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   [04-01. アンダーボード]エアーフローティングボード RAF-48H
     RAF-48H導入記
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投稿者 スレッド
メリメロ
投稿日時: 2019/5/26 18:56
新米
登録日: 2019/5/14
居住地:
投稿: 11
RAF-48H導入記
新参者です。前置き抜きで、いきなりですが、RAF-48H導入レポートです。

当方の環境は16畳洋室、部屋の三面に本棚があり、スピーカー(Sonas FaberのElecta Amator)の背後も大型画集などの本棚になっています。木製の作り付けの棚の下の部分にラックを組み込み機器をおいている状態です。

使用機器はウエスギの真空管アンプ三種類(プリ+フォノ+パワー)+ウエスギのMCトランスです。スピーカーも含めて三十年近く使用している古いものですので型番は省略しますが、いまだノイズは出ていません。

ほかにアナログ・プレーヤーにNotthinghamのIntespace Juniorを使用、PC AudioとしてOlioSpecのRitmo DSDPlayおよびAmulechのAl-38432DQを使用しています。

RAF-48H導入に先立って、RHB-20およびRST-38Hを各一枚導入済みです。ほかにRAF-48Hの無料レンタルも利用しています。またこれと相前後して電源タップをYTP-6Rに変更、またアース対策としてRGC-24を借りて使用しています。ケーブル・インシュレーターも複数使用し、これまでそれなりの変化を体験してきました。

前置き長くなりましたが、LPおよびPC AudioでCDリッピング音源を幾つか聞いてみました。

いきなり結論的感想ですが、RAF-48Hの使用(一枚は真空管プリ+アナログ・プレイヤー音源のために使用、もう一枚はアナログ・プレイヤーまたはPC Audioに使用)によって、再生音の空間と聴取空間がシームレスにつながり、ひとつに溶け合った空間に包まれて音楽に没入できる点でかけがえのないものだと思いました。音の繫がりの滑らかさ、響きの豊かさがましたことでそのような印象が生じるのでしょう。

最初はアナログ・プレーヤーにRAF-48Hを使用した状態で、まずグレン・グールドによるバッハの『インヴェンションとシンフォニア』(1960年代半ばの録音)のLP、なんと半世紀以上前、高校生の頃に買ったもので、何度繰り返して聞いたかわかりませんが、いまもなおみずみずしい響きで聞こえるのは驚くばかり、使用しているピアノはハンマーが跳ね返って二度打ちに近いしゃっくり音のようなものが聞こえる独特のもので、そのあたりの印象はこれまでと変わりありませんが、おそらく残響成分あるいは倍音成分が細かに聞こえるせいだと思いますが、響きが美しくなった印象があります。何より大きいのは録音スタジオに自然に招き入れられた感じです。同じ録音ですが、CDをリッピングした音源をPC Audioで聞いてみました(この段階でボードはRST-38Hを使用しています)。音の安定感はこちらのほうがありますが、録音スタジオに招き入れられた感じはしません。空気感がだいぶ弱くなるようです。

LPの二枚目はモーツァルトのクラリネット五重奏曲(K581)と三重奏曲 (K498)の二曲のカプリングです。ジェルヴェーズ・ペイエのクラリネット+メロス・アンサンブル、六十年代末の録音と思われます。この二曲は同時期の録音と思われますが、クラリネットの響きがほれぼれとするほど美しく、また五重奏曲の最終楽章でのセシル・アロノヴィッツのヴィオラのむせび泣くような響きも印象的です。これまでは、五重奏曲ではそのようなことがないのに、三重奏曲のクラリネットの音が平板に響き、もう少し余韻があるのではないかと思っていたのですが、今回の条件で聞いたところ、だいぶ印象がかわりました。クラリネットが柔らかく響くようになったのは、余韻もしくは残響の成分が加わって聞こえるということなのかもしれません。それにしてもこの二曲は素晴らしい曲で、また演奏も丁寧でみごと、LPを聞きながら、LPを聞いていること忘れます。スピーカーがあることも忘れます。

次はブーレーズ指揮ニューヨーク・フィルによるドビュッシーの『海』(1960年代後半の録音)です。『海』の録音は数多く聞いてきましたが、この録音はおそらくドビュッシーの強迫観念だったはずの低音のうごめきに意識的に反応している点で群を抜いていると思います。ティンパニーやコントラバスを効果的に用いた第三楽章の冒頭部分にそれがもっともよくあらわれています。これまでこの部分の聞こえ方は、さまざまで、何やら不穏な低音の気配がする印象から始まって、あるときは低音のすごい迫力が感じられ、あるときはなぜかそれが薄まったり、今回は低音部の構成要素がかなり分析的に聞こえてきます。ただし、あまりにも整理されてしまったような気がして、また空間のひろがり感に気になる部分があって、同じ音源をPCで聞いて見ることにしました。PC音源の方に空間のひろがりの感覚で優位性が感じられるのは、オーケストラ曲をLPで聞く難しさがあるのかとも思いました(アナログ・プレイヤーの限界?)。

というわけで今度は少しPCを、それもボードをRST-38HからRAF-48Hに入れ替えて聞くことにしました。同じブーレーズの『海』第三楽章ですが、ここで驚くような変化が生まれます。漠然と聞いているかぎり、微妙な変化とも言えますが、空間の感覚が変わります。弦楽器、管楽器、打楽器があわさった動的なうねりの変化が自然に聞こえてきます。さきほどのグールドの『インヴェンションとシンフォニア』もPC音源の方をこの状態で聞き直すと、さきほどは不満に感じられた空間感覚がだいぶ変化しています。さきほどは、PCはLPにかなわないと思いましたが、これは互角あるいはそれ以上です。矛盾した表現ですが、妙にひろがったりせず、なおかつひろがり膨らみ、落ち着きがあります。
最後に、グレン・グールドのシベリウスの録音についておまけ。この録音を彼はアコスティック・コレオグラフィの試みと呼んで、8トラックのチャンネルを操作して残響感ある短音の響きにはじまり、間接音をなくしてピアノの弦にマイクを近づけたような響きに変えてゆくなど独特の演出を加えています。このような特殊なことをなぜやっているのか聞き取るためにRAF-48Hがあると鬼に金棒という印象です。

切りがないので、この辺でとりあえずの結論です(今後さらに印象は変わるかもしれませんが)。

アナログ・プレイヤーおよびPC Audio双方に二種のボード(RST-38HおよびRAF-48H)を使用してみたわけですが、予想に反して変化の度合いはPC Audioの方が大きいと感じられました。いろいろいじるのはこれでお終いにしてもよいのではないかという印象です(DACはAmulechの安価のものなのですが)。アナログ・プレイヤーはNottighamの製品のなかでも一番手頃なものですが、ここまで聞こえればと思って満足しており、これ以上のものの必要はとくに感じません、ただし今回ボードをいろいろ変えて聞いて見ると、上位機種だとさらに効果が明確になるのではないかと予感しました。
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