メイン [03-01. AC電源関連]電源BOX RTP absoluteシリーズ / YTP-Rシリーズ RTP-2 absoluteで音楽が楽しめるように | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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Baby Driver | 投稿日時: 2022/5/14 19:20 |
新米 登録日: 2022/4/22 居住地: 投稿: 19 |
RTP-2 absoluteで音楽が楽しめるように 初めまして。Baby Driverといいます。RTP-2 absolute(貴陽石バージョン)を導入しましたので、その効果をご報告します。
当方のシステムはターンテーブルとプリメインアンプ、MCトランスのみの構成です。いずれ単体のフォノイコライザーを追加したいのですが、まずは電源をどうにかしたいのもあり後回しになっています。 初めて自分のターンテーブルを購入してレコードを集めるようになってから今年で10年になります。しかしこれまでいわゆるオーディオに熱心ではなく、アクセサリーで音質の向上を試みるようになったのはつい昨年のことだったりします。きっかけとなったのは実を言うと他社製品なのですが、PC-TripleCの評判に興味を持ち電源ケーブルに使ってみたときのことでした。お試しに一番廉価な切り売りケーブルと一般的な家庭用壁コンセントを組み合わせて電源タップを自作してみたところ、思いがけないレベルでの音質の向上にカルチャーショックを受けたのです。それまで電源で音が変わることに懐疑的ですらなく、一切考えもしなかったものですから。そこからウェブの情報を頼りに壁コンセントにGTX-D NCF(市販品)とCB-1DBを導入して、完全に電源の重要性の議論に納得させられたのです。特に後者は直接電気が通るわけでもないのに?と目が丸くなりました。たった10ヶ月前のことですが、今思い出すと初々しいですね。 ボーカルの歯擦音の歪みがどんどん改善していったこと、それに伴ってそれまで気がつかなかった細部のニュアンスまで聞こえてきたことで音楽鑑賞がより楽しめるようになりました。特にボーカルのサ行問題はアナログ派として長年悩みの種で、カートリッジのアップグレードでしか対処できないものと思い込んでいたのです。 その後、試さずにいられなかったターンテーブルシートRTS-30、そしてショートピンSIP-8Q(特にクォーツの効果に感嘆)の導入、前述の他社ケーブルからPOWER STANDARD-TripleC8800への交換を経てどんどん好ましい音にステップアップしていったことで、Acoustic Revive製品なら間違いないだろうという信頼が生まれ、比較的高価な今回の製品の購入に至った次第です。 前置きが長くなりましたが、RTP-2 absoluteはその傾向にさらに磨きをかけるものに留まらず、初めて音の基礎が構築できたと思えるほど大きな変化をもたらしてくれました。なにしろ比較対象となるのは上記の自作タップです。オーディオグレードとなるフルテックのコンセント(無めっきの最も安価なもの)とカバーでアップグレードしてはいましたが、ノイズ対策などは皆無です。当然クオリティの飛躍はすさまじいものでした。 壁コンセントGTX-D NCFからFI-50M NCF、Power Standard-tripleC8800、FI-15 Plus(R)を経由して繋いでいます。 試聴にはPaul Simonのセルフタイトル作品(2013年米国RSD再発盤)を聴きました。 気になっていたハイハットの刺激的な歪みやボーカルの歯擦音、アコースティックギターにまとわりついていた電気的な響きなど、主に中高音域でうるさく感じられていたところが大幅に改善されています。全体に冷たく刺々した感触だったのがなめらかになり、やや暖かい空気感も帯びてきました。同時に楽器の分離もよくなってそれぞれのパートが聴き取りやすくなっています。帯域バランスについてはあまり変化は感じられません。逆に自作タップもバランスだけは悪くなかったのでは、と手前味噌ながらちょっと見直したりもしました。 とはいえ高音域のあまりの変化に若干ハイ落ちしたような違和感も感じたので、今度はGang of FourのEntertainment!(英国オリジナル盤)を聴いてみました。ポストパンクらしいつんざくような尖ったエレキギターの音色が特徴のアルバムですが、独特の金属的なギターの感触はしっかり出ています。というより耳が痛くなるような過剰な刺激やビリつきが抑えられ、本来の質感がようやく顔を出してくれたようです。録音自体の角を削って丸くするような余計な演出は一切ないということがはっきりしました。ハイ落ちの印象はどうやら刺激的な歪みが激減したことによる錯覚だったようです。 ここからは所有しているレコードを取っ替え引っ替え、うまく鳴らせず数年聴いていなかったものまでじっくり楽しむことができるようになりました。 今回驚いたのは盤面の傷みに起因するサーフェスノイズまで目立たなくなったことです。さすがに傷による瞬間的なプチっという音がなくなることはありませんが、傷口が浅くなったような印象を受けるほど大人しくなっています。シャーとかチリチリという連続性のノイズに至っては全く気にならなくなりました。音溝に刻まれた音の再現性が高まればノイズもよりはっきりと発音されるように思えますから不思議なものです。 電気的なノイズはハムのように可聴音として音楽に付加されるものだけでなく、知らないうちに音楽の形そのものを歪めるものもあるということがこの1年でよくわかりました(皆様の投稿も大いに参考になりました)。厄介なのは実際にある程度の改善を体験してみないとノイズの弊害に気づきにくいことでしょうか。「気になっていた」と前述した問題点も、壁コンセントのアップグレード等による改善を経て初めて意識するようになったというのが実のところです。 そのことで付け足せば、音質が大きく向上した分今後の課題も見えてきたと言えます。以前から中低域がぼんやりと滲み気味で平板に感じられていたのですが、高域の刺々しさが減ったおかげで全帯域でソフトフォーカスだったことがわかりました。どうやら刺激音のせいで高域はシャープだとこれまた錯覚していたようです。 そうなると製品紹介や皆様のレビューからもリアリティエンハンサーに目が向いてきますし、レコードによってはまだ感じられるややシャリシャリとした歪み感のさらなる改善のためにACスタビライザーやMDユニットなどの対策アイテムも気になります。とはいえ、ひとまず音楽を気持ちよく楽しめるに足る音質が得られたという点でRTP-2 absoluteには大満足しています。 検討中の方の参考に少しでもなれば幸いです。 |
BelCanto | 投稿日時: 2022/5/16 7:33 |
一人前 登録日: 2021/7/20 居住地: 投稿: 139 |
Re: RTP-2 absoluteで音楽が楽しめるように Baby Driverさん、会員の皆様 おはようございます!
初めまして、BelCantoと申します。 RTP2-absoluteの導入おめでとうございます🎉✨😆✨🎊 Baby Driverさんの投稿は音楽に対する感動を思い起こされる素晴らしい内容ですね🎵 やはり音楽は素晴らしいですよね!! 自分も音楽は大好きで、オーディオに目覚めたのはコロナ禍で楽器が演奏出来なくなったことがきっかけですので、この電源など含めた感動というのはとても良くわかります。 自分も紆余曲折を経てアコリバに巡り会いましたが、アコリバのケーブルに繋いだときの感動たるや、もう忘れられません。 一度その感動を味わってしまうと、次々と改良したくなるのでいろいろと想像するのは楽しいですよね。 そして、CDやレコードを買い漁るのがますます楽しくなります(^-^) 自分も時々投稿すると思うので、これからもよろしくお願いします❣️ |
Baby Driver | 投稿日時: 2022/5/17 19:25 |
新米 登録日: 2022/4/22 居住地: 投稿: 19 |
Re: RTP-2 absoluteで音楽が楽しめるように BelCantoさん
暖かいお言葉ありがとうございます。 ミュージシャンでいらっしゃるのですね。コロナ禍で楽器が演奏できないことは非常に辛いこととお察しします。私は専らオーディエンスとしてですが、やはり目の前での生演奏が味わえない生活は寂しいものがあります。 「音楽は素晴らしい」この一言に尽きますね。 私もオーディオに前のめりになってきたものの、それが目的化しないように気をつけつつ、あくまで音楽を気持ちよく楽しむためのオーディオを目指したいです。 Acoustic Reviveの製品はこれまでの経験からもその望みに応えてくれるものばかりですから、BelCantoさんのおっしゃるようにいろいろなアイテムに目が向いてしまいます。 よいブランドに巡り会えましたよね。 こちらこそ、これからもよろしくお願いします😄 |
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