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     私のJAZZ 名盤 Part 2
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2010/7/12 16:48
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3264
私のJAZZ 名盤 Part 2

皆さん こんにちは。

「 サマー・ナイト/リッチ・バイラーク・トリオ 」

リッチ・バイラーク(p)
ジョージ・ムラツ(b)
ビリー・ハート(ds)

新しいリッチ・バイラーク像は、興奮、熱狂もあるのですが、そこに斬新な
センスが輝きを放つのです。

ピアノは実に巧妙で、美しく響きわたり各楽曲に新しい生命を吹き込んで
いくのです。
その魅力は何といってもクールなリリシズムと、クリスタルのような
美しい輝きを持った音色は、ジャズ史上屈指の美しさに酔うばかりです。

地の底から湧き上がってくるような鋭いリズム感と、これまた切れのよい
ピアノに加え、繊細なシンバルが冴えわたっていくのです。
バイラーク独特の軽快で弾むようなリズム感は格別の味わいです。
そのピアノは伸び伸びした旋律で奏でていくようで、一転して電光石火の
ように炸裂する繊細なリズムで始まり、音の洪水に満たされていくところが
凄いのです。

RANZAN
投稿日時: 2010/7/26 10:59
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3264
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part 2

皆さん こんにちは。

梅雨が明けたとたん、連日暑い日々が続いています。
くれぐれも体調管理にはお気をつけください。

「 メモリーズ・オブ・ユー/ケン・ペポロフスキー 」

ケン・ペポロフスキー(ts,cl)
テッド・ローゼンタール(p)
ゲイリー・マッツァロッピ(b)
ジェフ・ブリリンガー(ds)

我がリスナーはクラリネットといえば、直ぐにベニー・グッドマン、ピーナッツ・ハッコー等を思い起こすようですが、日本では鈴木章治、北村英治等が時代を先導してきました。

美しいクラリネットは聴き応え十分であり、またそのテナーにしても、最近は音色の太いテナーを吹くプレーヤーが少ない中、なかなかどうして、テナーの音が図太く奏でられていくのです。そのテナーの響きには
思わずしびれるようでした。
そのクラリネットの使い方や歌わせ方で緻密で巧みな技には、甘く切ない
メロディはなかなか透明感もあり、テナー同様トーンの芯が太く躍動感たっぷりに弾んでいくのです。

RANZAN
投稿日時: 2010/8/26 11:22
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3264
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part 2

皆さん こんにちは。

連日これだけの猛暑が続くとたまりません。
ご自愛ください。

「 シャレード/ホリー・コール 」

ホリー・コール(vo)
ビンセント・チャンシー(flh)
ジョン・オールレット(tb)
レニー・ピケット(ts)
スコット・ロビンソン、スティーブン・ウルフ(ds)
マーティー・アリッチ(as)
ギル・ゴールドスタイン、アーロン・デイビス(p)
マット・ムニステリ、ケビン・ブライト(g)
グレーグ・コーエン、デビッド・ビルチ(b)

ベテラン・ボーカリストのホリー・コールが、懐かしいあの頃、映画で見た
音楽を、豪華な演奏をバックにジャズで甦らせてくれるのです。

ここで歌うホリー・コールのハスキーで、エレガントで素晴らしい表現力の
歌声は、まさに全曲とも絶品といえるものです。
現在ベテランの域に入った感のあるホリー・コールですが、ここでの女性ボーカル
はほのかな女の色香を楽しむべきで、ましてこのアルバムは我々ボーカルファンを
癒してくれること間違いなしです。


RANZAN
投稿日時: 2010/9/23 12:45
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3264
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part ?
皆さん こんにちは。

今年の夏の異常なまでの猛暑は、気象観測130年の歴史上でも記録尽くめ
だったようです。
しかし、一転して今日(9/23)は“秋分の日”ここに来て季節は、一歩いや!二、三歩前進したようで、やはり自然は忘れていませんでした。
やっと秋らしい爽やかな空気を運んできてくれたようで、これからいよいよ
待ちに待った待望のオーディオ&音楽シーズン到来です。

「 ザ・ジェントル・レイン/マンハッタン・トリニティ 」

サイラス・チェスナット(p)
ジョージ・ムラーツ(b)
ルイス・ナッシュ(ds)

サイラス・チェスナットの本質とは何か。それはピアノ・タッチの巧みで
抜群の安定感とうた心を誇り、ジャズ・ピアニストとして要求される特性を
全て満たしていることだと思うのです。だからこそ我々ファンは、長年支持し
続けてきたのです。

またマンハッタン・トリニティの安定感は、名手3人によるところが絶大であり、
それはサンライス・チェスナットの無類の安定性とジョージ・ムラーツの
豊かな音楽性、ルイス・ナッシュの抜群のドラムスの趣味のよさが上げられるのです。
このアルバムを聴いても3者の結束力がより深まった感のある素晴らしい
トリオ演奏といえるでしょう。
小気味よい、ムラーツのベースとナッシュのドラムスも気品よく、この3人の
力量だけで強力なジャズを聴かせてくれているのです。

RANZAN
投稿日時: 2010/10/17 11:34
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3264
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part ?
皆さん こんにちは。

この爽やかさ、音楽を聴くには絶好の季節となってきました。

「展覧会の絵〜ロシア紀行/ニルス・ラン・ドーキー/トリオ・モンマルトル 」

ニルス・ラン・ドーキー(p)
アレックス・リール(ds)
ピエール・ポサーゲ(b)

これはトリオ・モンマルトルにとってクラシックをジャズ化した初めての作品
です。
またこの最強のメンバーも信頼性があり逞しい演奏を披露してくれている
のです。
その演奏一つ一つに情感や音色の綺麗な味わいを生み出し、ここには
やはりトリオ・モンマルトルでしか表現できない魅力があるのです。


魚釣好人
投稿日時: 2010/10/24 9:02
長老
登録日: 2009/1/19
居住地: 大阪府
投稿: 404
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part ?
RANZANさん

お早うございます。魚釣好人です。

RANZANさんはJAZZが専門と伺っていましたが、クラッシックも聴かれるのですね
うれしいことです。
いろいろなジャンルの音楽を聴くと、音楽の感性が広がりますよね。わたしも中学生時代にJ-POPを聴き始め、クラッシックのモーツァルトに始まり、いろいろな作曲家の音楽を聴き、20年後にモーツァルトに戻ってきました。
そして数年前に友人からJAZZボーカルを聴かされ、その魅力にはまっています。そして少しずつですが、トリオを聞き出しました。どのようなアーティストが良いのかわからないので、とりあえず澤野工房のCDと寺島レコードを中心に、少しずつかじり始めました。
RANZANさんはトリオをよく聴かれるとのこと、オフ会の時にでも、名盤を教えてもらえれば幸いです。
でも最近はショパンをよく聴きます。 シヨパンは何回か聴くと、その良さがわかってくるように思いますし、バッハはよく聴くとJAZZとも聴こえますよ。

まあ、音が良くないと音楽を楽しめないのは、私もRANZANさんも同じようですが、、、、
RANZAN
投稿日時: 2010/10/25 22:31
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3264
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part ?
魚釣好人さん こんばんは。

RANZANです。

魚釣好人さんの一段と力のこもった、オーディオ&音楽への熱き思い
が伝わってきます。

>RANZANさんはJAZZが専門と伺っていましたが、クラッシックも聴かれる
>のですね 。うれしいことです。

そうです。勿論クラシックも大好きです。現在はオーディオの音の好みから
言ってジャズ一辺倒ですが、音楽では何と言ってもその感性豊かな表現性に
おいてはクラシックでしょう。
私のオーディオの始まりは中学生の頃で、聴く音楽は奇しくもクラシックからの
入門でした。なので、魚釣好人さんとは全く逆のパターンですよね!!

そこで、これ少し余談になりますが、何しろ機械いじりが好きだったことも手伝い、
オーディオのほかカメラ、クルマといった機械の構造について少年の頃から
興味を示すようになったのです。
特に若い頃は研究心旺盛だったようで、その頃かなりクルマに感心を示し、
エンジンの「ダブルオーバーヘッドカムシャフト(DOHC)エンジン機構」
「ツインターボ/スーパーチャージャー機構」また「FR、FF駆動」「ストレート6エンジン」「New V6,V8エンジン」等々、こういったメカニズムに興味があったのです。
そのことでクルマはエンジン&駆動力でどのような走りをするのか?

運転免許証を取得してからというもの、また社会人になってからはその
走りについてより興味がわくのでした。また詳細なメカに関することにいっそう感心があったのです。
そのことで数多くのクルマに乗り換えてきた経歴もあります。
(かといって、自動車会社に勤めていたわけではありません)
その中で特に好みだったのは、クーペスタイルとハードトップ的なセダンでも、
何しろ躍動感あるスポーティな走りが魅力のBMW、日本車ではソアラが
一番のお気に入りでした。
それは、現実的に言って今のオーディオ機器の買い換えどころではなかった
ようです。

話を元に戻しますが、音楽の思い出は懐かしく、そこで最初に購入して
聴いた2枚がLPレコードのモノラル盤(ステレオ盤は未だ発売されて
いない頃)でした。
シャルル・ミンシュー指揮、ボストン交響楽団のベートーヴェン
交響曲第6番「田園」と、アルトゥロ・トスカニーニ指揮NBC交響楽団
チャイコフスキー「白鳥の湖」だったことを懐かしく思い出します。
それを聴いていくと、静かな田園に朝陽が上る田舎の情景。また湖の
背景に3羽の白鳥の踊りの美しいシーンが目前に浮かんでくるのです。
特に「白鳥の湖」においては、盤が磨り減るくらい何度聴いたことでしょう。

また、その後は覚えているだけで、グローフェの組曲「グランドキャニオン
(大峡谷)」、ドヴォルザーク「新世界」、ラベル「ボレロ」、
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「G線上のアリア」、そしてクラシックに
おいても、やはり音質的に豪快で迫力あるベートーヴェンが一番多く、交響曲第2番、3番、5番、6番、7番、8番を好んで聴き入っていたようです。
それは数多くクラシック音楽を聴いたことで、今の自分の音楽に対する思考を、
より高揚させてくれたのだと、いう思いがしています。
オーディオ的に言っても、これジャズでは味わえないクラシック独特の、
その情景が何時も目に浮かぶところが素晴らしく、ジーンと心に伝わって
くるのです。思わず自然に熱いものがこみ上げてくるこの感情は、止める
ことの出来ないものでした。
やはりクラシック音楽にしか、表現できないところは断然魅力だったのです。
この頃からクラシックにおいても、広大でダイナミックな音質に憧れていました。

最近、システムをB&Wに換えてから、久しぶりに聴いたチャイコフスキーの
祝典序曲(1812年)での、最後のクライマックスシーンのところで、
鐘や大砲が豪快に鳴り響く大オーケストラの奏でる戦争のシーンで、
特に骨太な大砲の音はあたかもリスニングルームを揺り動かすかのように、
強烈な音の洪水はオーディオ的にいって断然魅力です。
そこで一瞬思ったのです。あのJBL4348ではこの引き締まった凄い音像の
再現力は、到底無理だったということを。

現在、アノログは卒業していますが、その頃のレコードは大切に保管しています。


魚釣好人
投稿日時: 2010/10/26 20:26
長老
登録日: 2009/1/19
居住地: 大阪府
投稿: 404
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part ?
RANZANさん

今晩は! 魚釣好人です。

いやぁーー、本当に似ていますね。私も車に熱中したことがあり、AE86に乗っていました。サスペンションを交換したり、、、懐かしい思い出です。

RANZANさんは、アキュ+アコリバ+B&Wですね。 802Diamondですね。確かに素晴らしいSPです。
私はアキュ+アコリバ+?(コンセンサス、クテマ、802D、クレモナ、フォーカル、、、)迷っています。
惹かれるのはクテマですが、使いこなしが難しそう!
802Dとコンセンサスは比較的ポン置きでも鳴りそう。
クレモナはクテマ系、フォーカルは聴いたことがないです。
でも管理人Kさんのお勧めですし、ステラユートピアは無理でもその次のクラスなら何とか、、、
802D、クテマ、フォーカルは腰を痛めそう、、、
など、色々なことを考えてしまいます。
時間はあるので、もう少しじっくりと考えて決めたいと思います。
今が一番楽しい次期かも、、、
SS
投稿日時: 2010/10/26 22:56
長老
登録日: 2010/4/6
居住地:
投稿: 201
私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part ?について(1)
2010年10月26日

 RANZAN様
 皆様、今晩は

                         S.S
 RANZAN様、初めてお便りをさせて頂きます。
いつも、RANZAN様の投稿を読ませて頂き、オーディオにたいする、凄い情熱に感心致しております。
また、スピーカーをB&W802Nautilusにアンプをアキュフェーズに更新,大変おめでとうございます。関連投稿を楽しく読まさせて頂いております。

 さて、10月17日の「私にとっての名盤(JAZZ編)パート?」でニルス・ラン・ドーキーの「ロシア紀行」の御紹介大変有り難うございました。もともとクラッシック原曲のジャズは大変好きで、ジャック・ルーシェ・トリオ、ヨーロピアン・ジャズ・トリオ、カレル・ボエリー・トリオ等を良く聴いております。
早速手に入れて聴きました。
試聴記です。

Videoarts Music
VACM-1305
The Russian Album
Niels Lan Doky
Niels Lan Doky(P),Pierre Boussaguet(B),Alex Riel(D)
Focus Recording in Denmerk
2006年11月11,12&13日
Hans Nielsen
Mixed at Rainbow Studi,oslo by Jan Erik Kongshag





ヴォリュームは12時30分
Tr1:ムソルグスキー 展覧会の絵
Tr3:ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番第1楽章
Tr5:チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番第1楽章
Tr7:チャイコフスキ- Vn協奏曲ニ長調第1楽章
Tr9:リムスキーコルサコフ 熊蜂の飛行
Tr11:Misty Dawn
Tr7の出だし。は思わず指揮の動作。Tr9のシンバルの高い音とピアノの高い音の抜け抜群。これは良い。曲も演奏も良い。アコリバ掲示版のRANZANさんからの紹介。謝謝。Niels Lan Dokyの存在すら知らなかった。
 大変録音もよく、すばらしい演奏でした。ほかのCDも4枚ほど購入してしまいました。御紹介のあるまで知らずにいました。もしこの投稿がなかったらと思うと本当に謝、謝です。

さて、「私にとっての名盤(JAZZ編)パート?」を読んでいて気になることがあります。それは、「サマーナイト/リッチ−バイラークトリオ」のヴィーナス盤の件です。私のもっている版は、再発盤でRANZAN様所有とは異なりますが、音が感心しないのです。
試聴記です。

Venus
VHCD-78005
Thou Swell
New York Trio Bill Charlap
Joy Leonhart(B) Bill Stewart
Clinton Studio in New York
2006年9月30&10月1日
Katherine Miller







ヴォリュームは11時30分
Tr1:Thou Swell
Tr2:My Funny Valentine
Tr5:My Heart Stood Still
Tr10:Wait Till You See Her
ピアノの高い音が硬い感じがして響きが無くカンカンした感じ。平面的で音場が感じられない。ベース、ドラムスのソロは良く、ヴォリュームも12時程度までは上がるので、最近では良いほうになるか?
全奏になるとどうしても歪みを感じます。私が、6月末の投稿の時、皆様から「ラウドネウォ−」の指摘を受けた時と同様な感じです。アコリバ化が進むととても気になる所です。同じリッチーバイラークですが、ECM盤の「ELM」を聴いてみました。
試聴記です。

ECM
UCCE-3009
ELM
Richard Beirach
George Mraz(B) Jack Dejonette(D)
Tonstudio Bauer Ludwigsburg
1979年5月
Martin Wieland
ヴォリュームは1時30分
Tr1:Sea Priesters
Tr3:KI
Tr5:ELM
静かな感じで、奥行きが良く出ている。ピアノ、ベースが前で、バックでドラムの感じで録られていて、ピアノの高い音は表情が良く出て抜けている。ドラムは録音がやや旧い感じで録られているが、ピアノは繊細感があり、大変キレイ。Tr3は思わず聴き惚れる。大変録音演奏ともにすばらしく特にピアノのタッチは美しくすばらしいものがあります。

ビルシャーラップの盤も比較してみました。まずヴィーナス盤の「君はすてき」です。

Venus
VHCD-78005
Thou Swell
New York Trio Bill Charlap
Joy Leonhart(B) Bill Stewart
Clinton Studio in New York
2006年9月30&10月1日
Katherine Miller

ヴォリュームは11時30分
Tr1:Thou Swell
Tr2:My Funny Valentine
Tr5:My Heart Stood Still
Tr10:Wait Till You See Her
ピアノの高い音が硬い感じがして響きが無くカンカンした感じ。平面的で音場が感じらベース、ドラムスのソロは良く、ヴォリュームも12時程度までは上がるので、最近では良いほうになるか?
次にBlue Note版の「サムホエア」です。

東芝EMI(Blue Note)
TOCJ-66238
SomeWhere
Bill CHARLAP(P)
Peter Washington(b),Kenny Washington
TheHit Factory ,NY
2003年10月15&16日
Joel Moss
ヴォリュームは1時30分
Tr1:Cool
Tr3:It's Love
Tr5:Jump
Tr7:Glitter And Be Gay
Tr9:Big Stuff
Tr10:America
Tr12:SomeWhere
低い音のベース、ドラムスの太い動きが大変面白い。ピアノはスッキリ音が抜けて大変キレイ。特に和音は美しい。Tr1の低いベースとドラムス。Tr10の低音楽器の動きTr12のピアノソロ。大変面白く、演奏が上手く聞こえる。この低音はアコリバしか出ないのではないか?これらに限らずヴィーナス盤は
1)ピアノの音圧が高すぎる。
2)音場、音像が感じられない。
様な感が強く、演奏や奏者は良いのですが、どうも音は?のイメージがあります。
「ラウドネスウォー」騒ぎの投稿時のRANZAN様から頂いたメッセージでは、ヴィーナスの社長さんに録音を何とかしろと申したとあり、この様なハイレベルの人でも同じ感覚だなと思っておりました。

 RANZAN様の装置はB&W802Nautilusとアキュフェーズで、私よりはるかにハイレベルです。ヴィーナス盤は具体的にはどのように聴いておられるのでしょうか?

私は、ヴィーナスレーベルは演奏や奏者が良い盤が多いので、ヴィーナス盤を聴くときはアコリバ率が低いサブシステム(13cm2WAY)で音をoff気味にして聴きます。メインでは7月以降は試聴記を書くときに聴くだけです。
変な質問で申し訳ありませんが気になりましたので投稿させて頂きました。

以上
RANZAN
投稿日時: 2010/10/27 15:20
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 3264
Re: 私にとっての名盤 (JAZZ 編 ) Part ?)について(1)
SSさん 

はじめまして、RANZANです。

「私にとっての名盤(JAZZ編)」を何時も 見聞して頂きありがとうございます。
また、早速 「展覧会の絵〜ロシア紀行〜Niels Lan Doky/ニルス・ラン・ドーキー」 を聴いて頂いて、「素晴らしかった!ということ、嬉しく思います。
また、現在マーク・ヴァン・ローン(p)率いるヨーロピアン・ジャズ・トリオも美しいメロディは素晴らしいですが、初代ヨーロピアン・ジャズ・トリオの主力メンバーで、ピアニストでもあります、カレル・ボエリー率いる再編成トリオのアルバムは殆ど所有しています。このようなところでの、アーティスト等の好みはSSさんと同じだということも、大変嬉しいですね!・・

>さて、「私にとっての名盤(JAZZ編)パート?」を読んでいて気になることが
>あります。それは、「サマーナイト/リッチ−・バイラーク・トリオ」の
>ヴィーナス盤の件です。私のもっている盤は、再発盤でRANZAN様
>所有とは異なりますが、音が感心しないのです。

私が所持しています、このCD盤は発売当初の盤で品番がTKCV-35417、このリッチ・バイラーク・トリオのサウンドは、これ以上ない不変ともいえる音質で、ジャズとしてまたオーディオ的にも申し分ないものです。
リッチ・バイラーク持ち前の美しいタッチを駆使した、響きの美しいピアノはバイラークの世界を遺憾なく発揮しており、オーディオ的にも心地よく聴かせてくれる、リファレンス的な一枚なのです。
これを聴くと思わず我がオーディオ心を揺り動かされる感が強いのです。
また、ビル・チャラップの「君はすてき/THOU SWELL」では、SSさんのCDではピアノの音が硬い感じで響きがなくカンカンした平面的な音場感ということですが、私の所有する当初発売盤のTKCV-35384では、全くそのような感触は微塵も感じさせないのです。なぜならば現在のメインオーディオシステムでのチェックするに相応しいリファレンスCDの1枚でもあるからです。
ドラムスのスネアやシンバルの繊細な部分がよく伝わってくるようで、ベースの適度な締まりを効かせて骨太感もあり、音像の明確化と音色の鮮度感は抜群です。
チャラップのピアノは非常にエレガントにも感じるようで、硬さは全くなくこのトリオの切れ味、粒たちも実にナチュラルでもあるのです。

そこで、特に女性ボーカルでリファレンスにしている1枚に「ムーンライト・セレナーデ/シモーネ&ロマンティック・ジャズ・トリオ」TKCV−35325がありますが、これも初発盤で音質は断然素晴らしく、眼前にシモーネのやさしく語りかけるような柔らかな女性らしい質感と、たっぷりした声量はバックのロマンティック・ジャズ・トリオとのコンビネーションもよく、ふくよかで色彩感豊かなサウンドがよくマッチして、バランスのよい響きの豊かなジャズが伝わってくるのです。
この盤「ムーンライト・セレナーデ/シモーネ&ロマンティック・ジャズ・トリオ」は、7月の管理人Kさんのシステムでのクリニック診断時に、最後の音の追い込みでその音決めとして使用したのがこのCD盤でした。

しかし、SSさんが所持されている、リッチ・バイラークとビル・チャーラップのアルバム盤は、再発盤だということもあり、品番も最近のVHCD盤なので、多分音質的に聴かれても長く聴いておれない状況の音質であろうと、推測するところです。
最近のヴィーナス盤での新譜は、ますます異様に音圧が高く、まして音が鈍く膨らみ、この音は異常なくらい濁った音像で、まともに聴けない録音状態です。
2年前までヴィーナス盤はよく買っていましたが、最近は以上のようなことを鑑み、余りヴィーナス盤は購入していません。
なのに、この音を雑誌でジャズ評論家は「良い音だ!」と、依然と評していること事態、到底信じられないのです。

SSさんもおっしゃるように、ヴィーナスの再発盤の音質の酷さに苛立ちがつのりのです。私も以前ヴィーナスレコードの社長兼プロデューサーにも、「昔のCDの音質に戻してもらいたい!」と、苦言を呈したことがあります。
この掲示板でも投稿しましたように、それは以下の状況での変化がヴィーナス盤の音質を悪化させた要因の一つであると思うのです。

ヴィーナス盤の2008年2月の新譜アルバムまでは比較的、その音質はオーディオ的に聴いても、他社のジャズCDと比較して少し音圧が高いかなぁ〜と感じるくらいで、それはジャズに見合って響きもよく、ベースのピッチも絶妙な音のバランスで低域感も非常によく締まっていて、エッジの効いた切れ味も素晴らしく良かったのです。
その軽快に弾むピアノと上手くフォローするドラムスが力強く、ジャズらしいリズムと切れ込みが抜群であり、特にドラムスでの、あのカシーン!コキーンと響くその音の色彩感は、えも言われぬ透明な鮮やかさを醸し出してくるのです。

それが、2008年3月発売のアルバムからヴィーナス盤の音は激変したのです。
通常、デジタルの進化と共に、時代に対応した音質改良がなされるはずなのですが、これは逆に音質が悪化しているような状況なのです。その悪い見本は2008年3月21日に発売された新譜アルバム「「チャオ・チャオ・バンビーナ/ローマ・トリオ」VHCD-1002での、特に3曲目「Amarsi Un Po’」では、ベースのゴツイ低音がもたつき、その解像度も悪く、ボリュームを上げるほど滲み感が増してきて、分解能が悪くこの低音は聴けたものではないのです。
それも、同じローマ・トリオの演奏でも、これは2007年6月20日に発売された「慕情/ローマ・トリオ」TKCV-35401では、その音質は適度な締りを効かせて各奏者の一体感が見事に溶け合い、美しく研ぎ澄まされた若い感覚がスリリングでロマンティックなメロディでジャズの伝統とフィーリングを生かしつつ、現代のジャズの新鮮な感覚を導きだしていくところも、見事に表現されているのです。
ジャンルカ・レンツィのベースも、最適な低音で弾んでいく様は最高の気分にしてくれるのです。
ニコラ・アンジェルッチのシンバルとハイハットのはじけ飛ぶ音には魅了されっぱなしです。聴き終わって、「ええ・・これが同じ演奏者?!」と、疑うほど、その音は酷で到底信じがたい音質の再現性を呈してくるのです。・・ったく!これ誰もが驚くでしょう。

この盤も最近機器を変更して、新たに聴くと低域の感触もドスーン!ドスーン感ではなく、解像度の良い軽快なトン!トン感で、これ非常によく制動力の効いた低音で、見事なまでの引き締まり感で大変身してくれたのです。
最低音の深い沈み込みも、いままでこのような低域感は味わったことがない音質で、オーディオ的に聴く心地よい音楽に魅せられ続けているのです。
この「慕情/ローマ・トリオ」TKCV-35401は特に音質が良くオーディオチェックのリファレンスにしているくらい、最高の音質を提供してくれているのです。

このことからお分かりのように、品番がTKCVからVHCDに変更になった時点(それは発売が徳間ジャパンコミュニケーションンズから、製作、発売もヴィーナスレコードになってから、というのはTKCVからVHCDに変更になった時点で、同じくして)低音が異常な程ごつく、その再現性も膨らみを増して鈍い低音を呈してくるのです。高域感も耳が痛いほどにキンキンしたシンバル音で、これは5分として聴いておれない状況でした。
SSさんもおっしゃっておられるように、「ピアノの高い音がカンカンした硬い感じ」というのは、私も感じたのですが、まるで硬いハンマーで叩いているような響きがしてくるのです。音に質感がなく残念ですが、長い時間聴けた状態ではないのです。

ヴィーナス盤では奏者といい、リズム感においては申し分なく、私も好みだけに最近のヴィーナス盤にはがっかりしているところです。
なので、最近の多くの再発盤も品番がVHCDになっているので、マスター盤でのミキシングも、多分やり直していることから、現在の盤の音のように、音質はラウドネスウォーがより増強されている状況ではないかと思われますので、ここは少し良好なオーディオシステムであれば、その音質の良し悪しの聴き分けは可能でしょう。
ハイレベルなシステムになればなるほど、音質の粗さが判断できるのです。

そのことから、メインシステムでは粗が出やすいことから、ここは偶然にもSSさんと同様で、ヴィーナス盤でのVHCD発売以降は低域が比較的得意でない、セカンドシステムで聴くことが多くなっています。現在SPはブックシェルフの小型ですが、アンプは一応セパレートで組んでおり、アコリバの各アクセサリーを多用していることから、高音質に貢献してくれていると思っています。ここはやはりかなりお気に入りの音質再現性を発揮してくれています。このセカンドシステムでの課題は、やはり目指すはSPなので、今後の希望機種としては、ここは一目散で迷わず B&WのNew 805 Diamond で決まりでしょう。
でも、羨望するメインシステムでのSPはB&W802 Diamond 、セカンドシステムには805Diamond ・・ って 、これ少し贅沢すぎますよね!・・

ヴィーナス盤について、従来からそのアーティスト、リズム感が良いだけに、これからもオーディオ的に音質の優れた、そしてジャズ的にもリズム感の素晴らしいアルバムを、我々オーディオ&ジャズファンに届けてもらいたいと、真から願うところですが、  それは果たして!!・・



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