RAS-14TripleCを購入しました。
　今までCDPにPCOCC版のRAS-14を使用しておりましたが、アンプには未使用でした。
使用していたアンプが30年物の古いアンプなので、電源ケーブルの交換ができないタイプのものだったためです。
　1年ほど前にやっとアンプを買い替え、その後POWER−REFERENCE TripreCを導入し、今回やっとアンプにRAS-14を導入することができました。
　PCOCC版との違いが気になったので、まずはCDPに使用しているPCOCC版と交換してみました。
　まったくエージングしていない状態ですが、PCOCC版に比べ、明瞭度や空気感がアップしました。また、低音の分解能も向上し、かつしっかり力強くなりました。やはりTipreC版になって進化しているのですね。
　ただし、未エージングのためか、高音の伸びやかさが多少減った感じで、全体的に低音よりのバランスになりました。
　もちろんエージングが進めば、高音の伸びやかさは戻ってくると思いますが、エージング完了まで待ちきれず、CDPはPCOCC版に戻し、アンプにTripeC版を装着しました。
　パワーアンプに利用すると、CDPの時と同様に明瞭度・空気感・低音が向上しますが、改善の度合いがさらに大きくなりました。
（CDPはPCOCC版からTripeC版への交換、アンプは無しから有りへの変更なので当たり前ですが）
　さらに、アンプに使用した場合は、SN比も向上し、奥行感も出るようになりました。
　質感も向上し雑味が減少しています。このため、弦のザラツキも減って、音の悪いCDも聞きやすくなり、音楽を楽しめるようになりました。

kwrさん，こんにちは。

私もPCOCC版RAS-14からのユーザーで，RAS-14TripleC発売とともに導入してみたところ，あまりにも良くなり過ぎていて驚かされました。PCOCC版RAS-14も良いのですが，TipreC版と比較してしまうと聴き劣りしてしまいます。

線材交換は構造上無理があるようですから，電源プラグだけでもと思い，TipreC版と同様のFURUTECHプラグに交換したところ，かなりパフォーマンスが向上しました。

さて，kwrさんのPCOCC版とTipreC版の比較レポートについてですが，”明瞭度や空気感がアップ”は同感です。ただ，”高音の伸びやかさが多少減った感じ”は，もしかするとこの方向が正しい方向ではないかと私は思っています。

なぜかというと，前述のPCOCC版の電源プラグ変更での変化の方向が”高音の伸びやかさが多少減った感じ”の方向であり，私には高域のきつさというか雑味等がなくなった方向に感じられ，好ましく感じられます。

kwrさんのおっしゃるように，エージングによって変化していくと思いますので，その変化を楽しみながら，レポートいただけるとありがたいです。