先輩の皆様におかれましては「今さら？」というお話ですが、19000円のアコリバ電源ケーブルのクオリティに驚いて、開いた口が塞がらない！というご報告です。

◾ケーブルのこだわりは卒業？
20年程前までは、高額なケーブルを使用していたこともありましたが、それ以降は、主に業務用ケーブルの中から、出来るだけ帯域バランスがフラットと感じるものを選んで使用してきました。
自分では、ケーブルにこだわるのは、卒業したつもりでした(笑)

◾代わりにこだわったこと
電源ケーブルにこだわるよりは、アンプの回路をシンプルにした方が効果的に違いない、と思い、B社にお願いしてアンプを何度も製作してもらいました。
信号系は、すべて業務用ケーブル(M社2497)で手配線されていて、例えばプリは、入出力ともに1系統で、セレクターはもとより電源スイッチさえなく、操作はボリュームだけという造りです。そしてプリ・パワーとも、電源ケーブルはプラグを回避して直結としています。
このため、RR -777、CS-3K、RHR-21の導入と、アコリバの虜となっても、ケーブルでお世話となることはありませんでした。

◾普通のSACDプレーヤーにS社の電源ケーブル
音源についても特殊な再生にこだわっていましたが、これに疲れて(笑)、7年程前にディスク再生に戻りました。
愛用しているSACDプレーヤーは普通のものですが、部屋が狭くてスペースを稼ぐため、電源ケーブルには、柔軟、かつ、プラグがモールド加工されているタイプを使っています。
それは、S社の24000円ほどのケーブルですが、システムの中で唯一のオーディオファン向け製品で、「見かけは平凡でも音質は10万円以上」との評判もあるケーブルです。

◾RR-777の電源強化にアコリバの廉価版ケーブル
RR-777の貴陽石チューンUP の効果が凄かったため、さらに電源強化を計画していますが、諸事情により、このために用意したケーブル : POWER STAGE SS-CP-3PRD-20 が先に届きました。
この製品については、管理人Kさんより「ミュージシャンやDJなどに向けた廉価版」とお聞きしております。

◾試しにSACDプレーヤーに繋いでみる
連休で時間もあっため、SACDプレーヤーを少し動かしてスペースを作り、POWER STAGE に繋ぎ変えてみることとしました。
この2本のケーブル、価格には大きな違いはありません。S社製は、一部のオーディオファンから「高いコストパフォーマンス」と定評があるケーブル、一方で、アコリバ製は「オーディオファン向けでもない廉価版」です。
・・・果たしてどうなるか？

◾交換の結果
あまりにも驚いて、開いた口が塞がらない！！
オーディオルームで一人だったのが幸いで、しばらくは、間抜けな顔をしていたと思います。
・・・この20年のオーディオ人生、何をやってたんだろう？とも思うくらいのショックでした。

何もかもが「ストレート」で、滅茶苦茶、リアル！・・・思わず数時間、愛聴盤を無心になって聴き続けました。

特に、アコリバレーベルの佐藤俊介さんのバッハには釘付けとなり、普段、上げることのないレベルまで、ボリュームを上げて聴きました。
後に計ってみるとスマホの測定で90デシベルくらいでしたから、バイオリンを目の前で全力で弾いてもらうに近い音量かと思います。

◾ケーブルを戻してみると
そして、S社のケーブルに戻してみると、このボリュームで聴くのは辛い。高域が酷く歪んで、うるさいのです。
これまで個人的には「柔らかくてクセがなく、音場が広く、素晴らしいケーブル」と思っていましたが、それらが「撚り線」の使用による「ストランドジャンプ現象」だったのか？・・・と初めて気づいた次第です。

◾おわりに
繰り返しですが、POWER STAGE は、多くのオーディオファンの選択肢にも入らないであろう廉価版です。
この先を想像すると、アコリバの深遠な世界を恐ろしくも感じるとともに、アコリバの基礎技術は、本当に素晴らしい！と、改めて感心しております。

(※システムのバランスが崩れ、自分の目指す方向よりも音がタイトになっているため、ケーブルはこの後、一旦は元に戻して、予定通りRR-777に使用いたします。)

皆さん、おはようございます。
その後のご報告です。

先日、POWER STAGE のクオリティの高さに驚くとともに、「自分の目指している方向よりタイト」とお伝えしました。

しかし、数日聴いていたら、かなり印象が変わってきました。
気のせいでなければですが・・・今まで経験してきたケーブルよりも、エージングが必要なようです。

marronさん、こんにちは、

19000円のケーブルでも音の良さを体感できるアコリバさん、さすがですね！

marronさん
　 こんにちは。

おっしゃるようにエージングに時間を費やすることはオーディオには必須条件です。

アコリバのケーブル＆アクセサリーは高品位な録音現場でも活かされ、
それはクリアで解像度が高まり付帯音のないより自然な再現性を可能にしてくれる
のです。

その立体感とリアリティにおいて、ただ息を飲むばかりです。

ゆーすけさん

コメントありがとうございます。

アコリバの基礎技術は、本当にすごいと思います。
安価なものであっても、管理人Kさんが自分で使いたくないものは、製品化しないのだろうと思います。

RANZANさん

コメントありがとうございます。

エージングについては、わかっていたつもりだったのですが(笑)、今まで使っていたケーブルよりも、よりしっかりとする必要があるな〜と感じました。

また、「立体感とリアリティにおいて、ただ息を飲むばかり」というお言葉は、本当にその通りですね！

今後ともご教授の程、宜しくお願いいたします。