どうも、リモコン二刀流です。

初の自作オーディオアクセサリーです。
厳密には壁コンセントの交換を既にしているため、クラフト系としては2回目なのですが…

挑戦課題は、電源ケーブル！
線材は、POWER STANDARD−tripleC8800！
プラグとインレットはF社の無メッキ！

今までのケーブルは壁コンからそれほど高価ではないタップを経由して、S社の電源ケーブルでAVアンプを駆動していました。
今回は、このアンプ用のケーブルを交換したいと思います。
本来なら上流のユニバーサルBDプレイヤーのケーブルを変えるべきなのでしょうが、音声は同軸デジタルもしくはHDMI伝送なのでアンプを優先しました。



これが線材とプラグです。
プラグを買ったのは初めてです。あまりの高さに驚きました。２つで８０００円って！もう貴族の遊びですねｗ
もっと安いプラグで圧着式のものもありましたが、今後のグレードアップを考えてネジ止め式の本器を選びました。



プラグとインレットをバラした状態です。
もっと複雑な構造かと思っていたら意外にシンプルです。
説明書が入っていないのも理解できました。



POWER STANDARD−tripleC8800のシースはプラモ用のニッパーで丁寧に切って剥がします。
銅箔は末端加工がし難くなるので剥がします。緩衝材の天然綿はそのままにしました。



プラグの差し込み穴を覗き込んでだいたいの目星を付けたら、1センチほど絶縁被覆を剥きます。ケーブルストリッパーが大活躍しました。
スイッチとかコンセントならストリップゲージがあって、どのくらい長さを剥けばいいか分かるのですが、付いてなくて不親切だなと思いました。
電気工事士の資格を保有しているので、その辺気になります。



買ってきたばかりの導通向上クリーナーをプラグとインレットのネジ止め内部にスプレー。
ブレードにもスプレー。インレット内部のブレード受けにもスプレー。
比較対象のS社のケーブルにも適用しました。



まずはプラグ側。
Nに黒、Lに白を差し込んだのはわざとです。
反対側も同様にしました。
今思うと、アース線は切り落としておけば良かったかも……。



次にインレット側……ってやっちまった！！

バックシェルを差し込む前に芯線をネジ止めしちゃったよ！
よくあるよね。。。　こういううっかりミス。（苦笑）



バラしてもう一度トライ。
無事完成しました。


初挑戦でしたが、1時間で完成。
もっと苦戦すると思っていただけにホッとしました。
F社のプラグの設計が優れていたお陰かも知れません。
実に作業がやりやすかったです。

POWER STANDARD−tripleC8800も特に不便は感じないケーブルでストレスフリーであったことを付け加えておきます。



また後日、この２本の音質比較を行いたいと思います。（２４時間以上待ってから）
自分で作ったケーブルなのでもうワクワクが止まりません！

こんばんは、リモコン二刀流です。

導通向上クリーナーを使ってから1日経過しましたので音質面を報告します。

S社の16000円くらいのケーブル（販売終了済み）で感じていた、あるいはケーブル交換後に気付いた点は以下の通りです。

【S社音質傾向】
・高域がガサつく、良く言えば派手
・中域の甘さ、ボリューム感
・キレやスピード感にやや難あり

これを今回自作したアコリバケーブルに替えてみると……

【tripleC8800　フルテック無メッキエディション】
・帯域バランスが極めて自然に変化
・音のフォーカスがきちんと合って、楽器のディテールがしっかり立っている
・音場感が格段にパワーアップ。奥行きがグッと広がってミックスの意図がより正確に再現されてる感じ
・S/N比が向上、静寂から立ち上がり、余韻の消え際の繊細さアップ
・ちょっと音圧は下がった印象だが、その分躍動感が向上

※繋いだ（剥いた）直後ということもあって、音がやや硬く、高域が華やいでいます。しばらく使用して様子を見ます。


実は、前回組み立てた際に方向を間違ってました（汗
管理人Kさんに用意頂いたPOWER STANDARD−tripleC8800には、方向性の矢印が描いてあり、まったく無視して取り付けていました……
これを修正するついでにアース線を切って、残り線は緩衝材の綿に紛れさせておきました。
コンセントにアースは来てないのですが、他の機器とループするとマズいかなと。
結果として、音場の透明感が少し改善した気がしました。


今回は3万円を切る値段で、電源ケーブルを初自作。
驚異的な音質向上を実感できとても驚いています。

S社のケーブルに何万円上乗せしたらこのくらいの音が出るのだろうか……
想像するのも恐ろしいですｗ

音楽の真の姿に近づいた気がしました。
アコリバのケーブルは初の挑戦になりますが、すっかり魅力に取り憑かれてしまいました。

ありがとうございました！

リモコン二刀流さん
おはようございます

初の電顕ケーブルの自作お疲れ様でした。
比較的少ない投資でグレードの高いケーブルを手に入れられるという事で、電源ケーブルの自作をするオーディオファンはおられますが、簡単な作業とは言え、一歩間違うと思わぬ事故にもなり兼ねませんので、十分な注意と知識が必要ですね。
電気工事士の資格をお持ちのリモコン二刀流さんでも緊張感をもって作業されているくらいですから。

流石に手際が良く、仕上がりも綺麗ですね。
最初の投稿を拝見した時、ケーブルの方向性が気になりましたが、その点もしっかり確認されたようで安心しました。
ところで、「ニュートラルに黒、ライブに白」を繋いだのにはどの様な理由からでしょうか？
音質的に何か有利な事があるのでしょうか？

無メッキのインレットとプラグを使用されたこともあり、POWER STANDARD−tripleC8800の持つ素性の良さがそのままご感想に表れているように思います。
市場には高額な電源ケーブルが沢山ありますが、果たして本当にそれだけの価値がるのか疑問に思うものも少なくありません。
どんな電源ケーブルでも繋ぎ変えれば音は変わります。
自作の電源ケーブルは、自分の好みの組み合わせで製作できるという点では有利ですが、完成度という点では製品には劣ります。
しかし、大して音も良くならない製品を購入するなら、アコリバの切り売り電源ケーブルを使って自作した方がはるかに満足度は高いでしょうね。

zappa1993さん


レスありがとうございます！

Nに黒、Lに白を繋ぎましたが、方向性を入れ替えるときに逆にしました。
ケーブルの内部配置的に、どうしても片方は黒と白をクロスしてネジ止めに差し込まなければならず、最初のときは勢いで逆にしちゃったんですよね。
特に音質面のメリットはありません。
電気工事的に逆なのは分かっていましたが、両方を揃えれば電気的に問題ないと思いまして。

無メッキを利用したのは、安いというのと、メッキの色付けを避けたかったからです。
ただ、酸化してくると思うので、適時ECI-100でケアしたいと思います。

いや〜、ホントにzappa1993さんの仰るとおりで例え10万弱払ったとしてもアコリバの素直すぎるこの実直な音は出てこないと思います。
素材と構造が「何も引かない、加えない」の方向性でまとめられてるわけで、ホントにそのままの音でしたね。
今までのケーブルがいかに音が変わっていたかを思い知りました。

リモコン二刀流さん
おはようございます

お返事ありがとうございます。
確かアコリバのケーブルはニュートラルに白、ライブに黒を繋ぐことで方向性が合うように作られていたと思いましたので、質問させていただいた次第です。
（間違っていたらすみません）

自作ケーブルは愛着があって良いですね。
きっと今頃はエージングが進んで、更に良い音になっていると想像いたします。
他にはないPC-tripleC電源ケーブル愛用されてください

zappa1993 さん

こんばんは、リモコン二刀流です。

レス遅くなりすみません。

＞アコリバのケーブルはニュートラルに白、ライブに黒を繋ぐことで方向性が合うように作られていた
ケーブルの方向性は、前レスで書いたとおり修正時に揃えましたが、まさか黒白の繋ぎ方まで細かく指針が作られていたとは。
白がNだとか、説明書きを添えるまでもなく常識とも言えます。
横着しちゃいけませんね。

＞今頃はエージングが進んで、更に良い音になっている
ヤバいっす！
高域が煌びやかで全体的に固めだった音がほぐれてナチュラルなバランスになりました。
至福の時ですね。た、たまらない！
こんな感覚をLINEもSPも適用されている猛者の皆さんが羨ましすぎます。