが、
やはり満足のいく質は得られず、思い切ってチューンナップに踏み切ったわけです。

Kさん曰く、作業は「機材内部の、ノイズ対策、制振対策、導通対策」の3点だそうです。
なので、外観はまったく変化ありません。

では、早速音質と画質のレビューをお届けします。
（画質は満足していましたが、おそらく向上するだろうと思って馴染みのビデオでテストしています）


【試聴システム】
O社ユニバーサルBDプレイヤー（ネットワークオーディオ付）　→（同軸デジタルケーブル）→　S社フルデジタルAVアンプ　→　16.5センチウーハー搭載大型ブックシェルフ

ユニバーサルBDプレイヤーはデジタルトランスポート代わりに使っています。
S社のフルデジタルアンプがとても素直な音のためアナログで出力することはほとんどありません。
（96/24を超えたときはAVアンプが非対応のためアナログで出力。DSDも同様。アナログケーブルはSA社の8000円くらいの品を使用）

テレビはP社のプラズマテレビ42インチです。
2009年の製品です。
映像はHDMIケーブルでBDプレイヤーから直で繋いでいます。


【音質の変化】
・元々のデジタル出力（同軸）のクオリティーに近い音がアナログ出力（RCA）でも味わえた（具体的には後述）

A.アナログ出力の変化
・楽器のディテールがより鮮明にリアルに描写される
・音のフォーカス感が向上
・のっぺりした平面音場が奥行きを伴った立体感あるものへと変化
・フォーカスと奥行きの向上は、音の実在感向上につながっており、没入感を高めている

B.デジタル出力の変化
・デジタル音声の出力はさらに情報量が増え、音が肉厚にかつ明瞭になった
・濁りやよどみ感が減少しているため、空気感までも向上している。透明度のレベルアップには驚いた。
・分解能が向上。ディテールの豊かさと相まって音楽の臨場感が大幅にアップしている
・奥行き感というより、前後の広がりがさらに向上している。響きもクリアなので音場の広さをより感じるようになった

C.補足
・デジタル出力の音も大きく向上したことから、アナログLINEケーブルの粗がよく分かるようになってしまった（嬉しい誤算）
→フォーカスのボケ、低音の引き締まり感のなさ、高域が出きってないため空気感の不足、よどみや濁り、といった要素が以前より気になる


【画質の変化】
・光の表現がリアルに。アニメのフラッシュや光源の描写がより鮮やかに
・色合いの深みが増した。階調も上品に丁寧に表現するようになった
・映像のフォーカスがきちんと合って、テロップなどは特にクッキリと見える。
（シャープネスのパラメーターで無理矢理上げてる感じは皆無）
・奥行き感が向上。実写映画は息をのむ立体感
・解像感が上がってフォーカスも正しく合うことにより、アニメ背景などで今まで見えなかった細かな描写がはっきりと分かる



というわけで、驚くべき性能向上となりました。

まるで別物、1ランク上の製品に買い換えたのではと思うほどです。
我が家で再現できるクオリティーの一つの到達点にたどり着いたのでは？、と勘違いするくらい完成された音質と画質！
今までのソースを見返したい、聞き返したい衝動に駆られましたね。

Kさんには心から感謝です。

そして発送から返送までの数日後で前の音を忘れてしまい、
変化が分からなかったらどうしようとか、不安になってごめんなさい（笑

とんでもない。
激変でしたよ！

トオルさん，こんにちは。

私はO社のメカを用いたC社製のBDユニバーサルプレイヤーをチューンナップしていただき，AVシステムで使用しています。

残念ながら，チューンナップ前後での比較はしていませんが，価格で数倍もするP社メカを用いた日本製DVDユニバーサルプレイヤー(チューンナップ未実施)とのDVD比較では，完全なる価格逆転現象が起こりました。

もともとはBDで映画やコンサートを楽しみたいということで購入しましたが，これ一台ですべて済んでしまいました。

「ノイズ対策、制振対策、導通対策」がキーワードとなりますが，トオルさんの”今までのソースを見返したい”という衝動は，理屈抜きにレベルアップしている証拠で，私も同様に思っています(実際にはレコードの方にほとんどの時間を割いてしまっています)。