メイン [00-01]ACOUSTIC REVIVE全般 BBEユニットを超えた生々しさ(リアリティエンハンサー+RGC-24K) | 投稿するにはまず登録を |
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投稿者 | スレッド |
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ノクチュア | 投稿日時: 2024/1/13 14:38 |
新米 登録日: 2024/1/11 居住地: 投稿: 7 |
BBEユニットを超えた生々しさ(リアリティエンハンサー+RGC-24K) フォーラムへの登録、ありがとうございます。
リアリティエンハンサー「RET-XLR」を1ペア、DACへ導入しました。 <テスト環境> Streamer:RUT-1K、RLT-1K、IP-2Q、USB-1.0SP-TC(→DAC) DAC:RGC-24K、BSIP-2Q、*RET-XLR x2 USB含め、給電はアイソレーショントランスから、ACケーブルは POWER STANDARD TripleC-FM-K POWER STANDARD-TripleC8800+プラグFI-48M NCF(Ag) にしました。 【RET-XLRの導入】 先に導入していたRGC-24Kの馴らし(正弦波、ピンクノイズの再生ループ) が50時間を超え、次第に広い音場、適切な定位、タイトな輪郭音、 ライブ寄りの臨場感と育ってきて、そろそろ、進化も限界点が見えてきた ・・・そう思っていました。 まずは、RET-XLRを1個投入します。 RGC-24Kの奥行きある立体的音響により生まれていた、ゆとりある音空間 を活かすかのように、演者、楽器の量感が一気に増しました。 次に、さらにRET-XLRを1つ増やし(1ペア 2個)にし、 1+1=2の効果を期待しつつ、チェアーに腰を下ろします・・・ 演者の実在感、演奏の躍動感が、1+1=2に収まらず、別次元になりました。 じっくり分析すると、今までのアイテム導入で次第に増えていた楽器や演者の 発する音階と、その(ノイズ起因ではなく録音されている本来の)附帯音が、 連続性・繋がりのある一体感ある音として再現されており、音に芯が生まれ、 実在感がマシマシになっています。これが位相の補正効果でしょうか。 第一印象は、BBEを超えた生々しさ。BBEも位相ズレの補正処理でしたね。 小中学生の頃、AIWAが民生機に転用したBBE(PAではまだ現役)の質感に 度肝を抜かれましたが、リアリティエンハンサーは、BBEユニットと違って、 スポイルされる音域や歪みはなく、音の焦点がピシっと合っており、 ダイナミックレンジが拡張されたように感じます。 リアリティエンハンサーを増やすと、細かく分析するのが馬鹿らしくなるほど、 生命感ある音に纏まり、録音された音源からこれでもかと旨みが抽出焙煎され、 音楽としてのグレードが跳ね上がるようです。 機器の一部をPC-TripleC/EX化することで、グレードアップしたかのような 再生音になるという表現は、まさにその通り。 プリアンプで、INよりOUT、RECOUTよりPREOUTの方が効きが強かった という話を聞くと、増設する端子がその機器の回路と密接であればあるほど、 その効果は高そうです。 私の場合、BSIP-2Qも意外と効果があったので(静寂で低音が沈み、タイト)、 ここをRES-XLRにすると、さらに良くなるかもしれません。 最後に、純粋にRET-XLRとRGC-24Kの効果だけを確認するため、同じDAC 経由のCDT(Wadia WT3200)に切替えてみました。 CDM1スイングアームの奏でる、繊細で透明感・艶のある音色を残しつつ、 実在感が増したことで、全体的にエネルギッシュになり、像は天地、奥に 一層広がりを持ちました。 こちらも、入力ソースの持ち味を活かしつつ、細かな音までピントが合う ことで分離が良くなり、音量を上げても聴き疲れのないリスニング環境に 進化していました。 RGC-24Kが土台を固めることにより、エンハンサーの効果が最大化して いるのが判ります。 ちなみに、RGC-24K。 トランスとの位置関係で、音場の広さ・奥行き、定位、音の輪郭、臨場感を 微調整できるのが面白かったです。 最終的に、RGC-24K本体とDAC筐体間に3mm隙間を作り、DAC筐体下に 頭を出していた2つのトランス固定ねじに本体を接触させ、配置しました。 【導入後の音の変化】 RET-XLR:連続再生200時間経過 RGC-24K:連続再生250時間経過 エージングで一層、システムに馴染みました。さらに静寂性が高まり、 楽曲内のエンハンサーの効き方の強弱バランスが良くなりました。 当初は一律でエンハンサーが利いている感じでしたが、おおよそ50時間を 越えた辺りから、次第に入力の強弱に沿った利き方に変わってきました。 リアリティエンハンサーにより、次第に見えてきたのは、以下の3つ。 ・システム全体の穴 今回の導入は、ネットワークトラポ 及び DACのノイズ対策が主眼であり、 下流はSIP-8Q、IP-2Qに留めたため、エンハンサーの効果が上がるにつれ、 (低音の音数が異常に多いエレクトロニック系の一部の楽曲で)下流の 力不足を感じ、一層のPC-TripleC化が今後の課題となりました。 ・演奏の力量差 演奏、歌唱の細部まで再現できるようになるので、ジャンルによっては、 再生環境のノイズで今まで隠れていた演奏のアラは隠せなくなり、 ソースの良し悪しが明瞭になります。 ・録音・編集の質 質の低い録音・編集の楽曲は、そこまで効果を感じないかもしれません。 一方、古い録音であっても、力量の高い演奏は臨場感が高まります。 例えば、タモリさんが死ぬ前に聴きたいと挙げていた「スターダスト」では、 これ以上ない熱量のハンプトン御大のビブラフォン・ソロが聴けます。 【まとめ】 新品だったので、装着直後はBBEユニットの様な(中高音のエッジが立つ分、 低音が目立たない)印象を受けましたが、次第に音のエッジが滑らかになり、 システムに馴染んでいきました。そして最終的に低音域を含め、最適な効き方を するようになり、楽曲への没入感が高まっていきました。 真価を発揮するまで、ある程度時間を要しますが、得られる効果は大きく、 導入すると、無くてはならないコンポーネントになるでしょう。 レビューを参照するときは、再生時間も確認した方が良いかもしれません。 また、導入前に様々なレビューを確認しましたが、エンハンサーの効果を 実感された方々は、電源・ノイズ対策をされておりましたが、そうでない方は、 そこまでの効果を得られていないようでした。エンハンサーの効果を最大限 引き出すには、システムの下地作りも大切だと思います。 今の音色が気に入っていて、解像度、定位、実在感を上げる方向性で システムをグレードアップしたい場合、エンハンサーとRGC-24Kの 組合わせは、とてもコストパフォーマンスが高い選択肢といえます。 |
ノクチュア | 投稿日時: 2024/1/28 21:12 |
新米 登録日: 2024/1/11 居住地: 投稿: 7 |
「BSIP-2Q」を「RES-XLR」に交換しました DACのショートピン「BSIP-2Q」をリアリティエンハンサー「RES-XLR」に
交換しました。 【DACの空きポート】 ・XLR入力:BSIP-2Q →RES-XLR ・XLR出力:RET-XLR x 2 ・RCA入力:RGC-24K ・I2S(RJ45)入力:RLT-1K その数週間前、下流の力不足を補うため、以下のアイテムを導入しており、 今までより、効果の違いが判りやすい環境になりました。 ・SPケーブル:他社製→SPC-TripleC ・ACケーブル:MD-Kを2本(DACとパワーアンプに)。他はFM-K ・アンダーボード:他社製→ヒッコリーボード RHB-20 「RES-XLR」の馴らし運転が80時間を超えたところで、比較しました。 1)ショートピン「BSIP-2Q」の場合 低音が締まって、タイト。全く不満のない音です。 バスドラムを叩くキックペダルが心地よく、良い仕事をしています。 聞き流すにも、じっくり聴くにも向いています。 中古でしか入手できないのが、難点でしょうか。 2)リアリティエンハンサー「RES-XLR」に交換 DACに3個目のリアリティエンハンサーになります。 高音から低音まで、まだまだ抽出できる音があったのか、と驚きます。 各音の残響が一層リアルになり、管楽器では、空気を吹き込む際の 緩急がより分かり易く、鍵盤楽器や打楽器のアタックの勢いや余韻も、 かなり細かいところまで拾って、自然に再現してくれます。 ドルビーアトモスの様な実在感ある立体音響も磨きがかかり、最前列から (音源によっては舞台上で)聴いている感覚です。 リアリティエンハンサー、入力・出力の系統を揃えて導入すると効果が高い という、お話通りの結果になりました。 |
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