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投稿者 スレッド
ネコ25
投稿日時: 2008/2/27 20:59
常連
登録日: 2008/2/15
居住地: 東京
投稿: 68
メッキについて
皆さんがご存知のメッキと言えば
銀メッキ、ニッケルメッキ 銅メッキ ルテニウムメッキ ロジウムメッキ パラジウムメッキですよね
案外知られていないメッキまだまだあるそうです
ラッカー 
明るくクリアな、張りのある音色
スターリングシルバー〔総銀〕〔銀の純度が92.5%〕   
音の伸び、響きにおいて、群を抜く
サテン〔地金をブラッシュした後ラッカーで施します〕
明るめでハスキーな音色
金メッキ 〔10K 14k 18K 24K〕

ブラックラッカー
やや固めなサウンド
プラチナ
音の伝導率が良く、スピード感あり 場合によっては強靭的な音色
ピンクゴールド 〔銅の割合を多くしてパラジウムという地金を少し加えます
ソリッドシルバー

シルバーサテン
太く柔らかいサウンド
等 沢山メッキが潜んでいます後はメッキをする材質によって劇的
します
ナノテック・システムズのメッキも銀と金と銅しかありません
どうしてだろう
自分はピンクゴールドメッキが好きですね
ピンクゴールド音色は金よりパワーがありながらエッジあると言う事ですね 適しているジャンルと言えばポピュラー系の音楽が合うと思います
ラッカーはちょっと明るく張りのはる音です
適しているジャンルはクラシックが合うと思います
あくまでも金管楽器に施した場合です場合によってはオーディオも同じ抵抗と音色が出るかも
後は自分の好みで選んで下さい
管理人K
投稿日時: 2008/2/28 20:46
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: メッキについて
ネコ25さん、お詳しいですね。
管楽器にも色んな仕上げがあるんですね。勉強になりました。

サテン仕上げというのは金管楽器の表面を磨いて、サテン地(細かい梨地のような仕上がり)にするんですかね?
その表面をわざと荒らす事で音色的にカサカサしたハスキーさが出てくるのかな?とか。
どこかオーディオに共通する部分も感じたりして興味深いです。

ラッカーは基本的に塗料によるコーティングですから、電極部には使えませんが、オーディオ機器の筐体パネルやオーディオボードの表面などに応用するのは面白いかもしれません。

オーディオ用のコンセントの電極にも様々なメッキが試されていますが、弊社は基本的に銀下地のロジウムメッキでオヤイデ電気さんに発注しています。
理由は、これが私にとって一番、位相が正確で音色的、帯域バランス的に一番ニュートラルだと感じるからです。
本当に一番位相が正確でニュートラルなのは無メッキなのですが、
電極部が無メッキですと実は導通性も銀メッキ以外のメッキよりも高いのですが、電極部に使われている銅や真鍮などの銅合金は表面が酸化しますと、銅や銅合金の表面の酸化物は絶縁物となり、著しく導通性が落ちてしまいます。
また、銀メッキを施せば僅かながら導通性は上がるのですが、銀も
短期間に真っ黒に酸化してしまいます。銀の酸化物は絶縁物にはなりませんが、半導体成分となりやはり音質に影響を与えてしまいます。銀メッキだけですと音質的にハイ上がりになる問題もあります。
ですので長期に渡って安定して使用するには、酸化し難く、極力導通劣化がなく音質的に正確でニュートラルなメッキ処理を施さなければならないのです。
ちなみにロジウムメッキは音質的に非常に抜けや透明度が高い傾向があり、低域も最低域へは延びますが、余計な雑身による中低域の膨らみがなくなりますので、他のシステムやケーブル等の粗を引き出しやすい傾向はあると思います。
弊社コンセントやプラグ類を使用して、音がきつくなったなどと感じられた場合は、他の要因を探ってみて下さい。

尚、メッキ下地にニッケル等の強磁性体を使用したものは磁気歪みの発生により強烈に歪みや濁りが発生しますので、歪んで濁った音が好きな方には構いませんが、オーディオにクオリティや良質な質感を求める的にはお薦め出来ません。


TAKUMI
投稿日時: 2008/2/29 2:34
常連
登録日: 2008/2/15
居住地:
投稿: 45
Re: メッキについて
ネコ25さん、はじめまして。

管楽器にもオーディオみたいにいろいろな表面処理があるんですね。
大変参考になりました。

管理人様、こんばんは。

オーディオの電極処理に関する情報もプロならではの非常に興味深い具体的な解説で大変参考になりました。
同業他社さんが見て慌てたりして!?(笑
以前発売していたCCR-DX?でしたっけを、○社の最新コンセントと比較した際にはアコリバの方が圧倒的に最低域まで沈み込み、全体の帯域バランスも良く、位相&定位が非常に明確でわかりやすかったのを覚えています。

ある意味○社のコンセントに失望したのですが・・・・
管理人K
投稿日時: 2008/2/29 18:33
管理人
登録日: 2007/12/10
居住地:
投稿: 1907
Re: メッキについて
金管楽器の表面メッキ処理はネコ25さんが報告してる通り、金管楽器の音色を変えます。おそらく、表面メッキ処理によって音色、音質を狙ってコントロールしてると思われます。

ですので、オーディオのコンセントにおいても、メッキによる音色、音質の違いが出てくるのは当然の事です。
現在オーディオ用コンセントには様々なメッキ処理が存在していますが、それぞれ音色、音質的に傾向の違いがあります。
銀メッキは多少ハイバランスで明るく高解像度系、金メッキは高域がナローになり中低域や音像が膨らみ暖かい傾向、ロジウムメッキはフラットな帯域バランスで抜けや切れ味、音場の見通しなどが良くなり、パラジウムは若干位相が回りますが独特な音場表現で当たりが滑らかになる傾向があります。

その他にも色々なメッキ処理が試され、それぞれが独自の音色や音質傾向を持っていますが、どうも最近は他にやっていないメッキを採用し、変わった音が出るから良しとしている傾向も感じます。
このオーディオグレードコンセントの乱立が、「オーディオグレードなど意味がない」とか「コンセントは無メッキが一番」とかの偏った意見に繋がっているのだと思います。

前回の投稿でもお伝えした通り、本来は「無メッキ」または「銀メッキ」が導通特性的には一番なのですが、表面酸化による導通劣化が避けられないために酸化をしない金属で電極表面をメッキしてあげなければならないのです。
そのメッキは何でもいいのかと言えば、そんな事はなく、出来るだけ音色、音質以前に導通特性の良い金属を使う必要があります。
その点で金やロジウムの何十分の一以下の導通性しか確保出来ない
金属を採用しているコンセントまで登場してきているのは残念な事です。

また、メッキ下地の処理もメッキ以上に重要です。
オヤイデ電気さんのコンセントは電極の表面を熟練の職人が一つ一つ丁寧にバフ研磨し、表面を鏡面仕上げにしています。
この鏡面研磨は接触面積の増大に繋がり、結果導通性を大きく向上させる事が可能になります。
金管楽器にしても下地処理が荒れたままでは、あの輝きのある仕上がりにはなりませんし、当然、音色的にも荒れたものになってしまうでしょう。

現在、コンセント電極の表面研磨を行っているのはオヤイデ電気さん以外に一社しかないと思いますが、そのメーカーはメッキに強磁性体のニッケルを多層で処理しているため、磁気歪みによる濁りや歪み、雑身が発生する問題があります。もっとも、この濁りや歪み、雑身を「ガッツのある音」や「適度に汚れた音の方ががいい」などと表現する方もおられますので好みや趣向の問題になってしまうのですが、仮に上流のコンセントに汚れたものを使用すれば、下流の全システムにそのコンセントの影響が及び、音色、音質的に染まってしまう事を考慮すべきだと思います。
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