「吾が西方の音」（８）
　　　　　　　　　　　　　　　　２０１２年を振かえる　　　　２０１３０１２８

再生音楽愛好家は、ステレオ再生が醸し出す「絡繰りの世界」に憧れ、次々と彷徨する。
去年の２月に、オーデオ装置の電源、ラインそしてスピーカーの各ケーブルをＡＣＯＵＳＴＵＣ　ＲＥＶＩＶＥ（A.R社）の製品に取替え、（音響イコライザーを外したので，若干高域寄りのバランスであるが、）音場豊かな音質にほぼ満足してきた。その後は、ソフトのSACDの充実に努め、（SACDソフトの種類が何と少ない事か！！）ほぼ１年が経過した。
年末のＳＳ誌を見ると、異常に値段の高いオーデオ製品、ユニットの数を誇るスピーカー製品、高出力アンプの製品の多さに驚かされ、趣味から「道楽の世界」に向かっている。
作り手の拘りがあり、シンプルなコンセプトの製品に魅かれる私には、KEF「 L５５０」の同軸２ウエイスピーカートとファーストワットのA級１０W出力パワーアンプの「SIT2」に魅かれた。特にSIT2には、設計の独自性が気に入り導入を考えたが、電源スイッチが本体の後部にある事、バランス入力が無い事、デザインと作りが気になり諦めた。同誌の中に、A.R社の記事があり、「導通向上クリーナー」について、A.R社曰く「SN比の向上が有り、音圧やエネルギー感が増す」。又、超低周波発生装置の「RR-777」について,　曰く「質感の向上、奥行きや広がり、音場が深く大きくなり、立体感や前後関係が、明快になる。」これらの記事を読み、直ぐに導入した。私の印象では、「音質がしなやかになり、奥行き感が増したので、演奏者の位置が明確に定位し、演奏の場の雰囲気を、これまで以上に再現」してくれる。「RR-777」は、システムに直接繋がってもいないのに、オーデオシステム全体を支配して、どのような仕組で音質改善をするのかが分からない。狐につままれている様だが、私には、手放せない「魔法の小箱」である。A.R社は、如何なる発想で製品開発をしているのだろうか？　余談ながら、「A.R社が、音質に大きな影響を与えるリスニングのルームの固有の共鳴周波数を減らす装置を開発した」初夢を見た。
A.R社の製品は、導入するたびに音質向上を約束され、益々、信頼感を高めている。最近「ＡＣＣＵＰＨＡＳＥ社」が、SACDプレイヤー「DP５５０」を発表したが、「導通向上クリーナー」と「RR-777」による臨場感豊かな再生音を、もう少し楽しみたいので本器の導入を控えている。
この一年間は、周辺機器と呼ばれる機材による音質改善を実感させられた。
より一層の「演奏の場にいるような雰囲気」を求める私にとって、２０１３年は、更なる展開を楽しみにしている。

現時点の「吾が愛器」
ＳＰ　　　　　：ＧＥＲＭＡＮ　ＰＨＹＳＩＫＳ　120ＨＲＳ-カーボン
ＳＰケーブル　：SPC−PA
ＭＡＰ　　　　：ＡＣＣＵＰＨＡＳＥ　Ａ３５
電源ケーブル　：ＡＣ−１．８ＰＡ
ＳＡＣＤＰＬ　：ＡＣＣＵＰＨＡＳＥ　ＤＰ６００（ＭＡＰにダイレクト接続）
ラインケーブル：ＸＬＲ−１．０ＰＡ?（１．４×１．８線材）
電源ケーブル　：ＡＣ−１．８ＰＡ
CS　Tuner　　：ソニーＤＳＴ−ＨＤ１（主としてクラシック音楽専用）
電源ケーブル：ＰＯＷＥＲ　ＳＴＡＮＤＡＲＤ　ＭＧ
その他　　　：導通向上クリーナー。RR-777

西方の人さん、こんばんは。

ECI-100並びにRR-777ご購入誠にありがとうございました。
双方とも効果が発揮されたようで嬉しい限りでございます。

ソフトを聴く楽しみが増したようで何よりでございます。
音が良くなった結果、音楽を聴くのが楽しくなったというのが私にとっても一番嬉しい事です。
SACDの発売が減っているのは残念ですが、誠意のあるソフトメーカーからはまだまだ良質なSACDソフトが販売されるでしょう。

>「A.R社が、音質に大きな影響を与えるリスニングのルームの固有の共鳴周波数を減らす装置を開発した」初夢を見た。

正夢になるよう頑張ります。
でも実はRR-777を使用されたりケーブルやセッティング関係を弊社のもので揃えて行きますと、定在波やフラッターエコーなどルームアコースティックの問題と思われていたものが消え失せたりします。

今後も色々お試しになられて下頂けたら幸いです。