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   [10-08. ヘッドシェル]RHS-1
     RHS-1の導入で久々に鳥肌が立ちました
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投稿者 スレッド
Baby Driver
投稿日時: 2023/2/17 23:54
新米
登録日: 2022/4/22
居住地:
投稿: 19
RHS-1の導入で久々に鳥肌が立ちました
Acoustic Reviveからヘッドシェルが出ると知ったのはオーディオユニオンのブログでしたでしょうか。待ってましたと昨年の試聴会で聴いて以来すっかり心を奪われてしまい、念願叶って導入することができました。
Acoustic Reviveがヘッドシェルを作るとしたらジュラルミン製だろうか、と想像していた身としてはヒッコリーというのは納得しつつもちょっと意外でもありました。
何より想像以上だったのは新素材の電極です。ヒッコリーの本体やEX導体リード線、貴陽石などが複合的に貢献しているのでしょうが、この電極が音質向上に相当なウェイトを占めていそうな気もします。

比較対象となるのはO社の4000番です。ターンテーブルの買い替えでユニバーサルアームになったことに伴って購入しました。購入の決め手はロック機構がダブルピンであること。そして個人的にポイントだったのが指掛けの曲線の美しさです。価格的にもヘッドシェル事始めにはちょうどいい感じでした。
リード線に関してはより線とはいえ高名な匠によるEX導体のものを使っておりましたので、条件としてはRHS-1とそう極端に違うわけではないのかなと思います。
ところでダブルピン仕様のヘッドシェルってなぜ少ないのでしょう。音質的にどう考えても有利だと思うのですが。RHS-1はこの点抜かりはありません。
カートリッジはART9XAを使用しました。

電源系のアクセサリーは放っておいても勝手に通電してエージングが進みますが、信号系はそういうわけにいきません。したがって今回の試聴は2週間近く使い込んだRHS-1から4000に、その後4000からRHS-1に再度戻すというA/B比較、B/A比較としました。

比較にはElbowの2008年作The Seldom Seen Kidを聴きました。リリース時にはiPodで繰り返し聴いたアルバムですが、4ヶ月前にアナログで買い直し改めてハマっていました。CDだと結構コンプがかかってましたが、レコードは近年(と言っても15年前か…)の録音にしてはダイナミックです。実はこの時代の音楽をよく聴くのが、アナログ派になった最大の理由なんですよね。
まずRHS-1で聴きます。現在のシステムの音です。高域がやや乱れるのが今後の課題ですが、情報量も細かくこれまでで最もいい音です。この状態で一通り聴いてから、つい2週間前まで使っていたヘッドシェルに交換します。結果…

ええっ、こんな音だっけ?

…キックドラムのリアルさが失われてしまいました。ドンッ、ドンッと鳴っていたのが、ドーン、ドーンと緩い音になっています。ピアノの明瞭さも格段に落ちました。
パーカッションはコンプレッションがかかったようにダイナミックさが感じられません。分離も悪いです。
A3 "Mirrorball"では、せっかくの生ストリングスがシンセサイザーのように聴こえます。同時にキーボードも鳴っているからなおさらで、渾然一体となってお団子感が強いです。
ベースもぼやけていて、全体にとても平板です。
これでもつい先日まではいい音になったと喜んでいたのですが…

たまらずRHS-1に戻します。

A1 "Starlings"。奥行きが出ました。ブラスがダイナミックに鳴り響きます。これが気持ちいい。
ボーカルのリップノイズのような繊細な音まで聴こえてきました。
B2 "An Audience with the Pope"では後ろのタンバリンが明瞭に聴こえるようになりました。かと言ってずかずかと前に出てきたわけではありません。見通しのよさが向上した印象です。
コーラスの歌声もそれぞれ分離して聴き取りやすくなりました。
D1 "One Day Like This"。この曲のヒットで本国イギリスでは国民的バンドになり、ロンドン五輪にまで登場しました。
この比較試聴をしている最中にエージングがさらに進んだような気がします。ストリングスが、ピアノが、ボーカルが美しいです。コーラスは壮大さを感じさせ、リズム楽器もはっきりしています。久々に鳥肌が立ちました。
よく美音系、モニター系と対立概念のように称されますが、よい録音であればモニター的リアリティを突き詰めていけばそれが美音なのでは、とふと思った次第です。
その域にはまだまだですが、精進を続けていきたいですね。
RANZAN
投稿日時: 2023/2/18 13:46
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3269
Re: RHS-1の導入で久々に鳥肌が立ちました

Baby Driver さん
     こんにちは。

このアコリバのユニークなヘッドッシェル(RHS-1)に期待をかけられ、いざ試聴して
すっかりその音質に心を奪われてしまったようですね。

おっしゃるように発売されたのは、何とボディ素材にはヒッコリー及びマホガニーとローズウッドを
惜しみなく投入した美しいデザインも特筆すべきでしょう。
アコリバが得意とする個性あるヒッコリーで製作されているのも納得させられます。
そこに貴陽石、リード線もEX導体とこれも高性能を発揮するもので、さすがどこまでも抜け目のない
ものです。
音楽ジャンルも選ばず、ワイドレンジで低域は大迫力なのに電光石火のごとく超ハイスピードで、
アナログの良さを明るく積極的に聴かせるのは、さすがアコリバの素材選びでの高級木材の美しい
デザインと、その音質向上での100個のみの限定発売は、直ぐに完売となるでしょう。

これで益々アナログの良さが鮮明になるようです。



Baby Driver
投稿日時: 2023/2/25 1:54
新米
登録日: 2022/4/22
居住地:
投稿: 19
Re: RHS-1の導入で久々に鳥肌が立ちました
RANZANさん

コメントどうもありがとうございます。

おっしゃる通り、Acoustic Reviveの製品はどれもデザイン性の点でも優れていますね。私にとっては結構大事なポイントだったりします。
Fibonasoundさんの作によるRHS-1の美しさも言うに及ばずでした。
リアリティエンハンサーなど他の製品は縁の下の力持ちとして隠れてしまいがちですが、RHS-1はシステムの主役たるターンテーブルの上で自然と視線が向く箇所にありますから、音楽を聴きながら見つめていると思わず顔がほころんでしまいます。

音質の向上ぶりもレポートしました通りですが、さすがとしか言いようがありません。おっしゃるようにジャンルを選ばない点は純粋に発音の精度のみを高めている証拠ですね。一生ものに出会いました。
RANZAN
投稿日時: 2023/2/26 14:05
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3269
Re: RHS-1の導入で久々に鳥肌が立ちました

Baby Driverさん

     こんにちは。

おっしゃるように、このヘッドシェルとその造りの美しさには、自然と視線が向き、
それが心に伝わってくるようで、盤に針を下す瞬間までドキドキさせられるようでも
あるのです。

このヘッドシェル、今までにない素晴らしい美しさといっていいでしょう。



Baby Driver
投稿日時: 2023/3/25 22:19
新米
登録日: 2022/4/22
居住地:
投稿: 19
Re: RHS-1の導入で久々に鳥肌が立ちました
初使用から60時間ほどが経過しました。エージングも進んで落ち着いてきたと思いますが、一つ改めて感動したことがありました。

Miles DavisのIn a Silent Wayを聴いていたときのことです。B面のイントロ曲となる"In a Silent Way"で、トランペットのクレッシェンドが飽和してビリつく箇所があったのですが、それが解消されていたのです。
そこで、これはもしかして?と取り出してきたのがNew OrderのCeremony 12インチシングルでした。
急逝したボーカリスト、イアン・カーティスとの前身バンドJoy Divisionの未発表曲で、New Orderのデビューシングルとなった曲です。New Orderの大ファンというわけではありませんが、これだけはその神々しいまでの魔力に惹かれ購入していました。数ヶ月後にメンバー加入を経て再録されたバージョンではなく、外見から見分けのつかないオリジナル盤を何とか入手しています。
残念なのは12インチ特有の問題なのか、ポストパンク特有の帯域の問題なのか、非常に歪みやすいということでした。4分半の曲が一面にわたって刻まれていますから、フォーマットのアドバンテージを活かそうとするとカッティングレベルが高くなり飽和しやすいのでしょうか?こちらの盤も全体を通してビリビリと歪みが発生し、しばらく放置状態になっていました。

期待を込めて針を下ろしてみました。すると、あれだけビリビリバチバチいっていたレコードの溝を針がスルスルとトレースしていきます。普段11時に合わせてあるボリュームを10時まで下げることができる12インチの長所が遺憾なく発揮され、傷由来のノイズもまったく気になりません。スカッと晴れ渡った音像はまるでバンドが降臨したかのようです。
改めて聴いたこの曲、歌唱も演奏も拙く荒削りなのですが、それがかえってバンドの実在感に繋がっているようにも思えます(再録版はややポップに洗練されていて、演奏者の肉体性とか魂は感じられにくいんですよね)。

鳴らしにくいレコードがあるという方で、ヘッドシェルの取り替えが可能な場合にはぜひおすすめしたいアイテムです。
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