メイン [00-03]音楽全般 T TOC RECORD訪問! 公開LIVE録音 ピアニスト:ショーン・フォラン | 投稿するにはまず登録を |
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shima3 | 投稿日時: 2013/10/6 17:50 |
長老 登録日: 2012/9/8 居住地: 渋谷区 投稿: 292 |
T TOC RECORD訪問! 公開LIVE録音 ピアニスト:ショーン・フォラン アコリヴァファンの皆様皆さんこんばんは〜
shima3です 遂に茨城にあるT TOC RECORDのスタジオにお邪魔しました。 アコリヴァといえば知る人ぞ知るではないですが、このT TOCと称されたレコーディングスタジオも管理人Kさんの協力の元、代表金野氏がアコリヴァ製品に惚れ込み数多く導入しているスタジオとして有名ではないかと思います。 行くにあたり 『すごく遠いぞ!』『うまい棒が出現する!(これは駄菓子の製造元)』 とどんな人に聞いても、その答えしか返ってこなかったんですが笑 遂に念願叶ってじゃないですが、アコリヴァがどのように使用されているかも興味津々だったので行って参りました。 伺った9/28はピアニスト:ショーン・フォラン ソロピアノライブと題された公開録音生ライブイベントの日であったのも理由の一つです。 このピアニストはオーストラリアン・ジャズの新星で、オーストラリアにおける最も革新的だと評価されている若手ピアニストだそうです。 チラシでは髪を振り乱してっぽいジャケだったので、さぞかしワイルドな人物像を描いていたのですが、とても細身でイケメン!清潔感のある方でした。 英国リーズ音楽大学ジャズ・パフォーマンスの修士号を取得などその経歴は輝かしいものです。 今や日本、中国、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、アルゼンチンなど世界中の様々な音楽フェスティバルや有名クラブで公演を果たし、T TOCの代表金野氏も以前に来日した時の演奏ですっかり虜になり、その時声をかけて数ヶ月後にやっと実現したのが、伺ったその日だったのです。 参照ページ http://www.seanforanmusic.info/sean_foran/home.html studio Aからは長い旅路。。 ほとんど小旅行でした。 夜の開催だったので、少しづつ暮れていく夕日と建物も少なくなってくる雰囲気が田舎に帰るような感覚でした。 2時間程かけて到着した駅からもタクシーで15分 正直すんげー遠い!!と思いながらも、胸を高鳴らせスタジオを目指したのでした笑 タクシーの運ちゃんも『そこはどこですか?』なんて言う位、言葉悪いですが超田舎!地元の人にとっても分かりづらい場所でした。 電灯も少なくなり、益々わかり辛くなる中、目指す目印を発見! 一度通り越す。。 引き返しその道を抜けるとぼんやり明かりのついたスタジオが目の前に現れました。 既に真っ暗でシルエットしかわかりませんでしたが、聞いていた特注の電柱が真横にあるし、間違いないと確信し、いざ中へ、、 見覚えのあるスタッフが出迎えて下さいました。 ホッ。。。 スタジオは全て自由に見学が出来るようになっていて、いくつか写真を撮らせて頂きました。 ドラムルーム ※他2部屋録音ブースあり ケーブル達 見渡せばアコリヴァの製品が多数設置されてあり、噂のピュアシルクも天井から垂れ下がっていました。よく見ればネジのとこに使用しているようでしたが、、随所に製品が使用されていて期待が更に膨らみました♪ 録音ブース どんな音がするのだろう。。 天井が異様に高く、また斜めに傾斜しているので残響成分も変わっているのだろうと思いますが、既に演奏も始まろうとしていたので、手を叩いて見る事も出来ずに、そそくさと着席。 スタッフが全部電源系を落とし、静寂が漂う中いざ演奏開始。 ピアノはBechstein(ベヒシュタイン) スタインウェイ、ベーゼンドルファーと並んで、世界3大ピアノメーカーに数えられるドイツのピアノ製造会社。 この音色を聴くのは初めてでした。 着席したのはわずか3m手前くらいで、生のグランドピアノの音色を聴くのは贅沢なものでした。 今回の録音は96/24でProtoolsとDSDでKORGを同時録音、ピアノのすぐそばに立ててマイクを2本づつ使用したシンプルな録音でした。 96/24の方はノイマンのマイクを使用していて、ケーブルが見た事の無いアコリヴァの特注品でした。 演奏開始。。。 ショーンの見た目からも想像ができるような繊細なタッチの演奏は、まるで鍵盤で指が踊るようで、奏でる音は優しくて時に力強い、気持ちのこもった素晴らしいでした。時折、顔をななめに突き出し、感情をひと際込める弾き方にうっとりとしながら演奏を終始楽しませて頂きました。 ミスタッチも無く、さすがプロであり一番驚いたのは、鍵盤を弾くだけではなく、ピアノの弦を直接触り、ギターのような音色を出すのです。 そんな奏法があるのかな?と思いますが、ちょっとしたフレーズでしたが、ギターとピアノが交錯するような衝撃的なプレイでした。 曲目はセロニアスマンクのカバーアレンジだったり、妻へ捧げたラブバラッド、日本の童謡「ふるさと」のJAZZアレンジだったり、初めて聴く人にとってもとても聴きやすいレパートリーでした。 とにかく繊細で巧みな技とアレンジのお洒落さ そんな印象の演奏でした♪ 最後に日本語を一生懸命覚えたのか、来客者を和ませてくれました♪ スタジオの方は、この広い空間をうまくまとめている印象を受けました。 けしてデッドではなく、解放された感覚はアコリヴァのRWL-3の3枚重ね(初めてみました)をうまくつかって定在波の発生を減少させているようでした。床には基礎から磁場処理もしているようで水晶を敷いていたり、壁にはトルマリン含浸のペイントなどを使用してマイナスイオンでのバランスも見ているようでした。広いながらも徹底的な対策が随所に見られたので、居心地の良い音場であったかと思います。 特筆すべきは、ハイエンドオーディオ分電盤と名付けられた「ZEUS / ゼウス」。 分電盤にも拘り素材、構造までを独自設計し新開発したそうです。 (以下抜粋) テンパール製のブレーカーをベースに24kメッキを適材適所に施し、秘密の「α素材を融合した新塗料」本体の振動対策として塗装。更に贅沢にもすべての配線に、Acoustic Revive製の「PCOCC-A / 2・6mm×2・2mm楕円単線」にて一本一本丁寧に配線され、常識では考えられないほどS/Nの高いクリーンな電源の供給が可能になりました。 何だかすごいっすね。。 公開ライブ録音の後は直ぐにプレイバックをしてくれ、ダイレクトに撮った録音は生との比較が出来てとても良かったです。 やはり空間というものも録音には入ってくるのがわかりました。マイクの位置によっても色々変わるのだと説明もあり、違った置き方ではどうなるのだろう?という疑問も産まれました。 2回目のEQかバランスを少し加えたものは、その所要時間に2〜3分位しかなかったので完成系ではない状態でしたが、少しだけ音色が艶っぽく変わっており、マスタリング作業というのはすごく重要なポイントをしめるものだと認識しました。 艶というものが出た感じではありましたが、弄りすぎれば別物になる恐れも。。 本物の音を聴いていないと難しいものですね。ですからプロフェッショナルが必要なのですね。それが分かっただけでも、とても良い体験をしました。 ここから更にCDなどにしていく訳ですから、音質劣化をどのように防ぐのかがとても重要ですね。 録音の主要ケーブルはアコリヴァでしたが、モニタリングなどの再生環境ではベルデンなどのケーブルも使用していてフラットな取り組みだと話しておりました。モニタースピーカーはYAMAHAだったかな?斜めに置かれているのが印象的でしたが、これが良い音かどうかは僕にはちょっと。。ずびばぜん。。 最近色んなスタジオにもお邪魔しておりますが、これほど大きな規模は初めてで、アコリヴァで調音されているという話ですから期待もあったのですが、経験も少ないので正直うまくコメントは出来ずにすみません。 しかし、心地良い環境であるのは間違いないですし、アコリヴァイズムと通じる部分が多くあり、木の温もりや天然素材を活かしたスタジオはプレイヤーにとって凄く良いものではないかと思います。 ちょっと遠いですが、代表金野氏がここに作ったのは、そんな想いもあるのかなと思いました。 来年の4月にこの録音CDが出るようなのでこれから楽しみです♪ 長くなりましたが、写真と合わせてお楽しみ戴けたらなによりです。 また機会があればT TOCレコードスタジオに是非訪問してみて下さいませ♪ なにかと著名なアーティストが集まっているようです♪ 詳細はこちらで http://www.t-tocrecords.net/index.html |
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