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   [03-01. AC電源関連]電源BOX RTP absoluteシリーズ / YTP-Rシリーズ
     RTP-2 absolute導入にいたる心境変化
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投稿者 スレッド
メリメロ
投稿日時: 2022/2/8 23:24
半人前
登録日: 2019/5/14
居住地:
投稿: 38
RTP-2 absolute導入にいたる心境変化
メリメロです。
表題の通りです。ごく最近のことですが、心境変化がありました。

我が家の電源関連は、昨年秋に貴陽石処理をしていただいた電源ケーブルPower Standard +従来のYTP-6の組み合わせを基本としていて、ごくフツーの音楽ファンとしては、これで十分だろうと思っていました。

それなのにどういうわけか、新年早々、RTP absoluteの貸し出しをお願いしてしまいました。二口のものにしたのは、パワーおよびプリアンプ専用にと考えたからです。お借りしたものは新品、おまけに貴陽石処理がなされたものでした。至れり尽くせりです。一聴してノックアウトです。即座に購入を決断という流れでした。

以下は、心境変化に関係する経緯です。

コロナ禍で来日演奏家のコンサートが次々と中止になり、エリーナ・ガランチャやキアロスクーロ四重奏団をはじめとして、楽しみにしていた公演がすべて取りやめになりました。多分その影響なのでしょうが、LPで昔の演奏を聴くよりも、PC音源をもとに今の演奏を聴くことが増えました。二年ほど前までの当方の音楽ライフの中身はコンサート40%、LP30%、残りの30%はPC音源、FM放送、インターネットラジオ、CDなどでしたが、コンサートに出かけなくなった分、PC音源を聴く機会が増えた計算です。こうして我が家をウィグモア・ホールや王子ホールに見立てて音楽を聴くようになリました。

室内楽ばかり聞くようになったのは、Power StandardとYTPの組み合わせによって、ほぼ目の前で演奏している実感が得られるようになった影響もあるのだと思います。等身大の音楽というわけですが、関心の対象もアナログ時代の演奏録音から、90年代以降のものにシフトしました。以前はピリオド楽器の演奏だと、どこかカサカサして聞こえていたのが、みずみずしく聞こえ始め、それとともに、これ以上の進化=深化が生じるとどうなるのかという興味も湧いてきました。

RTP-2 absoluteは自分がこれまで導入したAcoustic Revive製品の中でも、深い満足を覚えるという点ではダントツです。周辺をうろうろしていたのが、いよいよ本丸に近づいた感じです。聞き始めて二週間ですが、何よりも音楽が自然に聞こえ、その躍動感、そして空間にしなやかに立ち上がる響きの立体的な感覚にハッとすることが増えました。

王子ホールでのキアロスクーロ四重奏団の演奏会はオミクロンのせいでまたしても中止になってしまいましたが、その埋め合わせに、ベートーヴェンの「セリオーソ」を入れたデビュー盤から始めて、PC音源を色々聞き直しています。「セリオーソ」をFM放送で最初に聴いた時はノンヴィブラート奏法の切り込みの鋭さに驚き、どちらかといえばアグレッシブな音塊をぶつける挑戦と受け止めていましたが、こうして聴き直してみると、多様な音色の追求、ミクロの表情変化に自然と注意が向かいます。昨年出たベートーヴェンの四重奏の全曲演奏の1回目のアルバムに収められた作品18 第一番のアダージョ楽章も印象的でした。ロミオとジュリエットの墓場の場面にインスピレーションを得たといわれ、メロドラマ的に、あるいは演歌のように聴かせることだってできそうな楽章ですが、モチーフを細分化し、ぎりぎりのピアニシモ表現に迫る一方、思いっきりフォルテシモの強奏に転じる彼らの演奏だと、まるで現代曲のように聞こえます。やはりRTP-2 asboluteは必要不可欠と感じる瞬間です。

その一方で、我が家の装置に潜在する弱点が明確になるということがあるのかもしれません。ガランチャのザルツブルク・コンサートなど、最新録音なのに、とくにリュッケルト歌曲集の最後の曲(この曲についてはジャネット・ベイカーの絶唱が忘れらませんが)は木管は綺麗に聞こえるのに、出だしの声、途中ヴァイオリン独奏が絡む部分などは、輪郭が滲んだり、ザラザラしたりして、もう一つ綺麗に聞こえてきません。

昨年夏にウィーン・フィルをバックにしてこの曲を歌うコンサート映像はYouTubeで見ることができます。DGレーベルによるパンデミック云々の解説もついてますが、困難に立ち向うかのような彼女の立ち姿はこのうえなくノーブルです。十数年前に彼女がパリのシャンゼリゼ劇場でロッシーニの『チェネレントラ』の主役を演じた舞台を見たことがありますが、計算してみるとあの時の彼女はまだ二十歳になっておらず、まったくの無名だったはず(でも圧倒的に輝いていました)。こちらもRTP absoluteというしっかりした土台を得たわけですから、ガランチャが成長を遂げ、威厳あるj立ち姿を見せるようになったのに相応しい響きが得られるよう、なんとか弱点を克服する工夫をしてみなければなりません。

BelCanto
投稿日時: 2022/2/9 21:27
一人前
登録日: 2021/7/20
居住地:
投稿: 139
Re: RTP-2 absolute導入にいたる心境変化
メリメロさん、会員の皆様 こんばんは🌙😃❗

はじめまして、BelCantoと申します(記憶違いでしたらすみません💦)


まずは、RTP-absolute導入おめでとうございます♪

拙宅でも是非導入をと考えていますが、一気に機材を揃えすぎたので、すこしばかり二の足を踏んでいる自分がいます。

アコリバは確かにコスパ重視モデルでも大変優れていますが、さらにその上のモデルは究極の名に相応しい素晴らしい品質を誇るものですよね🎵

自分のシステムにもいつかは!!と夢見てボーナスの時期が待ち遠しいです。


また、メリメロさんはクラシックに大変造詣が深いという事で、オススメの音源などありましたら、是非ご紹介頂けると嬉しいです。

これからもよろしくお願いいたします🎶
メリメロ
投稿日時: 2022/2/10 15:34
半人前
登録日: 2019/5/14
居住地:
投稿: 38
Re: RTP-2 absolute導入にいたる心境変化
メリメロです。
Bel Cantoさん、さっそくコメントいただきありがとうございます。

RTP absoluteの購入については、自分はすでに年金生活者(当然ボーナスなしの状態)であり、またアンプはもう30年近く使っているウエスギの真空管、スピーカーはSonus Faberの初代Electa Amatorで、それなりにメンテナンスはしていますが、古い機器ばかりだし、自分自身も同じく歳をとり、聴覚の衰えも歴然としてきた状態なのに、本当にこれを導入する意味があるのかどうか、疑念(とくに妻のそれ)がないわけではありませんでした。

いわば清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、思い切って導入した結果としては、自分はもちろんのこと、ウエスギ・アンプとSonus Faberも喜んでくれているのではないかという気がします。文字通り、響きのリヴァイヴです。アンプもスピーカーも思い切り元気に歌う機会を得たよろこびに浸っているようです。

あるいは我が家の場合、みんな上手に歳をとるにはどうすべきかを教えてくれる解決法をRTP absoluteが教えてくれたということなのかもしれません。アンプは何しろ昔のものなので電源ケーブルは着脱不可能な2Pプラグのもの、流石にこれではRTP absoluteと釣り合いが取れない気がして、蛮勇をふるい、プラグ部分をFURUTECHのもの(たぶんPower Standardに使われているのと同じもの)に付け替え、コードにはカーボンシールドのチューブCSFを被せてお迎えしました。今は亡きウエスギ兄弟もこれくらいの狼藉は許してくれるでしょう。

Bel Cantoさんは吹奏楽団をおやりになっているのですね(記憶違いだったらごめんなさい)。昨秋はショパン・コンクールのご投稿の欄にお邪魔させていただきました。今回書き忘れましたが、あれ以来You Tubeがわが音楽ライフの一角を占めるようになりました。コロナ禍もあって、演奏家にとってもYou Tubeが重要なメディアになりつつあるようですね。

昨日送られてきた古典四重奏団の会報を読んでいたら、興味深いことが書かれていました。音楽家の耳でもわからないケーブルの違いを聞き分ける録音エンジニア伊豫部さんに対する信頼があって録音の仕事が成り立つという話がそのひとつ。昨秋のショパン・コンクールで一躍有名になったFazioliピアノの専属調律師越智晃さんもそうですが、我らが管理人Kさんも、何千人に一人、あるいは何万人に一人くらいの特別な耳をお持ちのはずで、そこにAcoustic Reviveの強みがあるのではないかと思います。RTP absoluteはオーディオファンのみならず広く音楽ファン向けのものと確信するゆえんです。

同じくこの会報には、バッハの「フーガの技法」などをリリースしたレコード会社(イーストワークス・エンタテインメント)の社長である守崎さんから「グルーヴ感のあるバンド」と評されたことが紹介されていました。なるほどと思いました。「古典」だとか、「四重奏」というと堅苦しい印象ですが、そうじゃないんですね。

弦楽四重奏の分野では、エベーヌ四重奏団はすでにベテランですが、キアロスクーロ四重奏団、ハンソン四重奏団など、「グルーブ感のあるバンド」が続々と登場しています。知り合いの息子が第一ヴァイオリンを弾いているので、贔屓の引き倒しと言われる危険もありますが、その中でもっとも若いハンソン四重奏団がリゲティやハイドンを生き生きと演奏する数分程度のプロモーション映像がYou Tubeにアップされているので、お時間あるときにご覧になっていただければ嬉しいです(quatuor Hansonで検索ください)。
BelCanto
投稿日時: 2022/2/11 23:11
一人前
登録日: 2021/7/20
居住地:
投稿: 139
Re: RTP-2 absolute導入にいたる心境変化
メリメロさん、会員の皆様 こんばんは♪

早速暖かいレスポンスいただきありがとうございます!

タップ刷新にあたり、アンプの電源ケーブルもプラグとシールドをするだけで大きく進化するのですね🎵

タップ導入も素晴らしいですが、古くからの相棒をさらに躍進を遂げたことだと思います。

当方は仰る通り、吹奏楽団でトランペットを吹いています。
しかしながらキアロスクーロの来日公演同様、練習は中止で悲しいです。

しかし、自分には素敵な音楽があるという事で逆にCDを買い漁って色々と聴く日々で忙しくなってきました😆

実はコロナ禍でyoutubeを本格的に始められた音楽家って多いですよね🎵
また、youtubeにはかなり多くの音源を聴くことができるので、最近ではCDを購入する前に試聴で使ったりと、色々と活用させてもらっています。

一流の音楽家は素晴らしい感性をお持ちですが、石黒社長もその例外ではありませんよね。
ケーブルについても様々な視点で熟知していながら、その音質を築き上げるのは並大抵の判断力ではできません。
当方も心から尊敬しております。
その情熱×感性×判断力で造り出されるアコリバの製品群は流石だなと感心する日々です。


ご紹介いただいた3つの四重奏団をyoutubeにて試聴させていただきました。

エベーヌは流石ベテランと言いますか、一つ一つの音が非常に色彩豊かな表現を奏でており、バランスは完成度高く、音は伸びやかで、円熟した大人の余裕を感じさせる演奏でした。
個人的にはこのバンドが一番聴いていて好みでした。

ハンソンはやはりエベーヌ程の円熟した演奏とは言えないものの、非常にバランス良く、躍動感に溢れていて思わず楽しくて笑顔になる演奏だと思います。
若いゆえにパッションのぶつかり具合がとても楽しいです。

キアロスクーロはエベーヌとハンソンを足して2で割ったような演奏で、ハンソンより大人の余韻を感じさせながらも、エベーヌより躍動感ある演奏で、こちらも素晴らしい演奏でした。

四重奏のようなアンサンブルは実は大変難しく、一人だけが上手くてもバランス悪くなり、この調和を整えるには相当なコミュニケーションスキルが求められます。

ご紹介いただいた楽団はいずれも本当に素晴らしいものばかりでした。

自分が普段聴かない音楽をご紹介頂けると、さらに見識が深まって素晴らしいですね❣️

これからもよろしくお願いいたします🎶
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