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投稿者 スレッド
zappa1993
投稿日時: 2012/4/22 10:47
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: これだけは聴こう!
皆さん

おはようございます
zappa1993です。

プログレッシヴ・ロック(プログレ)の名盤紹介としてBABAさんが立ち上げられたこのコーナーですが、プログレファンが少ないのかマニアック過ぎてついていけないのか分かりませんが、残念ながら他の方の書き込みがあまりありません。

想像ですが、キング・クリムゾンやピンク・フロイド、イエス、EL&P、ジェネシスといった大御所については、名前やアルバムをご存知の方も多いのではないでしょうか。
私もこれらのバンドは大好きで、プログレという音楽に触れるきっかけになったバンド達です。
プログレは音楽性が広く、国や時代、使われる楽器によって色んなスタイルの楽曲が存在します。
それが故にプログレファンは飽きずに次々と新しいバンドを発掘し、アルバムの数を増やしていくことになるのですが、一般の洋楽ファンにとっては、上記のようなメジャーなバンド以外のプログレに触れる機会が極端に少なく、全く見聞きしたことの無いようなバンドばかりだと思います。

今日はちょっと趣向を変えまして、プログレは好きだけれど奥が深すぎて入り込めない、どんなバンドをプログレと言うのか知りたいという方のために、プログレのディスクガイドを紹介させていただきます。

プログレッシヴ・ロックは、そのマニアックさとコアなファンが多いことから今までに数多くの関連本が出版されています。
これから書かせていただく書籍は、実際に私も購入し利用しているもので、個人的にはよくできたディスクガイドだと思いますので、自信を持って紹介させていただきます。

まず最初の3冊は、同じ出版社から出ているもので、Disc Collectionシリーズとして他の色んな音楽ジャンルについて出版されているディスクガイドの中の3冊です。
(各500枚紹介されています。何れも発行元はシンコーミュージック)

1. UK Progressive Rock – メインストリーム・エディション
2. UK Progressive Rock – アウトスタンディング・エディション

プログレを理解するのには、まずは何と言ってもイギリスの音楽(ブリティッシュ・ロック)から聴き始めるのが近道です。
実際にメジャーバンドの殆どはこのイギリスから生まれています。
1番の方はこれからプログレを聴き始める方や、ある程度聴いている方にお勧めできる内容で、メジャーなものから、準メジャーと思われるものまで幅広く紹介されています。
マニアック過ぎず易し過ぎないバランスが良いと思います。(一般の方から見れば十分マニアックだと思いますが・・・)

2番はカンタベリー、フォークロックと言われる細分化されたプログレアルバムを中心に紹介されています。
キング・クリムゾン、ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター関係はこちらの巻にまとめられています。
こちらも良いバランスの内容で、この2冊があれば英国のプログレは完璧で、あとは気に入ったバンドの紹介されていないアルバムを聴き進めればいいと思います

3. Euro Progressive Rock

プログレはイギリスで発展しただけではなく、ヨーロッパの諸外国でも優れたバンドが生まれ、ヨーロッパ全土に広がりました。
こちらはそのイギリス以外のヨーロッパ諸国のプログレについて書かれています。
イタリア、ドイツ、フランスの有名バンドの他に、北欧のバンドまで網羅されています。
こちらの中にも、イギリスのバンドと同列で語られる優れたバンドが沢山あり、その国名を指してイタリアン・プログレ等と呼ばれたりします。

4. Italian Progressive Rock

こちらはそのタイトル通り、イタリアのプログレについての紹介本です。
イギリス以外のヨーロッパの中で、特に人気があるのがこのイタリアのバンド群です。
PFM、Banco、New Trolls、Areaといったメジャーなバンドのアルバムが大きな写真と詳しい解説で100枚紹介されています。
プログレをはじめとする音楽情報誌の「ストレンジ・デイズ」から出ていますので内容もとても良いです。
イタリアだけで一冊の本が出来るほど、多くのバンドやアルバムが存在しますが、あまりにマニアック過ぎても実際に聴くことができるものは限られていますので、この程度のボリュームで丁度いいと思います。


以上、簡単ではありますが4冊の書籍を紹介させていただきました。
何れもプログレファンでないと手に取らないような書籍ですが、プログレに興味を持たれた方の道案内になれば幸いです

スペンサー&ホーク
投稿日時: 2012/4/17 16:21
長老
登録日: 2011/3/24
居住地:
投稿: 595
Re: これだけは聴こう!
BABAさん、Zappaさん
詳しい解説有難うございます。

リレイヤー聞かせていただきました。
プログレ好きでない者には、いつものプログレに聞こえます。
パトリック・モラーツのアルバムはサンバのリズムが心地よかったですね。
聴いているとリオの海岸から遥か彼方のアフリカが見えてきます。

>ロック・ミュージックの芸術性が

ロックは若さ、怒り、反権力の表現であると思っていましたので、芸術性とい
うのは意外でしたね。
芸術性を評価するロックもあったわけですね。不勉強でした。

「アーサー王と円卓の騎士たち」は残念ながらもうないようですね。

私が現在はこのTiroro ; The Haitian Drummerをよく聞いています。
http://sayur-itoshiro.no-blog.jp/nikki/2010/01/tiroro.html

あっ、プログレと全然関係有りませんでした。
お邪魔しました。
zappa1993
投稿日時: 2012/4/16 22:56
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: これだけは聴こう!
BABAさん

こんばんは
zappa1993です。

BABAさんが仰るように、プログレのアルバムは一部のマニアのものではなく、昔は多くの人に好んで聴かれていました。
決してコマーシャルな曲ではありませんし、一度聴いてすぐに理解できないものも多かったにもかかわらずです。
リックウェイクマンのソロが売れたのは、もちろんイエスの影響もあったでしょう。
しかし、それだけでは決して片づけられず、ロック・ミュージックの芸術性が広く受け入れられ、それらが称賛された時代があったということを忘れてはなりません。
アーティストの才能が花開き、すぐれた作品を残し、多くの人がそれらを楽しむという理想的な時代に生まれたアルバムは今聴いても決して古さを感じさせませんし、奇跡に近い名盤も数多くあります。
そんな作品群の多いことが、私がプログレに夢中になる理由なのかもしれません。
私も昨日は「ヘンリー八世の六人の妻」を久しぶりに楽しみました。
こんないい音で聴いたのは初めてです
本当に幸せを感じました。

ペール・ギュントの引用、私も一つ思いつきました。
Ritchie Blackmore'RainbowのStranger in Us Allに収録のHall of the Mountain Kingに出てきますね
BABA
投稿日時: 2012/4/16 22:02
常連
登録日: 2011/6/7
居住地:
投稿: 66
Re: これだけは聴こう!
バトンタッチするほど実際には詳しくはないのです。モラツも本当は1STしか持ってませんのでこの人については以上となります。
さて、ZAPPAさんお薦めのリックウェイクマン3部作ですが、今の商業ロックの対局でとにかく金と手間がふんだんにかけられた壮大という言葉を音楽にしたアルバムたちです。しかも「ヘンリー8世と6人の妻」が750万枚、「地底探検」が900万枚売れたという作る方も聴く方も文化にあふれた幸せな時代の産物なのです。「アーサー王と円卓の騎士達」をなんとか最高の音質で聴いてみたいという夢を抱きながらも、当時はこの世界(オーディオ界)のことなんかなにも分からないまま、ただ夢の一遍として聴いていたものでした。今は昔を思えば信じられないほど恵まれた環境で音楽を聴くことができるようになっています。今日は1日の疲れを癒すだけでなく遠い昔を思い出しながらもう一度「アーサー王と円卓の騎士達」を聴こうと思います。
蛇足。2ND「地底探検」はわっちーさんの大好きなペールギュントをもじった作品となっています。なぜかロック界ではペールギュントの引用が多くこの他にEGGの1ST,イタリア幻のBUON VECCHIO CHARLYIE(これ傑作)、はたまた故北村昌士率いるCANIS LUPAS,POP系でDEAF SCHOOLなどがあります。では。
zappa1993
投稿日時: 2012/4/14 22:08
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: これだけは聴こう!
スペンサー&ホークさん
皆さん

こんばんは
zappa1993です。

パトリック・モラーツのイエス在籍時のソロは、隠れた名盤として昔からことある毎に紹介されてきましたね。
実際に、ウェイクマンよりもシンセサイザーの扱いがうまく、常に新しものに挑戦していく姿勢が音に表れていると思います。
当時のアルバムとしてはとてもハイテクな録音で、今聴いても古臭さを感じないのも流石です。
久しぶりに聴いてみましたら、内容も在籍中のイエスに近くなかなか良いですね

モラーツといえば、イエスに加入する前に、エマーソンが抜けた後の元ナイスのメンバーとレフュジーを組んでいますが、これがまた素晴らしいアルバムです。
ウェイクマンでもなく、エマーソンでもない、まったく新たな個性を持ったキーボーディストとしてもっと注目されてもよかったのですが、幅広い音楽性が災いしてか、残念ながらプログレ畑でよく名前が出てくるのは1stソロぐらいです。
ビル・ブラッフォードとの活動等、色んな作品を残していますのでそれらを追ってみるのも面白いと思います。
詳しくは、BABAさんにバトンタッチします


私はもっとメジャーなアルバムを一枚紹介させていただきます。
先ほど名前が出たリック・ウェイクマンの1stソロ「ヘンリー八世の六人の妻」です。
これはイエス在籍中に製作されたもので、もう説明不要の名盤中の名盤ですね。
キーボード主体のロックとしては最も優れたアルバムの一つだと思います。
タイトル通りヘンリー八世の6人の妻を題材にした6曲を収録したコンセプトアルバムです。
何といっても次から次へと繰り出されるメロディがとてもクラシカルで美しく、何度聴いても決して飽きない曲構成も見事です。
これが気に入った方なら、3rdの「アーサー王と円卓の騎士たち」も対をなすようなアルバムで、きっと気に入っていただけると思います。
私なんかどの曲がどっちのアルバムだったか分からなくなったりします。
2ndの「地底探検」もジュールヴェルヌの小説をコンセプトにしたオーケストラ共演作で、なんと壮大でプログレッシブなんでしょう。

決してプログレファンでないと楽しめないようなアルバムではありませんので是非どうぞ。
BABA
投稿日時: 2012/4/12 21:27
常連
登録日: 2011/6/7
居住地:
投稿: 66
Re: これだけは聴こう!
スペンサー&ホークさんこんにちわ。
横道に逸れて話しがふくらんできましたねー。
ご紹介の2枚とも大愛聴盤ですよ。
パトリックモラツはエマーソンとウェイクマンの2人の後を継いだ人でこの1STソロアルバム、泥臭いとは正反対のすっきりさわやか系で40年近く前の製作とは思えない今風な音ですよね。感動のフィナーレに向けてぐいぐいと畳みかける、もろ上段に構えたシンフォニックロックの王道の1枚です。出来ればイエスのリレイヤーとセットで聴きましょう。ミニムーグのパッセージはほとんど一緒です。
トーキングヘッズはもちろんレコード屋のプログレコーナーでは売られてませんが、このあたりはほんのちょっと手をのばすと繋がってきちゃう領域ですよね。音質も良くオーディオ的にもお薦めの1枚。昔ベストヒットUSAのオープニングでダーっとジャケットが流れていく中でいつも目に止まるのが印象的でした。
では。
スペンサー&ホーク
投稿日時: 2012/4/12 18:04
長老
登録日: 2011/3/24
居住地:
投稿: 595
Re: これだけは聴こう!
BABAさんまじめまして、スペンサー&ホークと申します。
宜しくお願いいたします。

60,70年年代にRockを聞き青春を過ごした者です。
30年くらい音楽から遠ざかっていましたが、アコリバさんに目を覚まされ、音
楽に対する情熱が再燃しました。

投稿を読んでいて、お二人の熱い思いが伝わってきます。
ジェスロタル、キース・レルフの懐かしい名前も出てきますね。

私は基本的には泥臭いRockが好きなので、プログレは肌が合いませんが、プ
ログレ的なサウンドで好きだったのが、パトリック・モラーツのアルバムです。
レコードでよく聴きました。
http://www.amazon.co.jp/Story-I-Patrick-Moraz/dp/B0000072BD/ref=ntt_mus_ep_dpi_2

また、先進的ですごいなと思ったのは有名なトーキング・ヘッズのリメインラ
イトですね。
これらはブラジルやアフリカのリズムを取り入れて素晴らしいアルバムだと思
います。

音楽の好みは違いますが今後とも宜しくお願いします。
わっちー
投稿日時: 2012/4/12 1:28
長老
登録日: 2011/5/23
居住地:
投稿: 301
Re: これだけは聴こう!
BABAさん皆様こんばんは
今すぐレコード屋へ行ってもシャッター下りてますww
一先ず寝まして明日レコード屋に走りましょう!!
レコード屋さん妙に懐かしい響きですね・・

今風に言うと

今すぐアマゾンのURLへ飛べ!!

ってな感じですかね。。

プログレ魂、情熱に揺さぶられました!
ルネッサンス聴きたいですね、また近々家来てくれませんか?
またメールしますね、おやすみなさい
BABA
投稿日時: 2012/4/12 1:16
常連
登録日: 2011/6/7
居住地:
投稿: 66
Re: これだけは聴こう!
ルネッサンスは感動の1枚で紹介する1枚ですよ!とにかくこんな文化財をプログレファンだけにとどめておくのは実にもったいない。オーディオのセッティングなんかしてる前に買わなければならない1枚。今すぐレコード屋へ走れ!
zappa1993
投稿日時: 2012/4/12 0:42
長老
登録日: 2011/3/17
居住地:
投稿: 1916
Re: これだけは聴こう!
BABAさん
ELPEAMANさん

こんばんは
zappa1993です。

ELPEAMANさん初めまして。
プログレの定義は実に曖昧で、音楽スタイルも千差万別、国籍も多岐にわたっています。
ですから、プログレを知らない方に何か一枚を勧めるとなると悩んでしまいますね。
プログレッシヴ・ロックは一つの音楽ジャンル又はカテゴリーとして認識されていますが、実際にはジャンルを飛び越えた先進性や精神世界を持ったバンドの総称として語られるべきものです。
主にアルバムオリエンテッドな作風で、LP時代には片面1曲と言うのはザラにありました。
またジャケットを含めてアート志向が強く、私はプログレは芸術性の高いロックだと考えています。
昔の情報のない時代は、ジャケットと曲の長さで名前も聞いたことがない異国のアルバムを買ったものです


BABAさん
CONCERTO GUROSSO LIVE聴かれましたか。
実にいいライブだと思いませんか
本当はヴィットリオ名義のアルバムですが、トロルスとして流通しています。
誰もがこの名曲のオーケストラ共演を夢見たと思いますので、30年の時を経てそれが実現したのですから感動も一塩だったでしょう。
実際に演奏も良く、1と2の繋がりも全然違和感がありません。
やはりイタリアのバンドらしく、どこかエンリコ・モリコーネを思わせるメロディが美しいですね。
昨晩トロルスのライブDVDを見ました。
これはイタリアでシューティングされた野外ライブで、美しい街の風景にすっかり溶け込んでいます。
驚くのはその観客の客層で、中年層を中心に普通の市民たちが音楽を楽しんでいるのが良く分かります。
プログレであれ、外国の方はそういったことを全然意識せずに音楽を楽しまれるところがあります。
良い音楽だから聴く ただそれだけなのです。
とても素敵なことだと思いませんか?
海外のライブを見ると音楽の楽しみ方が日本と違うことが良く分かりますね。
このDVDは先のLIVE CDより後のもので、怪我で引退していたニコも参加しています。
こちらも小編成のオーケストラとの共演で、CONCERTO GUROSSOの1と2、更に2000年に入ってから突如発売された3を含む3部作が演奏されています。
若いミュージシャンが入っていることもあり、へヴィでスリリングな演奏が楽しめます。

>NEW TROLLSではATOMIC SYSTEMの1曲目、UTの最後の曲、IBISのA面組曲が特に好きです。

分かります。
決してCONCERTO GUROSSOだけで語られるべきバンドではありませんし、ROCK色が増したものや、分裂したIBISも非常にクオリティが高い内容だと思います。


最後に、プログレ色は薄いですが多くの方に聴いていただきたい私のお勧めを書かせていただきます。

Renaissance(ルネッサンス)/ Scheherazade(シェラザード)
有名なバンドですからご存知の方も多いと思います。
もともとはヤードバーズのキース・レルフが中心になって始まったバンドですが、メンバー総入れ替え後の第2期が私がお勧めするルネッサンスです。
何といってもアニー・ハズラムの美しいボーカルに尽きるでしょう。
これ程聴く者を虜にするボーカルも数少ないのではないでしょうか。
日本では、Ashes Are BurningやNovellaを代表作とされる方もありますが、コンセプトアルバムであり、プログレ色が強いこの作品が一番のお勧めです。
私の好きなOcean Gypsyも入っています。

「これだけは聴こう!」
BABAさんのタイトルにピッタリなアルバムだと思います

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