どうも、トオル（toru)です。

今回はFMS-PHONEを試用してみました。

【試聴システム】
O社ユニバーサルBDプレイヤー（ネットワークオーディオ）　→《同軸デジタルケーブル》
→　D社AVアンプ（ATMOS対応）　→　16.5センチウーハー搭載大型ブックシェルフ

ユニバーサルBDプレイヤーはデジタルトランスポート代わりに使っています。
AVアンプはHDMI入力が可能になりましたが、2chオーディオは同軸デジタルで接続。
BDの再生のみHDMIで音声を送っています。


【外観・取り扱い】
・凄まじい存在感。長さも誌面で見るより実物を見ると長く感じる
・質感は抜群。手触り最高。指ではじいても変に鳴かない
・ヘッドフォン差込みジャックは強固なロックになっており、ヘッドフォンを差し込むのに苦労するが、それ自体が振動対策にはなっているかと

・機器のジャックからFMS-PHONEとヘッドフォンのプラグ部分、両方の長さが出っ張る
これがなかなかに長い。Y社のヘッドフォンと組み合わせたら12センチあった
相手がオーディオ機器ならそれほど問題はないだろうが、
録音機器やDTM機器からこれだけの長さ出っ張るとちょっと邪魔になり、引っかける恐れがある。もう少し短くしてほしかった


【音の傾向】
※モニターヘッドフォン2機種でテスト（R社のフラグシップ、Y社のフラグシップ）

ほぼ同傾向の変化が感じられた
製品に備わっている個性をマスクしてしまうことはなく、とにかくピュアに信号を送ることを重視した感じ
なので、今使っているヘッドフォンの音色が気に入っている方も安心して導入できる

・濁りや淀みが減少し、音のディテールが鮮明に聴こえるようになる
・響きが美しく、より緻密に再現される
・音場感を正確に再現できるようになった。録音場所の広さ感も一層リアルに
・高域は純度を増し、低域はクリアに引き締まってくる（特に低域の変化は感動もの！）
・音の立ち上がりが俊敏かつ繊細に変化。演奏者の細かなニュアンスを忠実に伝える
・ボーカルは彫りが深くなりさらにリアルに。空気感もアップ


FMS-PHONEを使ってみて、ノイズ対策と制震対策がここまで音に効いてくることに驚きました。
本来の信号をロスなくピュアに伝えることに特化した製品。だから音に対して余計なことは一切しないわけです。
言うなれば、別のヘッドフォンになったような激変はありません。
あくまで「本来の性能はこうだったのだ」と思えるような方向性が保たれています。

音声録音に関わる私は、ヘッドフォンとFMS-PHONEは必須アイテムになりそうです。
さらに正確なモニタリングのために……
素晴らしい効果でした。

toruさん、こんばんは

FNS-PHONEの詳細なご報告誠にありがとうございました。
効果が発揮されて嬉しい限りでございます。

長さのご指摘ありがとうございます。
申し訳ございませんがヘッドフォンジャック分の長さが追加されるためこれ以上短くすることは出来ないのです。

FNS-PHONEは今回のヘッドフォン祭でも多くのブースにて使用して頂き大変好評でした。
ヘッドフォン再生環境の新しいマストアイテムになる予感がします