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   [00-04]PC&ネットワークオーディオ
     DSD11.2Mhz録音配信開始!
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投稿者 スレッド
Koike Strings
投稿日時: 2015/11/21 19:55
新米
登録日: 2015/10/26
居住地:
投稿: 16
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
皆さん、こんばんは。

今年6月中旬に行われたレコーディングですが、驚異的な早さでマスターが完成しました。

シューベルトとモーツァルトの2曲を収録しましたが、どちらもそれぞれ一日の収録で、初日にシューベルト、二日目がモーツァルトという順で行われました。
シューベルトはピアノを使用するので,当然調律が必要になります。しかも長時間行われる予定ですので調律師の小野寺氏は一日中待機状態。
私達の休憩時間に舞台に上がり微調整を行うという、なかなかハードなお仕事です。
演奏者には一日で一曲仕上げなくてはいけないというプレッシャーもあり、おまけにDSDレコーディングなので基本的に編集は出来ないと言われていたので、そのプレッシャーは一入です。
梅雨の時期でしたので両日とも外はかなりの雨、時折ホールの天井付近に当たる雨音が聞こえていましたが録音された音にはまったく影響がありませんでした。

私達は何度か同ホールにて演奏、録音を経験していますが、レコーディング・スタッフの腕然り、アコリバの粋を集めた製品が驚くべき音を表現したことは前回お話ししたとおりですが、その違いにはただただ驚嘆しておりました。
以前の録音に問題があるという意味ではなく、こんな音で録音できるのか!という驚きです。

レコーディングが終わってわずか三日後、編集・・・と言っても、通常のPCM録音の様な大幅な編集が出来るはずもなく、ノイズが入ってしまった箇所の修正や、楽章の曲間タイムを決めるといった作業になりました。
ですからエンジニアの鈴木氏は特に指示することもなく、私が全体の流れ(音楽的な面からの意見)に即したアドバイスをStudio Dedeの吉川氏に伝えてという作業です。
その後のマスタリング工程は行われず、LRchのワンポイント録音で、加工も一切行われないため、わずか数時間でマスターが完成しました。
当日、プロデューサーの管理人K氏は勿論立ち会っておられましたが、データをコピーするUSBメモリをご自身で慌てて買いに行かれたのが印象的でした。(^^)

ここから少し話が変わります。

ご承知の方もいらっしゃるかと思いますが、雑誌ステレオ・サウンドのNo.187(2013 Summer)にAcoustin Reviveの製品を導入したオーディオ・クォリティUP術という記事が掲載されています。
管理人K氏とエンジニアの鈴木氏が私の自宅にいらして、実際にアコリバ製品を少しずつ導入しながら聴き比べていき、Q&Aの形で私が感想を述べているという記事です。
この時から私はアコリバ製品の深い深い沼に嵌まっていくわけですが、兎にも角にもこの時からオーディオ・アクセサリーという分野の製品に対する考え方が全く変わりました。
それぞれの機器は元よりきちんと出来得る仕事をこなしているのだと知らされ、それを正しいものに導いていないのがアクセサリーなのだということ、そして特に電源に対しての認識の甘さに気づかされました。
この時、電源周りを含むほとんどのケーブル類、ルーム・チューニングのアイテムなどがすべてアコリバに変わり、今まで聴いていたものはいったい何だったんだと、呆れるほどでした。

以来、ケーブルがPCOCC-AからPC-TripleCに進化して、私のオーディオもスピーカー・ケーブル以外はPC-TripleCになりました。
この時、以前に増して音が明るく太くなるように感じました。
そして特に一番大きく変わったと感じたのもやはり電源ケーブルでした。
最初にアコリバ製品を接続したときには、徐々に解像度が上がり、あたかも霧がスーッと晴れていくようなイメージでしたが、PC-TripleCにすると解像度は更に増し、しかしながらきちんと正常な肉付きが為され、表現力が向上しました。
この感覚は私の中で演奏家の立場としてはとても重要な部分であると感じています。
何より、演奏者が表現したい部分というのは、うまく言葉では言い表せないのですが、はっきりとした音質の変化ではなく、五感、あるいは六感で感じて欲しい部分が大きいと思うのです。
PC-TripleCの音はまさにその部分に迫っているように思います。

ここで話を戻します。

そのようなアコリバの音をずっと聴いている私ですので、今回の録音はDSD11.2Mhz。
PC-Audioについて少しは勉強しておりましたが、所詮ノイズの温床であるPCを使うのだからオーディオとは全く別物、と考えていました。
PC-Audioに積極的でなかったのはそのような理由でしたが、今回のレコーディングを機にそんな事は言っていられなくなりました。
ホールでのプレイバックの音、編集の時Studio Dedeで聴いた11.2Mhzの音・・・もう耳に焼き付いていて離れません。

人間という生き物は本当に欲深い生き物です。もう後戻りできないのです。(^^)

持っていたDACはDSD11.2Mhzに対応していないので、対応するDACを急いで購入。
ところがここから色々なトラブルが発生します。
DSD11.2Mhzというのは音楽ファイルとしてはとてつもなく重く、今回の収録曲であるシューベルトもモーツァルトも演奏時間は全楽章でおよそ40分前後ですが、ファイル・サイズはそれぞれ6GBにもなります。
私の環境ではPCからオーディオ機器までの距離が遠いので、どうしてもUSBケーブルは3m以上の物が必要でした。
ですので最初は通常の(オーディオ用ではない)市販USBケーブルを使用していたのですが、これがうまく再生が出来ないのです。
バチッと大きなノイズが入ったり、途中で止まってしまったり、ひどいときは再生ソフトが強制終了してしまいました。
でも何より一番気になっていたのはその再生音質でした。
これもうまく表現できないのですが、何かしらこう安定しない音質なのです。
いろいろと原因を考え、まずはUSBケーブルを長いケーブルを販売しているSAEC製のものに変えてみました。
ノイズが減少したり止まったりすることはなくなり、少し落ち着いた感はありますが、音質はまだ不安定です。
次にPCの内蔵メモリに着目しました。当初8GBだったメモリを32GBに増設してみました。これはとても大きな収穫で音の安定度が大幅に改善されました。
DAC、USBケーブル、メモリと厳しい出費でしたが、現在は落ち着いて安定して再生されています。
こういうことがあるからやはりPCは信用おけない・・・とまた思ってしまいましたが、時代の流れ・・・これも仕方ないのでしょうね。
次は管理人K氏が、PC-TripleCによるUSBケーブル現在制作中との事ですので、その完成を首を長くして待っているところです。(^^)

次回はPC-Audioについて述べようと思います。
長文、失礼いたしました。
リモコン二刀流
投稿日時: 2015/11/9 16:59
長老
登録日: 2015/5/19
居住地:
投稿: 348
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
Koike Stringsさん

メチャクチャ面白い考察ありがとうございます。
リモコン二刀流です。

オーディオマニアは生演奏を聴かないなどと揶揄する声を昔から聴きますが、
結果として生音の質感とはかけ離れた録音や加工された音を「良い音」などと勘違いしてしまう残念な側面があります。

しかし、小池さんは幼少の頃よりオーディオを嗜み、その後演奏家としてのキャリアもスタートされ……ってなんて完璧なんだ!
僕らオーディオ愛好者にとって夢のような演奏家です。
サウンドプロデュースとして、レコーディングやミックスにも関わったらどんな作品をお作りになるのかゾクゾクします。

音楽=料理、生音=素材、本当にその通りですね。
素材だけでも美味しいけど、加熱すればまた違った味になる、調味料を加えると食が進む、出汁があれば深みが出る、盛りつけ一つで気分が変わる。

音楽における録音やミックス、マスタリングも、よりリスナーに楽しんでいただくためのノウハウの蓄積であったはず。
それが音圧競争とか、何でもかんでも打ち込み、圧縮音源向けの音作りなど、本来の意義を見失ったような音楽が増えてしまったことが不幸なことじゃないか。

小池さんのご意見に私から添えるとしたら…

>確かに加工音楽の氾濫は素材の味を知らずに食べているのと一緒なのかも知れません。
これを知らないで、あるいは大切さを理解しない人が加工音楽を手がけていると、音質的に残念な音楽が出来上がってしまうことが問題ではないでしょうか。
過度な加工音楽(ジャンクフード)が悪いのではなく、素材の味を知らないで作ってしまうことが危ないのだと。
Koike Strings
投稿日時: 2015/11/7 19:22
新米
登録日: 2015/10/26
居住地:
投稿: 16
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
リモコン二刀流 さん
PAKA さん
皆さん、こんばんは。

本当は前回の続きについて述べようと思っていたのですが、リモコン二刀流さんの記述を拝読し、あらためて認識した事について述べようと思います。

>全ての生音が質感重視の原音忠実でなければいけない訳もなく、
>求められる音楽が結果として加工されるタイプのものに偏ってしまっているのかなと思うのです。

今まで自分が求めていた・・・いえ、そんな大袈裟なものではなく、自分が単に好きな音って?

私は今まで毎日当たり前のようにヴァイオリンをはじめとする生楽器にもう半世紀以上も生音を耳にし、触れてきました。
ですからその音が全てと言っても過言ではありません。
原音忠実という言葉も最近ようやく使い始めた言葉でもあります。
少なくとも生音を聴く音楽はその音が全てで、その音しか知らないのです。
もっと言えば、前回述べた「普段から自分たちが奏でている生の音をレコーディングによって忠実に再現できるということを,失礼ながらあまり期待していなかった」
という話の裏返しでもあります。
・・・とすれば、自分はオーディオに人一倍興味があるくせに、普段当たり前に感じている「音」とオーディオの「音」とは別のものと認識していたようです。

私は幼少の頃、サヴァリッシュのウィンナ・ワルツ集のLPレコードを、ジャケットを手にして踊りながら擦り切れるほど聴いていたそうで、始まりこそクラシックだったものの、小学校5年生の時にバリー・ホワイトとクインシー・ジョーンズ、ナット・キング・コールに感銘を受け、中学・高校ではクラシックはほとんど聴かずにシカゴ、サンタナ、EWF、スタイリスティックスなどを聴いていました。
当時、小遣いはオーディオ関連に消えていましたからライヴを聴きに行くことはかなわず、当然そういったジャンルの音はスピーカーからしか聴いていません。
まさに、加工された音はそういうものなのだと勝手に認識していたようです。
当時はそれでもアコースティック楽器が殆どでしたし、その中でも自分が好きな音、好きな音楽という認識はかなりはっきりと持っていました。
特にベースやドラムの音が気に入らず(自分なりにですが)、スピーカー・ケーブルを換えてみたり、電源タップを換えてみたりしていたものです。
それこそが私にとっての「オーディオ」だったように認識していたようです。

私は音楽をよく料理に例えることが多いのですが、自分にとっての生音とは素材そのもののように思います。
いろいろな野菜、肉、米など、更に言えば私達が飲んでいる水・・・。
それらいろいろな食材の味を生かしつつ、様々な調味料によって料理が作られる。
でも最後は料理人が食べていただく方々に対してのもてなしの気持ちが一番大事です。
でもそんな料理、毎日食べられるわけもなく、たまにはジャンキーなものも欲しくなるのが人間です。
言い方が悪いかも知れませんが、ここでいうジャンキーという表現はご理解いただけることと思います。
アコースティックの音を多用するクラシックやジャズなどが素材の味だとするなら,いろいろアレンジ(加工)して素材のいろいろな可能性を引き出すのが電子楽器などを含むポップスなのだと思うとともに、それらはどちらも必要な要素だと思います。
よくクラシックは「癒やしの音楽」などと言われますが、それは間違い。
ジャンル問わず、音楽である時点で既に「癒やし」です。

トマトソースが好き、でも生のトマトを食べたことがない・・・
確かに加工音楽の氾濫は素材の味を知らずに食べているのと一緒なのかも知れません。

ここで矛盾した意見を述べます。

それでも良いのかも知れません。
聴く人自身、それが自分の好きな音であり、好きな音楽ならば・・・です。
自分の意思が決まっておらず、他人が良いと言ってるから自分もその音や音楽というのが一番良くないと思うのです。
音楽に限らず感性は人それぞれだと思うのです。

私はAcoustic Reviveの製品に出会って、自分のオーディオ環境が自分の求める音にどんどん近づいているのを感じています。
でもオーディオに携わる人の中には、アコリバの製品は不要だという人も居るのだと思います。
でも自分の求めるものに正直であるならばそれでも良いと思うのです。

この数日、自分にとってあらためて「音」という概念を検証しておりました。
良い機会を与えていただけたと思っています。
ありがとうございました。

では、次回はレコーディングのその後について述べたいと思います。
長文、失礼いたしました。
PAKA
投稿日時: 2015/11/3 9:33
長老
登録日: 2008/2/22
居住地: 兵庫県
投稿: 764
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
Koike Stringsさん

はじめまして、たまに掲示板へ参加させていただいているPAKAと申します。
演奏者の方のご投稿に返信することは大変恐縮してしまいますが、演奏者視点での録音現場の実情や、Acoustic Reviveとの出会いのエピソード、とても興味深く拝見させていただきました。

我が家のシステムには配信音楽は導入していないため、未だ自宅では聴いていませんが、「ます」を他の方のシステムで3度聴かせていただきました。
「ます」は個人的にとても好きな楽曲で、名盤と呼ばれるものも含めて何枚も所有していますが、今回の音源はどの盤とも一線を画する自然で心地よい潤いが感じられ、その場の演奏における実際の距離感までわかるような立体的なものでとても驚きました。
また、リリカルで抑揚感のある、皆さんが一体となった演奏もたいへん素晴らしく、早く自宅のシステムで聴くことができる日を楽しみにしております。
一ユーザーとしましては、このような演奏も音質も良い音源がもっと多く普及し、現在の一般的な録音品質の底上げとなってくれることを願って止みません。

今後も素晴らしい作品を世に送り出し、私たちを楽しませていただけるよう応援しております。
それでは、お忙しいかとは思いますが、また機会がありましたらご投稿楽しみにしております。
リモコン二刀流
投稿日時: 2015/10/31 22:34
長老
登録日: 2015/5/19
居住地:
投稿: 348
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
Koike Stringsさん

こんばんは、リモコン二刀流です。

まさか小池さんご本人から書き込みがあるとは!
驚きと喜びを持って読ませて頂きました。
音楽作品を作るプロとしての誠実で優しい目線に溢れた内容で感動しました。

「自分たちが奏でている生の音をレコーディングによって再現できることに期待していない」ということは少し驚きもありますが、仕方ない気もします。

私は、アニメの劇伴で小池さんの演奏はよく聴かせて頂いていますが、
同時にクラシックのアマチュアコンサートに月一くらいで通っています。
あの鳥肌も立つような生の響きの美しさ、空間の奥深さ、包囲感。
情報量もそうですけど、音楽記録作品で味わえる訳がないと思ってしまいますもの。
一般の聴き手でさえそうなのだから、演奏家の方が上記のように期待できないのは致し方ないとも思います。
それはスタジオワークを行っているエンジニアの方々を貶める意味ではなく、個々の役割(職種)ごとに受け止め方は違うという話ですが。

>音というものに対して制作者も求める側も、そこまで原音、自然な音を望んでいない
これは残念ながら結果としてそうなっているというか、時代がそれを許してくれないという感じはします。
とにかく加工。変質させて楽しむ音楽が増えた。
音圧至上主義とはまた違った側面があるように思います。
適材適所でもあるので、全ての生音が質感重視の原音忠実でなければいけない訳もなく、求められる音楽が結果として加工されるタイプのものに偏ってしまっているのかなと思うのです。偏れば偏るほど、さらに生の質感を知らないリスナーが増えるという悪循環…

長くなってしまったので、この辺りで。

小池さんのアコリバを知るきっかけも読めてよかったです。
ありがとうございました。
Koike Strings
投稿日時: 2015/10/31 0:17
新米
登録日: 2015/10/26
居住地:
投稿: 16
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
初めて書き込みさせていただきます。

沢山の方々に演奏を聴いていただき,本当にありがとうございます。
現在、ハイレゾ配信のみではありますが、いずれCD化され更に多くの皆様に聴いていただけるのもとてもうれしく思います。

今回のレコーディング・プロジェクトに関わったスタッフ、演奏者が一丸となったこの録音は、音の追求に本来はもっと貪欲でなければならない演奏者のメンバーが一番驚きの連続でした。
音に対しての欲求が無い、という意味ではなく、普段から自分たちが奏でている生の音をレコーディングによって忠実に再現できるということを,失礼ながらあまり期待していなかったことに他ならないと思います。

私はスタジオ・ミュージシャンという仕事上、常にレコーディング現場に接しておりますが、(ここでこんな事を言うとお叱りを受けそうですが)一部を除いてそのほとんどのレコーディングされた音に対して不満を持っていました。
音というものに対して制作者も求める側も、そこまで原音、自然な音を望んでいないことに残念な気持ちを禁じ得ません。

Acoustic Reviveの製品に初めて出逢ったのは今から2年前になります。
いつものようにスタジオで指ならしをしているときに自身の音質にいつもと違う音の感触を覚えたのを今でも鮮明に覚えています。
ふと横の方を見るとRR-777が高くセッティングされた譜面台の上に鎮座しておりました。
無論、それが何であるかなどは知る由もないのですが、それをセッティングしたエンジニアの鈴木智雄氏にそれが何であるのか、うかがいました。
物理に明るくない私はとにかくその製品がただただ欲しいと思い、アコリバ管理人Kさんをご紹介いただきました。
おかげさまでそれ以来、すっかり深い深い穴にどっぷりと嵌まってしまい、今ではアコリバ無しの生活は考えられないと言っても過言ではないほどになり、現在に至っております。

レコーディングの話に戻りますが、今回のプロジェクトは私達のリハーサルのみならず、かなり入念に準備が行われ、レコーディングのリハーサルをも行うべく、そのために通常では考えられない贅沢な日数のホールでの作業を行いました。
結果、LRのみのDSDレコーディングは本当に演奏者の度肝を抜かれる程すばらしい録音となりました。
DSDレコーディングはもちろん素晴らしい技術ですが、エンジニアさんの技術、スタッフの皆さんの熱意、そしてなによりアコリバ製品の素晴らしさを世に知らしめる結果となったと思っています。

お世辞ではなく、私が今までレコーディングというものに携わってきて、自分が音楽をやってきて本当に良かったと思える喜びと感動を覚えたプロジェクトです。

長くなりましたので今回はここまで。
次回はその後の事について述べようと思います。
リモコン二刀流
投稿日時: 2015/9/7 18:44
長老
登録日: 2015/5/19
居住地:
投稿: 348
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
zappa1993さん

こんばんは、リモコン二刀流です。

>更に良いものを目指して既に次の音楽制作に乗り出しておられる
本当に楽しみで仕方ないです。
いつの間にやらスタジオ録音版のH ZETTRIOの新曲がOTOTOYで96/24配信されていました。
これもアコリバのアクセサリーが使用されているのかも……

>今の若い人にはコンセプトアルバムと言ってもピンと来ないのかも知れません
懐かしいです。
昔、癒やし系のBGMを集めたコンピレーションCDとかありましたよね。
今でこそ、アーテイスト目当てにアルバムとして聴くことはあっても、ハイレゾを買うようになってからすっかり単曲で購入することに慣れてしまいました。

そういう意味ではアニメやゲームのサウンドトラックは必ずアルバム単位で購入するので、(一部の)若い人には最後のアルバム概念かもしれませんね。
zappa1993
投稿日時: 2015/8/20 23:11
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
管理人Kさん
詳しいご説明ありがとうございます。

今回の配信音源が今までにない高クオリティであることは、音楽を愛し、仕事に妥協をしない人たちの力が結集した成果の表れだと思います。
一つの所に留まることなく、更に良いものを目指して既に次の音楽制作に乗り出しておられることと思いますが、今後の展開にも期待しております。

音楽をDLして楽しむのが当たり前になってから、楽曲単位で聴く人が多くなり、アルバムという概念も昔とは違ったものになりました。
今の若い人にはコンセプトアルバムと言ってもピンと来ないのかも知れませんが、私にとって音楽とは、楽曲単体だけを指すものではなく、アルバムという作品単位で向かい合うことが多いため、アルバムとしての配信を敢えて行ったという点はとても評価します。
ましてやクラシックなら、全楽章を聴かなければ曲の理解もままなりません。
ちょっとした事なのですが、こうした部分にも妥協の無さが感じ取れます。
管理人K
投稿日時: 2015/8/17 18:53
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
zappa1993さん、PAKAさん、のっぽさん、リモコン二刀流さん、皆様こんばんは。

zappa1993さん、さっそくダウンロードして頂き誠にありがとうございました。

リモコン二刀流さん、ぜひダウンロードして頂き、極限まで追い込んだワンポイント録音の優位性を体験されてみて下さい。

PAKAさん、のっぽさん、今回の音源は現在CD化もしくはSACDとの2枚組での販売開始に向けて進行中です。
今しばらくお待ち下さい。

>もしかしてこれは管理人Kさんがプロデューサーという立場で音楽制作に乗り出したという事なのでしょうか?

プロデュースなどという立派なことはしておりません。
小池弘之さん率いる小池ストリングスはリモコン二刀流さんが報告されている通り、様々なジャンルの演奏を行ってる国内を代表するセッション弦楽集団ですが、クラシック音楽を一般に親しんでもらうための演奏活動も定期的に行われています。
私はその演奏会を体験したことがありまして、小池ストリングスの音楽表現の素晴らしさに感動しました。
その時に同席されたエンジニアの鈴木智雄さんと小池さんの素晴らしい演奏をぜひ最高の形で収録したいですねと話になり、またDSD11.2Mhzの録音システムを導入していたスタジオDEDEの吉川昭仁さんともDSD11.2Mhzで究極のクラシック録音をしてみたいねという話も出まして、それぞれが最高の形で融合した形で実現したのが今回の録音になります。

e-onkyoさんなど殆どの配信サイトではクラシックも楽章ごとの一曲単位のダウンロードを行っていますが、今回はあえて「鱒」と「弦楽五重奏」の楽曲の素晴らしさ、そして小池ストリングスの演奏力の素晴らしさを堪能して、よりクラシック音楽の理解を深めて頂くために楽章単位の配信はせず楽曲全てを体験して頂くスタイルとさせて頂いております。
リモコン二刀流
投稿日時: 2015/7/15 10:31
長老
登録日: 2015/5/19
居住地:
投稿: 348
Re: DSD11.2Mhz録音配信開始!
まず、管理人Kさんにおかれましては、本当にお疲れさまでした。

徹底的という言葉がまだ安く思えるほど、究極の録音環境だと思います。
私は、クラシックをライブでは聴きますが、音源では聴く習慣がありません。
これを機会に初のクラシック音源にチャレンジしようかとも思っています。

小池ストリングスは、私が大好きなアニメの劇伴でも活躍している有名チームです。
例えば、黒子のバスケ2期〜3期、タイガー&バニーなど。
緊迫感とスピード感があり、情感をダイナミックに揺さぶる池さんのスコアを引き出す素晴らしい演奏をされていると常々思っていました。
その小池さんたちがこの高音質プロジェクトに関わって下さったのが純粋に嬉しいです。

セッティングですが、黒い極太ケーブルが何本も並ぶ様は圧巻ですね。
C型コンセント用のケーブルをわざわざ作ったことも驚きです。しかも10mも引き延ばしたなんていったいいくらなのでしょうかw 目眩がします。
RTP-6absoluteは、別トピックで試作品の存在を教えてもらいまして、初めて見る試作品にドキドキします。早く完成品が見たいです。

ワンポイントを選択したことは驚きです。
アンビエンスすらないというのは、かなりのチャレンジなのではないでしょうか。
いわゆるオーディオ装置で聴いて違和感の無い音にするのは距離や角度を徹底的に追い込まないと難しいでしょう。
ちょっと角度が違うだけで台無しになってしまいます。
割とオンマイクなフロア2本とアンビエンス2本なら、双方のフェーダーバランスで雰囲気を演出できますが、それもできませんし。

この音源で一人でも多くの人が、録音物でも生の質感は再現できるのだと分かってくれるといいです。
無加工の音源を知った上で、ちまたの音源に触れれば何が違ってどこがイマイチなのか、あるいは「制作側がわざとやっている加工」に気付くことができ、その受け止め方も違ってくると思います。

個人的には、加工が悪なのではなく、加工されてることに気付かない、善し悪しの判断できないことが一番の問題だと思います。
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