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     私のJAZZ 名盤 Part 2
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投稿者 スレッド
RANZAN
投稿日時: 2016/1/1 12:25
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

今年もよろしくお願い致します。

新しい年に相応しく、それは新芽が息吹くように勢いある、現代イタリアの若手トランペッター、
ディノ・ルビノが放つ豊潤な中音域の美しさが一段と魅力を加速していくのです。

「Mi Sono lnnamorato Di Te /Dino Rubino 」

Dino Rubino (trumpet)
Pietro Toonoolo (tenor sax)
Salvatore Bonafede (piano)
Steffano Senni (bass)
Walter Paoli (drums)

1) Mi Sono Innamorato Di Te
2) Lotus Blossom
3) You And The Night And Music
4) If I Should Lose You
5) Eternal Triangle
6) Here’s That Rainy Day
7) The Old Country
8) Il Matrimonio

いま、イタリアのジャズ・シーンがとても熱いといっていいでしょう。
さすがイタリアは「歌の国」と言われるだけあって、各アーティストはおおらかにメロディを歌わせていく
ところは、共に抜群のセンスを持っているようです。
加えてイタリアでのクラシック音楽の歴史がしっかりと、その音楽の豊富なテクニックを身につけているのです。
このようにイタリアから彗星のようにデビューを果たしたことで、それは“チェット・ベイカー”の再来と
言わしめたのが、トランペッターのディノ・ルビノなのです。
彼のトランペットは音色もフレーズも文句なしの素晴らしいアーティストでもあるのです。

それは繊細な感覚と新鮮で個性的な音を聴かせてくれるトランペットに加え、ドラムスとテナーの3人の
調和のとれた見事なグルーヴ感が気持ちをスカッとさせてくれるのです。
個性的な音楽的充実ぶりと意欲的なアプローチは、その独特のユニークなサウンドの光彩と色艶が豊かな
ロマンティズムにちりばめられて、その甘い調べのトランペットにのって、ドラムスのこれまた繊細な感覚の
演奏を聴かせてくれているのです。
洗練された美しく響くトランペットに乗って、ベースのしっかりと地に着いた太い音で奏でられる旋律のいい
リズム感と、滑らかなウォルター・バオリのブラッシュ・ワークにも思わず身体が動き出すくらい快適に奏でて
いくのです。
このようにユニークなディノ・ルビノのメンバー達は、いずれも現在のイタリア・ジャズ界を背負っている中堅
プレーヤーばかりで、将来が楽しみなアーティストばかりなのです。
聴いていくに従い心身とも爽やかになること請け合いで、特に7)「The Old Country」では一つ一つのフレーズを
噛みしめるように綴っていく表現力は、たまらない雰囲気が醸し出されているのです。
最後の曲8)「Il Matrimonio 」は6拍子のリズムと陽気なカリプソ風メロディがミックスされた実に楽しいナンバー
でもあるところから、それはまさにイタリアの風土を連想させるもので、この美しい調べに乗せてハッピーな
エンディングになっていて、それはどの曲を取ってもまさに絶品の出来映えといえるものです。

オーディオ的にも、この躍動する“リズム感と雰囲気がいい” “音の響きがいい”素晴らしい演奏と重厚な
サウンドがとにかく快感なのです。リスニングルーム一杯に天井高く広がる素晴らしい響きによって、これまた
抜群のサウンドのよさに彷彿させられ、この独特なイタリア・ジャズに魅了されるのです。



RANZAN
投稿日時: 2016/2/1 15:08
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

ニッキ・パロットの甘いシルキー・ヴォイスと、そこに自ら弾く分厚いベース音は、より低く響きわたり、
ハリー・アレンのテナーの艶やかな音色が絶妙にマッチしているのです。


「 君の瞳に恋してる/ニッキ・パロット 」

ニッキ・パロット(vo,b)
ハリー・アレン(ts)
リサ・パロット(as)
チャック・レッド(vib)
ジョン・デイ・マルティーノ(p)
アルヴィン・アトキンソン(ds)

VHCD-1057

1)君の瞳に恋してる
2)クレイジー
3)ディトゥア・ア・ヘッド
4)恋のタウンタウン
5)アイブ・ガット・ア・クラッシュ・オン・ユー
6)レッツ・フェイス・ザ・ミュージック・アンド・ダンス
7)ラブ・ダンス
8)シュガー・スウィート
9)虹の彼方に
10)小さな願い
11)スカイラーク
12)ユール・ネバー・ゲット・トゥ・ヘブン
13)ベスト・シングス・イン・ライブ・ア・フリー

ジョン・デイ・マルティーノの繊細感豊かなピアノと、チャック・レッドが清らかで爽やかに奏でる
ヴァイブラフォーン(以下vjb)が随所で美しい音色を奏でるところは自然と心が和んでくるのです。

いきなりvjbのリズムに乗ってニッキのボーカルが優しく包み込んで、セクシーに歌っていくところが
リアルに表現され、その上手さとフーリングには最初から魅了されるようです。
テナーとvibがスリリングに、そして絶妙にニッキのボーカルをフォローしていくところが、実に新鮮な
フィーリングとなって漂ってくるのです。

その軽快なvibの響きが相変わらず素晴らしいく、ニッキの透明感ある歌声とがよくマッチしているようで、
そこにピアノの音色が優しく包み込み、音色が爽やかな気分を誘うように弾んでいくようで、ベースとの絡みが
最高に盛り上がっていくのです。
ピアノの軽快さ、ベースの重厚さテナーの切れのよさとが相まって、リズム感よく弾んでいくところが
実に心憎いばかりです。

透き通るようなvibの響きとニッキの魅惑的なヴォイスにピッタリで、素晴しい透明感のある歌声を
聴かせてくれているのです。
最後の曲13)「ベスト・シングス・イン・ライブ・ア・フリー」ここでは、一気にスピードを上げてニッキの
ボーカルに上手く絡む、ピアノ、テナーのフレーズの美しい旋律を生かし、その歌わせ方が緻密で巧みな歌声は
見事なもので、各楽器の音色が最後まで実に心地よい響きへとリスナーを誘ってくれるようです。

オーディオ的に聴いても、ニッキの気だるくそのセクシーさは大人の魅力があり、現代感覚のゴージャスな
ジャズを存分に聴かせてくれているところと、澄み切ったヴォイスの音像も鮮明にセンターにピタリと定位するのです。



RANZAN
投稿日時: 2016/3/3 17:04
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

イタリアン・ピアニスト、アンドレア・ボッツァは意外や日本盤としてのデビュー作となるのですが、
これまで共演を重ねてきたリズムセクションを率いてのスタンダード集でもあるです。

「アンドレア・ボッツァ/スイート・ロレイン」

アンドレア・ボッツァ(p)
ルチアーノ・ミラネーゼ(b)
ステファーノ・バニョーリ(ds)

TKCV-35347

1) イエスタディズ
2) アイ・ラブ・ユー
3) スウィート・ロレイン
4) アローン・トゥゲザー
5) オール・トゥ・スーン
6) クレイジー・ヒー・コールズ・ユー
7) イフ・アイ・ハッド・ユー
8) イフ・アイ・ハッド・ユー
9) アイル・ビー・シーイング・ユー
10) アイ・ウォント・トゥ・ビー・ハッピー
11) オーソン
12) プア・バタフライ

リーダーのアンドレア・ボッツァは1980年頃から活動を開始し、強硬なそのテクニックとスピード感は、
現代を代表するかのようなその曲の流れが魅力的で、一番ジャズらしいピアノ・トリオであり、現代感覚の
ジャズをきちっと捉えているところに、高いセンスと、その将来性が期待できるのです。そこはジャン・
バッソ(ts)やコンリュ・ラブァ(tp)らとの共演歴からいって経験豊富であり、リーダー作も数多くリリース
しているのです。

それは昔のニューヨークにタイムスリッ・スリップような、50年代に活躍したジャズ・ピアニストたちに
敬意を覚える人も多いのではないでしょうか。
よく聴いていくとかなりオーソドックスですが、ピアノ、ベース、ドラムスが三位一体となりガッツ溢れる
素晴らしい演奏を披露してくれているのです。
特にステファーノ・バニョーリのドラムスでのシンバルの弾け飛ぶさまは、繊細で透明感があり、ジャズ
ファンにはこれ格別の味わいでワクワク感がいっぱいに広がるのです。。

そして、そぞれの個性がいかされてアンサンブルも美しく決まっていてピアノ・ソロが非常に美しく聴き取れ
るようです。
今後の活動にいっそう期待がかかる注目のピアニストです。

オーディオ的にいって分厚い低域感と全体的に小気味良い躍動感が上手くマッチングしていて、華やかな
プレイがクリアーに再現されていていくのです。このトリオが持つスリリングかつ滑らかな音質にもクオリティ
が高く好感が持てるのです。



RANZAN
投稿日時: 2016/4/1 13:06
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

普通ピアノ・トリオと言えば、ピアニストがリーダーを務めることが多い中、ここではベース奏者
クリスチャン・ジャンテがリーダーとなっているのです。

「ノスタルジア/フレンチ・ジャズ・トリオ」

クリスチャン・ジャンテ(b)
マシアス・ピザロ(p)
パトリック・ギロ(ds)

KICJ-466

1, サムタイム・アゴー
2, カーニバルの朝
3, イン・ア・センチメンタル・ムード
4, スピーク・ロウ
5, ハヴ・ユー・メット・ミス・ジョーンズ
6, ホワット・イズ・ジス・シング・コールド・ラヴ
7, イン・ユア・オウン・スィート・ウェイ
8, アイム・オールド・ファッションド
9, ディア・オールド・ストックホルム
10, 9月のワルツ

本アルバムを聴くと、シャンソンや映画音楽など、フランスに関係のあるお馴染みの名曲を
取り上げていて、まさにフランスのエクスプリ香るピアノ・トリオといったところです。
それは実に落ち着いた演奏スタイルといい、これがヨーロッパの音楽の伝統とジャズが融合した
フレンチな魅力でもあるのです。

クリスチャン・ジャンテのベースはジャズファンが聴いても十分面白い演奏もあれば、曲に
よってはベースの音で人間の肉声や船や波の音などを表現したりと、とにかくコントラバスの
可能性の極限までを弾き出しているところがとにかく凄いのです。
ピアノのマシアス・ピザロはプレイ上でのきわめて密接なコラボレーションを醸し出していて、
名演が多数浮かぶワルツリズムに乗ったピアノテクニックが堪能でき、美しいメロディを
聴かせてくれるのです。
ドラムスのパトリック・ギロのドラム捌きは繊細感があり美しいメロディをよりしなやかに
奏でているところは、さすがと思わせるところが心憎いのです。
それぞれ長い音楽キャリアと、25年以上にわたるフレンドシップを維持し続けてきた3人であり、
その表現力の素晴らしさといいトリオとしての緊密な世界を描き出しているのです。

これはさすがベースのソロパートが多く、ビートを強調した音作りはジャンテの洗練されたプレイが
印象に残るもので、まるで極上の高級ワインを飲んでるかのような、まさにフランスの大人の
ユニットといったところです。



RANZAN
投稿日時: 2016/5/1 12:12
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

ジャズ・ピアノ・トリオの花形でもある、ロマンティック・ジャズ・トリオの演奏は、ジョン・ディ・
マルティーノ のピアノ、ボリス・コズロフのベース、ドラムスのアルビン・アトキンソンの妙技は、
まさにマルティーノ中心に美しい彩を添え盛り上げていくのです。

「マイケル・イン・ジャズ〜トリビュート・トゥ・マイケル・ジャクソン/ロマンティック・ジャズ・トリオ 」

ジョン・ディ・マルティーノ (p)
ボリス・コズロフ(b)
アルビン・アトキンソン(ds)

VHCD-1072

1)今夜はビート・イット
2)ビリー・ジン
3)あなたは独りではない
4)ベンのテーマ
5)ゴーン・トウー・スーン
6)ヒューマン・ネイチャー
7)アイ・キャント・ヘルプ・イット
8)アイル・ビー・ゼア
9)レディ・イン・マイ・ライフ
10)さよならは言わないで
11)あの娘が消えた
12)ガール・イズ・マイン
13)ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール
14)アイ・ワナ・ビー・ホエア・ユー・アー


世紀のポップ王、マイケル・ジャクソンの名曲を網羅した、この作品でのジャズ・ピアノ芸術の先端をいく
傑作ともいっていいでしょう。

いつものロマンティック・ジャズ・トリオの演奏は、主となるピアノとはちょっと違った感触で、いきなり
ベースの図太く低音の響きはジャズの音色にピタリと嵌るのです。
マイケルの曲をこれほどまでに、そのリズム感とこれ以上ないと思えるような厚いピアノで奏でていくのです。
また、アルビン・アトキンソンのドラムは繊細で滑らかな音質は美しさがひときわ際立ち鮮やかさを演出して
いるのです。

その洗練され選び抜かれたマイケルの音楽を、マルティーノ独自の音で綴っていくそのピアノには聴いて
いてもかなり余裕を持って、美しくダイナミックに紡いでいく見事な演奏に聞き惚れるばかりです。
一音一音が美しい時を刻み、ピアノ・プレイそのものに美しいタッチと、真珠のようにメロウな輝きを放って
いるのです。
リーダーのマルティーノのピアノの繊細で美しい旋律を紡いでいき、それをフォローするドラムスのアトキンソン
はその透明感豊かなシンバルも魅力だし、切れ味のあるピアノとベース音がダイナミックで力強く躍動感あふれる
ベースラインを演じる素晴らしいメロディで構成されていくのです。
マルティーノはダイナミックにもちろん俊敏にリズムに反応して抜群の存在感を保持していくところも抜群なの
です。

オーディオ的にも鮮度が高く光輝くような感触で艶やかなピアノと、見事なブラシューワークと躍動感溢れる
鮮やかなドラムス、そこにしなやかでそれでいて深みを伴ってよく弾むベースには、低音オーディオマニアにも
好感を抱かせるものです。何時聴いてもその美しい旋律は見事なものです。
ましてワイドレンジで高分解能のシステムで聴くほどに、その底力を感じさせてくれる1枚です。



RANZAN
投稿日時: 2016/6/1 13:13
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

本ヴォーカル・アルバム「A Brand-New-Beginning」は、8年前管理人Kさんお薦めの1枚でもあったのです。
2006年録音ということは、もう10年前のアルバムですが、録音は言うまでもなく非常に優秀なのです。

Toku(vo,flh)
山本秀夫(ds)
高水健二(el,b)
小島良喜(p)
塩谷哲(p)
村上“ポンタ”秀一(ds)
Toku Band

SICP-10019

1) Wings Of Love
2) Shuffle In The Rain
3) More Than You Know
4) ため息 Angel Blue
5) In The Moon Hours 〜sweet night〜
6) Home To You
7) Someday
8) I Can’t Tell You why
9) One Moment Of Love

こうして、改めて聴いてみると、フレッシュな感性の持ち味は3) More Than You Know のように、
気だるくメロウなTOKU の癒しのヴォーカルがセンターに美しく浮かび上がり、また、彼が奏でる
フリューゲルホーンの穏やかな響きがちょっぴり切なくスィートで、何ともいえない哀愁を誘って
豊かに表現されていくのです。

ピアノ、ドラムスにしても分厚く快適な切れ味や、程よい低域感を伴ったベースのリズムを絶妙な
鮮度感で紡ぎ出していくのです。
TOKUにはどの曲もスローテンポがよく似合い、独特な声質で研ぎ澄まされたミクスチャー表現を
可能にしているのです。
各ミュージシャンとの掛け合いにも、その心地よいグルーヴ感が要となり、ヴォーカルもそうですが
特にTokuのフリューゲル・プレイは流麗で色彩的表現力に富んでいて、メリハリが効いて歯切れもよく、
そこからジャズの心地よいサウンドが伝わってくるのです。

オーディオ的にいって、この録音はスピーカー間に止まらず、一歩前に、そして左右への拡がり等
それを見事に収録したのは、これエンジニアの力量といっていいでしょう。



RANZAN
投稿日時: 2016/7/1 16:12
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)
皆さん
  こんにちは。

そのシルキーヴォイスと分厚いウッドベースが魅力のニッキ・パロットですが、その勢いは変わることがない
それもこのニュー盤です。

「イエスタディ・ワンス・モア〜カーペンターズ・ソング・ブック/ニッキ・パロット」

ニッキ・パロット(vo,b)
ケン・ペポロウスキー(cl,ts)
ジョン・ディ・マルティーノ(p)
アルビン・アトキンソン(ds)
フランク・ヴィニョラ(g)

VHCD-1204

1, Rainy Days And Mondays
2, I’ll Never Fall In Love Again
3, There’s A Kind Of Hush
4, We’ve Only Just Begun
5, Please Mr Postman
6, I Won’t A Day Without You
7, Sing
8, For All We Know
9, Ticket To Ride
10, Top Of The World
11, It’s Going To Take Some Time
12, The Rainbow Connection
13, Yesterday Once More
14, Close To You

ジャズ・シンガー&ベーシストのニッキ・パロットが、あの往年の名曲でもある、カーペンターズのヒット曲の
数々を、時代を超えて唄っているのです。
艶やかに甘いシルキー・ボイスで歌うヴォカリストのニッキ・パロットはボーカルとベースにかける勢いは何時もの
ように止まることがないのです。
これを聴くと彼女のボーカルに、ますます嵌まってしまうのです。

このカーペンターズ・ソング集は、ニッキも自ら愛してやまないというだけあって、そのシルキー・ヴォイスと
自ら弾く分厚いウッドベースは、より低く響きわたるのです。
リラックスしてセクシーに歌うボーカルと分厚いバリトン・サックスが織り成す甘い調べと、ジョン・デイ・マルティーノ
のピアノも繊細感豊かで、随所で美しい音色を奏でていくところにも自然と心が和んでくるようです。
それをフォローするかのように、歯切れのよいケン・ペポロウスキーのクラリネットとテナーも冴えわたっていくのです。
また、フランク・ヴィニョラのギターでは、その音色を絶妙なまでの表現力豊かに奏でていくのです。

ケン・ペポロウスキーの巧妙で透き通るようなクラリネットとテナーが艶やかに彩りを添えていき、ましてニッキの凛として
さりげない表現での歌い方の中に、しっとりとした大人のムードを新鮮なフィーリングで、カーペンターズの雰囲気を
そのままに、聴くものを引きつけるのです。
そこに、フォローするジョン・ディ・マルティーノの清らかで美しいピアノといい、ギターの音色もいい音楽空間を保って、
ここは聴き応え十分といえるのです。
カーペンターズ・ソング集をここまで鮮明に甦らせてくれたのも、経験豊かなトップ・ジャズメンだからこそといえるもので、
この名曲を好サポートして見事に期待に応えているところに歓迎するのです。

オーディオ的にはこのニッキ・パロットのベース&ボーカルの艶やかさ、ギター、ピアノ、ドラムス等のどれもが、
音の広がりや伸びやかさ滑らかさ、艶やかさといい、ダイナミックで繊細感豊かな響きを奏でるのです。
しかし、何時もながらヴィーナスのマグナム・サウンドは音圧がオーバー気味に感じられるのが非常に残念なところです。





RANZAN
投稿日時: 2016/8/1 11:19
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)
皆さん
  こんにちは。

「ヒーリング・ザ・ウーインズ/クルセイダーズ」

フュジョン全盛期、まさにクルセイダーズに魅せられぱなっしの毎日で、
その軽快なリズム感は心地よく、この音を聴けば胸がスカッとするのでした。


ジョー・サンプル(p,synth)
ウィルトン・フェルダー(sax)
マーカス・ミラー(elb,synth)
ジェイソン・マイルス(synth)
レニー・カストロ(perc)
マイケル・ランドー(g)

1, Pessimisticism
2, Mercy, Mercy, Mercy
3, Little Things Mean A lot
4, Cause We’ve Ended As Lovers
5, Shake Dance
6, Maputo
7, Healing The Wounds
8, Running Man

フュジョン界の雄、クルセイダーズ「Healing The Wounds」のタイトルが示す通り、
これはとても爽やかな曲で、そのリーダーでもあるジョー・サンプルのメロディが魅力的で
あり、ソロにおいても自信に満ち溢れた演奏がとても素晴らしいのです。

マイケル・ランドーのギターにはフュージョン・ジャズを新感覚で、ベテランとして安定した
コントロールできちっと捉えているところに、今までの経験と高いセンスが伺えるようです。
クルセイダーズがそれぞれの洗練されたスタイルで、バラエティに富んだどれもが巧みで厚い音
の響きが心地よく、格別の味わいとワクワク感で聴かせてくれているのです。

心地よいパーカッションを含めて各楽器が奏でるこの音は、何処から湧き出てくるのでしょう。
自分らのフレッシュなリズム感覚でプレイしているところが頼もしく思えるようで、心地よく
躍動感を伴って奏でられるメロディに思わず聴き惚れてしまうのです。

抜群のセンスを持つアレンジとアイデアが生かされて、フュージョンが持つ独特の爽やかさと
軽快感のある響きが魅力であり、それが全身に伝わってくる爽快な優雅さは特別なものでした。
その中にも豪華な音が加味されている美しさにしばし聴きほれてしまうくらいです。

70年代から長きにわたり、常に時代のトップを走り続けてきたスーパー・フュジョン
グループ、“クルセダーズ”は激動する時代の中、ジョー・サンプルとウィルトン・フェルダー、
マーカス・ミラー、その面々でのファンキーで躍動感あふれるリズムは不変でもあったのです。
そこに、ウィルトン・フェルダーのうなりを上げるテナーのサウンドに元気を貰いサンプルの
ピアノには魅了されたのです。

我々は70年代から80年代にかけて、その素晴らしいライヴに酔いしれたクルセイダーズは
フュジョンファンにとってヒーロ―でもあり、期待に胸を膨らませたこのジャズ・フュジョンに、
まさに熱く燃え上がったのです。



RANZAN
投稿日時: 2016/8/25 16:14
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

とにかく暑い日々が続いています。

いくら暑くても歯切れのよいトランペットを聴くと、途端にスカッと爽やかな気分に転換してくれる
のです。

以前からもそうであったように、最近とみにトランペットに魅了されているのです。
この音を聴かされると、まさに若さ溢れんばかりのトランペット・リーダーとして、勢いがある演奏が
ルーム一杯に広がり、心地よく響きわたるのです。

「うちなる閃光/アンブローズ・アキンムシーレ 」

アンブローズ・アキンムシーレ(tp)
ウォルター・スミス?(ts)
ジェラルド・クレイトン、ジェイソン・モラン(p)
ハリシュ・ラジャン(b)
ジャステン・ブラウン(ds)

TOCJ-90049

1)コンフェッション・トゥ・マイ・アンボーン・ドーター
2) ジャヤ(ヴィクトリー)
3)ヘンヤ(神の恵み)〜ベース・イントロ
4)ヘンヤ(神の恵み)
5)フォー・パット・フュー・ビトゥイーン
6)ウィズ・ラヴ(愛をこめて)
7) リゴレット(ノー・モアー)
8) 回想(コーラ)
9) マイ・ネーム・イズ・オスカー
10)ザ・オール・オブ・レチュギラ
11)ホワッツ・ニュー
12)ティアー・ステインド・スーサイド・マニフェスト
13)回想(キャンベル)
14)オール・ザ・シングス・ユー・アー

トランペッター、アンブローズ・アキンムシーレが奏でる大胆で究極な響きには、なぜか心に染み
入るものがあるのです。

そのトランペット奏法は刺激的な金管の響きには緻密にして繊細感を伴い、ジャズの本質に迫る勢いと
個性を創り上げていくようで、これを聴いただけでアキンムシーレの実力が伺えるというものです。

その独特の哀愁を帯びたトランペット・ソロが全体を引き締め、美しく清らかに流れていく響きには
魅力でもあり、ウォルター・スミスのテナーの音色と合わすかのように、トランペットの活気ある問い
かけと、そこに素晴らしいピアノ、ベース、ドラムスが絡みあう情感溢れるように奏でられて
いくところが心憎いばかりです。
スタンダードな曲を自然体で演奏していて、気負いが全く感じられないところがアキンムシーレの
持ち味でもあるのです。

そのエモーションを抑制しながら聴かせる妙技と、得意とする勢いあるナンバーが音質的にいって、
かなり中音域に特徴のある音は、情感豊かに聴かせるところと、また、ジャステン・ブラウンの
ドラムスが快調な彩を添えているのが心強いところです。

ピアノも爽やかな感じを与えていて、トランペットはストレート感もよく音色も大変美しく冴え
わたるのです。
テナーも音の芯をしっかりと捉えて表現し、ベースはメロディラインの滑らかさも印象的で、
うっすらと残響が加わってエネルギー感を感じ、その透明感を伴った響きは伸びやかさを前面に
打ち出しているのです。



RANZAN
投稿日時: 2016/10/2 12:07
長老
登録日: 2008/2/16
居住地:
投稿: 2533
Re: 私にとっての名盤?(JAZZ編)

皆さん
  こんにちは。

最初からスローなバラードは出足快調で、軽やかなピアノとサックスの音色が一段と盛り上げていく
のです。
ここでの2人のドラマーのテクニックとコンビネーションのよさ、シンバルの透明感は実に美しく
スイング感タップリの楽しいサウンドです。

「 パッド・ソングス/ジョー・ロバーノ・アス・ファイブ 」

ジョー・ロバーノ(ts,as)
ジェームス・ウェイドマン(p)
エスペランサ(b)
オーティス・ブラウン?(ds)
フランシスコ・メラ(ds)

TOCJ-90050

1) パスポート
2) ドナ・リー
3) バルバドス
4) ムース・ザ・ムーチェ
5) ラヴァーマン
6) バードヤード
7) ココ
8) ブルー・コラージュ
9) デクスタリティ
10) デューイスクエア
11)ヤードバード組曲

深い響きのサックスにはロマンティックな歌心が伺えるようで、聴いたとたん感激だったのです。
また、2人のドラムスでの演奏は左右に配置されていることも珍しく、4ビートの効いた心地よいリズムは
実によくスイングしていくのです。
それが心地よい躍動感を伴ってスムーズに奏でられる各メロディには、ジャズが持つ何ともいえないような
哀愁さえも漂わせ、ピアノは美しく鍵盤上を駆けていくようです。
ベースは朗々と骨太な感触で、ドラムスでのシンバルの繊細な響きにも魅せられるのです。

力強く繊細なピアノ、図太く押し出し感のあるベースの胴鳴り、さらに弾け飛ぶすばらしいドラムスと、
アス・ファイブの演奏が底力を感じさせられるものです。
ここはジョン・ロバーノのサックスのスローバラードで奏でられる深く切れがよく、心地よい響きにしばし
贅沢な時間を味わったのです。

バラードはすんなりと耳に優しく馴染むようにリズムを刻んでいく。
そこに繊細で鮮度が抜群で、よくスイングする4ビートの効いたリズム感が、各曲とよくマッチしており、
このリズムをまとめたジョー・ロバーノの底力を見せつけられ、その流れの美しさにしばし聴き惚れていって
いたのですいた。

音のバランスもよく艶やかで官能的でもあり、伸びやかな躍動感に富んだ好録音は、粒たちのよい輪郭が
はっきりしたところにも、リスナーの期待を裏切らないアルバムに仕上がっているのです。



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