某オーディオショップで電源ケーブルの聴き比べができるということで予てから気になっていたアコリバPOWER　STANDARDと他社のミドルクラスから選別し、視聴してきました。一番のライバルと目されるのが赤い奴です。
試聴システム　スピーカー　　　　JBL４３０９
　　　　　　　プリメインアンプ　アキュフェーズ　E-480
　　　　　　　SACDプレーヤー　アキュフェーズ　DP-450
　　　　　　　電源ＢＯＸ　　　　アコリバＲＴＰ−６absoluteからE-480へ
リファレンス　A.　ＴＨＥ NIGTFLY / Donald Fagen SACD
7曲目 The Goodbye Look
B.　ALL RISE /　JASON MORAN
　　　　　　　２曲目　Ain’ｔ　Ｍｉｓｂｅｈａｖｉn’
　　　　　　　C.　Sunday at the Villagevanguard / ＢＩＬＬ　ＥＶＡＮＳ　
1曲目　Gloria′s　Step　　　　　SACD
１） 　サ〇〇　ＰＬ−７０００　　　　　　　　　＠６６０００
２） 　Iso〇〇〇　ＥＶ０３　ＳＥＱ１５Ｊ　　　　＠５９４００
３） 　アコリバ　ＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　＠４１８００
４） 　オヤ〇〇　VONDITA-X　　　　　　　　　＠７７０００
１） は聞き始めでしたが全体的にダークで籠ったような音で分離も悪いため、ただただ聴きづらいという印象でした。これが6万円代はきついというより選択肢に入ること自体が厳しいという結果です。
２） これはダークホース登場かと思うほど出だしから驚くような華やかさでしたが高音部分のギラつきばかりで中低音とのバランスが悪いというのが最終的な感想。
３） 試聴ポイントであるＳｔｅｖｅ　Ｊｏｒｄａｎのバスドラの軽やかな音の刻み方と粒立ちの良い音色表現がずば抜けて良かったこととＪＡＳＯＮ　ＭＯＲＡＮの2曲目で女性ボーカルの妖艶な声からのキラキラ効果音が奥行きのある空間の中で定位よくちりばめられた段階で1番決定という感じでした。Steve　Jordanは１９９０年STONESのKeith　Richards「TALK IS CHEAP」で起用されましたがリアルタイムで「BLUE　MONTREUX」を聴いた私には永遠のアイドルでありました。彼のグルーヴは元より、音のチューニングが大好きです。
また、ピアノトリオでの定位が完璧でピアノ右・ベース左・ドラム左寄り奥という位置が自宅のシステムではわからなかった部分なので修正しなければと思いました。このアルバム収録の11日後にScott　LaFalloが事故死した事実は後で知りましたがこのトリオの鬼気迫る集中力を正確に表現するにもアコリバケーブルは欠かせないものと確信しました。
４） 最大の強敵と定めて心して聴きましたが期待に反して、全ての項目でPOWER　STANDARDには適わないという印象で特にＡ.7曲目におけるバスドラの音で大きく大差がつき、分解能も劣っている感じでした。１）・２）・４）しか視聴しなかったら好みで２）か４）を選ぶのでしょうが結果的には圧倒的にアコリバ勝利で税込販売価格が最安値で一番という結果でCPも高いということです。
余談ですがアコリバの出川式ユニットが付いたケーブルも視聴出来ましたが他のケーブルでは拾えない高音部まで自然に表現してしまう凄みを感じました！

DJ OYAJINさん　こんにちは。
スキャットです。

電源ケーブル聴き比べ選手権 ｂｙ ＯＹＡＪＩＮ
１） 　サ〇〇　ＰＬ−７０００　　　　　　　　　＠６６０００
２） 　Iso〇〇〇　ＥＶ０３　ＳＥＱ１５Ｊ　　　　＠５９４００
３） 　アコリバ　ＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　＠４１８００
４） 　オヤ〇〇　VONDITA-X　　　　　　　　　＠７７０００
上記４製品の比較試聴記、大変参考にさせていただきました。
このような比較試聴記を投稿して下さる方々が増えてくると
評論家や店員の言う事を間に受けて高い無駄な買い物をせずにすみます。
やはり私も予想していた通りの結果となり嬉しく思います。
一番コスパ良くて一番高音質という製品はなかなかないですね。
高ければ高音質間違いないと言う思い込みは崩壊。
高額かつ改悪になる製品を買わされてオーディオの沼に嵌るユーザーが
後を断たないのは本当の事を知る機会がないからですし、本来は
ユーザーが評価するのが一番信用があると常々思っています。
DJ OYAJINさんの的確な評価と感想に敬服致します。
それにしても面白い対決でしたね。
また機会がありましたら是非比較試聴の投稿をお願い致します 。