初めて書込させていただきます。
先日、管理人Ｋ様に自宅クリニックをしていただきましたscharaと申します。
私はオーディオ歴はそこそこ長いのですが、いたって普通の耳の持ち主であり、
あまり正確な表現はできませんが、ご報告させていただきます。

当方の現在のシステム構成は
CDP：CEC TL-51XR
PRI：LYRA AMPHION LINE
PWR：FLYINGMOLE DAD-M100 PRO ×２
SP ：SONUS FABER CREMONA
という一点豪華主義システムです。
ちなみに私がシステムに重視する事項は’気持ちよさ’です。
正直、定位とか位相とかよくわからないので好みの音楽がより気持ちよく
なったらOKって感じで調整しております。非常にアバウトです。

まず、最初にクリニック全体の流れを説明いたしますと
１．現状の音の確認
２．プリアンプのチューンUP
３．分電盤のチューンUP
４．SPセッティングの微調整

１．現状の音の確認
当然ですが、最初に現状の音をきいていただきました。
非常に緊張する一瞬であり、かなりのだめだしをされると予想しておりましたが、
意外にも「位相も定位もあってます。聞いていて気持ちいい音です。SPの位置もあってますよ。」
との評価をいただきました。
多分、昨晩気のきく小人が寝ている間にセッティングを直してくれたのだと思います。
もしくは、管理人Ｋ様のリップサービスでしょう。
とりあえず、セッティングはこのままで、唯一ノーマルであるプリアンプの
チューンUPを実施することになりました。

２．プリアンプのチューンUP
チューンUPの詳細は企業秘密だと思いますので結果だけご報告いたします。
一番はっきりした効果はアコースティック楽器の倍音？余韻？が増え、
音の消え際がより綺麗になりました。ボーカルの音像ははっきりしたので
余分な付帯音がついたのではなく、今まで埋もれていた情報が掘り起こされた正しい
変化だと思います。もちろん全体の質感もあがっております。

３．分電盤のチューンUP
分電盤については既に自分でいじってあり（GC16／水晶チップ／シルク等）、
有る程度の音質向上はしておりましたので、それ程の効果はないと
予想しておりましたが、実際にはかなりの効果がありました。
音の変化の方向性はプリアンプとほぼ同様でしたが、一聴した際の
インパクトはこちらの方が上かもしれません。
まったくのノーマル状態からであれば相当な音質向上が可能ではないでしょうか。
非常におすすめです。

４．SPセッティングの微調整
プリアンプと分電盤のチューンUPを経て、全体のレベルが向上いたしましたので、
SPの微調整をしていただきました。管理人Ｋ様がSPとリスニングポジションの間を移動すること
数回、数ミリ左右のSPの角度を内ぶりにしたところ、ボーカルの音像がよりはっきりし、
実在感が増しました。低音もより力強くなり、ぼやけていた部分が明確になり、
以前よりボリュームをあげられるようになりました。

今回の一連のクリニックを経て、管理人Ｋ様の技術力の高さを再認識したのは
もちろんですが、それ以上に人間性の高さを感じました。
クリニック中の普通の会話が非常に楽しく、人間としての懐の深さを感じました。
まさに「オーディオは人なり」ですね。

今後ともご指導の程よろしく御願い致します。