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   [00-04]PC&ネットワークオーディオ
     オーディオ愛好家でない私がLANLAN-Quadrant-TripleCほかアコリバ製品を導入しての感想です
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つぶろう
投稿日時: 2022/8/28 18:06
新米
登録日: 2022/8/24
居住地:
投稿: 4
オーディオ愛好家でない私がLANLAN-Quadrant-TripleCほかアコリバ製品を導入しての感想です
皆様、はじめまして。つぶろうと申します。よろしくお願いいたします。

私は生粋のオーディオ愛好家ではないのですが、自宅で聴く音楽をある程度満足いくものにしようと取り組むなかで本掲示板を知りました。様々な投稿をときに貪るように読みながら、LANケーブル、USBケーブル、RCAケーブル、電源ケーブル、電源タップ、スピーカーケーブルなどアコリバ製品を段階的に導入してきました。幸いなことに、結果はいずれも満足のゆくもので、それまで知らなかった再生音の世界を体験するようになりました。本掲示板の投稿の数々が、製品導入を検討するうえで参考になっているだけでなく、音を追求する深いやりとりを拝見して勉強することも多く、先輩の皆様に感謝申し上げます。

本掲示板に読み書きされる方の多くはオーディオに造詣が深いかと存じます。本投稿では、これに対して、オーディオ経験があまり多くない私がアコリバ製品を導入してどう感じたか、書かせていただければと思います。少し長くなりそうなので、何度かに分けて投稿いたします。

はじめに、当方が再生音楽に何を求めているか、どのような機器とシステムを使っているか、といった背景を書かせていただきます。そのあと、アコリバ製品の導入経緯と感想を記したいと思います。

<再生音楽に求めるもの>
私は余暇にときどきチェロを弾きます。一時期アマオケにも熱中しました。このことから、再生音楽に求めるのは、1番目にチェロがチェロらしく聞こえること(そして弦楽四重奏で4人の奏者の音がそれなりに実在感を持って聞こえること)、2番目にオーケストラが変な音がせず気持ちよく聴けること(音がぼやけすぎたり汚い団子になったりしないこと、ヴァイオリンが輝かしすぎたりコツコツ固かったりしないこと、金管楽器が耳障りでないこと、打楽器が無神経な爆音になったりしないこと)、3番目にジャズが気持ちよく聴けること(ベースのソロがありありと鳴ること、左手の打鍵の強いピアノがパンチと切れをもって再現されること)です。書いていて今初めて気づいたのですが、これは贅沢な要求かもしれません。。。

<アンプとスピーカー>
以前は聴く音楽の大半がチェロだったこともあり、再生音楽に求めるのは上に書いた1番目(チェロがチェロらしく聞こえること、カルテットの4人の音がそれなりの実在感で聞こえること)だけでした。これに対しては、周波数領域よりも時間領域の再生を優先するコンセプトで開発されたアンプとスピーカーを、総額10万円以下で揃えることができ、これをデスクトップオーディオ的に使うことで満足できていました(時間軸に沿った再生精度の重要性を謳うメーカーは最近増えてきましたが、私の使用機材は20年ほど前にこの考えを提唱して製品を作り続けている国内メーカーのものです)。このデスクトップオーディオはチェロ・ヴァイオリン・室内楽等を聴くには殆ど問題ありませんでしたが、オーケストラを堪能しようとするとスケール感が不足しました。

そこで、オーケストラの分厚い音も出せるオーディオシステムを音楽室(チェロの練習部屋)に導入しようと決めました。同じメーカーのグループから出ているアンプとスピーカーを何度か比較試聴して、一番音がよいと思うものを購入して使っています。アンプは、出力5W、入出力1系統ずつ、セレクターはなくて入力がボリュームに直結(らしい)という潔い仕様です。スピーカーは口径6cmのフルレンジ(ごく最近ウーファーを追加)です。

<ネットワークオーディオの構成>
何年かかけて導入してきました。現在およそ以下の構成になっています。
・サーバ: オーディオ用NAS(トランスポートとして機能)
・DAC: NOS機能付きR2R型
     (サーバ → 光メディコン → Direttaブリッジ → DDC → DACと接続)
・HUB: オーディオ用製品(サーバと光メディコンを接続)
・光絶縁装置: オーディオ用製品(サーバとルータの間に設置)

つぶろう
投稿日時: 2022/8/28 18:21
新米
登録日: 2022/8/24
居住地:
投稿: 4
Re: オーディオ愛好家でない私がLANLAN-Quadrant-TripleCほかアコリバ製品を導入しての感想です
上からの続きです。
<アコリバ製品の導入経緯と感想:LAN-Quadrant-TripleC>

ネットワークオーディオを構成する際に、LANケーブルにLAN-Quadrant-TripleCを、USBケーブルにUSB-SP-TripleCを、それぞれ導入したのがアコリバ製品との出会いでした。特に、はじめに導入したLAN-Quadrant-TripleCは一聴して驚愕するほどの音質向上があり、これをきっかけにアコリバ製品に着目し、A端子分離型USBケーブル(USB-SP-TripleC)、電源ケーブル(Power-Reference-TripleC, Power-Sensual-MD)、RCAケーブル(RCA-Absolute-FM)、電源タップ(RTP-Absolute)、スピーカーケーブル(SPC-Referende-TripleC)等、1つずつ効果を確かめながら導入してきました。

以下、当方のシステムにおいて最も効果が大きかったと感じているLAN-Quadrant-TripleCの感想を中心に記します。

LAN-Quadrant-TripleCの導入は、間に合わせに使ったOA用LANケーブルでのショッキングな発見が発端でした。もともとLANケーブルは他社製のゴア線被覆のものを所有し、PCオーディオに使用していたのですが、これを発展させてネットワークオーディオを構成しはじめたときにLANケーブルが足りず、OA用で一部を代用したとことがありました(使用したのはきしめん型の長さ2mのものです)。このときに出てきた音は想像を超えて劣化が大きく、それまでに確立していた陰影や精度感のある音が、白っぽい平板で薄い音になり、グレードが2つも3つも下がったと感じるものでした。PCオーディオでDACにDiretta接続したり、HQ-Playerという高額な再生プレーヤーを導入したり、といった投資をすべて無に帰するレベルでした。HQ-Playerについては、デジタルフィルターを通さないNOSモードに設定し、かつプレーヤーからの出力信号のBit深度を音源と揃えると弦楽器の音が自分の知っている自然な響きになる、というところまでわかり、そういう使い方をしていたのですが、そのような工夫など無意味になる破壊力でした。

LAN-Quadrant-TripleCの導入にあたっては、本掲示板の皆様の投稿を何度も読み直して、思い切ってまず2本購入しました。結果は一聴して顕著な効果を感じるものでした。はじめに、慣れ知っているPCオーディオシステムで、それまで使っていたゴア線被覆LANケーブルと交換しました。このゴア線被覆LANケーブルは、OA用とは違って、まっとうな、あまり不満のない音を出してくれていたのですが、LAN-Quadrant-TripleCに変えて出てきた音はこれをはるかに超えていました。(これまでオーディオの音を何とか改善しようとPCオーディオから入って5−6年かけて取り組むなかで、腰を抜かすほどの効果に驚いた経験が数回ありますが、LAN-Quadrant-TripleCはその1つでした)。

具体的に、LAN-Quadrant-TripleCでどのような音の改善があったかというと、ヴァイオリン・チェロのような撥弦楽器でいうと、それまでの再生音にあった白っぽい成分(実音には含まれない音)がなくなり、音のいろいろなところに含まれていたほんの少し角っぽいかさかさした成分(これも実音にはない音)がなくなり、本来そこにあったと思われる無音の部分が表れてきたように感じました。この結果、弓使いの機微、具体的には一弓のなかでの微妙な匙加減の変化が伝わってくるようになりました。また、ソロ音源では、楽器の直接音と、音源が収録された空間での残響が、手に取るようにわかるようになりました。これは音源に応じた自然再現ができているという証左でもあり、音楽を味わう楽しみが増えました。

ここまでが、LAN-Quardant-TripleCを導入時に直ちに感じたことです。はからずしもOA用きしめんLANケーブルで経験した驚くほどの音質劣化と対比すると、LAN-Quadrant-TripleCでケーブルを4つに分離してノイズを減らすというアプローチは、まさに正解なのだと感じる次第です。

その後、私は上に書いたように、電源ケーブル、RCAケーブル、電源タップ、スピーカーケーブルとアコリバ化を進めてきたのですが、その都度、LAN-Quadrant-TripleCで感じたのと同様の効果が上乗せされ、音の質がさらに何段も底上げされてきた、というのがこれまで一貫して感じる傾向です。そのなかで改めて感じるところとして、ネットワークオーディオにおいては、ひょっとすると、音源のビット数やサンプリング周波数よりもLANケーブルにオーディオ用に配慮された製品を使うことのほうが大事でないかと思ったりします。少なくとも当方の環境と経験においてはそうでした。(極端な話、LANケーブルにOA用を使って聴くハイレゾ音源よりも、LANケーブルにLAN-Quardanto-TripleCを使って聴く低ビットレートの配信音源のほうが、音楽を楽しむという観点では、気持ちいいのでないかと思うときもあります)。

追記:「電源よりもLANケーブルに・・・」を「音源のビット数やサンプリング周波数よりもLANケーブルに・・・」と修正しました。読み返して誤記していたことに気づきました。
つぶろう
投稿日時: 2022/8/28 19:36
新米
登録日: 2022/8/24
居住地:
投稿: 4
Re: オーディオ愛好家でない私がLANLAN-Quadrant-TripleCほかアコリバ製品を導入しての感想です
上からの続きです。(これで一区切りとなります)

<アコリバ製品群を導入しての感想>
最後に、上の投稿に書いた様々な製品群を導入してきての全般的な感想を記します。

ヴァイオリンやチェロのソロ音源は、演奏者との距離感や、収録した部屋の残響や間接音がどれだけ混ざっているかなど、音源によって全く違っており(録音年代によっては暗騒音の入り具合も)、そのことがありありわかるようになりました。実は私にとって、積年の疑問のような音源がいくつもありました。とてもおこがましいのですが、例えば、「なぜこんな変な音で収録したのだろう(チェロ)」、「なんでこんな痩せたデッドな音なのだろう(チェロ)」、「なんでこんなにキンキンした音なのだろう(ヴァイオリンやオケ)」、「なんでこんなに汚い灰色の音なのだろう(オケ)」「なぜこんな平板でつまらない音なのだろう(チェロ、同じアルバムを昔レコードで聴いていたときはこんなのでなかった)」等々思うことが少なからずありました。すべてとはいかないまでも、その大半は、収録された音源の情報を自分の側で適切に再生できていなかったことが原因とわかりました。

オーケストラの音についても改善された結果、音源によって、ホールの響きの収録具合や、演奏者への近さの感覚、各パートの音の出方の収録具合が全く違うことがよくわかり、より自然に楽しんで音源の音楽を楽しめるようになりました。もともと気になっていた、弦楽器の音は、むやみにカサカサしたりキンキンしたりすることがなくなりました。金管楽器や打楽器の音は、ブルックナーや、マーラー、ショスタコービッチの交響曲でしばしば現れる強奏時にも、耳を塞ぎたくなるようなつんざく音ではなく、聴いていられる美しい音(金管ではビロードのような輝きをともなう豊潤な音、打楽器の大太鼓は皮の張りを感じる自然な音)になりました。また、音がダマになるようなこともなく、ブラームスのように音数の多い交響曲でも、いろいろな楽器の音が聞こえてくるようになり、音楽を構成するいろいろな旋律のつながりや絡み具合がわかるようになり、音楽そのものの楽しみをより深く味わえるようになりました。

ジャズは、ピアノの左手の打鍵の強い演奏家が出す音の切れや強さが直接五感に訴えてくるようになり、ベースのソロも実在感をもって聞こえるようになりました。一部の音源では、弦の上をすべる左手や右手の音や、ピチカートではじいた瞬間の音、その後のベース胴体の生々しい響きが、その場にいるような感覚で伝わってくるような感覚が、より強くなりました。

最後に、これは私が使用しているアンプとスピーカーの特性もあるかもしれませんが、録音年代の古い音源(1950年代やそれ以前のモノラル)であっても、古ぼけたキーキーした音や焦点の合わない音ではなく、その音世界のなかで十分な実在感を感じる音として楽しめるようになりました。マイクの本数の少なかった時代であるほどその傾向が強く感じられます。想像するに、音源を再生する忠実度が上がっているのだろうと思っています。(デジタル音源は、LANケーブルの経験でわかったように、あらゆる伝送段階でノイズ対策ができてないとそこから劣化という汚染が入るように感じます。ここまでしないといけないのだったら、ハイエンドのCDプレーヤーを買ったほうが費用対効果がいいのでないかと思わなくはありませんが。。。)。

以上の感想は、当方の環境でのものであり、前提として使用しているアンプとスピーカーが時間軸再生に力を入れて開発された製品であることが前提として少なからず寄与しているかと思いますが、アコリバ製品の導入なしでは到達できなかったと感じる要素も多く、このような全般的な形で述べさせて頂きました。長文をお読みくださり、ありがとうございました。
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