XLR-1.5Triple-CFMが、あまりにすばらしかったので、もう一つのバージョンアップ品
SPC-1.5TripleCをつなぎました。
これで、アナログ信号線は、すべてTriple−C化が完了したことになります。
期待を込めて、音楽再生を始めたのですが・・・

はじめは、違和感いっぱいの、楽しくない音で始まりました。
まあ、今までも3日間は、大きく変化することは承知の上でしたので、かまわず音楽を流し続けました。
2日目、低音が出始めましたが、高音域がまだとても荒いです。
3日目、音が曇り始めました。中高域の暴れも収まりません。
私の今までの経験では、このあたりから美しい音を奏でるはずだったので、かなり焦り始めました。
一日につき、3，4時間流していたのですが、
4日目、5日目、6日目と、大きく改善することなく、時間だけが過ぎてゆきます。

ところが7日目、信じられない体験をしました。
いつものように音楽を流していました。たしかチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だったと思います。
第一楽章が終盤に近づいた頃、突然ヴァイオリンソロが、未だかつて聞いたことのない美しい音で鳴り始めたのです。
まるでスイッチが入ったというか、瓶の栓が抜けたというか、瞬間的に切り替わったという感じです。

その後は、何を演奏しても、本当にすばらしい。低音はうなり、中音は濃く、高音はどこまでも澄んで聞こえます。
バランスも申し分ありません。
何より驚いたのは、前後の立体感が急に増したことです。まるで3D映像のように、音像が前後に配置され、鳴っています。
POPSのボーカルが単に中央に浮かび上がるだけでなく、歌手が1メートル先にたたずんで歌っているようなリアル感は鳥肌ものです。
本当にバージョンアップしてよかったと、心から思いました。

それにしても、あの7日目に起こった、不思議な変化は何だったのでしょうか。さなぎが蝶に変わる瞬間をリアルタイムで見たような
興奮が今も残っています。こんな不思議なエージングを、他にも体験された方がおられましたら、教えてください。

駄文、失礼しました。

Tantazunzuさん、こんばんは。

SPC-1.5TripleCご購入誠にありがとうございました。

だいぶエージング完了に時間がかかってしまったようです申し訳ございません。
単線は基本的にエージングに時間がかかるものですが、特に鍛造製法によって、より高密度になっているPC-TripleCにおいては更に時間がかかることがあるようです。
実は弊社は出荷前に強制エージングマシンにて簡単なエージングを済ませて出荷してるため、接続直後に効果を発揮する場合もあります。

この辺のエージングの問題はいまだもって謎な部分もありまして結論が出せずにおります。

何はともあれ、最終的に良い結果になったようで嬉しい限りでございます。

今後も宜しくお願い致します。

管理人様、ご返信、ありがとうございます。

>だいぶエージング完了に時間がかかってしまったようです申し訳ございません。

とんでもありません。オーディオにはエージングがつきものと存じております。こちらが恐縮してしまいます。

>実は弊社は出荷前に強制エージングマシンにて簡単なエージングを済ませて出荷してるため、接続直後に効果を発揮する場合もあります。

ありがとうございました。一つ謎が解けました。
実は、以前より（Triple-Cを導入したここ数回の事例は特に）アコリバ製品はエージング期間が短いなあと思っておりました。
他社のケーブルですと、1週間はおろか、2週間たっても落ち着かないものが多かったですから。
導入直後より、実力を発揮できるよう、育ててから出荷なされているお心遣いに、感銘いたしました。

よく考えてみると、極太の新導体に、小音量で流しているわけですから、電源ケーブルよりエージング期間が長くなるのは当然ですね。
もしかしたら、ケーブルのエージングが問題ではなく、未だかつて受けたことのないエネルギーを受けて、
スピーカーのトゥイーターが戸惑っていたただけかもしれません。

いずれにしても、特に今回のTriple-C製品群は、本当に魅力いっぱいです。製品化に心から感謝いたします。
バージョンアップが大人気で混んでいるようですので、しばらくは落ち着いて、現システムを鳴らし込んでみたいと思います。
バージョンアップの職人さんが落ち着かれた頃を見計らって、電源ケーブル等のバージョンアップをお願いする予定です。
これからもよろしくお願いいたします。

Tantazunzuさん、こんばんは。
イナバウ庵です。

さて、私は今回パワーリファレンス電源ケーブルをトリプルＣ化して頂きました。
その性能は語りつくされた感もありますが、最初から絶大な効果が見られました。
私はヘッドホンオーディオを選択していますが、聴感上のSNが限界まで高まっている為音量をぐんぐん上げても全く心地の良いリアルな音楽を堪能しています。
至福の冥利に尽きます。

実はファインメットビーズ、装着有りと無しを同時に比較する機会がありましたが、装着有りのほうが音楽が好ましく感じられました。エネルギー感向上では装着無しですが、静寂感とリアルで中庸な音調は装着有り、といったところでしょうか。
お蔭でトリプルC導体とファインメットビーズの秀逸さを改めて噛みしめております。

Tantazunzuさん、アコリバのお蔭です。お互い好きな音楽を思う存分楽しみましょう！

イナバウ庵さん、こんばんは。

バージョンアップ完了されたのですね。
ヘッドフォンで聴かれているとのことですので、部屋等の影響を受けることなく、
ストレートにケーヌルの性格（実力）を堪能されていることと思います。
私は部屋の音響については、手つかずに近い状況ですので、多大に影響を受けていると思われますので、
イナバウ庵さんの感想は、とても参考になります。

>聴感上のSNが限界まで高まっている為音量をぐんぐん上げても全く心地の良いリアルな音楽を堪能しています。
至福の冥利に尽きます。

まったく同感です。「うるさくなくなった」というのは、アコリバ全製品に共通するように思います。
ケーブルだけでなく、コンセントベースやショートピンに至るまで、すべて同じ方向を感じます。

>実はファインメットビーズ、装着有りと無しを同時に比較する機会がありましたが、装着有りのほうが音楽が好ましく感じられました。エネルギー感向上では装着無しですが、静寂感とリアルで中庸な音調は装着有り、といったところでしょうか。

実は、オーディオは元気が命と思っていたのですが、アコリバ製品を導入するに従って、静寂感の大切さを実感するようになりました。
現在、Triple-C化計画で、残るはプリアンプとDG-58に接続されているパワーリファレンスのPCOCC版の2本ですが、イナバウ庵さんの上記コメントに、換えるべきと、背中を押された思いです。

次は、この電源ケーブル2本をバージョンアップすべく、準備したいと思います。
さらにまだ出てきていない「POWER SENSUAL」のTriple-CFMバージョンにも興味をそそられます。
これをPowerStandardと交換してパワーアンプにあてがったら、どんな音がするのだろう、と勝手に妄想しています。

とりあえず現状でも、今まで聴いたことのない音楽を奏でていますので、今は暇を見つけては、聴きまくっています。
ぜひお互いに、至福の音楽を堪能しましょう。