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   [02-02. シングルコアケーブルシリーズ]ヘッドフォンリケーブル
     (7)RHC-2.5HE-B-SF試聴報告
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投稿者 スレッド
ハマダ
投稿日時: 2012/10/11 13:23
長老
登録日: 2010/3/5
居住地: 群馬県
投稿: 773
Re: (7)RHC-2.5HE-B-SF試聴報告
tomoyukiさん こんにちわ!

物凄いレポート、 細かな解説に まさに脱帽です!m(__)m

tomoyukiさんのレポートなどは いつも楽しみにしております
ただ 僕の頭がアホなので 上手くレスできないんですけど(滝汗)(>_<)

これからも楽しみにしてますね(^^)/
tomoyuki
投稿日時: 2012/10/11 1:27
新米
登録日: 2011/5/27
居住地: 愛媛県
投稿: 17
(7)RHC-2.5HE-B-SF試聴報告
今回はRCA-1.0PA、USB-1.0SP、RHC-2.5HE-B、LAN-1.0PA&RLI-1、RUI-1、USB-1.0SPSに続いて第7回目の試聴報告です。

リニューアル前はUSB-1.0SPと同じくケーブルが硬く、 取り回しに閉口していました。
USBケーブルは一旦設置してしまえばその存在は無いも同然なので、導入時にのみ難儀する硬さでした。
それに対し、ヘッドホンリケーブルは鑑賞を始め音楽の世界に浸る迄終始体に触れており、現実に引き戻される一因であったことは否めず、一種の諦念を以て再生ボタンを押していました。
ケーブルの硬さを甘受し、別次元のモノとして捉える。
硬いケーブルに逐一意識を散らすのではなく、偶発する接触を含めて鑑賞である
そう自己暗示をかけざるを得なかったのです。
すると、今回リニューアルに拠る音質の向上に伴い、ケーブル自体は柔軟になり扱い易くなりましたが、最早ケーブルの硬さに違和感が無くなっていた事に気が付きました。
今回の改良に驚いたからこそ、「硬さ」との格闘も徒骨ではなかったようです。
ただ、本製品に交換してからというもの、操作性が上がったのは嬉しいことなのに、やけに以前の「硬さ」が恋しい。
自己暗示のせいで「硬さ」がないと物足りなくなったのかと自らの感性を疑い始めたところでした。
安心しました、原因が見つかって。
その原因をお話する前に、まず先に音楽的な感想を。

今回の素材の変更で伝送スピードが向上したとか。
成程その通りで、テンポは変わらない筈なのにロックや応援ソング等は更に疾走感を増して心を踊らせます。
歌手の声や楽器の音から味わいのある微妙な震えが生まれますが、暈けて聞こえるのではなく震えを震えそのものとして認知出来ます。
全体的に音の密度は薄くなった印象ですが、バックの打込みは存在感を増し、生の音との感覚的な差は縮まってきました。
感覚的に「一定」水準以上の開放感と描写力、そして改良前は不足していた中低音の「自然な」張り出しを実現しています。
ただ、依然として聞き手に耳を澄ませる事を「強要」するような音では説得力を持って迫って来ないのです。
自然と音に満たされていくといった感覚には程遠く、耳を澄ませないといけない。
また、電源等他にも改善すべき環境は溢れていますが、アコリバの志向性として電源周りとヘッドホンリケーブルの役割は異なるように思えます。
POWERR REFERENCEや電源BOXは音質の別の側面を強化するような印象です。
その一方、HD800はヘッドホン(スピーカー)の存在が消えて音楽だけが全方位から攻めてくるような臨場感、音場の広さを醸成する力を単体で秘めていると思います。
ですから、リケーブルの導入のみでHD800のそういったポテンシャルが発揮されることを期待しつつも、以前は奥に抑圧されていた音が解放され自由を得たことが逆に「物足りなさ」を感じさせ、自然でありつつ躍然たらしめるにはもう一歩という感じでした。

同じくリニューアルしたUSB-1.0SPSを合わせると、各々の傑出した点を昇華させて音場が更に広く感じますが、上記の「物足りなさ」は変わらないままです。
抽象的で申し訳ないのですが図を用いて表すと
USB-1.0SPSは       
ーーーーーーーーー  ⤴
広い   ➱➱➱➱フワフワ → (音が遠い所で発せられ宙ぶらりんで到達)
ーーーーーーーーー  ⤵
                              

RHC-2.5HE-B-SFは          
          /
ーーーーーーーー / ⇗  (音は近いが耳元で拡張される) 
ーーーーーーーー \ ⇘
狭い        \              

USB-1.0SPSの特長(特徴)は前回の試聴報告をご覧下さい。
RHC-2.5HE-B-SFの方は珍しく導入直後にその変化に気が付きました。
音の立ち上がりから耳元に拡声器を当てられているようで少々面食らいました。
音の粒が大きくなり全体的に「臨場感」が増したようですが、「音場の拡がり」を率直に断定できない、不安定な変化なのです。
音の粒が水面に落ちて放射状に波紋が広がるように、艶のある音が暫く響き渡ってその余韻に浸るのですが、後を追って残響感の酷いホールに独り立たされたような感覚に襲われます。
如何せん気持を据えて落ち着いて鑑賞できない音になっています。
「一週間」エージングしましたが、依然として音が耳元で急に膨張して、中身が空洞になったような印象は変わらないままでした。
両者とも使用すると
USB-1.0SPS+RHC-2.5HE-B-SFは
          
          /
ーーーーーーーーー/ ➚
広い ➱➱➱➱    ➔
ーーーーーーーーー\ ➘
          \

情報量も多く音も近くなりますが、やはり拡張されたような残響音の所為で聞き手は耳を澄まないといけないため、「鑑賞」は可能でも「楽しむ」ことは出来ないのです。
では、2つの製品は改良されたと言えるのか?
勿論言えますが、その為にはRUI-1が必要不可欠なのです。
態々ここでアコリバの常識を示すのは、前のUSB-1.0SP+RHC-2.5HE-Bとは比較にならない程RUI-1の存在が重要な鍵となるからです。
両者の性能が向上するからこそ、偽装された魅力が暴かれて相対的に問題化され、更なる高次元の域に到達することが出来ます。
今回は、残響音が偽装して魅力となっていたようです。

肝心の効果ですが、リニューアル前はRUI-1は音を必要以上に締めてごちんまりした印象でしたが、漸く本来の絶大な力を発揮しました。
以下の図の通り
    ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓
ーーーーーーーーーー➔
広い   ➱➱➱➱➱ ➔               
ーーーーーーーーーー➔
    ⇑ ⇑ ⇑ ⇑ ⇑
広い空間はその儘に音が余裕を持って伝わります。
謂わばUSB-1.0SPSとRHC-2.5HE-B-SFは、非常な優秀な生徒であるものの利己的で「無法者」のきらいがあります。
それをRUI-1という腕の立つ先生が「統率」し、その才能を遺憾無く発揮させる。
恐らく従来の二者では役不足だったのでしょう。
今回の改良を受けてRUI-1本来の実力が分かると同時に、才能のある指導者と弟子が揃うと、解放感を内に秘めた魅力的な音が整斉として聞き手にこうも迫ってくることを思い知らされました。
そのように性能の向上を実感できると、改めてUSB-1.0SPSを含め、本製品とRUI-1はPCオーディオ、ヘッドホン愛好者には必要不可欠なものであると確信できました。


誠に遺憾ではありますが、今回は予告した通りここからが本題となります。
エージングに「一週間」かけて本製品の性能を検証したことを上記に示しました。
しかし、一週間を過ぎた頃鑑賞の際に音質が云々どころではない異変を感じました。
まず音が途切れがちになります。
その直後にモノラルになったような篭った音に。
RUI-1によって真価が発揮される!なんて悦に浸っている場合ではありません。
直ぐさま導入済のアコリバ製品6つを従来のモノに戻しながら、一つ一つ音の異常を検査しましたら、やはり原因は本製品にありました。
HD800付属のケーブルに交換すると、当然その特徴である音の無機質さ、大人しい印象を覚えました。
その面白みのない音もアコリバに出逢う迄は毎日触れていたもので懐かしくもあり、ヘッドホン自体には全く異常はありません。
すると原因の詳細が注目されますが、本当に不可解な現象で確証はもてないため、以下に述べるのは推測であることを強調しておきます。
最初に述べた本製品の外観を踏まえると、改良によりケーブルに絶妙な「柔軟さ」を持たせてしまったのが原因ではないかと。
というのも、取り回しがし易くなって喜ばしく思う反面「油断」が生まれました。
ケーブルが柔軟になったから少々粗略に扱っても構わないという驕りではなく、余裕という名の「油断」をしてしまった。
当然改良前との物理的な相違がある訳で、「何時も通り」大切に使用しても知らぬ間にケーブルが微妙によれたり捻れりしました。
それを目にしたら即座に真っ直ぐになるよう調整しました。
すると、ケーブルに対する認識のズレから知らぬ間に故障して音にも影響が出た可能性を否定出来ないので、自らの非を素直に認めることも厭いません。
しかし、今回の改良でいとも簡単に針金のように偏曲が形状記憶され、予想以上に屈曲するのも事実で、ケーブルの「柔軟さ」が仇となり音に異常を齎す場合もあると思います。
何れにしても普通に音楽を聞くことも叶わなくなり、明確な劣化を認めた上で付属のケーブルの使用を余儀なくされました。
屈辱と云う他ありません。
本製品の素晴らしさを十分に理解した今では、普通に鑑賞しながら意識下では全く次元の異なる音で聞きたいと考えてしまう。
人間誰しも慣れはありますが、オーディオの奥深さには当てはまらないでしょう。
それでも、鑑賞中に時折ジーーという低周波のような音が鳴ったり、ケーブルに触れるだけで曲のファイルが破損してるかのような大きなノイズが起こり、音が断片的に聞こえるようになる。
そのような逆に音楽からストレスを感じるかもしれないストレスに晒されながら、本製品を使用するリスクを考慮すると、まだ普通に鑑賞出来る方が大事です。
因みに異変が生じてから数日空けて検証するのを繰り返して約一ヶ月、全く正常に戻る兆しの見えないまま現在に至ります。
また、正確にはノイズが聴こえるのは左の耳で、音飛びとモノラルのような音になるのは両方です。
ケーブルに触れると高確率でそのように成り、触れなくとも大体一分に一回悩まされます。
ここで重要なのは、一連の異常は、恐らくこの文体からご想像される程酷いものではないと云うことです。
しかし、オーディオ愛好者の方で同様の経験をされれば、私と同じ気持が沸々と湧いてくる筈だと確信する程のものではあるため、敢えて仰々しい表現にしています。

アコリバのリケーブルは何れも絶大な効果が期待出来るものばかりですし、今回の異常はレアケースに過ぎませんが、オーディオ製品を当然のように大切にされている方でも万が一同じ状況に見舞われる可能性があることをお伝えして、第7回試聴報告を終えたいと思います。
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