管理人K様

コメントをいただきありがとうございました。
私の861はいまのところヒューズが飛んだだけなので，まだ故障連鎖の入口にすぎないということでしょうね。コメントを読んで，これから先のことが気になり，代理店での修理は見合わせています。ところで，861の真空管をEL34に換装する改造ですが，できれば見積もりを取ってみたいと思っています。業者さんの連絡先などを教えていただけないでしょうか。
どうかよろしくお願い申し上げます。

めたるさん、ELPEAMANさん、皆様こんばんは。

EAR861濃厚でまったりした音色が魅力的ないいアンプですね。

真空管にTV管を採用したのも独創的ではありますが、TV管はパワーは稼げるものの回路設計によってはオーバーランに陥りやすい欠点もあります。
861はどうもTV管をそのまま使用しているとオーバーランを起こしやすいようで、めたるさんもELPEAMANさんも同じ症状だったように当初はフューズが頻繁に飛ぶようになり、症状が進むと今度は他の箇所に不具合が生じてしまうようです。
こちらの修理業者では真空管をEL34に変更し、EL34に合わせて回路を若干変更するようです。
ELPEAMANさんも報告されている通り、この変更でEAR861の音質が大きく変わることはなく、861の音色的な持ち味はそのままに全体的なクオリティが向上するようです。
修理に関しては現在の代理店にて受け付けていますがTV管を大量にストックしているため修理は真空管の交換に留まると思います。
修理に出される際は上記の部分を伝えて、修理後も故障が頻発した場合は無償対応が可能かどうかの確認をされると宜しいかと思います。

ELPEAMAN様

ご回答いただきありがとうございました。
只今，例年のことながら年度末の喧騒に巻きこまれており，レスが遅くなってしまい申し訳ございませんでした。

ELPEAMAN様のコメントは，物足りないなどということはちっとも無く，実は大変興奮いたしました。
というのも，EL34の真空管に交換されたということをおうかがいしたからです。私は回路のことはちっとも分からないのですが，今回いろいろ勉強して，なんとか習得した頼りない知識で考えると，ELPEAMAN様がEL34へ交換されたという事実は，近い将来アンプが使えなくなるかも，という私の最大の悩みを解決しそうです。

８６１に元々ついていた球は，EL519系で，アンプの製造年によって搭載型番が違い，初期モデルにはEL519，その後互換球のPL519に変更，さらにEL509へと変遷したようです。これらは，おっしゃるとおり元々テレビ用の球（PL519はオーディオ重視との情報もありますが確認不足）で，アンプの発売された１９９７年頃には，安価でありふれた球だったようです。パラヴィチーニは，そのようなオーディオ用にはほぼ無名だった球をわざわざ使って，アンプを設計したそうです。しかし，オーディオ用にはEARでの採用が全てといって良いような状態であったため，本来の用途での需要の消滅に伴う球の生産終了後は，入手が極めて困難な球となってしまいました。当然，値段も高騰し，品質の良いものを入手するのも難しくなっているというのが現状です。私のアンプも，真空管交換が必要な時期なのですが，上記の理由から，今回はとにかく高額でも入手できたとしても，次の交換時期に本当に球を入手できるかとても心配でした。

ELPEAMAN様の８６１では，EL34に交換されたということは，EL34に交換可能な改造をされたということだと思います。そこで，私の心配が２点から解消したのです。一つはEL34向けの改造が可能なことが分かったことで，EL519系が無くなっても，それより入手し易いであろうEL34を使うことができるということ，つまり，球の入手困難によるアンプ使用の強制終了の可能性が無くなったことです。併せてもう一つは，EL34を使ってもこのアンプ本来のEARらしい音色を維持できることが分かったことです。大規模な修理をしても無駄にならないことが分かりましたので，今回の修理に前進できます。しかし新たな課題として，真空管の交換をEL519系でするか，改造を含めてEL34で行うかも考えなくてはならなくなりました。そして，やはりどこでしてもらうか・・・。ちょっとこれまでの経緯もあり複雑になります。球の切り替えについては，それはそれで不安もありますし・・。

私も８６１の音が大好きなのです。
良く表現されるような，EAR独特の豊潤な音色，特に中域の濃厚で艶っぽい音に惚れ込んで，９７年の購入以来使い続けてきました。今後も長く使っていきたいと思っております。
いろいろと考えて修理を進めて行きたいと思います。今後とものお力添え，どうかよろしくお願い申し上げます。

めたる　さま

真空管についてですが、交換しました。私はハードには詳しくないので、確かなことだけをお伝えします。

型番はＥＬ３４で、２ペア交換しました。前についていたのはテレビ用の管だったそうです（アンプ屋さん談）。聞いて目が点になりました。さらにその前についていたのはわかりません。その時は管とコンデンサーかな？を交換した記憶があります。
ついでに申し上げると、３回分の修理代が購入価格（中古で購入です、重ねまして）を上回りました。
しかし、ＥＡＲのこの音が好きなんです！
もう、当分故障することはないと思います。

物足りない回答になってしまったこと、お詫びいたします。

ELPEAMAN様

早速にご回答いただき有り難うございました。
代理店での修理について情報を得ることができ，たいへん有り難く思います。また，オーバーホールで，購入時よりも音が良くなっているとのこと，私のアンプも復活が期待できると希望が見出せて嬉しく思います。詳細についてはK様に問い合わせさせていただこうと思います。最後に１点教えてください。徹底的なチェックと修理を行われたと言うことですが，真空管の交換はされましたか？　このアンプに搭載の真空管は，どうも入手が困難のようで，その点が気がかりなのと，互換の球にした場合の音色の変化を気にしております。（現在は，EL519がついておりますが，EL519と PL519は生産終了で，EL509が比較的新しい互換球らしい。）
もしも，真空管を交換されておりましたら，音色の変化について，教えていただけると有り難いです。
どうかよろしくお願い申し上げます。

めたる　さま

ELPEAMANです。ＥＡＲ８６１をお使いですか。私のアンプのトラブルについては過去の書き込みをご覧いただいているかと思います。

ご質問の件にお答えいたします。
修理はめたるさんが書かれた代理店にお願いし、修理は取り次いでいる完実電機がしてくださいました。結果はお読みになったとおりです。
最後の修理はＫさんと相談し、地元のアンプ屋さんにお願いしました。ほぼオーバーホールといってよいほどチェック・修理してくれ、完璧な状態で戻ってきました。ただし、個人でやっているところなので時間がかかります。
昨年の５月に戻ってきて以降、素晴らしい音で鳴ってくれています。購入時（中古です）よりも音が良くなっています。
ということで、戻ってくるまでに時間がかかることを覚悟（？）していただければ間違いなくベストな状態にしてくれることと思います。
このアンプ屋さんの詳細につきましては、直接Ｋさんに問い合わせていただければと思います。

ELPEAMAN様
管理人Ｋ様
zappa1993様

はじめまして。
新規登録のめたるといいます。
よろしくお願いいたします。

教えていただきたいことがあり投稿させていただきました。
実は私もＥＡＲ８６１を使用しておりますが，先日ヒューズが飛び，交換してもまたすぐ飛ぶような状態になり，修理が必要な重篤な故障であることが濃厚です。そこで，ここ数週間，どこで修理してもらうかについて相当に悩んでおります。９７年の購入品なので，調べるといろいろと悪いところが出てくることは明らかで，どこまでオーバーホールするかといった難しい問題も発生することが予想されます。そこで，信頼できる技術者にお願いしたいのですが，地方に住んでいるために情報も少なく身近に相談できる人もいないのが現状です。ハインツ　アンド　カンパニー取り扱いの製品なので，そちらのサービスにお願いするのが順当でしょうが，どうもメーカーのサービスは部品交換に躊躇がないような傾向があるので二の足を踏んでいます。

そこで教えていただきたいのですが，ELPEAMAN様が最初の修理に出され，修理内容に失望されたのは，ハインツ　アンド　カンパニーのサービスでしょうか，あるいは，ヨシノトレーディングのサービスでしょうか，実は上記の理由でそれら輸入代理店の修理対応の状況についての情報が喉から手が出るほど欲しています。実際に出されてたのが，上記２者でない場合でも，そのあたり，ご存じでしたら是非ともご教示いただけると幸いです。また，はじめの修理先に失望された後に出されたところを教えていただけると大変ありがたく思います。
皆様どうかよろしくお願い申し上げます。

ELPEAMANさん
お返事ありがとうございます。

修理内容や、修理後の音の満足度を考えると、大切な機器の修理を金額だけで選ぶのは好ましくありませんね。
今回は信頼できる方に見ていただいて良かったですね。

＞また、実はアンプを受け取ったときに禁断の（？！）SPU Mono用のトランスを貸していただきました。Kさんからケーブルをお借りできたので、近日中に試聴しようと思っています。

トランスでどの様に音が変わるのか興味がありますので、試聴結果楽しみにしています。
くれぐれも禁断症状にならないようご注意ください

zappa1993 さん

早速の書き込みありがとうございます。

修理代金は結構かかりましたが、過去２回のものと比べると雲泥の差です。なにしろ、前回は修理して半年もたたないうちにダウンしましたから。本来だったら修理費用を返却してもらって然るべきかとも思いますが、波風を立てても面倒なので、信頼のおける方に依頼したのです。

また、実はアンプを受け取ったときに禁断の（？！）SPU Mono用のトランスを貸していただきました。Kさんからケーブルをお借りできたので、近日中に試聴しようと思っています。

ELPEAMANさん
おはようございます。

アンプの修理が終わったようで良かったですね。
確かアンプが修理中だと伺ったのが、昨年の夏前だったと思いますので、ずいぶん長くかかったのですね。
代りのアンプを借りておられたとは言え、流石に1年も愛用のアンプがない状態だとさぞ辛い事だったと思います。
でも、すべての思いを吹き飛ばしてくれるよう良い音に蘇ったようで、それが文面からも伝わってきます。

私も縁あってヴィンテージのパワーアンプを使っていますが、状態は常に気になります。
パーツの経年劣化は避けられませんし、何れは交換しなければいけない時が来るのは分かっているのですが、オリジナルパーツへの拘りもあり、どの様なリペアをすればよいのか結論を出せないでいます。
（抵抗を一つ交換しただけで、まだ故障した訳ではありませんが）
劣化したパーツをそのまま使うより、良質のパーツに交換した方が本来のアンプの性能を発揮するというのはよく分かる反面、違うパーツに変えたことによる音の変化も気になります。
中にはオーバーホールと称して、殆どのパーツを取り換えてしまうリペアマンもいるようですので、音だけでなく、懐にも大打撃です。
やはりELPEAMANさんが依頼されたようなアンプ屋さんに頼むのが一番かもしれませんね。