どうも、トオルです。

今回はSPC-tripleC（バイワイヤ）を試用してみました。


【試聴システム】
O社ユニバーサルBDプレイヤー（ネットワークオーディオ付）　→（同軸デジタルケーブル）→　S社フルデジタルAVアンプ　→　16.5センチウーハー搭載大型ブックシェルフ

ユニバーサルBDプレイヤーはデジタルトランスポート代わりに使っています。
S社のフルデジタルアンプがとても素直な音のためアナログで出力することはほとんどありません。
（96/24を超えたときはAVアンプが非対応のためアナログで出力。DSDも同様。アナログケーブルはO社の新製品、1m1万円程度のものを使用）

※今まで使っていたのはZ社のメートル2000円強の製品


【外観・取り扱い】
・基本はシングルコアシリーズと同等です
・4本の線が出てくる両端部は、方向を示す印が付いているので注意して接続します
・とても曲げやすく、柔らかいです。さすがに4本の単線が入っているので多少の癖はありますが、それでも接続作業にまったく支障はありません
・4本の線は割と長く確保されているので、接続の際も作業がし易いですし、定期的に切って剥き直すという場合も当分の間は大丈夫でしょう
・アンプ側でフロントA+Bがある場合、どれがAでどれがBがスピーカー側で分からなくなりますが、
本ケーブルは赤と青の印がそれぞれ長さを異にして2本ずつ付けられているため迷いません。これは芸が細かい。下手に4色にされるより分かり易いです


【音の傾向】
・淀みや濁り、音像のぶれが一掃され、とてつもない透明度の高い音空間が再現されました
・連動してS/Nが改善されたように感じるため、微弱音の再現性が桁違いに高まります
・音の立ち上がり・立ち下がりが素早くシャープになり、彫りが深い楽器音に思わずうっとり
・余分なものが落ちることで、「痩せた音になるんじゃ…」という心配もあるかもしれないが、どっこい。エネルギー感は十分。
盛りに盛ったようなあざとい力感ではなく、音楽再生に必要な力強さだけが残った印象です
・自分のスピーカーってまだこんなステキな音で鳴らせるんだと、感動しました。チューンナップでもしたかのよう
・高域がちょっと固い。嫌な音ではないですが、一般的に芯線を剥き直したときも同じような現象が起きるので、しばらく使えば落ち着くと思います


ということで、尋常ではない音質改善と相成りました。

以前のケーブルは4芯タイプでしたので、接続としては同じ形式をとったわけです。

ここまで無駄がなくなると、音源そのもののクオリティーが如実に見えてきます。
録音の善し悪しや、ミックスの作り込みなど、よい音源とわるい音源の差が以前より勘付くようになりました。

パッシブ型のスピーカーをモニターに使ってる方は少ないと思いますが、
もしB&WやJBLのパッシブ型をモニターとして利用している音楽制作者の方はぜひ試してみて欲しいです。

Toru(トオル)さん、こんにちは。

SPケーブルはまだPC-tripleC化していませんが、ヨドバシAkibaのイベントでの体験によると、素直にその素材の特徴が体現されるようです。

S社のテフロン絶縁SPケーブルにも心動かされるものがありましたので、早い段階で線材交換をお願いしようと思っています(ただ、仕事が・・・)。

私は2芯タイプのバイワイヤーですので、4芯タイプが赤と青の印の位置をずらすことで識別させていることは知りませんでした。細かい心遣いありがたいですね。

また、Toru(トオル)さんがおっしゃるように、PC-tripleC化が進むと”音源そのもののクオリティーが如実に見えてきます”。したがって、よりソフトを選んで再生してしまう傾向にありますが、今まで間違った評価を下していたソフトもあるようです。ソフトが悪かったのではなく、再生する私に問題があったということで、様々なソフトを聞き直し、新たな発見もあります。

ソフト制作側でToru(トオル)さんのようにPC-tripleC化を行い、より良い音楽を我々に届けてくれることを切に願います。

＞ケミさん
赤と青の印は、長さが違いましたね。
短いのが一組、長めのが一組という感じです。
線は真っ白な被服ですので、これがあって助かりました。