メイン [00-02]オーディオ全般 カーオーディオの改善 | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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PAKA | 投稿日時: 2021/3/18 23:26 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
カーオーディオの改善 みなさんこんばんは、PAKAです。
今回は最近行ったカーオーディオの施策について投稿してみようと思います。 とは言っても、私はこれまでカーオーディオには拘りがなく無頓着で、全くの素人の取り組みであるとご理解いただければ幸いです。 経緯は、約2年前に少し古い車に乗り換えたのですが、前オーナーがそのショップでそれなりの機材を使ってオーディオをインストールされたというお話を聞いていて、カーオーディオに拘りのない私でも「少しは車でもいい音で音楽を楽しめるのかな」と淡い期待を抱いていたものの納車されてCDを聴いてみると、大げさな表現ではなく、全体のS/Nが悪く定位は曖昧(LRチャンネルが反対に接続されていました 苦笑)、低域は量感がないのに緩く立体感なしという感じで、「ただ鳴っている」という感想しかなく酷いものでした。 機材を調べてみると、スピーカーはフォーカル・レシーバーはダイヤトーンのサウンドナビ・パワーアンプがインフィニティと一定の評価のある機器のようだったので「いくらなんでもこれは無いだろう」と思い、近隣でカーオーディオを取り扱っているショップを探して見てもらうことにしました。 実際に見てもらうと、スピーカーを取り付けているバッフルがMDF製で湿気による加水で紙のようにふやけてしまい、スピーカーをしっかり保持できていない状態になっていることや、エンクロージュアとなるスピーカー裏のドアに全くデッドニングが行われていないことが一番の問題であるということでした。 上記の診断から、新たなバッフルの製作とデッドニングを行っていただくことにしました。 そこで、一度機材も全て取り外すようだったので、この機会に ・レシーバー → パワーアンプのRCAケーブル ・パワーアンプ → ネットワーク → スピーカーのスピーカーケーブル の接続をアコリバのケーブルを用意して交換していただくことにしました。(モンスターケーブルで接続されていました) また、バッフル製作をしている間に自分の出来る範囲で他にもホームオーディオで経験した施策をさせていただきました。 RCAケーブルは、レシーバーからパワーアンプのあるトランク下まで距離があるので、LINE-5.0R-TripleC-FM(5mペア)を使用。 スピーカーケーブルはスピーカーが3wayということもあり、各ユニット分必要になるのでSPC-AVを20m用意しました。(最終的に長さが足りず6m程買い足しました) 製作の様子です。 バッフルはMDFよりも寿命も長く音も良いということでロシアンバーチで製作され、表面全面に防水対策の薬品を染みこませていました。 その間に、私は取り外されたウーファー・スコーカー・ツィーターの各スピーカーユニットの背面にQR-8を貼り付け。 本来は付属のシールで貼ることがベストであると思いますが、温度変化が激しく湿気・振動もある過酷な環境なので、見えないところでいつの間にか剥がれ落ちることが容易に想像できるため、今回はQR-8を瞬間接着剤で貼り付けることにしました。 比較はしていませんが、カチコチに固まるタイプではなく、直感で固まった後にわずかに弾性のあるタイプを選んでできるだけ少量の使用にしました。 また、スピーカー裏のドアも鉄板で叩いてみるとコンコン響くのでQR-8を1枚ペタリ。 こちらも一発勝負で比較はできませんが、効果はあるはずだと思います。 最後にパワーアンプやネットワークの端子をECI-50でクリーニングし、パワーアンプの入力端子も1系統空いていたので家で余っていたSIP-8Qを挿しました。 また、ショップのご厚意でレシーバーやパワーアンプのフューズを良い物に交換したり、オーディオ系の機器をバッテリーから直結して給電するようにしたりという施策をされていました。 スピーカー取り付け後の外観です。 結果、施策前と比較するとS/Nも大きく向上し、ボーカルも質感が向上して滑らかで聴きやすくなりました。 その音質向上の傾向から、ケーブル類がPC-tripleCになったことが大きく影響していると思います。 また、酷かった低域は籠もりはかなり改善されましたが、歯切れの良い立体感のある低域まではさすがに厳しい印象です。 高域に関しても、肉厚で滑らかな聴きやすい音には改善されましたが、伸びや開放感はもう少し欲しいところです。 ただ、これは知らずに自宅のメインシステムやPCの音が基準となってしまい、要求度が高すぎるのかもしれません(苦笑) ともあれ酷い状況からは脱し、車でも十分に音楽を楽しめるくらいのクォリティにはなったと感じますので一安心です。 電源環境や機器の設置ベースなど、まだまだ出来ることはいくらでもありますが、ひとまずこの辺りにしておこうと思います。 今回の体験で最も印象に残るのはやはりケーブル類のPC-tripleC化で、特にスピーカーケーブルのSPC-AVはコストも安く大きい効果が期待できるのでオススメです。 個人的な印象でカーオーディオのイメージであるドンシャリな傾向にはならず、S/Nと密度の高い本質的なクォリティアップにつながるかと思いますので、新たにカーオーディオをされる方がいらっしゃれば検討するのも良いかと思います。 |
管理人K | 投稿日時: 2021/5/22 20:44 |
管理人 登録日: 2007/12/10 居住地: 投稿: 1907 |
Re: カーオーディオの改善 PAKAさん、皆様こんばんは。
PAKAさんの投稿を観て、某P社カーオーディオコンテストで長年優勝出来なかったカーオーディオショップが弊社ケーブルや車載用低周波発生装置を投入したことで2年連続で優勝したことを思い出しました。 カーオーディオは振動や騒音などを考えれば家庭用オーディオを遥かに超える過酷な条件ですし、タイムアライメントを考えればスピーカーの設置位置などは致命的です。 現在はタイムアライメントからF特まで自動補正する機能が進化しているようですが、やはりメカニカルに対策することは本質的クオリティの底上げになるので必要不可欠ですね。 尚、現在のカーオーディオ業界で最も使用されているケーブルはAT社のものですが、高額なのにも関わらず塩ビ(PVC)被覆の只のOFC導体だったりして呆れてしまいました。 コスト的に言えば弊社SPC-AV(メーター¥800)に使っているPE(ポリエチレン)被覆は塩ビ(PVC)被覆の10倍以上のコストになりますし、PC-TripleC導体に至ってはOFC導体の100倍以上のコストになります。 ちなみに絶縁特性を決める比誘電率の値はPVCの5.6に対してPEは2.4と半分以下になり、それだけ伝送スピードは向上することになります。 それでも歪み捲ったドンシャリサウンドを良しとするカーの世界では塩ビ被覆塩ビ絶縁のケーブルがもてはやらされるのですね。 カーオーディオコンテストはP社のコンテストが廃止された後も全国各地で行われているようですが、駄目耳のオーディオ評論家が審査委員を務めている現状を観ると先はないなと感じざるを得ませんね。 |
PAKA | 投稿日時: 2021/5/28 13:48 |
長老 登録日: 2008/2/22 居住地: 兵庫県 投稿: 764 |
Re: カーオーディオの改善 管理人Kさん
こんにちは、PAKAです。 返信をくださりありがとうございます。 この度はカーオーディオの音質改善でも大変お世話になりました。 当初は車で音楽を楽しめる音質ではなくどうしようかと思いましたが、おかげさまでずいぶんと良くなりました。 まだまだ良く出来る要素はたくさんありますが、メインのホームオーディオに力を入れたいので車はこの辺りにしておこうかと思います。 P社カーオーディオコンテストで車用RR-777や御社ケーブルを使用されたショップが優勝されたというのは素晴らしいですね。 カーオーディオ業界は詳しくはありませんが、特に今回使わせていただいたSPC-AVはクォリティ的にもコスト的にも大変優秀なので、カーオーディオのスピーカーケーブルとして定番になることができるのではないかと思いました。 是非、多くのショップさんに知っていただきたいですね。 |
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